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Tigerdream が真面目なことから いい加減なことまで、適当に綴っているブログ

カテゴリ: 偏向マスコミ


週刊新潮の萩生田光一議員の選挙戦での記事を「視点がずれていないか?」と批判したが、今回もその記事から。(「週刊新潮よ 記事の視点がずれていないか?」参照)

記事中に「政治部デスク」という人物が選挙戦について解説している一文がある。それによると「萩生田候補と相手候補との差は8,000票と僅差。国民民主と維新の候補がそれぞれ2万票前後を獲得しているので、仮に野党共闘が成立していたら萩生田候補に勝ち目はなかった。いわば敵失に救われた形です」(要約)だそうだ。

週刊新潮内に「政治部」があって「デスク」という肩書きの人がいるのか、どこかの新聞社の「政治部デスク」に取材した結果なのかは知らないが、まさにこの発言が現在のメディアのダメさ加減を良く示している(恐らく、どこかの新聞社の「政治部デスク」の発言だと思うが)。

どういうことかと言うと、このデスクは「野党共闘」(つまりは候補者の一本化)が望ましい形であると考えている。しかも、それをしなかった(できなかった)のはミスとまで言っている。野党候補の得票を足し算すれば勝っていたということ。アホらしい。単純に足し算になると思っているところが、思いっきり浅はかだと言える。

候補者を一本化するということは、その後の国会活動で共闘することだ。さらに進めれば連立政権を組むということだ。そこには政策の一致が必要なのは言うまでもない。選挙の時だけ見かけ上の共闘をして、国会活動はバラバラにやるなどは有権者への裏切りになる。

なぜ革マル枝野時代の立民は、共産まで含めて共闘しても安倍自民党に勝てなかったのか? 簡単である。政策の一致もない「野合」だったからだ。選挙目的の中身のない数合わせだからだ。もちろん、ごく一部の選挙区では成果も出た(足し算になった)かもしれない。

しかし全部が足し算になっているなら、革マル枝野率いる立民を筆頭に圧勝しないとおかしい。有権者はそんなにバカじゃない。希望の党(民進党が合流)や立民(選挙目当てでゾロゾロ合流)は、その時の選挙に勝てたのか?

逆に「野合」は有権者の選択肢を奪うことにもなる。今回の衆議院選での比例得票を見れば、有権者がどの政党に投票したかったかの目安になる(前回衆議院選との比較)。
 自民  -533万票
 立民    +7万票
 国民  +358万票
 公明  -115万票
 維新  -295万票
 れいわ +159万票
 共産   -80万票
 保守  +114万票(今回から)
 参政  +187万票(今回から)

自民の減少分を吸収したのはどこだろうか? 立民でないことは明らかだ。これも有権者の意思である。それなのに「政治部デスク」と称する者は、未だに「野合」すれば選挙に勝てるなどと考えている。有権者の意思を見極められない無能だということ。


週刊新潮に「僅差で勝った萩生田光一は『変な活動家が気持ち悪かった』」とのタイトルの記事が載っていた。タイトルからすると立民公認の対立候補の応援をしていた極左活動家を批判・揶揄するものかと思い読んでみた。

記者の「逆風、すごかった?」との質問に、萩生田候補が「そうだね。なんか、変な活動家みたいな人がたくさんいて気持ち悪くて」との回答したことに対し、「(裏金問題を)批判する人々を『変な活動家』などと表現するとは、やはり反省が足りないと見受けられる」というのが記事の結論のようだ。

「変な活動家みたいな人」がたくさんいたことは事実だし、その人たちが「表現の自由という名の選挙妨害」をしていたことも事実だ。さらに言えば、この人たちは立民候補の昔からの「お仲間」であるとされる。

これらの事実関係を踏まえた上で、「(裏金問題を)批判する人々を『変な活動家』などと表現するとは、やはり反省が足りないと見受けられる」と持って行くのは、ちょっと違うのではないか? 何か特定の意図を感じざを得ない。

個人的に萩生田候補(もう議員か)を特段支持しているわけではないが、記事の視点が歪んでいるのは明らかだろう。週刊新潮の「裏金」の定義は知らないが、野党候補者の「不記載」や「公選法違反」をどう記事化していたのだろう? と思ってしまう。

週刊誌(新聞もだけど)にはTV局を縛る放送法の様な規定がないので、どんなに偏った視点で物事を見ても自由だけど。まあ、こういう記事の方が売れるのかな。

ところで、この記事中の別のトピックスは、この「変な活動家みたいな人」のひとりが「(萩生田候補を批判する)プラカードは自分で作ったわけではなくて、〇〇さん(立民候補者)の事務所にあったものを借りました」と証言していること。

「変な活動家みたいな人」と「立民候補者」が「お仲間」だったことが、事実として証明されたわけだ。週刊新潮はこっちを突っ込んだ方がいいのではないか? もう既知のことすぎて記事にならないか(笑)。


10月3日のテレ朝「グッド! モーニング」で、最近話題の新マナーとして「渋沢栄一は不貞を連想させるため、結婚式のご祝儀には福沢諭吉の旧札を使う」というのが紹介された。

渋沢栄一は女性好きで有名で、正式に結婚した妻は2人だが他にもお妾さんがいて、婚外子も含めると子どもは少なくとも17人はいたという話がある。そうしたことから、渋沢栄一の新一万円札は結婚式のご祝儀にはそぐわないというもの。

テレ朝は渋沢の出身地・深谷市の小島進市長にまでインタビューして、「非常に残念だなという思いがある。私も栄一さんが女性を好きだというのは否定しません。これ、つらいんですよ。それが独り歩きするのがね」とのコメントを放送した。

これらを見ると、テレ朝は「渋沢栄一の新一万円札がご祝儀に適さない」との新マナーが存在する前提で放送している。もちろん「旧札(福沢諭吉)を使った方が無難です」などと、新マナーを推奨しているわけではない。

しかしテレ朝はこの元となったSNSの投稿が「ネタ投稿」だったことを知らないのだろうか? まあ、知らないのだろう。この「新マナー」と称するものが、どういう経緯で言われ始め、どう拡がったのかなどまったく調査(裏取り)すらしていないことになる。調べればすぐに分かるのに。

元ネタ(あえてネタと書くが)は、7月にあるユーザーが新札発行時の起こり得る話として「新札の渋沢栄一は女遊びが激しく不貞を連想させるため、結婚後も愛人を持たなかった福沢諭吉の旧札を使うのがマナーですとか、言いそうなマナー講師が出てきそう」と投稿したもの。ろくでもないマナーを生み出してきた「自称・マナー講師」連中を揶揄した投稿だ。

この投稿には7万件もの「いいね」がつくほど反響があり、「有り得そう」「(そんなことをいうマナー講師が)実際に出てきそう」「そんなマナー講師が出てくる前にここで止めよう」などと盛り上がっていた。これが拡散される中で、いつの間にか「新マナー」と誤解する人も出てきてしまったらしい。

こういう経緯があるのを調べもせず、「最近話題の新マナー」などと情報番組で紹介し、深谷市長の貴重な時間を無駄にさせたテレ朝。公共の電波を使って「ネタを事実」として拡散した責任は大きい。

テレ朝の番組を見たからかは不明だが、銀行に押しかけて「福沢諭吉の一万円札のピン札と両替して」と要求する利用者も出てきている。無いと言われても「じゃあ、全支店に確認して探して」などと無茶を言う人もいるようだ。既に一部で実害が出始めている。

それなのにテレ朝は未だに「テレ朝ニュース」内に「新1万円札は祝儀に不適切? 渋沢栄一は『不貞を連想させる』 『新マナー』にまで」と、ネタを投下したままだ。

テレ朝の記事には7,000件を超えるコメントが寄せられているが「ネタ」だと指摘するのはごく少数で、
 「新1万円札が渋沢栄一だから祝儀には不適切という新マナーが登場したとは驚き」
 「諭吉さんが入手できなくなった時、どうすればいいのか」
 「気になるのなら五千円札で渡すとかでも良いのでは」
など、事実と受け止めた人のコメントが圧倒的に多い。どうするんだよ、テレ朝。

日ごろは「ネットはウソばかり」「信頼できる情報は新聞とTV」などと言っているオールドメディア。それがネットの「ネタ」を調べもせずに「事実」として放送している。こんな恥ずかしいことはないぞ。

古くて申し訳ないが、ドリフのコントに「もしもこんな〇〇があったら」がある。〇〇には「寿司や」「居酒屋」「銭湯」などが入り、お客さん役の長さんに対しドリフメンバーが非常識な店主となり面白おかしく演じるものだ。

今回のテレ朝の放送は、まさにこれである。ありもしない「寿司や」「居酒屋」「銭湯」を取り上げ、「こんな〇〇が実際にあるんですよ」と取り上げたってこと。そう考えたら、いかにテレ朝の放送が恥ずかしいものか分かるということ。

テレ朝がネタを誤って放送してしまったと謝罪する日は来るのだろうか? とぼけ通すのだろうな。まあ、だいたい想像できるけどね。これが「自称・信頼できるメディア」の実態だ。

「ダメだ、こりゃ!」(© いかりや長介)


ロケバス車内で女性に性的暴行を加えたとして、お笑いトリオ「ジャングルポケット」の斉藤慎二が、不同意性交と不同意わいせつの容疑で東京地検に書類送検された。斉藤は容疑を認め「軽率な行為で相手や家族に迷惑をかけたことを反省している」などと供述したという。一方、被害者の女性は「許すことは絶対にできません」と話しているという。

斉藤は昨年2度にわたり「不倫」を報じられていただけに、「またか」という印象。しかも「不同意性交」と「不同意わいせつ」の容疑で書類送検となると、ただごとではない。本人は容疑を認めているようなので、今後くだされる司法判断(起訴・不起訴、起訴なら有罪・無罪)に従い、必要な償いを行わなければならい。

ところで、今回書きたいのは斉藤本人のことよりも、それを報じるオールドメディアのことだ。

斉藤が書類送検されたことを報じた各新聞社の見出しは下記の通り(一部略)。
 読売新聞「ロケバス内で女性に性的暴行容疑、ジャンポケ・斉藤慎二容疑者を書類送検」
 朝日新聞「斉藤メンバー性的暴行容疑 書類送検」
 産経新聞「ジャングルポケットの斉藤メンバー、不同意性交などの容疑で書類送検」
 毎日新聞「ジャングルポケットの斉藤慎二メンバー、性的暴行疑いで書類送検」
 共同通信「お笑い斉藤慎二メンバー書類送検 ジャングルポケット、性的暴行か」
 時事通信「『ジャンポケ』斉藤メンバー書類送検 ロケバスで性的暴行容疑」

TV各社はニュース番組をみた際のアナの原稿読みから。
 日本テレビ「斉藤慎二メンバー」
 テレビ朝日「斉藤慎二メンバー」
 TBS「斉藤慎二メンバー」
 フジテレビ「斉藤慎二容疑者」

相変わらずだなぁ。「容疑者」を使ったのは読売新聞とフジテレビのみ。あとはみな「メンバー」。お笑いトリオだから確かに「メンバー」かもしれないが、じゃあピン芸人なら何と報じるんだ?

