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Tigerdream が真面目なことから いい加減なことまで、適当に綴っているブログ

カテゴリ: 群馬県ネタ


群馬県と長野県の県境にある嬬恋村の山間部の立ち入り規制区域に、山菜採りのために立ち入る人が続出している。既に遭難事故も発生ており、さらにクマの目撃情報もあり群馬県警は警戒を強化している。

両県境の万座峠周辺は、ネマガリダケとよばれる希少なタケノコの産地として知られる。通常は入山規制がされているが、長野県側はネマガリダケが旬を迎える6月ころの1ヶ月は、入山管理協力金(当日券1,000円)を払えば立ち入りが認められる。

そんな中、群馬県側(嬬恋村)の規制区域に立ち入る「無法者」が跡を絶たない。長野県側の1,000円惜しさと、群馬県側の「手つかず」のネマガリダケ採取が目的だ。

群馬県警長野原署が巡回したところ、万座峠から県境までの約5kmの間に無人の駐車車両7台を発見(ナンバー非公表)。同様に読売新聞が2日間調査を行ったところ、多いときは約15台が道路脇に止まっていたという。ほぼ長野ナンバーだったという。つまりは、無法者の多く(ほとんど)は長野県民だということ。

読売新聞は「無法者」にインタビューをしており、「長野側は人が多すぎる。ここのネマガリダケは太く、虫もついてなくて質が良い」(長野県須坂市の男)。「数十年来ており、この地域の風物詩のようなものだ」(長野県千曲市の男)と悪びれる様子などうかがえない受け答え。

実は冒頭に書いた「既に遭難事故も発生ており」の迷惑遭難者は長野県須坂市の男だ。こんな迷惑どものために、群馬県警の救出部隊の他に地元消防団員もかり出されている。嬬恋村は「団員も慣れていない土地で二次遭難の恐れがある。立ち入らないでほしい」と訴える。

このように、ごく一部の長野県民のせいで群馬県が大迷惑を被っているのだ。何かあってからでは遅いし、本人の意思ひとつで止められることだ。他人に迷惑をかけてまで自分の欲求を満たそうなどという「自己主義者」は、長野県内でも鼻つまみ者だと思う。隣県同士、気持ちよく交流して行こうよ。

とにかく、迷惑だから無法長野県民は群馬県に来るな!


県立公園・群馬の森に設置されていた「朝鮮人労働者追悼碑」が2月に撤去されたのを受け、碑を管理していた「追悼碑を守る会」は解散を決めた。

群馬県が税金を支出して行われた「強制代執行」の費用2,062万円の費用に関しては「支払い能力がない」と回答している。「県の都合で行ったことで納得しがたい」との言い分も併せ、支払う気はさらさら無いようだ。

自らが行った行動(追悼集会という名の政治的集会)が発端であり、しかも裁判で負けているにもかかわらず、いつの間にか「被害者」のごとく振る舞う。碑の設置は同団体ではないが、碑を引継いで管理を行っているのだから費用負担の責任を負うのは当然だ。

権利は主張するが義務や責任は無視する。左翼特有の行動原理は、見ていて嘲笑ものだ。

そのくせ「追悼碑の再建を目指して後日、新団体を立ち上げる方針」とか言う。明らかな組織ロンダリングではないか。同じメンバーで同じことをするが、別の会(組織)だよと。別の会だから「請求されている撤去費用のことなんて知らない」と主張するためだろう。

じゃあ保守系の団体が同様のことを起こしたら「追悼碑を守る会」の人たちはどう思うだろう? 「県民の税金をなんだと思っているのか!」なぁ~んて絶対に言わないよな。「違う会を装っても責任から逃れることはできない!」なぁ~んてことも絶対に言わないよな。

そう言えば、何とか民主党という名の政党の連中が同じことをやってるな。旧民主党時代のことで批判されると「違う政党のことだ」と関係ないふりをするが、極まれに評価されるようなことがあれば「われわれ民主党が行った成果」だとか言っている。こういうお手本のようなことをやっている国会議員連中がいるんだから、みんな真似するわな。

ところで、この件を報じる朝日新聞は、明らかな組織ロンダリングを行うことに対して、まったくの無批判。会が望むように被害者ポジションで報じている。記事の署名が、あの恥を知らない高木智子だからしょうがないか(苦笑)。

関連
 「群馬の森・朝鮮人追悼碑撤去 朝日新聞のバカな社説
 「群馬の森・朝鮮人追悼碑問題 管理団体は最高裁判決に従え!
 「群馬の森 朝鮮人追悼碑『不許可は適法』判決は当然
 「朝日新聞論説委員・高木智子のツラの皮の厚さ
 など。


埼玉新聞(Web版)に「埼玉と群馬の県境『空港整備』を構想」という記事を見つけた(実際のタイトルはもっと長いが割愛)。埼玉県北部と群馬県南部の両県境の「上武」といわれる地域の10市町が、広域連携による振興策、経済圏としての発展などを目指し、空港整備を構想しているという。
*上州・上野国の「上」と武州・武蔵国の「武」で「上武」

上武連携構想
「上武連携構想」参加自治体
埼玉県 本庄市・深谷市・美里町・神川町・上里町
群馬県 前橋市・高崎市・伊勢崎市・藤岡市・玉村町

埼玉県側の幹事である本庄市長は「上武地域は非常にポテンシャルの高いエリア。この地域が直接世界に開かれ、海外と結ばれるようにしたい」と鼻息が荒い。群馬県側の幹事である前橋市長も「上武地域では高度な産業集積が行われている。エリア全体の産業力と拠点性を高めるには、航空ロジスティクスが必要」と強調する。

ただ、前橋市は先の市長選で、この発言主である市長は落選。新市長に交代した。もちろん、この「上武連携構想」が元で落選した訳ではない(だろう)から、新市長に引き継がれると思うけど。

「上武」地域を経済圏として発展させるという目標は良いと思う。同地域には意外と大企業の事業所や工場が多い。もともと関越自動車道・国道17号線といった自動車網から、上越新幹線・北陸新幹線、高崎線などの鉄道網も豊富にある。また、災害が少ない地域としても知られており、企業の本社移転など事例も散見されるようになってきている。

特に「工業圏」としてみた場合、防災・減災の含め医療・物流などの面からポテンシャルは高いのではと思う。ただ、そこから「空港」に結びつけるのには、個人的には無理があると思う。現在、国内に空港は97もある。そのうちジェット機が就航している空港(滑走路が2,000m以上)は69。狭い日本に多過ぎはしないか?

空港がある大きなメリットは、国内外への「人」の移動(ビジネス・観光)と貨物輸送。工業用途(貨物輸送)だけではたち行かない。結局は空港は「人」が大きなウエイトを占めることになる。そうすると、就航路線は確保できるのか? 便数は? などの問題が出てくる。

また、もうひとつの大きな課題は「横田空域」に引っかかるということ。関東平野の西側は米軍の管轄。中国・北朝鮮などの蛮行を考えると、米軍も妥協してくれない可能性大。そうすると航路の確保が難しい。急上昇して迂回して目的地へってなる。

また内陸に造ろうとすると「騒音問題」もつきまとう。そのためどうしても山の上ってなる(青森空港や広島空港などのように)。すると当然のことながら、アクセスが悪くなる。新規に道路作って、広大な無料駐車場も作って、前橋・高崎、本庄・深谷から専用バスを走らせてってことになる。

まあ、どこまでの実現性を「上武連携構想」参加の市町が考えているかは分からない。現時点ではあくまで「構想」だろうが、前橋の前市長は「(空港整備に向け)10市町が合意できている。スモールスタートからだんだん拡大し、期成同盟に衣替えしていきたい」と言っていた。

