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Tigerdream が真面目なことから いい加減なことまで、適当に綴っているブログ

カテゴリ: 政治雑感


東京都江東区の木村弥生区長が、区長選の期間中に自身への投票を呼びかける有料ネット広告を掲載していた疑いがあるとして、東京地検特捜部が捜索を行っている。木村区長は一部事実を認め辞任した。また、木村区長に有料広告を持ちかけたとして柿沢未途衆院議員は法務副大臣を辞任した。

この一連の報道を見て思ったことは「柿沢未途って自民党に入ってたの?」。実はコイツの記憶って、民進党(当時)時代にデマノイや玉木雄一郎などと一緒になって安倍首相(当時)を批判してたってこと。野党なので批判はいいけど、実はその批判は事実誤認だった。その時、柿沢はどうしたか? 謝罪もせず逃亡した。その程度のヤツ。
(「民進党・デマノイって風刺画も理解できないアホだった」参照)

玉木、柿沢
柿沢の超絶に恥ずかしい写真。コイツは未だに謝罪してないはず。自民党はよくこんな恥ずかしいヤツを入党させ、追加公認とは言え公認したものだ。

デマノイが「ここにも描いてあるように、安倍さんの顔で日本の津波からG7首脳の方々が『あの大馬鹿野郎から逃げようぜ、逃げたほうがいいよ』という、これイギリスのTIMESという有力新聞ですよね。つまり、安倍総理が国内で国民に言っていることは、捏造なんじゃないの? ということですよ」とおバカ発言をしている横で、ニヤニヤしながら風刺画を掲げていたな。

津波は元ロンドン市長のボリス・ジョンソンって書いてあるにもかかわらず、デマノイや柿沢は風刺画をよく見ていないという滑稽さ。

柿沢FB
柿沢は自らのFBの投稿を削除し逃亡。民進党の議員は批判屋でしかない(実質今の立民)。だからソースすら自分で確認もしない。その場その場のネタに、ろくに考えずに飛びつく。柿沢って民進党時代と変わっているのか? 人間そう変われるものではないぞ。

今回の事件の背景は選挙区事情があるようだが、コイツのことだから何の説明もせず逃げようとするだろうな。民進党時代は「削除し逃亡」で、今回は「辞任して逃亡」。でも、地元区議にカネを配っていたとの報道もあり、首筋が寒いんじゃないか?


自民党の女性局長を務める松川るい参院議員ら同局メンバーが、フランス研修中に「観光旅行」にみられかねない写真を交流サイト(SNS)に投稿して物議を醸している。

研修はフランスの国会議員らと少子化対策などの意見交換をするのが目的だったというが、パリのエッフェル塔前でポーズを決めた写真などを投稿したため、「旅行気分だ」「感覚がずれている」などの批判が殺到、大炎上状態となった。
(「「エッフェル姉さん」炎上に思う「庶民感覚」」参照)

批判の大きな理由が「庶民感覚の欠如」。ちょっと「庶民感覚」について考えてみた。

過去にも「庶民感覚の欠如」と批判された事例がある。思い起こされるのが、麻生太郎が首相当時カップ麺の相場を聞かれ「400円くらいですかね」(当時130円くらい)と答え、「庶民感覚が無い」と非難された。また、安倍晋太郎元首相も総裁選の決起集会で食べたカツカレーが3,500円と分かると、やはり「庶民感覚がぁ~!」と批判された。

では、麻生太郎(首相)が「スーパーAは130円だけど、スーパーBは124円だった。スーパーCは安売りで120円で売ってましたよ」なんて答えたらどうだろう? 「庶民感覚があるなあ」と褒められただろうか? 「そんなことより、首相として政治をしっかりやれ!」って、違う批判をするのではないか?

安倍元首相の決起集会も同様だ。総裁選出馬という、ある意味決戦だ。特に安倍氏の場合、政治家としての再起がかかっていた。失敗したら党内での政治生命を失う恐れもあった。そういう集会で「500円のカツカレー」で頑張ろーってやったらどうだろう? 政治資金にも窮してるのか、などと言われるだけだろう。TPO的にもどうなんだ? という意見も出るかもしれない。

結局は批判となるのは時と場合であったり、他との比較でしかない。一番大きいのは「誰が」ってこと。そこには「批判こそ我が使命」と考える勢力がいることだ。そう、朝日新聞などを中心とした左派メディア、極左団体(朝日などは市民団体と呼ぶが)、左派論者(コメンテーター)など。それと政策の素養もなく、明確な国家感も持っていない口だけ達者な野党議員。

「庶民感覚」って言葉は都合良く使われているだけだと思う。国家・国民のために行う施策の、優先決定要因が「庶民感覚」ではないだろう。もちろん無駄遣い的なものはダメだが。

いやいや施策の話ではなく、政治家の資質としての「庶民感覚」だと言われるかもしれない。政治家としての初心のようなことを言っているなら否定はしないが、「庶民感覚」が政治家に求められる第一要素とも思わない。「政策立案力」「実行力」「行動力」「調整力」とか。それこそ多数ある中のひとつだと思う。

エッフェル姉さんや今井絵理子が問題なのは「庶民感覚の欠如」じゃなく、政治家としての「想像力の欠如」だ。旅行のスナップ写真を連想させるような写真をアップすれば、こういう批判が起こるのではないかということすら想像できないエッフェル姉さん。これが問題なのだ。

個人的には「庶民感覚」より「政治的想像力」の方が重要だと思う。「想像力」と言うとただのイメージ論に聞こえてしまうかもしれないが、そうではない。ひとつの施策を行おうとすれば、それに伴う様々な要件を考慮する必要がある。「想像力」はいろいろな意味での実力に裏打ちされていなくてはいけないのだ。

そういう意味では、今回のエッフェル姉さんらは「箸にも棒にも引っかからない」レベルである。余談だが、蓮舫の「ブーメラン」も「想像力の欠如」のひとつだ。

最後に一言。とある政党が強調する「生活者目線」(ある意味「庶民感覚」)。その中で「子育て中のママ」(これも、ある意味「庶民感覚」)を強調して当選した議員が、「給与住居てとう」「通勤てとう」「期末てとう」「退職てとう」を連発。

庶民感覚を売りにしていたのに「手当(てあて)」など気にしないで、これまで生活してきた人物だったという笑い話。「てあて」を「てとう」と読む人物に、「庶民感覚」などまったく感じないがどうだろう。でもこの議員が「庶民感覚の欠如」と批判されることはない。さらには「漢字が読めない議員」と批判されることもない。

当然、朝日新聞のデジタル版でこの議員のことを検索しても「てとう」発言は出てこない。これが物語っていることがすべてだと思うけどね。


自民党の女性局長を務める松川るい参院議員ら同局メンバーが、フランス研修中に「観光旅行」にみられかねない写真を交流サイト(SNS)に投稿して物議を醸している。

エッフェル姉さん
研修はフランスの国会議員らと少子化対策などの意見交換をするのが目的だったというが、パリのエッフェル塔前でポーズを決めた写真などを投稿したため、「旅行気分だ」「感覚がずれている」などの批判が殺到、大炎上状態となった。松川参院議員は今回の件で「エッフェル姉さん」というニックネームを頂戴している。

今回の自民党女性局の「研修」は党費と自費で賄われているらしいが、自民党にも政党交付金という名の税金が支払われていることから、それが原資になっている可能性も批判の的になっている。

批判を抑えようと言い訳をすればするほど、更に炎上(エッフェル姉さんが次女を同行させていたとか)する悪循環。参加していた今井絵理子参院議員の強気の発言も、火に油を注いでしまっている。

国会議員や地方議員の「研修」と称する「慰安旅行」は、過去から批判の的になっている。どんなに「研修」だと言い張ったところで、庶民(国民とは言わない)は納得しない。自分には縁の無い世界だからだ。それを税金(が含まれるかも?)で行っていることに庶民は怒るのだ。

エッフェル塔をバックにした写真以外にも、リュクサンブール宮殿での記念写真、高級ディナーとおぼしき料理写真など、燃料はどんどん投下されている(苦笑)。こういう「観光旅行」を連想させるような写真を投稿することが、どんな反応を引き起こすかの想像力がないことが、一番の問題なのだと思うが。