以前に旧ジャニーズ事務所の稲垣吾郎・草薙剛が逮捕された際、「〇〇メンバー」と報道して世間のひんしゅくを買っていたのに。まあ、あの当時は旧ジャニーズ事務所への忖度と言われていた。吉本興業への忖度でもあるまいし、何で「メンバー」なんだ。

各社とも「社内規定に則り報じています」とか言うのだろうが、それにしても・・・。逮捕されれば「容疑者」、起訴されれば「被告」とかあるのだろうが、未逮捕の書類送検って過去にもいっぱいあるだろう。

今回の斉藤の場合、有名人だから匿名というわけにもいかず、だからと言って容疑者とも言えないと言う判断なのかな。元TOKIOの山口達也が強制わいせつ容疑で書類送検された際も多くの社が「メンバー」だったが、唯一「容疑者」と報じたのが読売新聞。

今回も読売は「容疑者」を使っている。ある意味当然だと思う。斉藤には「不同意性交」と「不同意わいせつ」の容疑がかかっているのだから「容疑者」でいいのではないか。読売とフジTV以外は、どういう考えなのか?


TBSのアナウンサー・渡部峻が泥酔したあげく一般民家に侵入、放尿するなどして通報・保護された(6月3日)。なぜ「保護」かというと、被害者が被害届を出さなかったから。そうでなければ、住居侵入・器物損壊などで逮捕されていただろう。

TBSは渡辺を番組から一時的に下ろしているが、何の説明もしていない。一部報道では「TBSは当初、事件を内々で処理するつもりだった」とされる。残念ながら情報は外部の漏れてしまったが。

渡部の行為は犯罪に該当する。酔っていたからは言い訳にも何にもならない。逮捕されてないからと言って「社会の公器」を自認するTV局が、不祥事を公表しないでやり過ごすなどということがあって良い訳がない。

2016年に記者職の社員が逮捕された際、TBSはその事実を隠蔽しようとした。TBSが事実を報道したのは逮捕から2日後。しかも朝4時の番組内でのみ。自社のニュースサイトでも掲載してすぐに削除。報道したというアリバイ作りだけしたということ。

こんなTBSだから渡部が逮捕されなかったことをいいことに、自らこれ以上の公表はする気がないのだろう。しかし、そんなことは許されない。TBSは「疑惑」などという曖昧な理由でも、盛んに報道してきたではないか。人権侵害的なことまでやっていたではないか。

それなのに自らのことでは「犯罪行為相当」の事実を隠してダンマリで内々に処分などは、典型的な「他人に厳しく自分に甘い」だ。もしTBSが渡部の件を自ら公表しないのであれば、同様に他人の違法行為(未逮捕)を報道してはいけない。

まあ、参院議員になったTBSの元アナ・杉尾秀哉をみれば、いかに「自分ことは棚に上げて」が浸透している組織か分かるというものだが。

関連
 「TBS記者・Sを万引きで逮捕! それを隠蔽するTBS


6月16日に投開票が行われた沖縄県会議員選で、玉城デニー知事に批判的な自民・公明両党などの反知事派が28議席を獲得し過半数を制した(定数48)。

政党別の当選者。 ( )内は選挙前
 自民党 20 (18)
 公明   4  (2)
 維新   2  (2)
 無(野) 2  (0)
 共産   4  (7)
 立民   2  (4)
 社民   2  (2)
 社大   3  (1)
 無(与) 9 (10)

沖縄県民が現実的な目線で判断した結果だろう。「辺野古基地建設反対」を叫んでいるだけの玉城デニー他、共産・立民に飽き飽きした結果。沖縄県の課題は他にもあるよってこと。前回(玉城支持勝利)も今回(反玉城派勝利)も、どちらも民意。玉城がそれを理解できるかは微妙だけど。

そんな中、共同通信は「米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設に反対する勢力の過半数獲得が確実になった」と、自らの「願望」を報道・配信した。そのため、共同から配信を受けている地方紙を中心に20紙が虚偽の報道をしてしまった。

もちろん「捏造」「印象操作」ではなく「ミス」なのだろうが、共同がやると特定の意図があるのでは? と感じてしまう。そう、共同の偏向っぷりは半端じゃないので。

共同によると、独自に各候補の得票数を集計する選挙システムの操作に手違いがあり、一部の候補に誤った得票数が表示されたことが原因という。編集局長は「深くおわびします。経緯を検証して再発防止策を講じ、正確な報道に努めます」だそうだ。

日頃から「印象操作」に精を出し、どうやったら自分たちの言い分を「過剰に表現」できるか、みたいなことばかり考えているから、こういう時に記事の精度を自ら検証できないんだ。自分たちにとって都合の良い結果(辺野古反対派勝利と言うミス)だったから、検証も何もせず「よっしゃーっ!」って報道したのだろう。

共同の記事なんて、所詮この程度のもの。こんな偏向通信社の記事を毎日読まされている地方紙の読者は、違う手段での情報収集を心がけないといけないのは言うまでもない。


沖縄タイムスの「新基地工事車両 新ゲートで右折 辺野古」(6月11日)という見出し。気になるわぁ。辺野古の基地建設現場でのことだろうが、「工事車両が右折した」ら何が起こったのだ?

ということで、記事を読んでみた。
「【名護】名護市辺野古の新基地建設工事で使われている米軍キャンプ・シュワブの新しい工事車両用ゲートで10日、これまで基地内から左折で出ていた工事用車両が、警備員らの誘導を受け右折する様子が確認された。基地建設に反対する市民は『見通しが悪いカーブで右折で出ていくのは危険だ』などと抗議した」

えっ??? 一応有料記事の途中(残り217文字あるらしい)までなので、この後に凄い内容が書かれているのか? なぁ~んてことがある訳なし。バカらしい記事。記事などと呼べる代物ではないな。極左活動家目線も、ここまで来ると清々しい。これを報道する「意義」は何? これで読者に何を伝えるつもりなの?

この調子だと、そのうち「工事車両が排ガスを出した」とか「警備員が咳をした」とか、記事になりそうだな。

沖タイ 秘密指令?
記事に添えられている写真を見ると、活動家の数が少ないように見えるので、読者である極左活動家連中に「新しい工事車両用ゲートに集合!」との指令暗号と考えると多少納得だけど(苦笑)。

この新聞社には極左活動家が記者として多数潜り込んでいるのは周知のこと。過去には極左活動家のために、県庁前広場から米軍キャンプ・シュワブのゲート前を結ぶ貸し切りバスを紹介するなどしていたほどだから。誰が見てもまとも新聞ではない。

とは言え、こういう極左の機関誌もどきが新聞を名乗っている。しかも沖縄では大きなシェア(もう1紙と会わせて)を得ている現実。

沖縄左翼 (1)
沖縄左翼 (2)
沖縄左翼 (3)
そんな沖縄タイムスは極左活動家連中の違法行為はまったく報道しない。こんなの犯罪行為ではないか。

沖縄左翼 (4)
米海軍の掃海艇が宮古島に寄港した際、乗組員が海岸の清掃活動を行ってくれた。その眼前に「NO! Base」のプラカードを掲げる活動家。こんな非常識な行動も「平和活動家が掃海艇寄港に抗議」とかになる。

犯罪者・福島瑞穂
社民党の福島瑞穂がキャンプ・シュワブのゲート前で違法な座り込み(車両通行妨害など)行い排除された際も「座り込む議員を強制排除」ってなる。ただの犯罪者なのにね。

もう「極左の機関誌」という以外に形容のしようがない。と言うか「極左の機関誌」だな。


北海道留萌市の少女(17)が行方不明となり、5月下旬に石狩川で遺体が見つかった事件で、北海道警は6月12日、ともに旭川市在住の21歳の女と19歳の女を殺人容疑で逮捕した。

この事件を報じるTVのニュース番組をたまたま見た。TV各局がニュース番組を流している夕方の時間帯。適当にザッピングをしていた際に、日テレとフジTVでこの事件をやっていたのを見た(6月12日)。

日テレ、フジともに逮捕された21歳の知り合い・関係者とかいう人が、容疑者の人となりについてインタビューに答えていた。

日テレ「そんなことをするようには見えない」と、事件が意外だというようなニュアンスで話していた。一方、フジ「(捕まったと聞いて)驚きはない」と、事件を起こしそうな人間というようなニュアンスで話していた。
*いずれも発言は要旨。一言一句こう話したかは記憶が曖昧だが、趣旨は違っていない。

日テレとフジで21歳の容疑者の人となり、他人が受けていた印象が大きく違う。日テレを見た人は「余程のことがあったのだろう」的な印象を受ける。フジを見た人は、逆に「そういうヤツなんだ」的な印象を受ける。

容疑者の素性や性格などは今後明らかになっていくのだろうが、初動で受けた印象は人を結果的に縛ることも多い。こういう事件報道で日テレもフジも、意図的に容疑者に「色」をつけようとはしないだろうから、どちらも間違ってはいないのだろう。

そうすると、たったひとりの関係者から話を聞いただけで報道するのは、正しい報道とは言えないことになる。両局とも「印象操作」をする意図はないだろうが、結果的に「印象操作」をしてしまっていることになる。

速報性が求められる事件報道で、他局との差別化を図ろうと独自の取材で報じるのは当然のことだが、結果的に意図しない「印象操作」をしてしまっては元も子もない。

個人的に問題だと思うのは、TV局(報道機関)がそんなことを気にしないで報道しているということ。意図しなければ「印象操作」をしていいのかと言えば、もちろんそんなことはない。