意気込みはいいが、事業費を算出して「誰がいくら出すの?」でもめてお終いのような気はする・・・。ネガティブなことばかり書いたが、最初に書いたように「上武」地域を経済圏として発展させるという目標は良いと思う。県の枠を超えての取り組みも頑張って欲しいと思う。

ただ、その行き着く先が「空港整備」ってのは、どうかと思う。出張などで羽田空港も成田空港も相当回数利用してきた(数百回レベル)。その経験からすると、東京駅から羽田空港まで乗り換えなしで行けたら、それで充分だと思う。

これは昨年、JR東日本が東京駅から羽田空港までの直通線を発表している(確か工事も始まっていると思った)。東京駅から乗り換えなしで、しかもたった18分で羽田空港まで行けるようになるという(開業目標は2031年)。

さらには高崎線からの直通運転も計画してると言うので、これでOK。


高崎市の県立公園「群馬の森」にある朝鮮人労働者追悼碑(以下、追悼碑)の設置更新を巡る訴訟は、最高裁で管理団体側の上告を棄却する決定が出されたことで、「(設置)更新不許可」が確定している(2022年6月)。つまりは「撤去しろ」と言うこと。

群馬の森 朝鮮人の碑 (2)
ところが現在も群馬の森に「追悼碑」は存在している。管理団体側が最高裁判決を無視しているからだ。しかも無視ばかりではなく、「更新不許可」の取り消しを求めて訴訟を起こすなどの「悪あがき」をしているからだ。

これに対し群馬県が「行政代執行により撤去する方針を固めた」と産経新聞が伝えた(1月22日)。群馬県の判断は当然のことで適切なことだ。強く支持する。パフォーマンスしか能がない山本一太にしては良い判断だ。

管理団体は「『記憶 反省 そして友好』の追悼碑を守る会」。管理団体側の弁護団長は角田義一。群馬県民でないと知らない人も多いだろうが、社会党から参議院議員となり、最後は旧民主党で参院副議長まで務めている。まあ、バリバリの左翼(弁護士)。

副議長時代には内部帳簿(実質裏帳簿)に書かれた個人・企業・団体献金を、政治資金報告書に記載せず裏金としていたことが発覚。その額2,517万円! さらには朝鮮総連やパチンコ業者からの違法献金(外国人からの献金は違法)も発覚。

しかし角田は自ら説明することなく、とぼけ続けてた。そして二進も三進も行かなくなり副議長は辞職。結局、説明責任をなんら果たすことなく議員生活を終えている。現在の自民党派閥の裏金問題と手法は違えど同様の問題だが、左翼に甘い偏向マスコミに追求されることもなかった。旧民主党も建前だけの「厳重注意」でお終いだった。

そんな角田は群馬県の撤去命令に対して「追悼碑は公園内で10年にわたって静かに鎮座しており、公益を害するようなことはない。徹底的に戦う」だそうだ。おいおい、お前らはもう負けてるの! 弁護士が判決に従わないなんて、呆れるしかない。

ここに見えるのは、左翼連中に共通している「ご都合主義」「ダブスタ」と、「自分はいいけど、相手(他人)はダメ」という傲慢さ。どういうことかと言うと、これが保守派が設置した碑やモニュメントなどだったらどうだろうか? と言うこと。

例えば、大東亜戦争を「自主防衛の戦争(侵略ではない)」、「朝鮮人強制労働など存在しない」、「慰安婦の強制性など存在しない。戦時売春婦だ」とかの内容を記した碑が建ったら角田らはなんと言うだろう?

しまもその碑の前で設置者らが政治集会を開き、政治的発言を連発したら角田らはなんと言うだろう? しかも、その碑の撤去命令が最高裁で確定したにもかかわらず、設置者らが無視し続けたら角田らはなんと言うだろう?

誰もが想像がつく。しかし、当然のことながら角田らは何も言う資格はない。自分たちが現在やっていることだからだ。弁護士が最高裁判決を無視し「徹底的に戦う」とは何事だ。恥ずかしと思わないことが異常だ。

角田や管理団体はよく判決内容を理解しないといけない。最高裁が認めた東京高裁の判決は「追悼式で『強制連行』という文言を含む政治的発言があり碑は中立的な性格を失った」と認定していることだ。

つまりは群馬県民の税金で運営されている県立公園「群馬の森」は、中立的な性格が求められるということだ。だから碑の設置時に設置団体(現在の管理団体とは別団体)と群馬県が協議し、「強制連行」を「労務動員」と改めている(個人的には「労務動員」も不適切だと思うが、それは置く)。

それに東京高裁も最高裁も「群馬の森」ではダメだと言っているだけで、追悼することがダメだとは一言も言っていない。「場所を変えて、ご自由にどうぞ」なのだ。どこにでも場所を移して追悼すればいいではないか。適当な場所がないなら、角田の自宅の庭でいいじゃないか? そうすれば政治的発言も自由にできるし、好き勝手に自らのイデオロギーも発露ができるぞ。

「群馬の森」という公共公園こそふさわしいと考えているなら、なぜ「政治的発言」をしたんだ? 自ら特定のイデオロギー前提のものだとゲロしているに等しい。自分たちの問題・不始末を、設置許可更新に反対した人たちや群馬県に向けるなと言いたい。

とにかく、最高裁判決には従えということ。ガキじゃないんだから。

*現在、群馬の森を臨時閉園にして撤去作業中。1月29日~2月11日の予定。開園したまま当該場所付近の遊歩道のみを通行止めにするのではなく、公園自体を閉めてしまうのは、左翼が大量に押しかけて工事を妨害するのが見え見えだからだろう。

関連 
 「群馬の森 朝鮮人追悼碑『不許可は適法』判決は当然


「地域ブランド調査2023」の「都道府県魅力度ランキング」が発表され、群馬県は昨年と同位の44位だった。

1位は北海道。都道府県の調査を開始した2009年から15年連続の1位。不動の王者と言って良い。以下、2位京都府、3位沖縄県、4位東京都、5位大阪府のトップ5も固定。6位から10位も福岡県、神奈川県、奈良県、石川県、長崎県と顔ぶれは変わらず(神奈川県と福岡県、長崎県と石川県の順位が入れ代わっただけ)。

上位よりも例年盛り上がるのが最下位争い(別に争ってないか)。今年は「茨城県」。昨年46位になり最下位を脱出したが1年で逆戻り。昨年最下位の佐賀県は46位。

毎年、低順位で争っている北関東勢は、栃木県が39位(昨年40位)と30位台へ行ってしまった。うらやましいぞ、栃木県(笑)。その代わり、すっかり北関東化した埼玉県は昨年同様45位。またも群馬県より下になった。

群馬県は一度も30位台になったことがない。最高は2020年の40位、最低は2012年の47位(最下位)。一昨年だったかな、知事の山本一太がブチブチ文句を言ったあげく「弁護士とも相談し、法的措置も検討する」とまで言って笑われていた。

この調査の「魅力度」に何の統計学的な意味合いがあるわけでもなく、ただの「イメージ」でしかないのはみんな分かっている。だから下位ほどネタになる(下位しかネタにならない)。真ん中あたりの25位じゃ、ネタにも話題にもならない(ちなみに今回の25位は大分県)。

「〇〇県に魅力を感じますか?」との問いに対し、「とても魅力的」を100点、「やや魅力的」を50点、「どちらでもない」「あまり魅力を感じない」、「全く魅力的でない」を0点としているような調査に何の意味もない(これは山本一太の言う通り)。

この調査の項目は多岐にわたり、その結果は販売されている。そう、有料で販売されているのだ。言い方は良くないかもしれないが、日本人のランキング好きに目を付けた「商売」でしかない。「データを元に、〇〇県(市町村)さんの魅力度を上げるお手伝いをしますよ」「職員セミナーはどうですか?」「研修の講師を派遣しますよ」ってこと。