どのように批判されようが、彼女らがそれらを見返すような成果・実績を上げればいいだけのこと。そんなにすぐに成果は出ないよと言われるだろうが、それができない限り「税金も含まれる党費を使ってパリに遊びに行った議員さん」とのレッテルを剥がすことは、相当難しい状況だ。

エッフェル姉さんを始めとした「研修」参加者が、批判されている大きな理由として「庶民感覚の欠如」があげられている。オレは「庶民感覚の欠如」が問題ではなく、政治家としての「想像力の欠如」だと思っている。

エッフェル姉さんらを擁護する気はないが、この「庶民感覚」って一体何だろう? 次回、考えてみたいと思う。


11月1日の産経新聞(Web版)に掲載された「立民『論客』相次ぎ落選 『批判だけでは支持されず』」との見出しが目に入った。後半部分は納得なのだが、前半部分の「論客」にはどうにも違和感を感じた。まあ、取りあえずという感じで読んでみた。

今回の衆議院選で落選した立憲民主党の辻元清美、黒岩宇洋、今井雅人、川内博史のことを書いていた。書いていたと言っても非常に短い記事。

「論客」って? と思ったが、辻元は「週刊誌報道をベースに質問」、黒岩は「(安倍元首相から)真っ赤なウソと反論された」とか、「論客」とはかけ離れたエピソードが書かれている。

確かに、辻元の質問に中身はまったくなのはいつものこと。安倍元首相からも「意味のない質問だよ」と言われる始末。黒岩は桜を見る会の前夜祭に「銀座・久兵衛の寿司が出た」と真っ赤なウソ発言をしていた。しかも後にウソがバレると、言ってないと言いだす始末。

今井雅人は国会議員でいることが目的のヤツで、旧民主党を振り出しに毎回政党を変え(日本維新の会、維新の党、希望の党)、いずれも比例復活で当選してきたヤツ。

川内博史は「オスプレイって重さ15トン。15トンの鉄の塊は15万円。それがなんで200億円にもなるの」と、わけの分からないバカ発言。他にも、ツイッターで「(コロナ禍で)1年我慢してきた。正月も帰省しなかった」と書いたが、実は正月に帰省したことがバレても知らん顔。

こんな連中のどこが「論客」って思ったが、これって産経の「当てこすり・皮肉・嫌み」と考えると、妙に納得。

記事の最後に立民中堅議員の声として「最前線で批判ばかりしていた人が軒並み落ちた。路線を変えないと、支持は得られない」と報じているが、まさにその通り。「何でも反対」「揚げ足取り発言」「自分の甘い」「ブーメラン連投」連中に未来はない。

しかし、これこそが枝野が選んだ楽な道。不勉強でも議員が務まる。そんな枝野は辞意を表明したが、後任を見れば立民の本気度が分かる。万々が一、蓮舫や長妻昭、原口一博などを選んだ日には、立民は間違いなく消滅する(党首選に出るか知らないが)。

でも、その方が日本にとって良い選択だということは、普通の国民ならよく理解しているだろう。


立憲民主党の初鹿明博が強制わいせつ容疑で書類送検された。2015年にタクシー車内で女性にキスを迫ったり、下半身に相手の顔を押しつけたりするなど、わいせつな行為をした疑い。

もちろん書類送検段階だから、有罪ではない。起訴もされないかもしれない。でも、当時から女性が被害を訴えていたのだから、改めて本人からの説明が求められるのは言うまでもない。

立民・福山は「嫌疑を持たれたことは遺憾でおわび申し上げたい。党として当局の判断を見守りたい」とのことだが、大甘だな。発覚当時も役職停止6月でお茶を濁していたが。「疑惑」と「書類送検」では重みが違うと思うけど。

しかも、初鹿はこの件以前にもラブホに女性を連れ込もうとした(未遂)「疑惑」が報じられている。当時は民進党だったが、役職辞任でチャラにしている。

財務事務次官のセクハラ疑惑の時は「麻生財務相は辞めろ!」って言って大騒ぎ。革マル枝野には言わないのか? 「当局の判断を見守りたい」ってどういうことだよ。相変わらず身内に甘いな。

Me Too団 (1)
Me Too団 (2)
こんな時こそ、パフォーマンスグループ「Me Too団」の出番だぞ。柚木道義、福島瑞穂、蓮舫、辻元清美、尾辻かな子、吉良佳子などの面々は、何をやっているのか? 女性が被害を訴えているんだぞ。今こそ「Me Too」ボードを掲げて、初鹿の事務所に押しかけないのか? 国会内で糾弾集会を開かないのか?

当時、蓮舫は「黒服に込められているのは基本的に怒りだ」と言ってたけど、初鹿の件では怒ってないのか? お仲間には妙に優しいんだな。目立ってなんぼの連中の集まりなんだから、今こそ目立てるときだぞ。ここを逃してどうする?

今こそ出番だ! パフォーマンスグループ「Me Too団」。

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 「野党議員連中のパフォーマンスにうんざり
 「恥ずかしい連中!


参議院は6月に成立した改正国会議員歳費法に基づく歳費の自主返納について公表した。それによると、8~11月の4ヶ月間で計4,928万円だと言う。返納した会派や議員については個人情報保護の観点から非公表としており、誰がいくら返納したかは不明。金額から約160人が返納したと推定される。

この法案は自民・公明の与党と国民民主党が賛成しており、自民と公明は返納を有言している。また、この法案には反対したが、日本維新の会も返納を有言している。

だいたい、この3党の参院議員数と合うので、他の野党(立憲民主党や社民・共産)は返納していないと思われる。国民も返納を有言しないので、返納していない可能性大。

参院の定数6増の見返りとしては不十分な内容だが、歳費を返すなんて嫌だという野党議員には呆れる。

日本維新の会は、対案として「衆参すべての国会議員の歳費2割削減」を出していた(否決)が、自主返納している。

これに対し、立民も「衆参両院の正副議長と国会議員の歳費や、総理大臣の給与と最高裁判所長官の報酬を引き下げる」法案を提出(否決)、自主返納はしていない(推定)。

与党案が不十分なので、もっと厳しい法案を出したのは理解できるが、緩い内容の自主返納をしないのはなぜ? 経費削減が目的なのだから不満足な内容でもするべきでは? 不十分な点は再度対案を提出すれば良いではないか?

蓮舫は「参議院議員の歳費を自主返納する期間がたった3年間で、あまりにも形だけで、ばかにしている」と憤慨していたが、それでも3年は返納すればいいではないか? 与党案をパフォーマンスと批判していたけど、自分らの対案も否決込みのパフォーマンスと言われても仕方ないのでは? と思ってしまう。

与党・野党とも、自分たちにいかにコストが掛かっているのか、コストに見合った仕事をしているのかなどに無頓着なのはいかがなものか。歳費や文書通信費は高すぎると考えている国民は多い。そういう国民感情との乖離は甚だしい。

歳費もらってパフォーマンス磨きをするヤツ、反日活動に勤しむヤツ、国会で民間人の人権侵害をするヤツ、何もしないヤツ。こういうヤツらに限って落選しないから困るんだよな。

ところで、何でこの件に関して議員名が非公表なんだよ。個人情報? 公人じゃないか。プライベートを公表しろと言うわけではない。議員としての考え方ではないか。

立民などは「桜を見る会」を税金の私物化と言い、さらには招待者(民間人)の名簿を公表しろって言ってるのに、自分たちは税金(歳費)は返さない、名前も公表されないことをどう思っているのか。返納しない理由を、自分のポリシーに従って答えればいいだけだろう。与党に言って公表させれば? 「桜を見る会」追求の説得力がまったくないわ。


立憲民主党と共産党は、政府主催の「桜を見る会」に安倍首相の後援会関係者が多数招待されていると指摘された問題について、主要野党が連携して追及していく方針で一致した。国民民主党にも呼びかけて、合同調査追及チームを発足させるという。