TV局(新聞なども)はオールドメディアと揶揄され、一部の世代にしか信用されなくなっているが、それでもまだ影響力は大きい。そういう自覚をもって報道しなくてはいけないだろう(意図的な「印象操作」を日常的に繰り返している某左派系メディアは論外だが)。


東京電力は5月7日、福島第一原発周辺から採取した海水に、1リットル当たり13ベクレルのトリチウムを検出したと発表した。この13ベクレルという数値は、WHOが飲料水の基準としている1万ベクレルを大きく下回っている。

もちろんWHOの飲料水基準だけでなく、東電の運用基準(1,500ベクレル未満)に対しても何ら問題のない数値である。

この何でもないニュースを共同通信は「海水からトリチウム検出 原発処理水放出口付近」との見出しで配信した。悪質にも程がある! あたかも「トリチウムが検出された!」「大問題!」との誤読を狙った見出しである。

記事中には「13ベクレル」「WHOの飲料水基準(1万ベクレル)」を記しており、「大きく下回っている」と書いている。この記事内容から、どうすると「トリチウムを検出」との見出しになるのか? 悪意しか感じない。

この配信を受け、地方紙を中心にそのまま報道している新聞社が多い。東京新聞もこのまま記事化している。東京新聞もそう報道したかった内容だろうが、共同通信が配信してくれたので大喜びして使った姿が目に浮かぶ。

処理水の放出開始から既に9ヶ月も経ち、5回の放出が完了している。なんとか原発の足を引っ張りたいと考えているのだろう。共同通信は自社の反原発方針のためには、福島復興の邪魔になろうがそんなことはどうでもいいのだろう。報道機関が平然と煽るような報道を未だに行っていることには、怒りを禁じ得ない。

芸能ゴシップ扱う雑誌(出版社)が、ネット記事の見出しをいかにもな表現にして、クリック数を稼いでいるのと何が違うのだ?

こういう「悪意ある見出し」は左派系偏向メディアの常套手段だ。朝日新聞に飛び火させて申し訳ないが、朝日の「得意技」でもある。朝日に悪意ある見出しが載るのは日常茶飯事だ。原発関連で言えば「処理済み汚染水」「老朽化原発」などが多用されてきた。

特に「老朽化原発」に関しては、安全性が確認されているにもかかわらず「老朽化」と書くことで、さも安全性に問題があるかのように誤読させようとした。

もういい加減にしろ! と言いたい。恥ずかしくないのかね。あっ、恥と言う言葉を知らない恥ずかしい連中だったな。


読売新聞(大阪本社)は小林製薬「紅麹サプリ」での健康被害に関連し、取引先企業の反応をまとめた4月6日夕刊の記事で、企業社長の談話を捏造した社会部主任を諭旨退職、取材に当たった岡山支局記者を記者職から外す職種転換と休職1か月の懲戒処分にすることに決めたと発表した(その他、幹部の更迭や減給処分も)。

これは4月7日夕刊記事中の、小林製薬の紅麴を原料に使った企業の社長の談話が捏造されていたことに対する社内処分。岡山支局から上がってきた記事原稿を「自分がイメージしていたものと違った」として、大阪社会部主任が勝手に発言を書き換え捏造していた。

当然、取材を受けた社長は自分の話していないことが記事に書かれていることに抗議。抗議を受けた後に、発言していなかった事実を伏せて「確認が不十分でした」とする事実と異なる訂正記事を掲載していた。

読売は「編集幹部らが事態を甘く見て捏造と明確に認識せず」とか言っているが、捏造を「隠蔽」しようとしたのは明らかだろう。

「捏造」と言えば朝日新聞の十八番だが、「しんぶんむら」では過去から当たり前に行われてきた「伝統」ということ。記者の勝手な「思い(想い)」で記事を書く。つまりは結論ありき。結論に合わない事実は伏せる(都合の良い事実しか使わない)。さらには事実をまったく書かないで自分の結論のみ書く。そして、最後は事実を曲げる(捏造する)。

捏造まで行かなくても「悪質印象操作」など、毎日のようにどこかの紙面に載っている。そこには特定の意図があるのは当然で、読者を「特定の方向」へ誘導しようという姑息なもの。それは新聞社の意思であり、記者の意思でもある。

この「意思」とは朝日で言うところの「角度をつける」こと。事実をありのままに報道しないで、そこに新聞社(記者)の「意思」を紛れ込ませる。読者は「事実」を読んだつもりが、実は新聞社の「意思」を読まされている。

こんな新聞を「事実」として売っているのだから、もはや詐欺である。ひところ多発した「食品偽装」(産地偽装、賞味期限偽装など)と何が違う? 同じだろう。新聞社はそういう企業を口汚く批判していたが、オレから言わせればやっていることは同じだ。

今回、読売は「捏造」した大阪社会部主任を「諭旨退職」とした。甘くないか。なぜ懲戒解雇でないの? 読売の就業規則や懲戒規定は知らないし、なんでもかんでも「懲戒解雇にしろ!」と言うつもりはないが、「捏造」は新聞への信用・信頼を大きく毀損する。「捏造」とはそれくらいのレベルの「悪事」だと思うが。

「しんぶんむら」で読売の捏造や対応を批判する新聞社はない。批判どころか論調すらしていない。どこも読売の発表を淡々と載せているだけ。斜陽産業の新聞社が、お互いの傷をなめ合っているようにしか見えないぞ。


新聞、TVニュース番組・ワイドショーなどで頻繁に登場する「市民団体」。しかしその素性をメディアは説明しない。しかもそれらの「市民団体」は、そのメディアにとって都合の良い主張を展開する。「反政府(反自民党)」「反原発」「再エネ推進」等々。

一般的に「市民団体」とは「自分たちの利益向上、生活向上などのために、団結して運動を起こしたり社会の上層部などに訴えかけたりすることにより、社会を特定の方向に動かすことを目的とした団体」とかなので、どのような主張をしていても構わない。

ただ、メディアの報じ方には問題があると言わざるを得ない。それは保守系の市民団体は「右翼団体」と報じ、革新系の団体は「市民団体」と報じる。決して「左翼団体」とは報じない。ここにメディアの欺瞞がある。

どのような「市民団体」でも、それぞれ活動目的(主義・主張)がある。それを右側の団体は「右翼」と言い、左側の団体は「市民」と言う。メディアは「市民」と言うことで、印象操作をしているわけだ。ひどい例では、極左暴力集団である「中核派」を「市民団体」と報じた局があった(NHKだが)。

主義・主張から「左翼団体」であることが明らかであるならば、当然「左翼団体」と報じるべきだ。それができないなら「右翼団体」などとレッテル貼り的な報じ方もしてはいけないのは言うまでもない。

では、どんな感じで報じているか、朝日新聞を例にとる。朝日Web版で記事数を確認してみる(現在から2020年あたりまで)。

「右翼団体」で検索すると、約110件の記事が出てくる。記事をすべて読んでいないので、内容は把握していない。いくつか読んだ限りでは「右翼団体が街宣で抗議」「右翼団体からの抗議」「右翼団体関係者を逮捕」とか。

一方「左翼団体」ではたったの7件。しかも内容は戦争中など昔のことを報じる中での記事と、統一教会関連(教団関係者が左翼団体と発言した)のみ。朝日にはここ4年以上「左翼団体」を報じる記事は実質的にない。多分、もっと検索期間を延ばしても出てこないだろう。

ついでに「市民団体」では、なんと2,000件以上(現在から2022年まででめげた)。記事内容は「原発稼働差し止め」「土地利用規制法に抗議」「自衛隊訓練場反対」「米軍基地反対」「差別がどうたら」等々。記事では「市民団体」と書かれているが、その内容は「左翼団体」である(個人的主観だが)。

これらから明らかなのは、朝日は「左翼団体」は「市民団体」と置き換えていると言うこと。自分たちの主張に合致すれば、その団体の素性(バックにいる組織や代表者やメンバーの経歴など)を隠し、しがらみのないニュートラルな団体みたいに装う。

さて、こういう報道は「国民の知る権利」に応えているのだろうか?


4月1日放送のTBS「ラヴィット!」で放送事故があっとされる。9時23分のCM明け、北朝鮮アナウンサーのナレーションで軍隊のパレードや金正恩が敬礼する映像が流れた(その後、正常なVTRが始まった)。

TBSの本音 (1)
TBSの本音 (2)
VTR終了後、アナウンサーが「VTRの途中で、本来Jアラートの緊急時などに使用するために準備していた映像が誤って流れてしまいました。視聴者の皆様にご迷惑をお掛けし、失礼いたしました」と説明したという。

一部では、このアナの言葉を「謝罪」と標記しているものもあるが、ただの「説明」であり「言い訳」である。決して「謝罪」ではない。「迷惑をかけた」「失礼した」をどうすれば「謝罪」と解するのか、まったく理解できない。これを謝罪と報道する他紙のレベルも相当低い。

「迷惑をかけた」「失礼した」は自分の過失を認めているだけ。謝罪のニュアンスを含んでいると解する人もいるが、それでも「ニュアンス」止まり。謝罪は「ごめんなさい」「申し訳ない」だ。

少し話がそれたが、これは「放送事故」なのだろうか? まあ、意図しないところで流れてしまったのでという意味では「放送事故」かもしれない。しかし内容はTBSの親北朝鮮をよく表している映像だと言える。

Jアラート発動時に使う映像として正しいかと言われば、間違っていると思う。Jアラートは日本国民に向けて「注意」を呼びかけるものだ。最悪の場合「避難・退避」や「身体保護」を促すことになる。

最近の地震速報などで「命を守る行動を!」と強く呼びかけのと同様の放送が求められる中、なぜ北朝鮮側の軍事パレード(含む金正恩)を流す必要があるのか? つまりはアナの説明はその場しのぎの言い訳だということ。

ただ単にTBSが北朝鮮関連の放送をするときの定番映像なだけだろう。ある意味、いつでも流せるように常に準備している映像ってこと。もちろん、それは北朝鮮のためなのは言うまでもない。

あるいはTBS内に多数いる半島にルーツのある社員が、自分らを鼓舞するために肌身離さず持っている映像なのかもね。CM中に将軍さまや誇れる軍隊の映像を見て、自らのモチベーションを上げていた社員が、CM終わりに気づかず流しちゃったのかもね。