もちろん実施元は否定をしているが、いろんな自治体や役所など、さらには企業への「営業ツール」ってこと。山本一太のように騒げば騒ぐほど話題となり、逆PRしてやってることになる。だから笑っていればいいってこと。

まあ、確かにこんなもので「群馬県」を評価されるのは、知事として我慢ならないってことは理解するけどね。

群馬県イメージアップポスター9弾
ところで魅力度ランキンの開始(2009年)とほぼ同時期(2008年)から「ぐんま大使」をやっているお二人。群馬県の認知度向上・イメージアップを図るという「ぐんま大使」が、魅力度ランキングに何の効果ももたらしていないことになる。

結果を出せない「ぐんま大使」は変えたら? もう充分やってもらったんじゃないの。


猪豚カレー (1)
親戚から「猪豚カレー」(レトルト)をいただいた。上野村農協が販売している。「自然豊かな上野村でのびのび育った猪豚を採用しております」だそうだ。

「猪豚」は「豚」と比較してタンパク質や鉄分などが多く、脂質は約半分程度といわれる。「猪」と言うと特有の臭みがあるが「猪豚」にはない(らしい)。「猪豚」は以前に中之条町で食べたことがある。焼き肉だったと記憶しているが、味などはまったく覚えていない。それくらい前のこと。

猪豚カレー (2)
「猪豚」肉がたくさん入っている。食べてみると、あんまり脂身がないという感想。その分「豚」より歯ごたえがあるかな。「猪豚」の味を引き立たせる(味わう)ためか、カレーとしては非常に甘口と言うか薄味。単純にカレーとして食べた場合は、好き嫌いが分かれるかもね。

上野村では他にも「猪豚キーマカレー」「猪豚フランク」「猪豚のミートソース」などの食品や「猪豚肉」も販売している。上野村の道の駅や各種通販サイトで購入できる。また、「猪豚鍋定食」「いのぶたチャーシューメン」「いのぶたベーコンピザ」などの料理も、村内の食事処や旅館・民宿等で食べることができる。

最後に、パッケージに「猪豚」の写真を入れるのは止めて欲しい。これから食べるのに、非常に気になってしまう。できれば可愛いポンチ絵の方がいいと思うけど。

まあ何はともあれ、上野村へ遊びに行ったら是非「猪豚」を!


テレ東・バス旅
2月22日にテレビ東京の「ローカル路線バス乗り継ぎ対決旅 陣取り合戦 in 群馬」が放送された(写真はテレ東HPから拝借)。群馬県が舞台とのことなので録画をしていおいた。今ころになってしまったが、やっと観た。3時間近い特番は録画しておいてもなかなか観られない・・・。

ちなみに「録画してまでも観たかった」でもなんでもなく、オレはTVをオンタイムでは観ない人間だということ。自分の生活リズムをTV中心にする必要はまったくないので。TV番組は録画しておいて、自分の空き時間に観ればいいという考え。録画ならCMは飛ばせるし、つまらなかったら早送りもできるし、とっとと観るのを止めることもできし。

TVで太川陽介を見るのはこの「ローカル路線バスシリーズ」しかないが、蛭子能収とやっていた「元祖バス旅」を越えるものはないね。いろいろ派生シリーズはあるけど。対決旅シリーズは太川と相手リーダーのキャラに頼っている感じしかしない。

前置きが長くなったが、今回の「陣取り合戦」の感想。

テレ東HPでは「群馬県内を縦横無尽に移動して陣を取り」とあったが、番組冒頭で「村ボーナス」(2ポイント)があると発表された段階で、両チームとも沼田市を目指すことは容易に想像ができた。

つまりは群馬県といっても、高崎市から渋川市の沿線と前橋市周辺、沼田市周辺しか出てこないんだろうなと思ったらその通り(草津温泉は出てきたが)。さらには2日目の昼過ぎから河合チームが川場村から昭和村に向かうと聞いて、「あっ、これはゴール(高崎観音山)できないな」と。これも思った通り。

結果論を言えば「村ボーナス」で沼田市に誘うのは、番組制作者の「引っかけ」だったかもね。太川は沼田市行きを河合に先行され右往左往していたが、沼田市に行かなくて正解だったことになる(もちろんこれも結果論)。

高崎市や前橋市周辺や観光地へ向かうバス路線くらいしか期待できない中で、少ないバス路線とタクシー(+徒歩)を上手く使ってという番組のコンセプトを考えれば、だいたい予想通りになるのはやむを得ないかな。

群馬県は県民ひとり当たりの自動車保有台数は全国1位(2019年)だということから分かるように、移動手段として自動車がないと生活できない県だ。最近は高齢化が進み、市町村内限定のコミュニティバスも増えたが、市町村をまたぐ路線は少ない(まあ、全国どこも同じようなものかもしれないが)。

個人的にはバス路線など何も知らないし興味もないが、出演者があくせくしながら頑張る姿を見るにつけ、それなりに楽しめたとは言える。でも群馬県内ロケとしては、はっきり言えばあまり新鮮味もなかった。

とは言え番組の楽しみ方は人それぞれで、しかも多くの視聴者は群馬県を「知らない」だろうから、群馬県がロケ地となり全国に紹介されるのは良いことだと思う。


新春の風物詩である箱根駅伝が1月2、3日に行われた。結果は駒沢大が優勝し、今年度の駅伝3冠を達成した。おめでとうございます。そんな中、ある意味で駒沢大以上に注目を集めたのが育英大。関東学連選抜の一員として1区を走った育英大4年・新田颯選手が快走したからだ。

新田颯選手
スタート後1km過ぎから飛び出しトップを独走。強豪校の選手たちを引き離し、黄色のユニフォームの「育英大学」の文字を全国に知らしめた。惜しくも終盤失速し、残り約1.5km地点で追い抜かれたが、トップと15秒差の3位でタスキをつないだ。新田選手は「悔いのない走りができて良かった」と笑顔で語った。

その育英大って群馬県(高崎市)にあると言う。はて、育英大なんてあったっけ? が正直な感想。

群馬県で「育英」と言えば、多くの人が思い浮かべるのが前橋育英高だろう。野球やサッカーの強豪校として知られる。個人的には「育英短大」があるのは知っていたので、4年制の大学になったのかな? と思った。

調べてみたら、前橋育英高や育英短大を運営する学校法人「群馬育英学園」が2018年に創設した新設大だった(短大はそのまま存続)。住所は短大と同じ高崎市京目町になっているので、「あぁ、あそこか」。

それにしても、これで育英大の認知度は大幅に増加したのではないかな。申し訳ないが、群馬県民でも知らない人の方が多かったと思う。単科大のようなので、知り合い(の家族など)が入学するなどしないと、知らなくてもしょうがないような気がする。

育英大のウェブページが一時アクセス過多で繋がりにくくなったらしい。箱根駅伝を視ていた多くの人が気になってアクセスしたのだろう。箱根駅伝恐るべし。今後は大学(チーム)として箱根駅伝に出場できるように頑張って欲しい。


「地域ブランド調査2022」の「都道府県魅力度ランキング」が発表され、群馬県は昨年と同位の44位だった。

1位北海道、2位京都府、3位沖縄県、4位東京都、5位大阪府のトップ5は前年と変わらず。北海道は14年連続の1位、もう不動の王者。6位から10位も神奈川県、福岡県、奈良県、長崎県、石川県と顔ぶれは変わらず(奈良県と長崎県の順位が入れ代わっただけ)。

上位よりも例年盛り上がるのが最下位などの下位。最下位はなんと佐賀県。一昨年の45位、昨年の46位から遂に最下位に転落。北関東3県以外の最下位は初となる。

最下位の常連(失礼!)茨城県は46位。最下位脱出! 北関東最上位は栃木県の40位(昨年は41位)、群馬県は44位(昨年も44位)。そして、もうすっかり北関東の仲間入りを果たしたと言っても良い埼玉県は45位(昨年も45位)。