いつものこととは言え「他にやることがあるだろう」。

この前まで騒いでいた、国民・森裕子の「質問漏洩」問題はどうしたんだ? 「質問通告遅漏問題調査チーム」なるものを作って、「犯人捜し」をすると息巻いていたのに。逆に森の質問通告遅れや、国家戦略特区WG座長・原英史氏への人権侵害への批判が出てくると、途端に何事もなかったかのようにフェードアウト。

結局、批判することが目的になり、批判のための批判になっている。しかも、その批判の多くがブーメランとなって自らに突き刺さっているから、笑うに笑えないレベルの低さ。

今回の「桜を見る会」に関しても、鳩山由起夫内閣が開催したときにも鳩山や他の議員の後援会関係者も招待されていたことが既に報じられ、一部からは「またブーメラン」と笑われている。

後援会関係者が招待されていた議員(元議員)は、当時揚々とブログになどに記載していたが、この問題を追及する段に及んで当時の記事を削除するというバレバレの隠蔽工作をしている(苦笑)。笑えるのは、朝日新聞が真逆のことを書いていること。首相地元関係者が同様に削除しているとアピール。しかし、当時の鳩山関係者がやっていることは絶対に触れない。アホらし。

野党連中に話を戻すと、「自分たちはお気楽な批判野党です」と公言しているようなもので、こんな野党の支持が拡がるはずもない。NHKの世論調査(11月11日)でも、立民6.3%、国民1.4%、共産3.5%と見事な超低空飛行。それに対し安倍内閣の支持率は54.3%(JNN、11月11日)。

これを見れば、国民が野党に何を求めているのかは明らかだ。国民は野党に政府・与党との政策的な対立軸を求めているのだ。経済・外交・安全保障など、どういう国作りを目指すのか? それを聞きたがっている。

それなのに、重箱の隅を突っついた揚げ足取りに失言狙いのような質問。挙げ句には、難癖付けて審議拒否。これじゃあ、愛想を尽かされて当然。

最後に、野党の「◯◯調査チーム」で一番笑わせてもらったのが、民進党(当時)の「サミット関連調査チーム」(2016年)。バカを晒したメンバーは、デマノイこと山井和則、福島伸亨、玉木雄一郎、柿沢未途ら。

詳細は「民進党・デマノイって風刺画も理解できないアホだった」を参照していただきたいが、メンバーの玉木は現在国民の党首。レベルの低さがにじみ出ている(笑)。

ダメだこりゃ!(©いかりや長介)


第4次安倍再改造内閣で環境相に就任した小泉進次郎が、福島県を訪問し漁連関係者に「率直に申し訳ない」と、前任者の発言を謝罪したと報道された。前任の原田義昭環境相が何か失言したっけ? と思ったら、福島第1原発の「処理済み」の「汚染水」について「海洋放出しかない」と言ったことだという。

えっ? これって謝罪するような発言なの? メディアは「『処理済み』の『汚染水』」と言うが、この曖昧さが風評(悪評)の元になっている。「処理済み」なのに「汚染水」。トリチウムが含まれているので「汚染水」と言うことなんだろうが・・・。

世界各国はトリチウムを含む水を海洋放出している。来年の東京五輪に難癖を付け始め、放射能がどうのこうのと言いだした韓国も同様である。

福島第1原発敷地内には1000基近い貯水タンクに保管されている。これからも増え続ける。基準値以下に「処理済み」なのだから、放出すればいいだけのこと。

でも、現在の日本では「放射脳」と揶揄される方々が多く、脊髄反射のごとく反対している。強行すれば、福島沖の水産物は「風評被害」により大きなダメージを受けることになるだろう。漁連が心配するのも分からなくはないが・・・。

これを国民や福島漁連によく説明し、理解してもらい「海洋放出」に持っていくのも環境相の仕事だと思う。ところが、「海洋放出しかない」との前任者の発言を「申し訳ない」と謝罪してしまったら、環境相としての職務を放棄したのも同然である。

しかも、「汚染水」問題の所轄は経産省と逃げる。福島復興を環境省でとか言うけど、逆にこれは復興庁で所轄外。難しい問題からは逃げ、人気取りになりそうなことは言う。これが小泉進次郎だ。俗に言う「ポピュリスト」。

耳障りの良い世間受けを言うだけの典型。政治家、特に大臣として内閣の一員なら、一部から反対を受ける案件にも取り組まなければいけないのは言うまでもない。それなに、最初っからこれだ。簡単に言えば、難しい案件から逃げただけ。これでますます「汚染水」問題は解決から遠のいたばかりでなく、逆に扉を閉ざしてしまったと言ってもいい。

小泉進次郎の環境相就任については「期待する」が74%(共同通信)ということだが、ただの能無っぷりをさらけ出した。まあ確かに議員になって以来、何か成果を出しているかと言えば何もない。ただただ人気先行型。

「客寄せパンダ」で終わるか、真の「後の首相候補」になり得るかの分岐点にもなる入閣だと思っていたけど。前任者が、ある意味「振ってくれた」案件なのに、この「謝罪」を見る限り「ポピュリスト」として世間受けするだけで終わりそうだな。


蓮舫、辻元清美、福島瑞穂らが、財務省前次官のセクハラ疑惑をなどを追求するとして、6野党合同集会に黒服姿で集まった。

クズ
「#MeToo」運動をパクったのだろうが、こういうパフォーマンスにはうんざりだ! おそろいのボードまで作ってきて、こんなことやっている暇があったら、法案を審議しろと言いたい。

それに、出てくる面子はいつも同じ顔ぶれで、目立ってナンボと考えている底の浅い連中。惨めな姿を晒しているとの自覚はまったくない。上記の女性陣にデマノイや陳に柚木など、男性陣もいつもの連中。

何のために国会議員をやっているのか? 目指すものは何なのか? 蓮舫は「黒服に込められているのは基本的に怒りだ」とか言っているが、じゃあなぜその怒りを国会議員でしかできないことに振り向けないのか?

個人攻撃をするものいいけど、だったらセクハラ撲滅への取り組みを強化させるように動けばいいじゃないか。それが国会議員だからこそできることではないのか。それなのに、何をするわけでもなく、騒いでいるだけ。

国会前デモでなどで反対の意見を発露している人々と国会議員は違うだろう。国会内で国の施策として反映できる立場にいる。市井の人々との違いをよくわきまえろと言いたい。だから税金泥棒と言われる。そんな自覚もなく、目立てばOKとばかりの連中。恥ずかしすぎるな。

政策で政府・与党と競い、国民の真の支持を得ようと考える野党議員もいるはずだ。こういう議員はパフォーマンスに命をかける「こんな連中」をきちんと批判しないとダメだろう。結局、こういう連中と一緒くたにされて「パフォーマンスだけの野党議員ども」と括られてしまう。それでいいのか?

ついでに、もう一言。こういうのを嬉々として報じる左派系メディアも問題だと思うぞ。国政の足を引っ張ることに命をかけている朝日新聞などは、国会議員が審議もせずに、パフォーマンスにうつつを抜かしている現状をどう考えているのか?「もっとやれ!」とでも考えているなら、同じ穴の狢だな。


財務省のいろんな不祥事にからみ、立憲民主党は麻生副総理兼財務大臣の責任は重大だとして辞任を求めるとともに、政府・与党から回答があるまで、今後の国会の日程協議に応じない方針を打ち出した。

古くからの法案を人質にした審議拒否戦術。もういい加減にしたらというのが感想。麻生財相を辞めさせたからと言って、野党の支持率が上がるわけではない。以前に書いたけど、何をやっても野党の支持率は上がっていない。
(「野党議員は威勢だけはいいけど・・・」参照)

オレの考えは、野党が魅力ある対案(絵空事でなく)を示せばいいだけの話。目指す国の指針をきちんと示し、政策で政府・与党を打ち破ればいいだけ。現状は良い機会なのに。我が党はこういう公務員改革や公文書管理をやる! って、政府・与党との政策の違いを打ち出せる。

それなのに、社会党時代からの遺物のような「審議拒否」ばっかり。社会党は審議拒否により自民党から妥協を得て、自身の面子を立ててもらっていただけ。社会党は政権を獲る気がなかったから。