TBSがアナに「失礼いたしました」と言わせたのは言葉の知識がないからではなく、謝罪でないことを知っていてあえて使ったのかもと思ってきた。だって「将軍さまの映像を流して何が悪い!」って思っていれば謝罪なんてするわけがないからだ。

こんなこともあり得ると思ってしまうTBSって、つくづく日本には不要な放送局だ。こんなところに、国民の財産である電波をただ同然で使わせているって、やっぱりおかしいと思う今日この頃。


TV局関係者の非常識な行いがX(旧ツイッター)に投稿された(3月2日)。投稿によると、「(フジテレビの某番組と思われるが)一般住居の入り口を塞ぎ、敷地を勝手に使い、公道の歩行者通行の妨害をしていた」「道路使用許可書と実際の使用場所が異なっていた」という。

そして、確認のため撮影を一時的に中断するように伝えたが「みんなの道路だから撮影してもいいんです」「一般の方々と我々は違うんです。静かにしてください」などと言い撮影を続けたという。管轄の警察署に投稿者が電話すると、同様の通報が入っており事態を把握していたという。つまりは、この投稿者だけでなく多くの人が迷惑と感じ警察に通報していたということ。

投稿者の話ではあるが「一般の方々と我々は違うんです」とは、なんと傲慢なことか! 自社の敷地内なら何をやっても構わない。しかし公道を我が物顔で使い(許可場所以外を)、一般の民有地の敷地内にまで入り込み、そのくせ「一般の方々と我々は違うんです」とは。呆れて物も言えない。

フジテレビ
このTV局はフジテレビ。制作会社はフジクリエイティブコーポレーション。番組はスーツに黒サングラス姿の「ハンター」と呼ばれる「鬼」が、芸能人を追いかけ捕まえる「鬼ごっこ番組」のようだ。

フジクリエイティブコーポレーションのHPを見ると、まるで他人事のような軽さの「撮影現場に関する記事について」とのリリースが載っている。だいたい、タイトルが反省していないことを良く表している。しかも、まず最初に言っているのが「日頃よりご協力、ご支援いただいております皆様」に心配かけただって(近隣住民への謝罪はその次)。

TV局の傲慢さは、その取材態度や取材地での悪行など数知れぬ。平成28年(2016年)の熊本地震の取材において、数々の悪行を行って非難を浴びている。しかも、その悪行をウソをついてまで擁護しようとしたヤツもいた。これもフジテレビ系列だったな。

傲慢な「TVマン」は過去から何も学んでいない。学ぼうとすらしていなのだろう。古き良き時代、もてはやされたTV。世間が「TVの撮影なら仕方がないか」などと大目に見てくれた時代もあった。そんな時代が忘れられない連中が、今やプロデューサーやディレクターになってるんだろう。

しかし「TVだから」なんて時代はとうに過ぎている。そんなことにすら気づいていない。こんな傲慢な連中が作っている番組の質が低いのは、容易に想像ができる。だからTV離れがますます進んでいるのだと思うぞ。TV業界全体が「謙虚」になる必要があるのは言うまでもない。

ちなみにフジテレビの予定を見ると、この「鬼ごっこ番組」は4月7日に放送予定とある。この回の撮影は2月に済んでおり、今回の撮影はその関連だといわれる(東スポから)。まあ、何の反省もなく放送するんだろうな。

*フジクリエイティブコーポレーションは「一般の方々と我々は違うんです」発言の真偽に関し、「お答えできません」と東スポに回答している。

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 「マスコミ連中の特権意識には呆れるばかり その2


一般社団法人「Corabo(コラボ)」をブログで中傷したとするユーチューバーが、名誉毀損容疑で書類送検されたと報道された。社団法人側がユーチューバーを告訴していた。

毎日新聞の印象操作
この件を伝える毎日新聞が、余りに酷い。なぜかパトカーの写真が「イメージ」として使われている。書類送検とパトカーの関連がまったく分からない。想像するに「パトカー=犯罪」を印象付けようとしているとしか思えない。

警察は告訴を受理した後、捜査を行う必要がある。そして、その結果を検察庁に「送付」する必要がある(刑事訴訟法242条の手続き)。これを一般に「書類送検」と呼んでいる。捜査を警察から検察に引き継ぐためのものなので、必ず行う必要がある。これを受け検察が「起訴」「不起訴」「起訴猶予」などを判断することになる。

現段階では名誉毀損に問われる(認定される)かは不明な段階。仮に起訴されたとしても、その後に裁判を経る必要があるのは言うまでもない。当然、裁判で名誉毀損が認定され、それが確定するまでは犯罪でもなんでもない。

法律に詳しくない一般人からすると、「逮捕後の起訴」と「告訴後の書類送検」って同じようなものと誤解しているかもしれない。もっと言えば「書類送検=(ほぼ)有罪」とすら誤解している人もいるかもしれない。毎日のパトカー写真は、まさにこの誤解を増長させようとする悪意を感じる。

以前、自称ジャーナリストの女性が男性記者から性暴力を受けたと訴えた際、逆にその記者から名誉毀損で告訴されたことがある。当然、今回の件と同様に女性は書類送検された。通常の手続きだから。その時、毎日新聞はどうのように報道したのだろうか? パトカーの写真を付けただろうか? 毎日はパトカーの写真どころか、何も報道しなかった。

しかし送検後1ヶ月以上過ぎてから「書類送検=(ほぼ)有罪」的な誤解が生じていると感じたらしく、慌てて「書類送検報道を考える」(署名:大野友嘉子)との見出しで、「告訴後の書類送検は、どういう意味を持つか」「その報道はどうあるべきか」などと、わざわざ解説記事を書いている。そして「書類送検という言葉が独り歩きし、名誉毀損が認められたかのように考えている人が出ている」のは問題だと誤解を戒めている。

そう、この記事の言うとおりなのだ。じゃあ、なんで今回はユーチューバーが書類送検された記事にパトカーの写真なんだ? 特定の意図が丸見え過ぎて、呆れてしまう。今回の社団法人と自称ジャーナリストの女性は、毎日新聞のお仲間だからだ。

お仲間(自称ジャーナリストの女性)が書類送検された際は一生懸命「書類送検=犯罪確定」じゃないんだよと書き、逆にお仲間の対立相手(ユーチューバー)が書類送検されたら「書類送検=犯罪確定」を強く印象付けようとする。

毎日新聞はこんな印象操作をして恥ずかしくないのか?

そう言えば、毎日は以前お仲間が書類送検されたとき「書類送付」と書いたことがあるくらいだから、この程度の印象操作は当たり前なんだろう。仮にユーチューバーが不起訴だった場合、毎日は報道するかな?


読売新聞が1月6日「石川・穴水の避難所、40~50代の集団が自販機破壊し金銭盗む 目撃者『避難所がパニックに』」と報じた。内容は能登半島地震での避難所となっている石川県立穴水高校で、1日の夜に自動販売機が壊され中から飲料と金銭が盗まれていたことが目撃者の証言で分かった、というもの。

穴水高 自販機
記事によると、同日午後8時ころに40~50歳代の男女4、5人の集団が校内に入ってきた。集団は「緊急だから」とだけ話し、チェーンソーとみられる道具を使って自動販売機を破壊し、飲料水や金銭を盗んだという。

目撃者の男性は「けたたましい音が学校中に響き渡っていた。避難所はパニックになり、誰も止められなかった」とおびえた表情で語った。同校の校長は「避難者も不安に感じているので、許せない」と憤ったと書かれている。

この記事はヤフーニュースに転載され、大きな反響を呼んだ。そりゃそうだ。被災して大変な状況下、飲料水ばかりでなく「金銭」まで盗むという行為に驚愕したからだ。

ところが、その後奇妙な展開を見せる。

同じ1月6日(23時29分)に地元紙・北國新聞が、この自販機の件についての記事を配信した。それによると「穴水高で1日夜、男女数人が自動販売機を壊し、同校の避難者用に飲料水を置いていったとみられることが、同校などへの取材で分かった。自販機を壊した人は『自分も避難者で、飲み物を確保するために自販機を壊していいか(管理者に)確認した』と話しており、石川県警は事件性はないとの見方を示している」。

ん? 北国新聞によると、避難者(+アルファ)が「緊急避難」的な意味合いで飲料水を確保するための行為だとある。金銭の盗難については不記載のため不明。管理者にも連絡したとある。ただ、この管理者は高校校長ではないのは明らかなので、行為者の言い分のみだろうと思われる。

ただ、読売の記事とは、自販機を壊して飲料水を取り出したことは同じだが、その行為自体の背景や目的が大きく違う印象を受ける。

この後、読売が不可解にも6日の記事を削除。不可解と言うのは、理由など一切説明無く削除したから。おいおい、一言言えよ。削除し逃亡なんて、朝日新聞や左翼連中の常套手段じゃないのさ。

読売は一応は部数日本一の新聞なので、朝日とは違って続報を流し始めた。逃亡しっ放しって訳ではないようだ。

1月20日になって自販機設置会社が石川県警に被害届を提出したと報じた。ここでも同校校長の「高価な自販機を無断で壊されていたことを、後で知人から知らされた」との証言を載せている。読売は校長は「許可を出していない」と言っていると強調したのだ。ただ、削除した初報で書いた「窃盗」のニュアンスは薄めた書き方。金銭の窃盗にも触れていない。

さらに翌日(21日)、「別の自販機2台も何者かに壊されていたことが分かった」「県警は器物損壊事件にあたる可能性もあるとみて、詳しい状況を調べている」と、単純な被災者の「緊急避難」的措置というわけではないよと匂わせている。

そして刑事法学の大学教授を引っ張り出し、「器物損壊に当たるのは明らかだ」「刑法上の『緊急避難』が成立すれば処罰されないが、自販機内の飲料を今すぐ飲まなければならないほど命の危険が迫った状況でなければ適用は難しい。地震発生直後で、大変苦しい状況だったろうが、飲料水の確保だけでは切迫性に欠ける」とコメントさせ、自社報道の補強にしている。

どうやら読売は、「窃盗ではないけど器物損壊」との路線に変更したようだ。ただ、読売が報じた「金銭が盗まれていた」はどうするつもりだ?