今年もまた山本一太(群馬県知事)が会見で「統計学的に意味がない」とか「信頼性に欠けている」とか言ってる。そんなことはみんな分かっている。分かっていて楽しんでいる。結局は「話題になってなんぼ」。だから下位ほどネタになる。中間の25位くらいでは誰にも見向きもされない(ちなみに今年の25位は新潟県)。

まあ観光地などからすれば死活問題になりかねないとも言えるから、行政の責任者として黙ってられない気持ちも分からないではないが。でも、こんなのは笑って見てれば良いと思う。この順位が都道府県の魅力のすべてではないしね(負け惜しみもちょっと含む)。

ただ、トップ10もラス10もだいたい顔ぶれが固定化し、面白みに欠けてきたのも事実。都道府県のイメージがこれから先大きく変わるわけでもないと思うので。

群馬県イメージアップポスター9弾
ところで、「ぐんま大使」をぼちぼち代えたらいかが? 群馬県の認知度向上・イメージアップを図るという「ぐんま大使」が、未だこの2人なの? と思う。2008年から15年近くやっていて、何か群馬のイメージってアップしたのか?

でも、そこそこ知名度があってそこそこ暇な有名人って、なかなかいないものなのかな。


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高崎市の県立公園「群馬の森」にある朝鮮人労働者追悼碑(以下、追悼碑)の設置更新を巡る訴訟で、最高裁は管理団体側の上告を棄却する決定をした。これにより、管理団体側の請求を棄却した東京高裁判決が確定した。

当然の判決だろう。「政治的行事を行わない」との条件付きで許可を得て追悼碑を建てたのに、集会で堂々と「政治的発言」を行い特定勢力の「政治集会」の場にしたのだから。

1審の前橋地裁は行事参加者の発言が「政治的発言」と認め、集会は「政治的行事」と認定したにもかかわらず、群馬県の「設置更新の不許可は違法」という訳の分からない判決だった。以前から前橋地裁は変な判決が多い(東京高裁でひっくり返される)。

2審の東京高裁は「当たり前」の判決(群馬県の「設置更新の不許可は適法」)を出した。設置時の約束を破り「政治的行事」を行ったにもかかわらず、「表現の自由の侵害だ」などとの管理団体側の主張は、論点のすり替えなのは明らかだ。

「政治的発言」により「追悼碑が公園施設として存立する上での前提を失った」(東京高裁判決)とされたが、もともと「政治的イデオロギー」が内在している碑だったということだ。県民の税金で運営される「群の森」という公共公園に、こういう政治的な意味合いをもつ碑の設置は不適切だということ。朝鮮人追悼碑だからダメなのではなく、特定のイデオロギーを内在しているものはダメだということ。当然それが保守側のものでもだ。

管理団体は速やかに碑を撤去すること。意図的に撤去を遅らせる(または撤去しない)ような不法行為を行うことがないようにしなければならない。そんな対応をすれば、自らが「特定の意図を持った政治団体」であることを認めることになるぞ。


2021年の地域ブランド調査結果が発表され、群馬県は昨年の40位から44位に下がってしまった。

魅力度ランキング2021
まあ下がったと言っても、昨年の40位が過去最高順位だったことを考えると、これが群馬県の実力。最下位の47位(2012年)だったこともあるので。(表はクリックしてもらうと大きく見えます)

そして、7年連続最下位から昨年やっと脱出した茨城県(42位)が、残念ながら再び最下位に逆戻り。昨年最下位に沈んだ栃木県は、群馬県を上回る41位にジャンプアップ。栃木県は約3,000万円をかけたPR事業「47(そこ)から始まる栃木県」が功を奏したかたちだ。

それにしても、北関東3県は安定の順位をキープしている。それにプラスし、埼玉県まで40位台(38位 → 45位)にやってきてしまった。これからは北関東「4県」になるかな(笑)。

その他、下位で安定しているのは鳥取県(40位 → 40位)、徳島県(46位 → 42位)、佐賀県(45位 → 46位)。

群馬県民から見ると、みなちょっと遠い。鳥取県は砂丘、徳島県は阿波踊りを思い浮かべる。佐賀県はと言うと・・・、「♬ S・A・G・A・さが」。ゴメン、これしか思い浮かばない。


JR東日本は上越線・後閑駅(無人駅)で、かつて駅事務室として使っていたスペースをリニューアルし、学生向けの学習室として4月20日にオープンする。みなかみ町の提案にJR東日本が協力し、新たな賑わいの創出を目指すという。

みなかみ町内在住・通学の学生等が利用可能で、平日と土曜の午後から夜にかけて無料で利用できる。ただ、利用には会員登録、保護者の承諾が必要となる。

開室時間中は委託スタッフが常駐するので、賑やかしが居座ることなどは防止できる。こういうことは勉強以前の問題として必須。安心感は何にも増して必要だ。

利用のルールをみると、
・席取り禁止
・飲食不可
・私語を控える
などなので、図書館の利用ルールと同等と考えればいい。

また、「後閑駅ナカ学習室」でできることとして、
・電車や送迎の待ち時間に勉強ができる
・自分の将来の選択肢を広げることができる
 (常駐のスタッフがみなさんの将来の相談に乗ります)
・地域の大人たちと繋がることができる
 (経験豊富な大人と繋がるイベントも開催します)
とあるが、待ち時間の勉強以外は大層な目標を掲げたなと思う。

確かに電車・バスや送迎の待ち時間などに、気軽に勉強できるスペースを確保できることは、学生には大きなメリットになる。と思う反面、どれくらいの需要があるのだろうかとも思う。

腰を落ち着けて勉強するとなると、やっぱり最低1時間は必要(個人的な考えだけど)。それをわざわざ駅でやるか? 何となく利用登録者はそれなりの人数になるが、実際に利用する人は意外と少ないなんてならなければいいが。

別に本件を腐すつもりはまったくなく、みなかみ町の思惑通り駅に賑わいが取り戻せることを願っている。


2020年の地域ブランド調査結果が発表され、群馬県は昨年の45位から40位(タイ)に少しアップした。

地域ブランド調査2020
実はこの40位という結果は、群馬県の過去最高位なのだ。従来は2010年と2017年の41位が最高だった。日本の都道府県数はご存じのように47。常に40位台をキープしており、安定感は抜群だ(苦笑)。

毎回思うのだが、群馬県には草津・伊香保・水上など温泉が豊富にあるし、スキー場も多い。首都圏からも車でも新幹線でも1時間程度でお手頃な距離だし。でも、これ以外にないとも言える。いつまで経っても温泉か! ってこと。

結局は、古くからの観光地・名物しかない。時代に即した(迎合したという意味ではなく)新しい観光地の類いがない。「ご新規さん」を引きつける魅力がないということ。

群馬県イメージアップポスター9弾
個人的には未だにこの2人が観光大使をやっているのが、下位安定要因だと思っている。2008年からだし、もういいだろう。他にいないのかよ。

ところで、今回の順位で特筆すべきは茨城県が最下位を脱出したこと(42位)。7年連続最下位からついに・・・。「タレントなどが茨城県の農産品を紹介する機会が増えたことが魅力度上昇に寄与している可能性がある」(ブランド総合研究所所長談)。

お笑い芸人・カミナリのタクミの実家がメロン農家で、けっこうTVで紹介されていたことなどかな。

茨城県に代って最下位に沈んだのは栃木県。日光(鬼怒川温泉含む)くらいしか思い浮かばない。まあ、群馬県民が他県についてどうのとか言える立場ではないけど。

思い起こせば、茨城県が連続最下位になる直前の8年前(2012年)の最下位は群馬県だったということ。北関東3県で毎年最下位を争うのが、逆に3県の知名度を上げる良い方法ではないかと思ったりする。