野党は社会党と同じように政権を獲る気はなく、ただただ「何でも反対!」をやってるだけ。本当に昔の社会党、共産党を見る思いだ。

野党は早速審議拒否に入ったが、野党6党で共同提案した「生活保護法」の改正案(子どもの生活底上げ法案)まで拒否している。自分たちが提出している改正案なのに。何をか言わんやである。こんなことをやってるから税金泥棒なんて言われるんだ。

野党は自ら提案したのに審議をしないということは、改正を目指す気はないようだ。つまりは仕事してますよアピールでしかない。パフォーマンスだと言われたくなかったら、審議拒否などと言う古い国会戦術はやめて、政策で政府・与党を打ち負かす戦術に転換してみたらいかが。まあ、そんな能力はないから審議拒否という安直な方法論に行くんだろうけど。

ところで、ついこの前まで証人喚問までした森友問題での佐川元国税庁長官に対し「偽証罪で告発だぁ~!」なんて騒いでいたのに、もうこの問題はいいのか? その場その場のネタに飛びつき、すべてで自爆してきたこれまでの状況とまったく同じだな。そういうところを国民はちゃんと見てるんだけど。だから野党の支持率は上がらない。


4月13日、野党6党(立憲、民進、希望、共産、社民、自由)は安倍内閣の退陣を求める決起集会を開いた。「隠蔽、改ざん、ねつ造、圧力 安倍政権退陣へ」だそうだ。

クズ野党 (1)
クズ野党 (2)
民進党の桜井充は「改めて国民の皆さんにこの運動に参加していただいて、安倍政権を退陣に追い込むだけではなく、私は改めて解散総選挙に持ち込んでいく」と威勢だけはいいが、こいつ参議院議員じゃないか。自分は衆議院が解散されても安泰だから、好き勝手言えるわけだ(苦笑)。

自由党の玉城デニーは「私たちは一致結束して、安倍政権の退陣、かかってこい解散総選挙!」と、こいつも威勢はいい。まあ、決起集会で後ろ向きな発言はできないだろうが。

確かに安倍内閣の支持率は低迷している。野党からすればここがチャンスと意気込むのは分かるけど、野党が国民に支持を受けているかというと、まったくそんなことはない。

各政党の支持率を見ると
立憲 5.1~11%
民進 0.3~1%
希望 0.4~1.4%
共産 2.4~3%
社民 0.1~0.5%
自由 0~0.3%
(NHK、TBS、時事通信、朝日新聞の結果。朝日のみ少数1位四捨五入)
と惨憺たる数字。とても国民から支持を得ているとは言いがたい。

そりゃそうだ、朝日新聞を元ネタに自分では何一つ事実を示せず、憶測・思い込み、決めつけで「疑惑だ! 疑惑だ!」と騒ぐだけ。朝日新聞もそうだが、事実を突きつけられないから決定打にならない。時間だけがダラダラ過ぎていく。1年も費やして、証拠をひとつも示せないから今回のようなパフォーマンスに走るしかない。

そんなことは「普通の国民」にはお見通し。朝日新聞やTVのワイドショーからしか情報を得ていない(と思われる)昼間在宅の人からでさえ、支持を得られてないんだから。日本のために今、何を成すべきなのか?よく考えて欲しい。


脱原発を掲げる「原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟」が、「原発ゼロ・自然エネルギー基本法案」を提起。今後、立憲民主党をはじめ、与野党に賛同を呼びかけていくという。

この団体は小泉純一郎、細川護熙の首相経験者や反日で有名な河合弘之弁護士が立ち上げた団体だ。まあ、老後の楽しみとして好きにやってもらって構わないのだが、小泉はきちんと国民に伝えておかないといけないことがあるのではないか?

小泉は3・11後、急に脱原発と言い出し、2013年頃からは、メディアへの露出も増えてきた。小泉が脱原発に転向した表向きの理由は、「10万年後の安全」というドキュメンタリーに触発され、「核廃棄物の最終処分場が無いから、原発はゼロがいい」との考えに至ったということになっている。

本当か?

話は少し遡るが、2001年9月11日、複数の乗っ取られた飛行機がニューヨークの世界貿易センタービルなどに突っ込む同時多発テロが発生した。

この事件を受け、アメリカ原子力規制委員会(NRC)は、同様のテロが原発で発生することを憂慮し、27トンもあるF4ファントムを原子炉建屋に実際に突っ込ませる実験をやった。

その結果、NRCの基準を満たしていれば格納容器は一切被害を受けないことが判明した。当然、核燃料プールの破断も起きない。ただ、懸念材料は原子炉運転用の電源をどう確保するかということ。そこでNRCは2005年2月に、非常用電源は複数にし、かつ異なる場所に設置するよう「改善命令書」を出した。

当然、この命令書の内容は関係各国にも伝えられた。

しかし、3・11(2011年)の東日本大震災時、津波により外部電源が喪失し、福島第一原発は悲惨な事故を起こした。想定外の津波ではあったが、非常用電源をすべて海側に設定していたためだ。

東電がサボっていたからか?
実は、NRCのこの重要な指摘が原発関係者に伝えられたのは3・11の後のことである。つまり、2005年のNRCの指摘は「無視」「放置」されていたのだ。

指摘通りの対策が実施されていたら、福島第一原発事故は防げていた可能性もある。たら・ればかもしれないけど・・・。

2005年当時の日本の首相はというと、そう小泉純一郎だ。小泉が当時どこまで知っていたかは別にして、小泉内閣の責任は非常に重いと言わざるを得ない。これを小泉は国民に隠している。

これが小泉純一郎が脱原発に転向した本当に理由だ。


朝日新聞が森友学園との国有地取引に関する文書を財務省が書き換えという「疑惑」を報じて(3月2日)以降、ここぞとばかり色んな人たちが騒ぎ出した。

朝日新聞の報道が事実かどうかは現時点では不明だが、騒いでいるのはいつものメンバー。朝日新聞の意図は明確で「安倍内閣の倒閣」だけど、騒いでいる連中は何がしたいの?
倒閣だけが目的で騒いでも、国民からの支持は集まらないぞ。「日本のために何をするか?」が重要で、この1年で学習してないのか?

それに、仮に朝日新聞の報道が事実でも「倒閣」なんて無理だろう。財務省の実行者は処分を受けるだろうが、それがなぜ内閣が潰れるのか?

2010年に発覚した厚労省の文書改ざん問題。当時の厚労相は無能・長妻昭。厚労省東北厚生局が公文書258カ所を改ざんして、しかも改ざんが明るみに出た後にまた改ざんした。

長妻大臣は実行者を減給処分、上司など2人に訓告と厳重注意(関係者のもう1人は退職済みだったので何もなし)。「二度とこういうことが起こらないように厳重に再発防止に努めて参りたいと考えております」と陳謝してお終い。

それなのに、立憲・枝野「国家や社会がぶっ壊れる」だって。この言い文で行けば、旧民主党政権時「国家や社会がぶっ壊れ」ていたことになる。まあ、確かに別の意味で旧民主党政権時には「いろいろぶっ壊れた」けど。

パフォーマンス「命!」
結局、騒いでいるのは目立ちたくてしょうがないだけのメンバー。相変わらずパフォーマンスに一生懸命。マスコミを引き連れて近畿財務局へ行く集団パフォーマンス。「普通の国民」の眼にどう映っているのか、考えた方がいいぞ。

こいつら以外にもいろいろいるが、朝日新聞に乗っかって騒ぐ=挙証責任が発生するということになるんだけど。これができずに、1年を棒に振ったことをまだ気づいていない? 救いようのない連中だ。


衆院選
(10月23日1:21現在、残り11議席)

衆議院選の結果、自民党が大勝、立憲民主党が大躍進、希望の党が馬脚を表し大失速、共産党が立憲民主党の応援をしすぎて敗退という感じになった。

個々の結果を見ると、東京・大阪・愛知で「なんでぇ~っ?」もあったし、各地で「あぁ~、こんなのが復活しちゃった」もあった。

各紙・各局の選挙報道を見ると、だいたい
「自民党が勝ったと言うよりは、野党が負けた」
「自民党の勝利は、野党分裂による消極的な支持」
「希望の党の敗北は『排除』が原因」
「立憲民主は筋を通したから勝てた」
みたいなことを言っていた。