さらに23日には、「自販機破壊で1人から謝罪」と報じ、自販機設置会社は「罰するつもりはない。平時であれば被害弁済を求めるが、今回は事情が異なるため申し出を断った」と配信。同日、北国も同様の記事を配信している。

これらの流れを見ると、読売の初報は「行き過ぎ」だった気がする。特に「金銭を盗んだ」はあやふやだ(その後出てこない)。読売は初報の内容、及び削除した経緯も含め説明しないといけない。これは報道期間の責務だ。初報で書かれた男女4人には、金銭窃盗の嫌疑がかかったままだ。事実なら有耶無耶にしてはいけないし、誤認(誤報)なら謝罪が必要ではないのか?

その後、この件についての続報は無い。読売はもう終わったことと捉えているのか。初報の内容、削除の件は説明責任があると思うぞ。天下の読売が朝日や極左連中と同じことをしていていいのか?


高崎市の県立公園「群馬の森」にある朝鮮人労働者追悼碑(以下、追悼碑)の設置更新を巡る訴訟は、最高裁で管理団体側の上告を棄却する決定が出されたことで、「(設置)更新不許可」が確定している(2022年6月)。

しかし管理団体側が撤去に応じないため、群馬県は「行政代執行により撤去する方針を固めた」。これを東京新聞も報じている。「群馬の森『朝鮮人追悼碑』代執行で撤去方針 それで『政治的な紛争』はなくなる? 抗議が止まらない理由とは」(1月22日、署名は安藤恭子)。

これが余りに酷い内容で、およそまともな新聞とは呼べない代物。極左のプロパガンダと言うか機関誌並みと言うか。アジビラと言っても良い。まあ、東京新聞なら致し方ないか。ここは自称記者を名乗る極左活動家ばかりだからな。署名の安藤恭子が自称記者の極左活動家と言っているわけではないので誤解無きよう。

この記事をアジビラとまで言うのは、視点が一方的だからだ。追悼碑の管理団体側の言い分を延々と垂れ流しているだけ。しかも第三者としてで出てくるのはレベルの低い群馬大准教授と歴史研究家という名のお仲間。だから「記事」ではないと言っている。

記事の視点に欠けているのは「高裁及び最高裁判決」をどう考えているのか? と言うこと。安藤は気に入らない判決なら従わなくても良いと考えているのか? 追悼式での「政治的発言」をどう考えているのか?

さらに言えば、公共の県立公園であるということをどう考えているのか? 管理団体側は公共の場だからこそふさわしいと言っているようだが(記事内にある)、逆に公共の場だからこそふさわしくないとの考えもある(オレはそう思う)。

こういう考え方の違いは東京新聞の大好きな「多様性」ではないのか? 安藤は自分ら都合の良い考えは「多様性がぁ~!」って言うが、都合が悪いと「認めない!」と言うのか? ふさわしくないってのは差別でも何でもないぞ。オレは右側の碑などの造形物も認めないと考えているから。どっちも公共の場にはふさわしくない。県民の税金で運営されている公園とはそういうもの。

安藤はもう少し歴史を自ら調べた方が良いと思うぞ。管理団体側の言う事象ってすべて正しいのかってこと。特に記事内で歴史研究家が言ってること。それを前提に記事を書いているようにしか見えない。元々の安藤の考えかもしれないが。

安藤はこの「強制代執行」、つまりは碑の撤去を「歴史をなかったことにする」と捉えている節がある(Xのポスト内容から)。しかもその歴史は「強制動員(連行)」。赤旗の記事をリポストしていることからも明らかだな。

もちろん記録に残らない事実もあるので、記録だけでは分からないことも多い。日本にやってきた「朝鮮人労働者」が、「強制動員(連行)」か「自主的出稼ぎ」かというのは、簡単ではないが種々の側面を見て判断する必要があると思うぞ。

それなのに発言者のイデオロギーが入り込んだ内容を「歴史的事実」としてしまうと、その瞬間にその記事は一気に信憑性を失う。安藤の記事はそうなっているとオレは思う。だから記事ではなくアジビラと言っている。

*現在、群馬の森を臨時閉園にして撤去作業中。1月29日~2月11日の予定。開園したまま当該場所付近の遊歩道のみを通行止めにするのではなく、公園自体を閉めてしまうのは、左翼が大量に押しかけて工事を妨害するのが見え見えだからだろう。

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 「群馬の森 朝鮮人追悼碑『不許可は適法』判決は当然
 「群馬の森・朝鮮人追悼碑問題 管理団体などは最高裁判決に従え!
 など


共産党の23年ぶりの委員長(党首)交代を論調する朝日新聞の社説(「共産党新体制 党を開く変革伴わねば」1月19日)を笑ったが、実は同日の毎日新聞の社説もほぼ同じ内容だった。(朝日の社説は「朝日新聞の共産党への『想い』を感じる社説(苦笑)」参照)

朝日は共産党の天皇・皇室、自衛隊などに関する政策・方針には触れず、「民主集中制」のみから「開かれた党に脱皮せよ」と書く。それが「より多くの国民の共感や支持を力に変える」と言う。

朝日らしいなぁと読んだが、毎日新聞も同じ論調をしていて笑ってしまった。毎日も共産党の天皇・皇室、自衛隊への方針への批判はなく、逆に2004年に「当面容認」と「現実路線へと転換を図った」と評価しているかのような書き方。

批判内容は朝日同様「民主集中制」のみで、これが支持層の広がりを阻んでいる一因だと言う。そして結論は「より開かれた党へと変革する取り組みが欠かせない」。おいおい、見事なまでに朝日と同じことを言っている。

朝日・毎日からすると、共産党の問題点は「民主集中制」しかないようだ。でも、これは共産主義(いわゆる共産党)では当然の「行動規範」だ。これは共産党が共産党であることの証とも言える。これなくして党幹部の地位は安泰とは言えなくなる。

だから共産党はしんぶん赤旗などで盛んに「民主的な党運営をしている」「多数にならず大きな流れのなかでは現れてこない少数意見も、一つひとつ吟味されている」などと、正当性を主張している。

共産党の言い分は別にして、朝日や毎日が党内民主主義とも言うべき党首公選制などを取り入れれば、共産党の支持が広がると考えている理由がまったく分からない。もちろん、それがすべてではなく第一歩だと言うのかもしれないが。ただ国民目線とは大きくずれていると思うぞ。


1月2日、日本航空機と海上保安庁の航空機が衝突するというショッキングな事故が発生した。日本航空機の乗員・乗客379人は全員脱出できたが、海保機の乗員5人が亡くなられた。亡くなられた海保職員の方々に、改めてお悔やみを申し上げます。

事故直後に日本航空が記者会見を開いたが、そこに出席したオールドメディアの記者連中の質の悪さに呆れた。傲慢さとレベルの低さを兼ね備えた連中。いいなあ、こんなので給料がもらえるなんて、羨ましいかぎりだ。会見のノーカット動画を見た印象。

事故直後のため、まだ詳細は不明ことが多い段階での記者会見。そういう事情もあり、日本航空側は「現在確認中」との回答も多かった。これに不満を募らせた(と思われる)一部記者が、その傲慢さをさらけ出していた。

記者側にマイクのない会見だったとは言え、社名と名前を小声で「ボソッ」としか言わない記者が多いのはどういうことか。それでも確認できた範囲で、朝日新聞、読売新聞、東京新聞、共同通信、時事通信、日テレ、テレ朝、文化放送、東洋経済(雑誌)の社名は確認できた。

中でも傲慢さが極まっていたのが次の質問。
「御社の信頼にも関わることじゃないですか、それをまだ言えないってことですか?」
(これは朝日の記者との情報もあるが未確認)

航空機事故の場合、運輸安全委員会がある程度の時間をかけて調査するもの。今回のような場合、ボイスレコーダーの解析などの重要になってくるのは素人でも分かる。しかも事故直後ということも考えれば、日本航空側は不確定な情報を断定的に出すことなどできるわけがない。

だから再三再四「確認中」と回答しているのに、「確認するって、何の確認をするんですか?」ってバカですか? で、それに続けて「御社の信頼にもかかわるよ」との言い草はどういうつもりか?

裏を返せば「おまえらの信頼なんか、こっちの記事でどうにでもできるんだぞ!」と言っているのに等しい。傲慢にも程がある。クズ過ぎて笑うしかない。

個人的には、読売新聞、共同通信、テレ朝もアホ過ぎるとしか言えない質問をしていた。別に日本航空におもねる必要などないけど、それにしても質問意図が「?」に感じるものが多過ぎだね。

そんな中、海外メディアは今回の事故を報道するに際し、379人全員の脱出を「奇跡」とする記事が目立った。それを「海外メディが奇跡と報じています」と報道する国内メディア。自分たちはどう考えているのか?

自分らは日本航空のあら探しや揚げ足取りを必死にしている(脱出までの時間がかかり過ぎとか、誘導の案内がなかったとか、子供が泣き叫んでいたとか)から、「奇跡だ」なんて報道の仕方は思いも付かない表現なんだろうけどね。

それとも報道対象社(者)を褒めると死ぬ病気にでもかかってでもいるのか?