ただ、佐賀県(45位)と徳島県(46位)も毎年強いんだよな。また今年40位台に「ようこそ」してきたのが岐阜県(42位)と福井県(44位)。みんな強そうだな。

*関係県のみなさん、怒らないでね。


救急車が交差点で右折しようとしても10台以上の車が前を素通りし、立ち往生している様子を映した動画が、ツイッターのTLに流れてきた。

救急車
その動画を観ると、確かに「ちょっと酷いな」。救急車はサイレンを鳴らすのはもちろんだが、「右に曲がります。ご注意下さい」とのアナウンスを何回も流している(写真は動画の一部)。

最初に動画を観たときには気付かなかったが、別ツイートでこれが館林市での出来事と知って、ちょっと驚くというか複雑な気持ちに。救急車に道を譲らずに、前を素通りしていた多くが群馬県民なのかと。

あんまり他県まで足を伸ばさないので、運転マナーに関しての各県比較ができるまでの経験は無いけど、それほど群馬県民の運転マナーが悪いとの認識はもっていなかった。でも、こんな動画を観せられると・・・。

山本一太知事にも情報が入ったようで、「県民の皆さん、緊急車両には道を譲っていただくようお願いします。!人の命がかかっています!」とツイート。また、動画はTV(ワイドショー)でも紹介され、全国的に広まっている。

動画は8月9日に投稿されているが、8月4日の15時過ぎに撮られたようだ、ちょうど梅雨が明けていきなり猛暑が始まったころ。多くの車が窓を閉め切りエアコン全開だったと推定される。

だからといって「サイレンが聞こえない」との言い訳にはならい。

以前に一度だけ、明らかに救急車の進路を妨害しているバカを見たことがある。救急車の前で道を譲らないばかりか、蛇行運転を繰り返し前に行かせないようにしていた。

この時は、さすがに救急隊員も業を煮やし「救急車の進路を妨害すると、違反に問われる可能性があります」みたいなアナウンスをしていた。明確な道交法違反だ。救急車に取り締まる権限はないし、そんなことよりも搬送優先だし。救急車(救急隊員)からすれば辛いところだ。

現時点でこの動画は317万回再生され、ツイートは5.3万回リツイートされている(いいねは11.5万回)。館林市は暑いことでそれなりに知名度が上がったが、以降運転マナーが悪いという知名度も上がりそうだ。

群馬県民に限らず全国のドライバーみなさん、緊急車両には適切に道を譲りましょう。


今日(8月11日)は昼前から外出し、帰宅したのが16時過ぎ。外も嫌になるくらい暑かったが、室内も「モア~」って感じですごいことになっていた。

37℃!
部屋の温度計が37℃くらいを指している。アナログ計なので正確ではないけど。それにしても。室内でも熱中症になる可能性があると言うが、この温度なら納得だ。すぐさまエアコン全開で冷やしたのは言うまでもない。

気象庁のHPを見てみたら、群馬県内では伊勢崎市と桐生市が40.5℃! 40℃なんていう気温が普通に出る気候になった。ちなみに、この40.5℃は最高気温の歴代13位タイに相当する。歴代最高は熊谷市の41.1℃(2018年)。

群馬県内のその他の地点では、前橋市も39.8℃で40℃寸前。高崎市(上里見)が38.9℃、暑いことで有名になった館林市は39.9℃。館林は観測地点が変更になった後でもやっぱり暑いね(以前の観測地点は、照り返しの影響を受けるから高く出ると言われていた)。

北部の沼田市でも38.1℃。群馬県民からみても沼田は相当北部。沼田でこの気温ですか。みなかみ町も34.7℃、もっと北部で山間部の藤原(みなかみ町)でも33.5℃。

草津町は少し涼しい31.3℃。草津はほとんど30℃を越えないイメージなので、これでも相当暑い。

群馬県内の観測地点で最も低かったのが嬬恋村(田代)で30.0℃。高原キャベツが有名なところだ。田代から鳥居峠を越えると長野県菅平高原も近い。そんな田代で30℃かあ。

群馬県内すべての観測地点で30℃超え。ちょっと暑すぎる。

今年は7月いっぱいまでの長い梅雨で、身体がまだ暑さに慣れていない時に連日この暑さ。体調管理をしっかりしつつ、ダレないようにしないと。そうでなくともお盆休みで不規則な生活になりがちなので。


2019年の地域ブランド調査結果が発表され、群馬県は昨年の42位から下がって45位となった。また定位置のワースト3圏内に戻ってしまった(苦笑)。

ワースト5は栃木、徳島、群馬、佐賀、茨城の5県。昨年のワースト5にいた埼玉(43位→41位)が群馬(42位→45位)と入れ替わっただけで、ほぼ同じ顔ぶれ。

最下位の茨城県は7年連続。知事が公表時期(台風による水害など)と結果にクレームを入れた結果、ブランド総合研究所のページにはお詫びの文章がアップされ、31位以下は現在削除(当面とのこと)されている。

上位もほぼ固定化され、1位北海道、2位京都府、3位東京都は変わらず。石川県が昨年の11位からトップテン入り(9位)。石川県は北陸新幹線の延伸開業(2015年)以来順位を徐々に上げてきたが、遂にという感じ。

朝日新聞などを中心に、新幹線の延伸や新設などに対し脊髄反射的に反対する勢力もいるが、こういった結果を見ると国民は正直だなと思ってしまう。

さて話を群馬県に戻すと、最近5年では45位→45位→41位→42位→45位という結果。でも得点を見ると4年前(2015年)の7.4点から今年は11.5点とアップしているので、少しづつ魅力度も上がっているとも言える。

群馬県観光ポスター
ただ、群馬県の観光大使が未だにこの2人じゃと思うのはオレだけかな(写真は今年の群馬県観光ポスター)。井森はいいんだけど、中山がなぁ・・・。あんまり好きではない。しかし、じゃあ誰? と言われると、幅広い支持を得られる有名人って、あんまりいないんだよね。しいて言えば乃木坂46の白石麻衣かな。

篠原涼子もいいけど、桐生市の観光大使になってる。桐生市が2015年に作成したポスターは大好評だった。(「桐生市観光大使・篠原涼子のポスターが大評判!」参照)

まあ、群馬県は下位だからこそ話題になるので、中途半端な順位よりかはワースト3くらいの方がいいような気もする。


2018年の地域ブランド調査結果が発表され、群馬県は昨年の41位からちょっとだけ下がって42位となった。

都道府県魅力度ランキング
最下位はいつもの茨城県。これで6年連続の最下位。ワースト2(46位)は昨年に続き徳島県、ワースト3は同点で栃木県と佐賀県(44位)。佐賀県、徳島県、茨城県のワースト3は2年連続。栃木県は2年ぶりのワースト3。

だいたいランキングが固定化されたイメージ。上位は北海道、京都府、東京都、沖縄県、神奈川県、奈良県、大阪府、福岡県、長野県あたりが一桁台。逆に鳥取県、群馬県、埼玉県、栃木県、佐賀県、徳島県、茨城県が連続の40位台。その中で、昨年40位の岡山県が34位に上がっている。ちょっと悔しい。

この調査(2009年から)の結果で、北関東のイメージは知名度が低く魅力もない県というのが固定化されてしまったんじゃないかな。かと言って、群馬県がランキングを大きく上げる要素もないし・・・。

まあ、群馬県から見れば、栃木県、茨城県と大きく順位が違わない安心感がある。ワースト2の徳島県も他の四国の県と比較しても許容範囲か? (愛媛県(27位)、高知県(32位)、香川県(34位))。