そうかなぁ~? 全否定する気はないけど、ちょっと違和感がある。

まず、自民党の勝利は経済政策(実績)と外交実績が評価されたからだと思うが。各経済指標は軒並み良くなっている。野党側からは「実感がない」という「感想」しか出てこなかった。じゃあ、「どうすれば実感が出るのか?」を提示しなければいけないのに、それができなかった。

外交に関しても、例えば北朝鮮問題でも「対話、対話!」と言うだけで、どう対話を進めるのか? との具体策を出したところはなかった。

これ見よがしに拳銃をちらつかせて威嚇する暴力団に対して、どう対話をするのか。普通に考えればナンセンス。対話、対話と言ってる間に、暴力団は拳銃から機関銃になり、さらにはバズーカ砲まで持ってしまった。さあ、どうする? ってこと。

また、希望の党・小池代表の「排除」で失速したというのも、そもそも国民から「民進党の党名ロンダリング」と思われたからだろ? 自称リベラルの左翼を排除したいというのは小池の本音だろうが、実際には隠れ左翼が大量に入り込んだ現実がばれただけ。

立憲民主党の大躍進はよく分からない。自民党(安倍首相)への批判票が集まったのは事実だろうが(共産党が半減してるので)なぜこんなに。何となく「排除されたかわいそうな人たち」という風潮が、日本人が好きな判官贔屓になったくらいしか思いつかない。

枝野の言ってることは共産党と変わらないんだけどなぁ。共産党には入れづらいが、立憲民主党なら入れられるってことかな。

今日以降、朝日新聞などは何とか自己の精神状態を保つため、こじつけのような記事を書いていくだろうが、絶対に忘れてはいけないことがある。これが「国民の判断だ」ということ。


産経新聞に「民進党出身候補の情勢」という記事が載っていた。

民進出身者
10月12~15日の調査で、希望の党:細野豪志や玉木雄一郎は優勢、松原仁、柿沢未途は劣勢。立憲民主党:枝野幸男、長妻昭、辻元清美は優勢、菅直人は劣勢。無所属:前原誠司、野田佳彦、岡田克也は優勢、山尾志桜里は劣勢。

もともと名の知られている候補なので、立ち場は変われども選挙には強い傾向があるのだろうが、玉木と辻元はどうにかならないか。玉木は獣医師会とズブズブで、既得権益を守ろうとしているだけの人間。辻元は言わずと知られた豊中の国有地(公園になった)払い下げや、森友問題で疑惑が指摘されたら言論弾圧を行ったクズ。それ以外にもいろいろある。香川2区、大阪10区のみなさん、よく考えて投票してください。

逆に、柿沢未途、菅直人、山尾志桜里が劣勢なのは良いことだ。このまま落選することを望む。

また、各紙が議席予想を出し始めた。

産経新聞
朝日新聞
産経新聞と朝日新聞を紹介するが、調査日のズレ(産経は10月12~15日、朝日は10~13日)、希望の党と立憲民主党の議席に差があるくらいで大体一致していることから、現時点での情勢はこんなものなのだろう。

           朝日新聞   産経新聞
 自民党        286    286
 公明党        29     33
 希望の党       56     44 
 立憲民主党       41     52
 維新          12     10
 共産          15     15
 社民          1       1
(議席数は予測の中心値)

朝日と産経で調査日が2日程度違うだけで、希望と立憲民主の数が10議席以上差があるので、希望の凋落と立憲民主の躍進がもっと進むかも。

個人的には社民党が両紙とも1議席なのは良いことだと思う。沖縄の照屋寛徳は個人票も持っているし、地域事情もあり当選しそうだが、社民の頼みの綱である比例が「0」予測なのは素晴らしい。社民党消滅までもう一歩だ。


希望の党へすり寄る情けない(元)民進党議員が続出してるが、一足先に民進党を離党していた細野豪志が、何か偉そうで鼻につく。

希望の党は「安保法制」や「憲法改正」などで、民進党議員を「選別」しようとしているが、じゃあ細野はどうなんだ?

モナ夫 (1)
安保法制審議時、「廃案にするしかないと思っています」と言っていた。

モナ夫 (2)
希望の党へ入った現在、「(安保法制を)白紙撤回と言い続ける方は考え方として厳しいと思う」だって。

どこかの段階で考え方が変わったのだろうが、細野はそれを国民にきちんと説明したのか? オレが知らないだけ?

泥舟・民進党から逃げ出しただけのヤツというイメージしかない細野が「三権の長を経験した人は、遠慮いただいた方がいい」とか、いつの間にか「選別」する側に回っている。

この発言を聞いた野田佳彦が、最初は希望の党へ公認申請すると言っていたのに、
「先に離党していった人の股をくぐる気はまったくない」
「1人の無所属の、自民党を倒す候補として頑張る」
と、意地を見せた。

そりゃそうだ。民進党幹部から見れば、細野は党が大変な時に逃げだした「クズ」でしかない。そんなヤツに言われたくはないだろう。


民進党が実質瓦解し、希望の党へ合流を企てている。希望の党側は合流はないと言うが、多くの民進党議員・候補者が希望の党の公認を求めるだろう。

民進党は離党者を除籍処分にし、対抗馬(刺客)を立てると言っていたにも関わらず、離党者の多くが所属する希望の党にすり寄るという愚挙。

民進党離党者からすれば、泥舟から逃げ出したのに泥舟が寄ってきた状況。笑うに笑えないのではないか。

前原からすれば、左派を切る良い機会だとの考えもあるのか? 共産党と縁を切るのにも良い機会だと考えたのか? まあ、当選しなければ何も始まらないので、多少はしょうがないとは思うが、ここまで露骨にやられると・・・。

それにしても、これだけ選挙目当てが露骨に見て取れる行動も珍しい。朝日新聞が言う「大義」はそこには感じられない。朝日新聞はもっと批判しないといけないのでは?

希望の党は「選別」をすると言っているが、どんなことになるのか?希望の党は民進党の組織と資金を当てにしているようなので、多くの議員・候補者を受け入れるだろう。もうそうなったら第2民進党でしかない。

そんな党に希望は感じない。

希望の党もそんなことは分かっているだろうから、象徴的な「選別」をするだろう。菅直人、野田佳彦、辻元清美はダメだろうな。


東京都議会選で都民ファーストの会が勝利し、公明党などの共闘勢力を含めると過半数を獲得した。

都議選結果
東京都民の「民意」なので、それもいいだろう。オレは朝日新聞のように気に入らない民意を否定したりしない。でも、小池都知事は今後何をやりたいのだろう? 知事就任後の1年間、小池都知事のやりたいことはまったく見えてこない。

決まっていたことに「ケチ」を付けただけ。築地市場の豊洲移転も東京五輪の会場問題でも。色んな「裏」が見えたじゃないか? との指摘もあるが、「裏」が見えてもそれを踏まえて自ら決めないと。

結局は、そのすべてが都議選へのステップだったと考えるしかない。都議選で多数を得て、やりたいことをやる。そう考えていたかもしれないけど、この1年間の成果はまったくない。こんな状況で、都民はなぜ小池都知事を支持したのかよく分からない・・・。

まあ、そんなこんなだけど、都議会で多数を得た知事は、「東京大改革」と称す「何か」を始めるのだろうか?