日刊スポーツの記者が業務と関係のない第三者に取材パスを渡し、プロ野球の試合を「無銭観戦」させていたことが発覚した。

日刊スポーツの記者は神宮球場で開催される六大学野球の秋季リーグ戦(9月30日)の取材パスを複数枚申請し、担当ではない複数の同僚に渡していた。この同僚たちは取材パスで球場に入り、六大学野球を観戦。その後、そのまま18時から開催されたヤクルト対DeNA戦も観戦していた。

つまりは、六大学野球とプロ野球の最大3試合を「ただ見」したことになる。9月30日の六大学は明大vs立大、慶大vs東大の2試合が行われていた。実際どの段階で入場したのかは不明。主目的はヤクルト戦だったようだが、取材パスという特権にあぐらをかいた悪質なものだ。

言うまでもなく取材パスは「取材」するメディアに便宜を図って貸与されるもので、六大学連盟やヤクルト球団(当日の主催チーム)との信頼関係で成り立っている。いかにメディア(記者連中)が傲慢かが分かるというもの。

同様の不正は過去から後を絶たない。2014年の夏の甲子園(高校野球)では、朝日新聞記者が記者章を知人に貸していたことが発覚している。知人は撮影禁止エリア内でスマートフォンを使って選手を撮影していた。

「ただ見(無銭観戦)」は「ただ食い(無銭飲食)」と何も違わない。どちらも犯罪だ(刑法犯)。「ただ食い」がばれれば、店主次第だが警察に突き出されても文句は言えない。最初から金銭を払う意思がないのだから「詐欺罪」。

今回も同様だ。最初から金銭(入場料)を払う意思がないのだから「詐欺罪」。今回や朝日の事例も関係者をだまして入場しているので「詐欺罪」「利得詐欺罪」に当たる。勝手に入れば「建造物侵入罪」もある。

現に9月末、奈良市で開かれた男性アーティストのコンサートに、チケットを購入せずに関係者入り口から侵入した女が「建造物侵入罪」で逮捕されている。記者連中の行為も犯罪だ。主催者が警察に突き出せば「逮捕」されても文句は言えない。

ところが日刊スポーツも過去の朝日もそうだが、こういう刑法犯を社員が犯しているにもかかわらず、自らはまったく発表・報道してないことだ。犯罪か否かは別にして、取材パスという記者の特権を悪用したことに対し、口をつぐむことがメディアの行動としてふさわしいのだろうか? そう言えば、TBSは記者の万引き逮捕を隠蔽していたこともあったな。

では、他社・他人が同様の不正(犯罪)を行ったら、連中はどうするだろうか? 口汚く批判記事を書くだろう。しかし、これが自分らのことになると途端にこうだ。まあ、朝日は支局長が「建造物侵入罪」で罰金10万円の略式命令を受けても報道しなかったから(2018年)、摘発もされてないのに報道するわけがないか。

しかも内部処分は、日刊スポーツが「謹慎」だが既に復帰(記者職ではないが)している。朝日は「厳重注意」だった。

取材パスの悪用(流用)なんて、どこでもやっているのだろう。その証拠に新聞はどこも報道していない。かばい合っているのかもしれないが、各社・各記者ともマヒしているからだろう。「しょうがねぇな、ばれるなんて」ってところ。

まあ、某新聞社では取材パスで国会議事堂に入った記者が、左翼活動家まがい(と言うか、活動家そのもの)の行動を取っていたくらいだから。特権を特権と思ってないのだろう。たかが一企業の社員でしかないくせに。

こんな記者連中の傲慢さには呆れるしかない。この程度の連中が自分は「ジャーナリストだ!」とか言う。なんの冗談だ?

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ジャニーズ事務所が設置した「再発防止特別チーム」が、その調査結果を公表した。長期間にわたり前社長(ジャニー喜多川氏)が広範に性加害を繰り返していた事実が認められたとしている。

まあ、こんなことは数十年前から言われており(疑惑として)、何を今ごろになって上から目線で報道しているのか? 特に民放各局は、TV番組へのジャニーズ所属タレントの出演に支障が出ないことを優先していたのは明らかだろう。

稲垣吾郎、草彅剛、山口達也が逮捕された際など、「◯◯メンバー」なんて報じていた連中が、今になって「前社長の性加害がぁ~!」とか言っても何の説得力もない。今回だって、4月に被害を訴える男性が顔出し・実名で記者会見をしたからだろう。

オールドメディア連中は「メンバー」表記は社内規定(容疑者が釈放された後のルール)とか言っていたが、ジャニーズ事務所の「容疑者と書くな(言うな)」との要請に従った説が根強い。

また、社内でジャニーズ事務所に忖度した例も具体的に明らかになっている。以下、芸能リポータとして活躍した故梨本勝氏の証言。梨本氏は当時テレ朝のワイドショー「やじうまワイド」にレギュラー出演していた。

稲垣主演のドラマ放送を控えていたテレ朝は、梨本氏に対し「会見で質問しないように」とクギを刺し、さらには番組内でも「事件についてコメントしないように」と要請したという。これに激怒した梨本氏は、記者会見を欠席し抗議の意を示した。

上記はテレ朝の例だが、当の稲垣の記者会見では厳しい質問はほぼなく、稲垣も「反省してます」としか語らなかった。そんな会見なのに、翌日の各局ワイドショーは「稲垣吾郎メンバー、涙の記者会見」などと、お涙ちょうだいに報じていた。各局もジャニーズ事務所に忖度していたことが窺われる。

これ以外にも、ジャニーズを退所した元SMAPの3人が民放から冷遇されのは、ジャニーズ事務所の顔色を伺っていたのは周知のことだ。

そう言えば、山口達也がジャニーズを退所した後にバイクの飲酒運転で逮捕された際、「山口容疑者」と報じた新聞があったのには笑ったな。強制わいせつ(ジャニーズ所属時)では「山口メンバー」だったのに。ちなみに、その新聞は「捏造」で有名な新聞社だ。

こんな連中が過去の自らの報道姿勢への説明や反省なしに、ジャニーズ事務所を批判しているのを見ると違和感しかない。まあ、日ごろから「報道しない自由」を謳歌している連中だから、気にもしてないんだろうな。

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 「また『メンバー』ですか・・・


岐阜県の陸上自衛隊・日野基本射撃場で、自動小銃を発射し自衛隊員3人を死傷させた自衛官候補生の男(18歳)に関し、週刊新潮が男の実名を報道した(6月29日号)。

自衛官候補生の男は18歳だが、改正少年法では「特定少年」に分類される。少年法では、原則として少年の名前などは報道できない。しかし特定少年に限っては、家裁での審判で「刑事処分が相当である」と判断され逆送された後、起訴されると実名報道が可能となる。

自衛官候補生の男は、逆送され起訴されることになると思うので、その段階で実名報道が可能となる。週刊新潮の場合、それに先だっての実名報道となる。厳密には少年法違反になる(罰則なし)。

新潮や他の週刊誌(写真週刊誌含む)は、過去からも(少年法が改正される以前)犯罪を犯した少年の実名報道を行ったケースがある。それぞれに報道意義があると判断してのものだ。一部には「雑誌を売るための商業主義」と批判する人たちもいる。まあ、判断は人それぞれだろうが。

この改正少年法での実名報道事案の最初の事件は、2021年10月に発生した「甲府放火殺人事件」である。当時19歳の特定少年が、好意を寄せていた女性の両親を殺害し、家に放火したものである。男は逆送された後、起訴されている(現在裁判中)。

この甲府市の事件では、各紙の対応が分かれる結果となった。

朝日新聞 紙面:実名、ネット版:実名
読売新聞 紙面:実名、ネット版:実名
産経新聞 紙面:実名、ネット版:実名
毎日新聞 紙面:実名、ネット版:匿名
日経新聞 紙面:実名、ネット版:匿名
東京新聞 紙面:匿名、ネット版:匿名

共同通信 新聞用配信:実名、ネット版用:匿名
時事通信 新聞用配信:実名、ネット版用:実名

NHK ニュース放送:実名、ネット版:実名
日テレ ニュース放送:実名、ネット版:実名
テレ朝 ニュース放送:実名、ネット版:実名
TBS ニュース放送:実名、ネット版:実名
フジTV ニュース放送:実名、ネット版:実名

どう報道するかは各紙(各社)の判断なので、特に言うことはない。ただ当時、ネットも実名を報道した朝日・読売・産経、時事通信、及びTV各局で、現在も事件内容と実名が確認できるのは産経のみである。

読売は記事が「読者会員」限定に変更されている。朝日に至っては、事件内容の記事すら確認できなくなっている。ところが朝日は「犯罪被害者支援条例 山梨県、年内成立目指す」という記事(山梨県が犯罪被害者やその家族を支援する条例の成立を目指しているという内容)中に、甲府市の放火殺人事件の概略と被告少年の実名が記載されている。ははは、朝日の消し忘れのようだ。

甲府市の事件以降も「大阪・寝屋川市 男性刺殺事件」(容疑者4人中2人が特定少年)でも逆送後、起訴されている。当時(2022年4月)各メディアがどのような報道をしていたが定かではないが、現在ネット版で容疑者氏名などが確認できるのは、やはり産経のみである。

今回の自衛官候補生が起訴された場合、各紙・各局がどう報じるだろうか? ネットでの実名報道は大幅に後退するのではないかと思う。各紙・各社とも「デジタルタトゥー」問題(インターネット上の情報を完全に除去するのは不可能。半永久的にデジタルで報じた記事が残る恐れがある)を気にしているからだ(表向きは)。

でも各紙が作成している新聞紙面の縮小版(図書館などで閲覧可能)からだって、将来的に見ることができるだろう。国民の知る権利と自らの都合と、その軽重をどう考えているのか? 日ごろから「国民の知る権利がぁ~!」と言っている連中に限って、自らに不都合なことは報じない「報道しない自由」を謳歌しているのが実情。

だからメディアの言うことは胡散臭いのだ。


岐阜県の陸上自衛隊・日野基本射撃場で、自衛官候補生の男(18歳)が自動小銃を発射し、自衛隊員2人が死亡、1人が重傷を負う事件が発生した。自衛官候補生は現行犯逮捕され、容疑を認めている。

この事件の報道に際し、毎日新聞があまりにも酷い印象操作記事を書いた。

「自衛官3人が搬送された病院、予定の手術遅らせ対応」(6月14日Web版)。内容は「撃たれた自衛隊員3人は岐阜市民病院に搬送された。病院ではこの日に予定していた手術予定患者の手術を遅らせ、3人の処置に当たった」。署名は式守克史。

急患が入れば、その患者を優先し治療・処置を行うのは当然ではないか。どこの病院でも同じだ。それを殊更書いて、何を言いたいのだ。自衛隊員が特別に優先処置されたとでも言いたいのか(まあ、そうだろうが)。

記事を書いた式守は、すべての記事でこういう書き方をしているのか? 交通事故で救急搬送された場合、「他の手術予定患者の手術を遅らせ、けが人の処置を行った」とか書いているのか?

しかも今回、手術が予定されていた患者の家族にまで取材し、わざわざ「病院から『急患が入ったので手術開始が遅れる』と連絡があった」とのコメントを言わせ、続いて「撃たれた自衛隊員3人が急患で搬送されてきたという」などと書いている。

何なんだこいつは! 悪質すぎる。式守は今後マスコミ関係者(特に毎日新聞)が救急搬送されて、優先治療・処置をされた場合、その旨きちんと記事に書けよ、いいな!

それと、式守が万が一救急搬送される事態となった際に、病院から「予定が入っているから、あなたの処置はその後ね」と言われても文句言うなよ。それ以前に、優先処置を断れよな! 意識不明の場合でも処置されないように、「優先処置不要」とでも書いて首からぶら下げておけ!