ところが、ワースト3の佐賀県はお隣の長崎県(10位)とは大違い。佐賀県辛くないか? 群馬県民がそんな心配するのは失礼かな。


5月3日に群馬音楽センターで開催された護憲派の集会「5・3憲法記念日集会」(5・3憲法記念日集会実行委員会主催)は、余りの極端な思想にドン引きだ。「5・3憲法記念日集会実行委員会」は、県内の九条の会や一部労組で構成されているというから、どこぞの政党の傘下だな。

まともじゃないな
安倍首相をヒトラーに模した写真を出し、その吹き出しには
・自衛隊が国軍になり世界へ派兵
・米軍の命令で日本人兵士が死ぬ
・高校に制服の兵士がリクルートに
・監視・格差の強化、戦前型の社会
とある。

主催者、参加者とも特別な方々だろうから、一々目くじらを立てることはないのかもしれないが、こういう会にはやっぱり元朝日新聞記者が顔を出す(苦笑)。記者を辞めた後「九条の会」の世話人をやってるくらいだから、現役の時にどんな記事を書いていたかは想像がつく。

憲法に自衛隊を明記すると、どういうロジックで上記のような言い分になるのかさっぱり分からない。

こういう方々が大好き(だと思われる)中国や北朝鮮に対しては、どう考えているのだろうか? 許される独裁なのか頼もしい独裁なのか。それともうらやましい独裁なのか。

まあ、何にしても理解できない。また、ある意味「特別」な人たちの集会を「護憲派集会」などと報じる上毛新聞を始めとした新聞メディアはどういうつもりなんだろう。

それにしても、一部護憲派の人たちは、何でこんなにヒトラーが好きなのだろう?ヒトラーも現代の日本で自分を模した画像が毎日のように使われていることを知ったら驚くだろうな(苦笑)。


群馬県と言えば、いろんなランキングで軒並み最下位を争っている。
 地域ブランド調査:2016年45位、2017年41位
 美肌県グランプリ:2016年、2017年連続最下位

そんな群馬県が全国トップという記事を見つけた。それも3つも!

まず1つ目は、「男性喫煙率」。
成人男性の喫煙率は群馬が37.3%(2位福井、3位北海道)で、最も低いのは滋賀(20.6%)だという。

オレはタバコを吸うが、群馬の男性の喫煙率が高いというイメージはあまりない。以前、行くことが多かった青森の方が喫煙率は高いと思うけどなぁ~。

そうでなくても、喫煙者は肩身の狭い思いをしているのに、こういうランキングが出ると、より一層厳しくなりそうだ。バカ高いタバコ税を払って、地方の税収に貢献しているにもかかわらず、思いっきり嫌われている喫煙者。

非喫煙者のみなさんに迷惑がかからないように、これまで以上に気をつけよう。

で、2つ目は「市町村庁舎の標高 高低差日本一」。
県内の役場のある標高が、草津町1181m、板倉町17.6mで、高低差1163mが日本一だという。2位の福島県(929m)を大きく上回る。

だから何? としか思えないランキング。群馬県は関東平野に引っかかる平野部と、三国山脈などに連なる高地が共存している。ただただ、そういう地形の特徴でしかないと思う。まあ、確かに季節感が低地と高地でズレがあるので、桜の開花などは長く楽しめる。

そして、3つ目は「花粉症の症状持ち」。
群馬県民の半数以上の52%が「症状」があり全国1位だ。2位山梨県、3位滋賀県で、低いのは沖縄県、北海道など。

これって何となく理由が分かりやすい。とにかく自然が豊かだ。言い換えれば、山が多く樹木が生い茂っている。さらに風が強いときている。花粉が飛ぶ環境がそろっている。

喫煙率と言い高低差と言い花粉症と言い、どうでもいい。群馬県が1位というランキングを探したが、しょうもないのしか見つからなかった。でも、すっごく良いところだよ(とフォローをしておく)。


群馬県立公園「群馬の森」の朝鮮人追悼碑をめぐる訴訟について感想を書いたが(「群馬の森の朝鮮人追悼碑問題」)、それを報じた地元紙・上毛新聞の記事があまりにも内容がなく、新聞としてのレベルの低さが見て取れる。

特にひどいのは、報道部・関口健太郎記者が書いた「解説」。解説でも何でもなく、判決内容をなぞっただけの代物。よく「解説」などと名付けたものだ。

判決内容以外の言及は自身の感想(約40文字)とありきたりの「県民の理解を得られるよう云々」の約40文字。判決(文)から何が読みとれるのかみたいなものは一切なし!

よく恥ずかしげもなく署名入りで書いたもんだ。まあ、日頃の紙面はほとんどが共同通信の配信記事で、群馬県ネタをほのぼの書くだけの新聞だから、記者のレベルが低いのもしょうがないんだけど(苦笑)。

地方紙にありがちな共同通信の左翼記事ばかり目にするから、記者連中が左側に流れるのは多少致し方ない面もあるが、今回のは記者の能力自体がないことを見事に証明した形だ。

最近、いろんな記事に「記者の視点」(だったかな?)みたいなのを付けだしているんだけど、これも呆れるほど内容がなく「小学生の感想文?」と思われるものばかり。しかも、それを顔写真付きで載せてるんだから、何を考えているんだか・・・。

こんな新聞に毎月3000円以上払っているのは、本当にバカらしいことなんだけど、お悔やみ欄だけは県内一なのでしょうがないんだよな。


群馬の森 朝鮮人の碑
群馬県立公園「群馬の森」の朝鮮人追悼碑の設置更新を巡る訴訟で、前橋地裁は群馬県の更新不許可処分を「取り消し」た。

群馬県は設置許可時の条件「政治目的で使用しない」を破ったから不許可というものだが、判決は「裁量権の逸脱」との判断。

やれやれ。
判決では、「追悼碑を守る会」が「政治的行事を行った」と認定。行事への参加者の発言が「政治的発言」と認められたものだ。また、「守る会」側が不許可が「表現の自由の侵害」とか言っていたことも否定した。

つまりは、設置の際の条件である「政治的行事を行わない」を破ったと認めたのに、判決は「不許可取り消し」。

何で?
県が設置条件の違反を確認したのに、迅速な対応を取らなかったことを理由に、県が主張した県民の憩いの場としての「公園効用が失われる」とは、県は考えていなかったとされてしまった。

つまり、請願が出て県議会で採択されたから、県は不許可にした。裁判で「公園効用が失われる」との主張は後付けだと判断された。

なんてことはない、群馬県の問題意識の低さが招いた「敗訴」だということ。普通に考えれば、設置時の約束を破った「守る会」側に非があるのに、県が負けるというバカさ加減。

県には控訴した上で、もう少しましな法廷対策を行って裁判に臨めと言いたい。撤去に向け、県はしっかり対応して欲しい。

県民の税金で運営される公園内に、特定の思想に基づく特定の碑を建てること自体が、個人的には納得できない。それは右でも左でもだ。「政治的行事」が行われたか否かではなく、碑があること自体が県立公園としてふさわしくないと言う考え。

角田義一の私有地に移せば、何の問題もなくなるんだけどね。国会議員時代に説明できない裏金もらってたようだし、それを使えよ。


東名高速でワゴン車の夫婦が後続車にあおられて停止させられた後、大型トラックに追突され死亡する事故が発生。その後も同様の危険運転が相次いでいることを受け、群馬県警は危険な走行車両の情報提供などで相互に協力するとの協定を群馬県トラック協会と結んだ。

まあ、それはそれでいいのだが、県警とトラック協会は協会員がすべてまともな安全走行をしているとでも思っているのか?