同様な事例として、大阪府の橋下徹知事(当時)の例がある。府知事就任後、大阪維新の会を立ち上げ多数を得た。橋下には「大阪府構想」という大きな公約があった。そのためには、後に大阪市長に転出するという執念も見せた。

では、小池都知事は何を公約にしていた?
情報公開、都議会改革、議員特権改革(口利き、公用車など)、入札制度改革など。市場問題は、豊洲と築地の両立。

上記は、それぞれ重要なことではあるが、いまいち普通の内容。豊洲と築地の両立なんてナンセンスに尽きるけど・・・。

結局、都民ファーストの会を足場に国政に出戻り、首相でも狙っているのかな? と勘ぐってしまう。そうだとすると、東京都民は体よく踏み台にされたということだけど・・・。

さて大敗した自民党だが、小池人気と都民感情を甘く見すぎていたということ。1年前の都知事選敗戦を分析・検討もせず、何の対策も打たないまま都議選に突入した感は否めない。

「判断・決定できない知事」を唯一の批判にしていたとしか見えなかった。この指摘は正しいんだけど、自民党も何をしていくのかが分からない。国政でただただ反対だけしている民進党と、同じレベルに見られたんだろう。

最後の最後で、豊洲移転で良い質問をしていたが、とき既に遅し。東京五輪がなければどうでもいいんだけど、五輪が小池の人気取りに好き勝手に「荒らされて」「利用される」のは、ちょっとねぇ・・・。

ところで、民進党が5議席も取ったのには驚いた。告示前7議席とあるけど実際は18議席。告示前に民進党という泥船から逃げ出した現職が多数いたということ。5議席取ったことで蓮舫降ろしはなくなったといわれるが、後々のことを考えたら今のうちに降ろしておいた方がいいと思うけどなぁ。


自民党・豊田真由子の品のない下劣な金切り声がTVを賑わしている。書くのもはばかれるようなものだ。

「豊田真由子」の名を聞いて、「やっぱりなぁ~」と思った。

こいつは平成26年(2014年)春の園遊会で、夫婦で招待されていたのに母親を連れてきて、強引に突破・入場した事件を起こしているのだ。

招待されていない者が入れないのは当然だ。天皇・皇后陛下主催の園遊会である。皇族方もみな出席する。身元不明の者が入って良い訳がない。万が一にもテロリストが入ったらどうするのか?

それを国会議員が強行突破したのだ。こんな蛮行をしていたヤツだ。しかも、入場を止める宮内庁職員に対して、「なぜ入れない!」「入れなさい!」と大声で恫喝。

あげくに、宮内庁職員の持っていた「配偶者」のネームプレートを奪い取り、母親に付けて入場してしまっている。その際、母親を「私の配偶者だ!」とも叫んでいる。

当時、こいつのツイッターに散々「謝罪して、国会議員を辞職せよ!」と書き込んだが(同様の投稿多数あり)、何の反応もなかった。

東大を出て、キャリア官僚から国会議員となり、大きな勘違いをしたただのバカなヒステリー女。今回の秘書への暴言・暴行を聞き、「こいつならやるだろう」と普通に思った。

当時から、永田町界隈では「ピンクモンスター」と呼ばれていたようなので、自民党の責任も免れないだろう。こんなヤツを公認した責任は大きいと思うよ。それに議員になった後の基本教育も不足だ。(杉村太蔵で懲りたんじゃないのか?)

豊田は自民党へ離党届を提出し入院したという。入院=雲隠れだが、今度こそ議員辞職しろと言いたい。

ついでに書いておくと、国会議員だからといって無条件に園遊会に招待するのはやめた方がいい。山本太郎のように陛下を政治利用しようとしたヤツもいるし(2013年秋の園遊会)。


今村前復興相
今村雅弘復興相(当時)は自身が所属する二階派のパーティーで、「(東日本大震災は)まだ東北で、あっちの方だったから良かった。首都圏に近かったりすると莫大な額になった」という趣旨の発言を行い、責任をとって辞任した。辞任というより更迭と言った方がいいかも。

同じパーティーに出席していた安倍首相が、すぐさま「東北の方々を傷つける極めて不適切な発言があった。総理大臣として、まずもっておわびさせていただきたい」と陳謝したことを考えると、更迭なんだろう。

しかし、どういう神経をしてるんだろう。復興相という立場を考えても国会議員ということを考えても、あり得ない発言だ。

まあ、首都圏で災害が発生した場合、膨大な被害が発生することを言いたかったのだろうが、そのためにどういう対策・対応を行うかを考える立場の人間だからなおさらのアホ発言だ。

4月上旬にも記者会見で「激高」したとして話題になったが、その時は絡んできた記者の悪意ある質問に乗せられた面もあると思っていたが、今回はこいつの本質が露わになったということで、弁解の余地はない。

今村前復興相は九州比例区選出。比例区名簿31位だったが、自民党の大勝で当選している。選挙区・佐賀2区が3区と合区になったからのようだが、それにしても現職で31位ということは、その程度の人物と自民党本部からはみられていたということ。

ラッキー当選で、しかも在庫一掃処置で大臣になれたんたんだから、もう思い残すこともないだろう。ただちに国会議員を辞職して佐賀に帰ることをお勧めする。


舛添要一・東京都知事は公金という言葉を知らないようだ。

海外出張での高額出費。ファーストクラスにスイートルーム。
毎週末、都の公用車を使って湯河原の別荘へ。
政治資金で家族旅行。
政治資金で私的な飲食。
政治資金で美術品や額縁を購入。
政治資金で娘のスカートとブレザーを購入。
政治資金でクレヨンしんちゃんの漫画やクイズ本を購入。

上記に対して、品のない言い訳・強弁三昧。見苦しいの一言。

目立ちがり屋で、偉そうにすることが大好きな権力欲の塊り。そのくせ、ケチでせこい。政治家以前に、人間として最低なヤツ。

東京都民の税金をムダ遣いしているだけなら、都民が怒ればいいと思っていたが、どうやら国民の税金も私物化しているようだ。以前から、政党交付金(新党改革)を使って借金の返済をしたという疑惑があったが、どうやら根も葉もないウワサではない?

野々村と舛添
公金をという言葉を知らないヤツらには共通点がある。どっかの元県議と舛添。同じように朝鮮飲みをし、耳に手を当てる。出自も一緒か??

自分に甘いヤツほど他人には偉そうなことを言う。
「国民の上に立つものは(中略)驕りや贅沢を戒め、出費を抑えて質素を旨とす」(都職員への訓示)
「大臣になったんだからファーストクラスで海外、というさもしい根性が気に食わない」(舛添要一 39の毒舌)
まあ、こういうのを世間ではブーメランと言う。

釈明会見後に日刊スポーツが行ったアンケートでは(総回答数2131件)、
 説明に納得できた   2.3%
 説明に納得できない 97.7%

 辞任すべきだ   93.8%
 辞任すべきでない 6.2%

こういう恥知らずなヤツが首都・東京の知事をしていることは、都民だけでなく、国民全員をもバカにしている。とっとと辞めろ!!


宜野湾市長選は現職が再選されたが、左翼マスコミは「これは辺野古移設が容認されたわけではない」と必死にアピールしている。まあ、好きに言ってればいいと思う。

しかしマスコミと違い、政治家の発言・行動には責任が伴う。自分の過去も忘れ、好き勝手を言ってもらっては困る!

維新の党・松野代表。「政府による移設の争点隠しが功を奏しただけ。沖縄の民意が辺野古移設を認めたわけではない」

こいつは、あの鳩山内閣の官房副長官だった。「最低でも県外」と言ったかと思えば、「やっぱり辺野古しかない」と言い放ち、沖縄県民を愚弄した、あの鳩山内閣の一員だ。

松野が辺野古移設に関して、鳩山内閣時代の右往左往を反省し考えを変え、経緯を国民に説明したという話を聞いたことがない。つまり、何の信念もなくその時その時で自分(たち)に有利な方向へ流れているだけでの、クズ政治屋だということ。

こいつの過去の行動をみればすぐ分かる。民主党政権末期、真っ先に民主党という泥船から逃げだし、当時日の出の勢いだった橋下のもとへ逃げ込んでいる。橋下人気にかげりが出ると、あっと言う間に見切りをつけ、今や古巣の民主党と合流したがっている。自分が逃げ出した泥船とだ。

この経緯に関しても、松野は国民に何も説明していない。こんなヤツが、沖縄県民に迷惑をかけた過去を省みず、沖縄(宜野湾市)の民意に屁理屈をこねている。

まあ本人が説明しなくても、こいつがクズだということを国民は分かっているからいいけどね。

民主党から逃げだし、日本維新の党(当時)へもぐりこみ、また民主党へ戻ろうとしている連中(こいつだけでなく)を、国民はまったく信用しないだろう。


北朝鮮が水爆実験を行ったと発表した件に対して、衆参両院で北朝鮮を非難する決議が採択された。これに反対はしなかったが採決を棄権したのが山本太郎である。

その理由が噴飯ものだ。山本は言う。「拉致問題の解決が遠のいてしまう。被害者家族の高齢化が進む中、配慮が必要だ」

山本太郎のバカさ加減にはうんざりだが、この取ってつけたような理由は、拉致被害者のご家族を愚弄するものだ。拉致被害者家族会は、決議の前日に「制裁強化」を訴えている。それを知っていて言っているのか?