毎日新聞はこんな悪質印象操作記事ばかり書いているから、潰れる一歩手前までになり、中国資本に食わせてもらうようなことになるんだよ。


ウクライナのゼレンスキー大統領がG7広島サミットに出席するため来日した(5月20日)。アラブ連盟首脳会議に出席するため電撃訪問していたサウジアラビアから、フランスの政府専用機を使用しての電撃訪日。

もちろん電撃訪日と言っても事前に調整された上でのこと。警護についても事前に参加国の増加を想定して用意していた予備部隊で対応した。警察庁は「戦争当事国の指導者で、参加する要人の中でも最も厳しい状況にある人だ。高い緊張感を持って当たる」と述べている。

ところがそんなことにはお構いなく、ゼレンスキー到着から移動に至るまでのすべてを生中継するTBS。ゼレンスキーが乗る車を上空のヘリコプターで追いかけてまで生中継した。

スパイ防止法のない日本には、ロシアの工作員が山ほどいる。「ゼレンスキーは今ここにいますよ」と、戦争相手国に逐一最新情報を提供している事実に気づきもしない。気にもしていないと言った方がいいのかもしれない。

それなのに、政治部長・後藤広と外信部長・秌場聖治が解説と称して「我々が一番注目する観点は警備」「失敗が許されない警備です。4月に岸田総理が選挙応援中、爆破物が投下されるというようなこともありました」「(沿道に人が集まっているなど)他国のセキュリティ関係者が見たらこれで大丈夫かと思うかもしれない」「日本は情報管理が甘いと見られがち。本当に大丈夫かというような疑心暗鬼というか、感想を持っていた人もいたのではないかと推測する」などと言いたい放題。

自分たちのやっていることを棚に上げて、何を好き勝手なことを言ってるんだ。ゼレンスキーの移動まで生中継する必要性がどこにある? この時点では、来日した事実とG7会議に参加するってことを伝えるだけで十分ではないか。

戦争当事国の大統領が参加することの重要性や危険性など、何も考えていない。ワイドショーが芸能人を追いかけるのと同じ感覚でやってるTBS。

なぜ政府もこんなことを許しているのか。もしTBSが「国民の知る権利がぁ~!」とかぬかすなら、お前のところのセキュリティー情報を国民が知りたいと言ったら放送するのか? とでも言ってやれ。


防衛省は潜水艦から発射可能な長射程ミサイルの開発に着手するとし、三菱重工と契約したと発表した(4月11日)。2023年度から新たに開発を始め、27年度末までの完了を目指す。敵のミサイル拠点などをたたく反撃能力(敵基地攻撃能力)での使用を想定する。

これを共同通信は開発着手の事実にプラスして、「(潜水艦は相手に見つかりづらいので)相手国付近からの発射も可能になり、周辺国の反発を招きかねない」と報道。いつものこととは言え、一体どこの国の配信社だと言いたくなる。

当然、この記事は共同通信と配信契約を結んでいる多くの地方紙にそのまま掲載された。埼玉新聞のように、配信記事の前半部分(開発着手、三菱重工と契約)だけ記事化し、後半部(周辺国の反発云々)を削除した新聞もあるが。さらには、ロイター通信までが共同の配信を全世界に垂れ流している。

まったくいつものことだ。自国防衛になぜ「周辺国」の意向を気にしなければいけないのか。それに、この防衛力強化はその「周辺国」対策ではないか。「周辺国」が各地で力による現状変更をやっているからではないか。

共同通信はそういう事実には目をつむり、日本には「周辺国に配慮しろ」などと言うような記事を配信する。

そんな共同通信のご注進記事が出ると、早速その「周辺国」が反応した。中国外務省の汪文斌副報道局長は「危険なシグナルだ。日本は戦後の国際秩序を覆そうとしている」と日本を非難した。また「日本政府が侵略の歴史を反省し、専守防衛を堅持するよう強く促す」とまで言っている(4月13日)。まったく大きなお世話だし、内政干渉とも言える。

そして、この中国の言い分を配信記事として垂れ流しているのも共同通信だ。こういうマッチポンプには呆れるしかない。まあ、日本の偏向左翼メディアと中国の連携プレイは昔からのことではあるが。

「日本が他国から攻撃される不安を感じるか」との質問で、「不安に感じる」が83%にも達している事実(日経新聞1月24日))を、共同通信はどう考えているのだろう。

そう言えば、東京新聞の自称記者・上野実輝彦が、ミサイル防衛に関して「中国や韓国の理解を得られる状況ではないのでは」などと河野太郎防衛相(当時)に質問したことを思い出す。これは2020年8月のことだけど、偏向左翼メディアって常に中国目線なんだよな。

中国へのご注進記事のはしりは、朝日新聞の「靖国神社参拝問題」からだ(実際は問題でも何でもない)。これは1985年のことだから、もう40年近くも偏向左翼メディアは進歩もなく同じことをしていることになる。

いつまで「中国さまぁ~、問題視してください」「日本を批判してください」なんて続けるつもりだ。偏向左翼メディアの自称記者連中が「中国さまぁ~!」でもいいが、普通の国民から「バカなやつらだ」と笑われている自覚は持った方がいいぞ。

関連
 「『日本が他国から攻撃される不安を感じる』が83%
 「東京新聞・上野実輝彦の『中国さまがぁ~!』に唖然
 「朝日新聞が作リ上げた靖国神社参拝問題


NHKは「3月31日に告示された鹿児島県議会議員選に、気候変動対策を訴えている大学生が立候補の届け出を行いましたが、立候補できる年齢に達していないため受理されませんでした。大学生は立候補できる年齢を引き下げるべきだと訴えています」と報じた。

しかも、当人と事前に打ち合わせて(と思われる)届け出の様子を選管事務所内でも撮影している。至れり尽くせりだな(苦笑)。当然、それをお膳立てする大人の「お仲間」もいるわけで。

この「お仲間」がNHKなどのメディアに、「こういうことをするから取材に来て」と事前連絡をしているのだろう。それにしても、NHKは本人やお仲間のバックボーンを調べないのだろうか? 多分、そこまで分かっていてNHKは報道していると思われる。

県議会議員選に立候補できる被選挙権は25歳以上、当の大学生は21歳。本人もお仲間もこんなことを知らないわけはない。知っていてやっているからだ。だってお仲間は弁護士だから。

今回のある種のパフォーマンスは、今後訴訟をするために「立候補届を出して不受理になった」という事実を作るためだからだ。NHKはこの背景を知っているのに報道しない。つまりは大学生が「ある意図」を持って行ったことを、その「ある意図」を「意図的」に報道しないで、きれい事に見えるよう印象操作をしたということ。

この大学生はグレタ・トゥーンベリに憧れ、同様な組織を日本で立ち上げたメンバーのひとり。共産党機関誌「しんぶん赤旗」に取り上げられている。昔の「SEALDs」みたいに共産党がバックにいる組織とまでは言わないけど・・・。

まあ、いわゆる環境「活動家」の類いである。大学生は自分たちの活動のために県議会議員選を「利用」したわけだ。

一般的にこの手の訴訟(被選挙権を下げろなど)のことを「公共訴訟」と言うが、自分らの活動目的に乱用するのは趣旨が違うだろうと思う。もちろん、誰でも裁判を起こす権利は有しているので否定はしないが。

実はこの手の訴訟(というか活動)をやっている団体は多い。この大学生は「気候変動」を謳っているが、他には「LGBT」や「ジェンダーレス」など様々な内容の活動している人たち。そして、それを専門に扱う「お仲間」弁護士もいるわけだ。

NHKは報道した目的を「意識高い系の大学生を応援したい」などと言い訳するかもしれないが、では「放送法の厳格な適用を各放送局に求める」ために衆議院議員選に出たいと言う21歳の大学生がいたら、同様に好意的に報道してくれるのだろうか?

もっと下世話な例を言うなら、公営ギャンブル(20歳以上)をしたいから年齢を引き下げろと訴えたらNHKは取材に来てくれるのだろうか? 競馬場や競輪場の入り口で係員と揉める姿をNHKは撮影し放送してくれるのだろうか?

いずれも考えるまでもないのは明らかだ(苦笑)。


毎日新聞に「今井瑠々氏の団体、政治資金で不適切支出か セミナー参加費」との見出しの記事が載った(1月19日、Web版)。

内容は今井瑠々の関連政治団体が、2021年に気功や催眠療法などを取り入れたセミナーの参加費などを政治活動費として支出していたことが判明した(3万3,100円など)。専門家は「政治資金の使途として不適切」と指摘する、というもの。

「整体、気功とメンタルトレーニングを同時に行う事によりフィジカル&メンタルに同時にアプローチして、人の潜在能力を開発する」(ウェブサイト)との内容で、「政治活動に直接結びつく内容か疑問が残る」「税金が原資の政党交付金が、今井氏の個人的な支出に充当された可能性がある」と毎日は書く。

この記事を読む限りは、政治資金の使い方として不適切だと思われる。ただ、ここで書きたいのは今井の政治資金の使い方ではなく、毎日新聞の報道の意図だ。真意と言っても良い。

今井は2021年の衆院選に立憲民主党公認で出馬し落選、今年4月の統一地方選では自民党の推薦を得て県会議員選に立候補することを表明している。つまりは立民から自民へ乗り換えたわけだ。左翼紙の毎日からすれば「この裏切り者が!」といったところだろう。

ところで、毎日が「不適切」と批判する今井の政治資金は、立民所属時の2021年のものだ。2021年の政治資金収支報告書は2022年11月に公表されている。毎日は今井の報告書内容をいつチェックしたのだろうか? 今井が自民へ乗り換える前なのか後なのか。

今井が立民へ離党届を出した(郵送)のは1月7日、立民が今井を除籍処分にしたのは1月17日。毎日がこの記事をUPしたのは1月19日。ここから考えられる経緯は以下の2つだろう。

1つ目。毎日は今井の政治資金収支報告書を、今井の離党表明前に既にチェック済みで、セミナー支出などの不適切な部分を把握していたにもかかわらず、立民の人間なので記事にしなかった。しかし自民へ乗り換えたので記事化した。

2つ目。毎日は今井が立民を離党すると表明したことから、今井の政治資金収支報告書を急いでチェック。セミナー支出などの不適切な部分を把握したので記事化した。立民所属のままだったら、収支報告書などチェックもしなかった。

いずれにせよしろ、毎日の嫌らしさがプンプン出ている。毎日的には政治資金問題も「自民ならダメだけど、立民ならOK」だということ。特に記事化の経緯が1つ目の方だったら露骨だな(苦笑)。

そう言えば、福山哲郎が「ガールズバーでの飲食費」、小西洋之が「自著本の購入」を政治活動費として支出していたことを毎日が批判したとは聞いたことがない。2人は言わずと知れた立民議員(これらの支出時は民主党時代だが)。

こういう「偉大な大先輩」たちがろくでもない費用を政治活動費として支出しているのだから、今井が「気功や催眠療法などを取り入れたセミナー代」を載せたとしても責められないのでは。毎日などが立民議員をあらゆる面で「過保護」にしてきたからではないのか。

話が少し逸れたが、毎日は今井が立民所属のままだったら、この記事を書いただろうか?