煽り運転をするトラックは多いし、割り込みや信号無視をするトラックが多いのも事実だ。会社名を表示したトラックで、そんなことをすれば会社のイメージが一発で悪くなるのに、そんなことも理解していないドライバーがいる。バカ丸出しだ。

オレはマナーの悪いトラックの会社名は、必ずできる範囲で確認する。今回、協定を結んだとのニュースを知り、協会員を調べたら、いるわいるわ(苦笑)。

「危険な走行車両の情報提供」だと? まずは自らの協会員の教育をしっかりやれと言いたい。協会のHPを見ても、安全運転講習やマナー講習をやったとの記事は一切無い。

こんな連中が、何を上から目線で「危険な走行車両の情報提供」だ。笑っちまう。

県警もこんな連中から情報提供を受けるくらいなら、協会員のトラックをよく指導しろと言いたい。隠れて取り締まりをやっているくらいなら、啓蒙活動にもっと力を入れろ。

もちろん、「ほんの一部」の協会員、ドライバーの事例だとは思う。ほとんどの協会員(ドライバー)は安全運転を励行している(のだろう)。でも、「たまに」非常に安全運転をしているトラックを見ると「珍しい」と思ってしまうのも事実だ。

トラック協会は、まず自らの足下をよく確認しろ。県警は、そんな情報を鵜呑みにするな。

非常に悪い例えだとの認識はあるが、「泥棒に泥棒を見つける協力」を頼んだようなものだと、性格の悪いオレは思ってしまう。

今度見つけたら会社名と状況(日時、場所など)を晒してやろうかな。


2017年の地域ブランド調査結果が発表された。
群馬県は前年の45位から少し上がって41位となった。

昨年(2016年)はワースト3を群馬県、栃木県、茨城県の北関東3県が占めていたが、群馬県が41位、栃木県が43位と脱出。ただ茨城県は残念ながら5年連続最下位をキープ。代わりに、45位佐賀県、46位徳島県が入った。と言うか落ちてきた。

ところで、トップ北海道の魅力度54.2、2位京都府の同46.3、3位東京都の同35.1と比べると、群馬県は同10.8。この圧倒的な差はしようがないにしても、福井県(39位)や岡山県(40位)にも負けてるのはなぜ?? 鳥取県とも同点の41位。福井県、岡山県、鳥取県の皆さん、ごめんなさい。でも群馬県民の本心。

群馬県の認知度は高くないだろうが、草津温泉、伊香保温泉、水上温泉など県内に温泉地は豊富にあるし、スキー場も多い。ただ海がないので、夏の観光には向かないかな。富岡製糸場の世界遺産化は、もう旬が過ぎたから貢献度は「なし」だろうが。

地域ブランド調査が、都道府県の評価を始めた2009年以降、群馬県の順位は
 2009年 45位 魅力度7.4
 2010年 41位 魅力度10.2
 2011年 44位 魅力度9.8
 2012年 47位 魅力度7.6
 2013年 44位 魅力度9.5
 2014年 46位 魅力度8.8
 2015年 44位 魅力度8.7
 2016年 45位 魅力度8.5
 2017年 41位 魅力度10.8
(2015年は母集団に70代を含め再集計したため、当初の順位が一部変更なっている。群馬も45位から44位に上っている)

安定的に下位をキープしている(笑)。中途半端に順位が上がるなら、群馬・栃木・茨城の北関東3県でワースト3を占めていた方が、ネタ的には良かったのでは? と思ったりする。


でりしゃす
フレッシュコーポレーション(群馬県太田市)は、運営する惣菜店「でりしゃす」の全17店を9月19日で閉店した。

O157に感染した3歳の女児が亡くなるという痛ましい事態を考えれば当然とも言える。未だに感染源が特定できていないが、感染源がどこにあろうとも、「デリシャス」の店舗を経由し広まったことは確かなことで、最終販売者としての「デリシャス」の責任はまったく免責されない。

フレッシュコーポレーションは「引き続き感染源の特定に向け、所轄保健所の調査に全面的に協力してまいります」とのコメントを出しているが、当然のことだ。閉店により、一部店舗への立ち入り検査が中止になったことは、腑に落ちないけど。

フレッシュコーポレーションの本業はスーパーで、別会社になっているとは言え居酒屋も経営している。飲食を扱う会社としての姿勢を確認することにもなったと思うが。

「でりしゃす」全店閉店は、いろいろ衛生面を強化しても客足が戻らなかったという単純な理由だ。会社全体の足を引っ張るだけなので閉めてしまえとう経営判断でしかない。

感染源がどうあれ、フレッシュコーポレーションの安全性は地に堕ちた。本業がこのままの状態で続けられると思ったら大間違いだと思うぞ。

フレッシュコーポレーションが真に反省のうえ対策を行い、消費者の支持を再び得られるかは、同社自身の考えひとつでしかない。

今回のケースは、品質問題は会社(店)を潰す典型だ。フレッシュコーポレーションには、「誤報を訂正する法的根拠はない」などと嘯き、反省するそぶりもない朝日新聞のような「腐れ外道」にならないことを期待する。


前橋地裁で、ある訴訟の口頭弁論が行われたという記事を読んだ。

集団的自衛権の行使をを可能にした「安保法制」は違憲で、平和的生存権などが侵害されたとして、1人当たり10万円の損害賠償を求めているもの。原告は群馬県民を中心に175人。全国で提訴している集団訴訟の一環だという。

原告側弁護団の廣田繁雄は
「憲法無視ではないか。絶対に許してはならない」
とか言ってるが、これってただの個人の思想ではないか?

原告側の集会でも、群馬大准教授・藤井正希は
「憲法改悪阻止に向けて頑張っていきましょう」
だって。結局言いたいのはこれなのね。ただの左翼の集会だ。

「安保法制違憲訴訟の会」とかいうのが主導しているようで、全国20地裁(23訴訟)で提訴している。(群馬県は「安保法制違憲訴訟ぐんまの会」)

「安保法制は憲法9条違反」だということのようで、9条があるから日本は平和で、これからも平和が維持できるという愉快な発想の方々。日米安保は破棄し米軍基地も廃止。自衛隊もいらない。憲法9条さえあればいい。もうこうなると、憲法9条教だな。

上記集会では、北朝鮮のミサイル発射を受け、
「(安倍首相や菅官房長官の会見は)大本営発表のようだ」(渋川市女性)
「防空壕に入れとか言うのは日本だけ」(大塚武一弁護士)
とかいうユニークな発言もあったようだ。

日本で訴訟を起こすのもいいけど、中国や北朝鮮にも憲法9条を広める活動をした方がいいんじゃないの?


化粧品会社「ポーラ」が行っている、女性の肌の美しさを競う「ニッポン美肌県グランプリ」が発表され、群馬県は最下位(47位)であった。

今年5回目であるが、群馬県は過去46位、最下位、最下位、44位と来て、今年また最下位。しかも46位の沖縄県にも大きく差をつけられ、ダントツの最下位!

どういうこと? 群馬県の女性はそこそこキレイだと思うし、肌が美しくない(つまり汚い?)との認識もなかったけど・・・。

「ポーラ」が過去から蓄積してきた「肌のビッグデータ」を基にしているらしい。美肌に影響を与える要素として、①水蒸気密度 ②日照時間③生活習慣 ④肌嵐風 ⑤毛穴熱風 の5項目。聞きなれない肌嵐風とは、肌のうるおいを奪う高い山脈を越えてくる乾燥型の肌荒風と、狭い平野を通り抜ける突風型の肌荒風。毛穴熱風とは、毛穴を開かせる山と海から吹き込む熱風。

肌嵐風と毛穴熱風の定義を見た瞬間、これはダメだとすぐ分かる。群馬県は夏は暑くて日照時間が長い。館林は日本一の気温を叩き出す(笑)。秋から冬にかけては赤城颪と呼ばれる乾燥した強風が吹き荒れる。俗に言う「空っ風(からっかぜ)」だ。

女性の美肌を維持する環境が整っていない県だということになる。自然環境が大きく影響しているとなると、これから先も順位アップは期待できなそうだなぁ~。

「地域ブランド調査」でも群馬県は45位だったことを考えると、「生活しずらく、魅力もなく、女性の肌が荒れている県」などというレッテルを貼られそうだ(涙)。

関連
 「地域ブランド調査2016 群馬県は45位!