参議院選とき、極左暴力集団の中核派から支援を得ていたように、左翼思想もあるんだろうけど、実際はただの目立ちたがり屋。パフォーマー。コイツが当選以降やったことは、
 園遊会で天皇陛下に手紙を渡す
 ISILへの非難決議に欠席する
 安倍首相の問責決議の際、喪服を着て焼香パフォーマンス
 安保法制採決時の一人牛歩

こんなヤツが税金を食んでいることに我慢できない。かえすがえすも東京都民の66万人以上が、コイツに投票したことが今も信じられない。

あと3年もこいつのパフォーマンスに税金が使われるのか?小沢一郎がコイツと組んだことで、政党助成金まで流れて行く。小沢ともども、とっとと消えてくれ!!


小西
「クイズ王」小西洋之参議院議員の政治団体が、小西の自著の購入代金として319万円余りを支出していた。

何のために政治資金で自分の本を買ったのか? 買ってどうしたのか? などなど、疑問の声が挙がっている。自著を買えば本人に印税が入るので、税金で買って印税を自分の懐に入れるマネーロンダリングとまでネットでは言われている。

これに対して小西は自身のツイッターでいろいろ反論みたいなことを書きだした。ところが、これがまた論点のすり替えと自身のPRばかりで、火に油を注ぐしまつ。
「自費出版は著者自身が一定部数買い取る必要がある」
「こういう買取は自費出版では通常のことです」
「自著を多くの方に知っていただきたい」

いろいろ指摘されているのは、
「何のために政治資金で自分の本を買ったのか? 買ってどうしたのか?」
ということである。

つまり、「自著を買うことが、どういう政治活動なのか?」が問われているのだ。それなのに、この疑問には一切答えず、いろんな言い訳をしている。だから、余計炎上するのだ。

結局、問の本質に答えられないのは、その答えがウソだということを如実に表している。自著を買うなら、自費で買え! ということ。

関連
 「相変わらずの不明朗な政治資金の使い方
 「なんと幼稚な国会議員 民主党参議院議員・小西洋之
 「なんと幼稚な国会議員 民主党参議院議員・小西洋之 その2


政治団体の政治資金収支報告書が公開されると、必ずと言っていいほど不明朗な使い方が出てくる。

今年も11月27日に公開され、早速各メディアが報道している。毎年毎年問題視されているのに、懲りずに同じことをしている議員連中。

民主党・西村正美参議院議員は、自身の経営する歯科医院に政党支部事務所を置き、その家賃と光熱費を支出していた。もう何年も前から、実質費用のかからないのに「事務所費」を支出したと何人もの議員が批判されている。

歯科医院内の小部屋を政党支部のスペースとしてアリバイ作りをしているようだが、歯科医院にもそのビルにも政党支部との看板はない。

陳くん
同様に、民主党・福山哲郎参議院議員も、ガールズバーでの飲食費を政治資金で支出している。これまた、キャバクラやクラブも含めて、何人も批判を受けているにもかかわらずである。

陳くん(福山議員)は、マスコミ関係者との懇談の待ち合わせ場所に、相手方から指定されたとか言っているが、日ごろの偉そうな物言いからすると、歯切れが悪いんじゃないの(笑)。仮に相手方が指定したとしても、不適切だからと別の場所に変えさせればいいだけの話。

さらには、民主党・小見山幸治(よしはる)参議院議員は、ライザップ(RIZAP)に支出している。政治家としてスポーツ振興に取り組んでおり、自らの体験を広く有権者に伝えたいから、政治活動の一環だと言っている。広く有権者に伝えたいなら、自分のHPにでもビフォアアフターを載せろと言いたい(笑)。まっ、身体鍛えたければ、自費でどうぞってことだ。

たまたま民主党の3人を取り上げたが、きっともっとたくさんの議員が同様に批判されるような支出をしていることは、容易に想像できる。

これだけ国民から厳しい目を向けられているにもかかわらず、政治屋連中の自分への甘さは目に余る。「李下に冠を正さず」と言う言葉を知らないのだろうか??


小渕優子の関連団体をめぐる政治資金規正法違反問題で、第三者委が10月19日に「小渕氏には今回の不正処理に関する法律上の責任はない」とする調査結果を公表した。

それを受け、翌20日に小渕優子自身が会見を行い、「多くの皆様にご心配とご迷惑をかけた。心からおわび申し上げる」と謝罪したうえで、議員辞職する考えはないことを明らかにした。

まあ、自分で頼んだ第三者委員会が純粋な「第三者」かと言われると・・・、なのは明白だ。「お手盛り報告」であることは否めない。小渕自身の口からも真相解明をしようとする意気込みはなく、「早く、皆が忘れてくれないかな」といった本音がにじんでいた。

ところで、この件を報じた報道ステーション。
火曜のコメンテイタ―である朝日新聞論説副主幹・立野純二が、古舘とのやり取りの中で、
「純粋な第三者と言えるのか」
「納得できないことがいっぱいある・・・」
とか言っていた。

お前は言ってはいけない!!
朝日新聞は他者の第三者委員会を批判できる立場にあるのか? 慰安婦報道の影響を検証するとか言って、第三者委員会を立ち上げたが「身内」を集めただけで、世間から大きな批判を浴びたことを忘れたのか? そして、大方の予想通り、「大甘」な報告書を出させて終わりにしたのは誰だ???

そして、その報告書を都合よく使い、社長・渡辺は何を聞かれても「第三者委員会の報告を真摯に受けとめる」とか「第三者委員会の報告にあるように」などと連呼し、自分の言葉で何ひとつ語らなかったくせに。

そんな朝日新聞関係者、特に論説副主幹という立場の立野が、自社の無様な対応を忘れたかのように小渕を批判することは天にツバを吐く愚かな行為である。

小渕優子は何ら説明責任を果たしていないし、これで終わりするなんてとんでもないことだ。しかし、朝日新聞、立野にそれを批判する資格はまったくない!!!


元五輪選手の松野明美が熊本県議に当選した。

松野明美と言えば、1988年ソウル五輪に1万m代表として出場。1992年バルセロナ五輪はマラソンでの出場を目指したが、代表漏れ。代表選考時に「メダルを獲りますので私を選んでください」という趣旨の発言をしたのをよく覚えている。

その後はタレントのようなことをしていたと思っていたけど、2010年から市議をしていたと知って驚いた。(合併による補充選挙)

次男が障害を持っており、苦労していることはTVなどで話していたが、そういうこともあり「人の痛みのわかる議員になりたい」と訴えて、2011年の熊本市議選ではトップトップ当選したという。

今回熊本県議に挑戦し、見事に当選。「教育とスポーツの力で熊本を元気づけたい」と述べ、特別支援学級の少人数化や東京五輪の合宿誘致、有望な若手スポーツ選手の発掘などを訴えたという。

松野は「ようやくフルマラソンのスタートに立てた。これからは県議として、一生懸命頑張りたい」と話している。

松野と言えば、早口で何をしゃべっているのか分からないようなキャラだったが、頑張ってもらいた!!