静岡県裾野市の私立認可保育園「さくら保育園」で、園児の足をつかんで逆さづりにしたなどとして、静岡県警裾野署は元保育士の女3人を逮捕した(12月4日)。まだ抵抗も反抗・反論もできない乳幼児に対する虐待は非常に悪質である。

保育園の聞き取りに対し「しつけだった」などと釈明したようだが、呆れた言い分だ。この手の乳幼児虐待事件が起こると、多くの加害者が同様のことを言う。まったく腹が立つ。

「足をつかみ宙づりにする」「園児の頭をバインダーでたたき泣かせる」「給食を食べない園児に対し、突然後ろから頭をたたく」「泣かない園児に対し、額をたたき無理やり泣かせようとする」「園児に対しカッターナイフを見せ脅す」など、よくも「しつけ」とか言えたものだ。

暴行容疑で逮捕されるのは当然のことだろう。各紙(通信社含む)が元保育士の逮捕を速報したが(Web版)、読売新聞のみ容疑者の実名を報じていない(時間は配信時間)。
 産経新聞(11時49分) 実名報道
 毎日新聞(12時12分) 実名報道
 朝日新聞(12時25分) 実名報道
 共同通信(12時47分) 実名報道
 読売新聞(12時59分) 実名を報道せず
 時事通信(16時42分) 実名報道 (第1報かは不明)

読売新聞は「元保育士の女3人」表記で3人の年齢を報じただけ。なぜ? 何に配慮しているのか知らないが、これだけ悪質な犯罪行為に対して実名報道を回避する理由が分からない。

読売はその後16時45分、21時26分、22時35分に記事を更新したが、そこでも実名を報じていない。22時35分の更新では、それなりに細かいことまで報じているにもかかわらず。

もちろん何がなんでも実名を報道をし、世間に晒せなどと言うつもりはない。確かに虐待行為が犯罪として確定したわけではないし、起訴の段階でもない。それにしても読売だけなのには非常に違和感がある。

違和感の理由は1紙のみということもあるが、新聞メディアは事件報道時に被害者の実名報道に極端にこだわる。相模原市の障害者施設殺傷事件や京都アニメーション放火事件など、遺族が実名報道を望んでいないにもかかわらず、各紙とも実名報道に固執する姿勢を見せた。

そんな新聞メディアが、これほどの悪質な容疑者名を報じない理由が分からない。もちろん読売のみなので「新聞メディア」と括ってはいけないのだろうが。それにしても、本末転倒ではないのかと感じる。


サッカーのW杯で、日本はドイツに続きスペインをも破り決勝トーナメント進出を決めた。日本中がサッカー日本代表の奮闘にエールを贈り、勝利を歓んでいる。

ところが、日本が活躍をすると途端に不機嫌になる連中がいる。左翼どもだ。連中の日本嫌いは徹底しており、常人では理解できない理由で難癖を付ける。

日本がドイツを破った後の11月26日には、東京新聞が日本の勝利を腐す記事を配信している。「『みんな、そんなにサッカー好きだった?』W杯ドイツ戦勝利でのお祭り騒ぎに戸惑う記者は考えた」がそれ。筆者は木原育子。

内容は「開幕前の注目度はいまひとつだった」のに、ドイツ戦勝利後には「日本代表のレプリカユニホームやタオルの売上げが、開幕前より9倍になった」。「三苫、堂安選手のユニホームが売れている」が、「多くのにわかファンは読めているのか?」的なことを書く。

そして「『カズ』『ヒデ』『ゴン』などの愛称で呼ばれるスターがいたころに比べ、今回の日本代表は知名度の低い選手が多い」「4年1度の2週間だけ盛り上がる日本」は、ドイツと違い「サッカー文化が真に社会に根付いていない」だそうだ。

別ににわかファンが湧いて出てきてもいいじゃないか。三苫や堂安が読めなくてもいいじゃないか。サッカーで盛り上がるのが4年に1度でもいいじゃないか。

東京新聞(筆者の木原)の言いたいことは「サッカー文化の根付いていない日本で、にわかファンどもが『ニッポン・ニッポン』と騒ぐことで、何となく世の中が盛り上がり『ナショナリズム』が高揚しちゃうじゃないか!」と言うこと。

だから記事の最後に左翼お抱え学者を連れてきて、「日本特有の同調圧力だ」「熱狂は怖さをはらむ」などと言わせる。

日本代表選手の頑張りを素直に称賛し、それを歓ぶ「にわかファンを含む多くの国民」の姿を、普通に報道すれば良いではないか? それがメディアの役割ではないのか。何にでも自らの思想(日本が嫌い)を盛り込むことは「報道」ではなく「主張」でしかない。「主張」が必ずしも悪いとは言わないが、意図的に自らの「主張」に誘導する様な記事は「報道」では絶対にない。

親会社が所有する中日ドラゴンズの優勝がかかった試合で、いつもはガラガラのナゴヤドームが満員になったら(つまりはにわかファンが押し寄せた)、東京新聞(木原)は今回と同じ趣旨の記事を書くのか? 中日ドランゴンズ選手のレプリカユニホームが10倍売れても、「それは同調圧力で怖い」と左翼学者に言わせるのか?

期待して待ってるよ。


安倍元首相の国葬に関して、蓮舫の「イチャモン」批判を笑ったが、同様に日刊ゲンダイ(講談社グループ)も笑わせてくれた。
(「蓮舫ってなぜこうも笑わせてくれるのか?」参照)

日刊ゲンダイも麻生太郎・自民党副総裁の国葬に関する発言を批判している。「法的根拠もなく、国会同意も得ずに、一内閣が独断専行で国葬を決めた」「個人崇拝につながる」が批判の根拠だという。そして「歴代の首相経験者と同様『内閣・自民党合同葬』にすれば無用な混乱は避けられた」と書く。

呆れるしかない内容だ。日刊ゲンダイは蓮舫以上にアホだった。

批判の内容が蓮舫と酷似していて笑えるのだが、蓮舫以上の内容が「個人崇拝につがる」。過去に唯一国葬が行われた吉田茂元首相に対し、吉田元首相を崇拝し「神だぁ~!」なんて思い込む人が出たのか? こんなのは「アベガー」の日刊ゲンダイの妄想でしかない。

さらには「合同葬にすれば云々」だ。内閣・自民党合同葬も内閣府設置法に基づく閣議決定で決まった式典だ。だから公費(税金)が支出されている。

安倍元首相の国葬も、歴代首相の合同葬(例えば中曽根元首相)の実施根拠は同じ内閣府設置法に基づく内閣の閣議決定だ。それなのに安倍元首相の国葬は「法的根拠がない」で、合同葬なら「揉めなかった」って何?

バカなことを書くのもほどほどにしとけよ。

こんな紙クズが有料とは信じられない。蓮舫は批判しかできない能なしが発言をしているだけなので実害はないが、日刊ゲンダイは160円(1部、月きめなら3,850円)も取られる。蓮舫発言並みの記事が有料って、ぼり過ぎだろう。


テレ朝社員・玉川徹が公共の電波を使いデマを垂れ流した。安倍元首相の国葬における菅前首相の弔辞について「これこそが国葬の政治的意図」「当然これ、電通が入ってますからね」と発言。

菅前首相の想いを込めた弔辞を「政治的な演出」とこき下ろした。当然、そんな事実はなく、玉川の戯言。翌日に謝罪する羽目になったが、本心は「ちっ、うるせぇな!」的な態度丸出しだった。

テレ朝も「玉川本人が勘違いをしておりました」とコメント。さらには「この件で、抗議などはありません」。これで終りのようだ。

国民の共有財産である「電波」を異常なほどの「格安」で使い続け、その挙げ句「放送法違反」を繰り返すテレ朝。デマを垂れ流しても「勘違いでした」で終りにするなら、これからも何でもありだな。

玉川が気にくわない人物に対して、「誰々にこんな疑惑がある」とデマを言いたいだけ言った後、「勘違いでした」で済ませられることになる。その人物は社会的に抹殺されるかもしれない。それでも玉川はお咎めなしなのだろか?

今回も同様だ。まるで懲りてない玉川は国葬に献花に訪れた人々に対し「仕事があったりプライベートがある人はそちらに勤しんでるわけで」と、まるで暇人扱い。なんと失礼な発言なのか!

じゃあ、国葬当日に「反対反対!」と叫んでいた極左活動家連中はどうなんだ。なぜ言及しない。この件だけとっても「放送法」違反だ。こういうヤツを公共の電波(番組)に登場させてはいけない。テレ朝は「個人の意見」とか言うのだろうが。

そう言えば、NHK時代の大越健介が「在日コリアンの1世の方たちというのは、1910年の韓国併合後に強制的に連れて来られた」と大デマを垂れ流したことがあった。この時もNHKは「個人の意見」として大越を無罪放免にした。

極左放送局などはどこも同じだ。TBSも含め、一旦免許を剥奪して停波させないといけない。その上で、放送法遵守を確約させ「適価」で免許を与えるべきだ。そして再度の違反が確認されれば永久剥奪だ。

何度も言うが、放送法違反を繰り返すTV局に国民の共有財産である「電波」を与えてはいけない。

関連 
 「NHK・大越健介がデマを公共放送で垂れ流す
 「テレ朝はただちに停波し廃業しろ!
 「悪質なテレ朝、悪質な報ステ 停波が相応しい

*追記
 この記事をUP後、玉川は「10日間の出勤停止」処分になりました。

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