平成27年(2015年)国勢調査の速報値が公表され、同年10月1日現在の群馬県人口が197万3476人で、平成7年(2005年)の国勢調査で200万人を超えて以来、初めて200万人を割り込んだ。

とは言え、群馬県が毎月発表している「移動人口調査」結果では、既に平成24年10月時点で199万2432人と、200万人を割り込んでいるので、別に驚きもしないけど。

日本全体で少子高齢化が進んでおり、人口が減少傾向に入っていることは既知なことだ。

そこで、気になるのは「上毛かるた」・「ち」の札の動向だ。「ち」は「力あわせる ◯◯◯万」と群馬県の人口を詠んでいる。

上毛かるたの初版は昭和22年(1947年)で「力あわせる 160万」。以降、昭和48年(1973年)に「170万」、昭和52年(1977年)に「180万」、昭和60年(1985年)に「190万」、平成5年(1993年)に「200万」と、順調(?)に増えてきた。

人口はこれからも漸減傾向が続くだろう。中途半端な数字にはできないだろうから、人口が190万人に減るまでは変更しないだろう。でもこの調子で行くと10年以内には変更されるかもね。しょうがないね。

ところで、群馬県民は「ち」の札を何万人で覚えているかで、歳がばれるんだよね。オレの時? さて何万人だったかな(笑)。


ブランド総合研究所は「地域ブランド調査2016」を発表した。

群馬県は第45位!! (昨年は44位)
下を見ると栃木県と茨城県。北関東がワースト3を占める結果となった。

調査はそれぞれの地域に対して魅力度、認知度、情報接触度、各地域のイメージ、情報接触経路・コンテンツ、観光意欲度、居住意欲度、産品の購入意欲度、地域資源の評価などを質問。3万人以上が回答している。

この中で、認知度36位、情報接触度24位、観光意欲度44位、居住意欲度38位など。

認知度36位はこんなもんだと思うが、観光意欲度44位って? 群馬県って観光くらいしかないような気がするのに・・・。観光といっても温泉くらいだからかなぁ~。

富岡製紙場他、絹産業遺産群が世界遺産になっても、大して効果はなかった? ということかな。と言うか、もう旬は終わった?

でも、群馬県は住めば良いところだよ。自然環境は良いし、空気はきれいだし(笑)。新幹線も走っているし、高速道路網も整備されているし。まあ、車がないと生活できないほど、公共交通機関は不便だけど。

とりあえず、栃木(46位)、茨城(最下位)より上だからいいかっ!


太田市臨時職員の男性が国際ゲーム大会の格闘ゲーム部門で優勝したという上毛新聞と朝日新聞の「誤報」について。
(「太田市臨時職員の国際ゲーム大会優勝は『ウソ』だった」参照)

9月27日に記事が出ると、その直後から、そのことを疑問視する声が挙がっていたらしい。何と、BuzzFeed Newsが当人に直撃インタビューをしていた。

こんな感じ(要約はしている。趣旨は変えてない)。オータムスタンフェスト2016への参加の有無と、優勝したのは事実か?
「事実です。大会自体はクローズドで開催されている招待制のもので、大会主催者からメールで出場の打診があった」
「開催の概要は内部関係者に配ったが、実際に参加したことの記録や、証拠として提示できるものはない」
「毎週行われている小規模なものであり、名称もその都度変更になるような、日本で言うとゲームセンターで開催される程度の規模の大会」

ゲーム業界では無名だが?
「これまでオンライン対戦を中心に活動しており、自身の名前が出るような大会にはほとんど出場していない」

Facebookの写真は?
「普段から建物や風景の写真を保存しているので、自分が撮影したものでない写真も使ってしまったかもしれない」
「大会会場やプレイ前後の写真は、時間がとれず、撮影していない」

大会の参加・優勝を示す証拠はあるか?
「小規模な大会だったので、賞状もトロフィーももらっていない」

ドルかユーロ建てであろう賞金額の詳細は?
「実際に受け取っていないので正確な額は分からない。300万円は過去の参加者に聞いたもの」

出場を打診するメールは残っているか?
「連絡があった当時の携帯電話が壊れてしまったので手元に残っていない」

このやり取りを見れば、胡散臭さ満載。ゲームセンターが主催するような大会で、優勝賞金が300万円って。実際は、300万円か次回のシード権のどちらかの選択で、当人はシード権を選んだと言っていた。

Facebookの写真とは、ドイツ・フランスの風景写真や、食事の写真を画像検索すると、第三者の過去のブログの使用写真と完全に一致することからの質問。

ちなみに、このBuzzFeed Newsは決っしてゲーム業界紙ではない。ちょっと疑問に思って調べれば、すぐにばれるウソだったということ。つまり、上毛新聞と朝日新聞は何にもしていないということ。

9月27日に記事になって(Web版含め)、その日中に疑義がネットで拡散しウソがばれ当人が認める。翌日の新聞に訂正とお詫びが載る。凄い時代になったもんだ。


9月28日の上毛新聞1面に、「『格闘ゲーム優勝』は虚偽」という訂正記事が載った。

元々の記事自体の記憶はまったくなかったが、「太田市臨時職員の男性(23)が渡仏して大会に出場したした事実はなく、格闘ゲーム部門で優勝したとする報道は事実無根だったことが分かりました。読者の皆さまに深くお詫び申し上げます」ということなので、前日の紙面を改めて見てみた。

上毛新聞
カラー写真には満面の笑みを浮かべた臨時職員の姿が。何でも仏で行われた総合ゲームイベント「オータムスタンフェスト2016」に出場し、格闘ゲーム「ギルティギア」のトーナメントで2回戦敗退したものの敗者復活戦で勝ち上がり、各国の愛好家約100人の頂点に立つ初優勝を成し遂げた。サブイベントの格闘ゲーム「ブレイブルー」では無敗で優勝したとのこと。

これを真に受けた太田市商業環境部は記者会見をセッティング。上毛新聞と朝日新聞が記事にした。当人は記者会見用に説明資料を用意してきたというが、どんな資料だったんだ(笑)。

さらには、この臨時職員は行ってもいないのに、FBにフランスやドイツを旅しているような街並みや食べ物の写真を掲載していた。

まあ、こんなウソは直ぐばれるもんで、「そんなゲーム大会は存在しない」とネットで炎上し、あっさり終了となった。

当人が1番悪いのはもちろんだが、太田市、上毛新聞、朝日新聞もまったく裏付け確認をせず垂れ流したことになる。太田市は臨時職員を疑いもせず、上毛新聞、朝日新聞は記者会見の内容なら無条件に記事にする。

「国際大会」と冠が付けば、もっと世間で騒がれていてもおかしくないだろう。それに調べればすぐ分かる。物事を何でも性悪説で捉える必要はないかもしれないが、特に新聞記者なら無条件で性善説に捉えるのはいかがなものか。

上毛新聞なんて、ほとんどの記事は共同通信の配信記事で、自ら書いているのは群馬県ネタしかないのだから。その群馬県ネタでミソをつけているようでは、どうしようもない。猛省が必要だ。

最後に、朝日新聞は最初Web版から削除したのみだった。おっ、お得意の無かったこと作戦か? と思ったが、その後謝罪・訂正を載せた。この時間差が朝日新聞らしいと言えばらしいけどね。

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