小渕優子のデタラメな政治資金問題に関しては、東京地検特捜部が捜査中だが、小渕事務所がPCのHDにドリルで穴を開けていたことが分かった。

ここまで見え見えの「証拠隠滅」をするかと、呆れてしまった。小渕優子も「捜査には協力します」って殊勝に言ってたのにね。

元秘書で、元中之条町長が、すべて指図したんだろうけど。こいつに関しては、
・証拠を消せ!と方々に指示を出していた
・表だってお礼できない人への・・・ (簡単に言うと裏金)
など、様々なことが言われている。

小渕優子は「調査して報告する」って言ってたのに、報告なしで衆議院選挙に突入、当選後も知らんぷり。

選挙前は、元町長のみ在宅起訴で罰金刑、優子本人は形ばかりの任意聴取をやってお咎めなし、って筋書が出来てると言われていたけど、こうも悪質な「証拠隠滅」を図っていたとなると、相当根は深いと思ってしまう。

小渕優子が何らかの形で罰せられるかは不明だが、政治家としての道義的責任ってのは免れない。最後は議員辞職しろって声が大きくなるだろうが、優子には辞職できな理由がある。辞職したら最後、選挙区を中曽根に盗られてしまうから。
(「小渕優子は「進むも地獄 退くも地獄」だ」参照)

ということで、反省している態度は示しつつ、辞職しないで済む方法はというと、自民党を離党して無所属で嵐が過ぎ去るのを待つ。多分、この辺に落ち着くんじゃないかな。

それにしても、元秘書・元中之条町長は思いもよらぬ悪党だったな。こいつは「自分の懐には一切入れていない」と言っているらしいが、それも分かんないな。


衆議院が解散され、実質選挙戦モードに候補者たちは突入している。

「政治とカネ」の問題で世間を騒がせた群馬5区の小渕優子は、自民党公認で立候補となりそう。世間の評判は地に堕ちたが、当選は確実だ。一部報道では苦戦するだろう、なんてのもあるが、きっと圧勝だ。だって相手が共産党と社民党だから。(民主党は相変わらず候補者を立てられない)

そんな群馬で今1番揉めているのが、県都前橋を含む1区。自民党現職・佐田玄一郎が「買春スキャンダル」を抱えているため、自民党前橋支部が候補者の差し替えを党本部に要請する事態となっている。

小渕優子が辞任して補選となった場合、後釜として名前が挙がっていたのが中曽根康隆(中曽根康弘元首相の孫、弘文参議院議員の長男)。
(「小渕優子は「進むも地獄 退くも地獄」だ」参照)
小渕優子の辞任がなくなり、群馬1区に狙いを変えたのかと思ったらそうでもないらしい。

実は最初から狙いは1区だったらしい。山本一太参議院議員のブログによれば、佐田議員のスキャンダル発覚後、急に会社を辞め父親の秘書になり、地元回りを始めた、とある。「急に」の急には? がついてるけど。

山本一太は中曽根元首相の孫が1区から出ることに大反対で、自身のブログで6回にわたり書き綴っている。

要約すると、単に「ブランドがあるから」とか、「県連会長の長男だから」とか、「イケメンだから」とか、そんな理由で公認候補として急遽擁立するようなことに賛成出来るわけがない。群馬県の7つの国会議員の選挙区議席(参院2、衆院5)の2つを、親子で占めるなどという前近代的なシステムは、到底、県民・国民の理解を得られない。

けっこう名指しではっきり書いてるんだよね(笑)。

これに対して、当の中曽根康隆が怒りの反論を始めた。やはりブログの中で、
佐田議員のスキャンダル発覚後に急に会社を辞めた → 会社を辞めたのは(昨年)5月末。スキャンダル発覚は6月。純粋に政治への志が固まった。事実を確認せずして、周囲に誤解を与えるような断定的な言い回しをされる事は非常に不愉快であり、即刻の訂正と謝罪を要求する。

こちらもかなりお怒りのようである(笑)。

選挙まで日がないため、まったくの新人を連れてくることは不可能だ。当然、多少なりとも知名度があり、有権者(まあ自民党支持者)が納得する人でないといけない。

そうすると意外と選択肢がないんだよね。実は小渕優子が辞任した場合、後釜に中曽根康隆を擁立する動きがあると書いたが、他にも意欲満々の人間がいたんだな。それは山本一太その人。(一部報道によると、と書いておこう)

山本一太は
「自分は、参院から衆院に鞍替えして群馬1区から出ようなどとは、全く考えていない」
と言う。しかし
「過去の群馬の国政選挙の歴史の中で、群馬1区全体の得票率が7割を超えたのは、自分だけだ」(参議院選の中での群馬1区地域の意味)
とも言う。(確か、この時の相手は国民新党と共産党だったと思う)

最後には
「公認候補選びが『全く筋の通らない形』で進められるような事態になった時だけは、政治家として様々な選択肢を考えざる得ない」

これをオレなりに解釈すると、
「佐田玄一郎から中曽根康隆に候補者が差し替えられたら、山本一太が参議院議員を辞職して、群馬1区から出る意思がある」
ということ。

さて、どうなることやら。でも、オレ個人的に言えば、どうでもいいことだ。

一応リンク貼っておくので、興味のある人は。
山本一太 「気分はいつも直滑降
中曽根康隆 「中曽根弘文ファミリーブログ


小渕優子に関する3回目。

前回、小渕優子が辞職したら、後釜は中曽根康弘元首相の孫に選挙区を奪われるので、そう簡単には辞職はできないって書いた。(ただ、辞職せざる得ない状況は変わらず)
(「小渕優子は「進むも地獄 退くも地獄」だ」参照)

はっきり言って群馬県では、小渕は福田派からも中曽根派からも嫌われているのだ(笑)。

まず、小渕優子は3世である。一部マスコミが2世代議士と書いているが、これは間違いで3世である。(「小渕優子が首相候補???」参照)

小渕家1世の光平は選挙に弱かった。
昭和22年(1947年) 落選
昭和24年(1949年) 初当選
昭和27年(1952年) 落選
昭和30年(1955年) 落選
昭和33年(1958年) 2度目の当選 3ヶ月後死去
こんな感じで、当選2回に対して落選3回だ。

で、以下は福田支持の古老の話。選挙に弱い光平をみかねた福田赳夫が、光平のために票を回し助けた。そのおかげで光平は当選した(昭和33年の話)のに、田中角栄の元に走った。そのため、福田支持者は小渕を快く思っていない。(福田支持者は、とにかく田中角栄が嫌いなのだ)

今度は中曽根支持の古老の話。
小選挙区制に移行した際、4区は中曽根、5区は福田と決まったのに、当時自民党副総裁で群馬県連会長であった小渕恵三が無理に割り込んできた。そのあおりで4区福田、5区小渕となって、中曽根は小選挙区から追い出された。そのため中曽根支持者は小渕を快く思っていない。

つまり、小渕は1世・光平、2世・恵三の振る舞いから、結果的に福田派、中曽根派の群馬県2大勢力から嫌われているのだ。群馬の政界で福田派、中曽根派は未だに健在だが(名称は残ってないが)小渕派などは昔から存在しない。

たまに県議がひとりで「小渕派だ!」なんて言っていたこともあったが、いつの間にかいなくなった。小渕が影響力を行使できるのは、せいぜい中之条町周辺だけである。(恵三の兄が過去町長を務めていたし、先日辞任した町長は元秘書だ)

ではなぜ小渕(特に恵三)が両巨頭の間で埋没せずやってこれたかと言うと、それは田中角栄をバックにしていたからだ。田中亡き後は竹下登を同様にバックにしていたため、結果的に首相にまで昇り詰めた。

現在の優子は額賀派だが、過去の田中派、竹下派時代の面影はなく、額賀福志郎が政治力を発揮し、優子のために選挙区を確保することなど夢のまた夢である。

群馬5区が中曽根のものになったら、もしかしたら中曽根の参議院枠を弘文(康弘の息子)引退後に譲ってもらえるかもしれない。それも、いつになるか分からないし、相当頭を下げざるを得ない。(ちなみに、参議院福田枠は山本一太)

ということで、優子は辞職した瞬間、衆議院議員として返り咲くことはほぼ不可能になるのである。低級マスコミが言っている「将来の首相候補」なんてのも、夢の泡である。

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