東京都知事選で蓮舫は大惨敗。立憲民主党も当初は「敗因が分からない」などと相変わらずだったが、ここに来て本部や都連で敗因の総括が出てきた。しかし、ピントがずれ過ぎていて(笑)。
どう見ても敗因は共産党(+市民団体という名の極左)と組んだこと。しかも、そちらが全面に出過ぎたこと。極左が違法行為も含め、いつもの選挙戦術(他陣営の演説妨害や気持ち悪いダンスなど)を行ったこと。「Rシール」の貼り付けも、悪乗りの象徴。
こんなものを見せられて、それでも蓮舫に投票するなどという奇特な有権者は少ない。蓮舫はいつも以上に持ち上げられて、気分が良かったかもしれないが(苦笑)。当然、いわゆる「穏健な左派系」といわれる有権者は間違いなくそっぽを向いた。連合の清水事務局長が熱弁を振るっていたが、その通りである。
蓮舫の敗因はこれに尽きる。しかり立民は認めない。岡田克也幹事長も長妻昭都連会長も共産党のことは言わない。これは立民が今後も共産党(+極左)と手を組んでいくことを宣言しているに等しい。
こんなことをやっているから、世間の潮目が変わってきている。都知事選後のメディアの世論調査結果、特に「衆議院選後に期待する政権の在り方」について確認してみた。
時事通信の結果。
4月 「自民政権の継続」36.3%、「政権交代」39.3%
5月 「自民政権の継続」33.2%、「政権交代」43.9%
7月 「自民政権の継続」36.3%、「政権交代」39.3%
8月 「自民政権の継続」42.7%、「政権交代」29.8%
(時事通信の調査日は、だいたいその月の1週目あたり)
自民党派閥の裏金問題に端を発した政治不信のため、政権交代を望む声が大きくなり、改正政治資金規正法への不満から5月には「政権交代」を望む声が「自民政権の継続」を10%も上回った。
ところが、都知事選終了後の8月(2日~5日)調査では、「政権交代」を望むより「自民政権の継続」が13%も上回るほどに再逆転してしまった。
読売も似た傾向を示しており、5月に「政権交代」と「自民政権の継続」が同率(42%)になっていたのだが、7月末の調査では「自民継続」44%、「政権交代」37%になってしまった。
各社の論考は有料記事などで確認できなかったが、都知事選の蓮舫の惨敗が影響していると考えられるのではないか? もちろん蓮舫個人としてではなく、立民の選挙方針のこと。
つまりは共産党(+極左)と組むことへの懸念。政権交代を望んだとしても、野党第一党の立民が共産党と組むことを基本方針としているのでは、それなら嫌だというのが有権者の考えだということ。連合の清水事務局長の言ったとおりのこと。
話は違うが、現在タレントのフワちゃんが「不適切な言葉」をSNSに投稿し大炎上中だ。芸能活動休止も発表している。少し前の話だが、安倍政権下で極左連中はフワちゃん以上の暴言を吐いていた。
「あ べ 〇 ね」「♪くたばっちまえ アーベ」(某極左のSNS).「安倍は人間じゃない。たたき〇ってやる」(某極左の街頭演説。一応時代劇の台詞だと言ってはいるが)。伏せ字(〇)部分もしっかり書いたり言ったりしている。やばいなぁ。立民が手を組もうとしている極左連中には、こんなのがうじゃうじゃいる。
今回の蓮舫の選挙応援をしている極左を見て、過去のこういうことを思い出した有権者もいたのではないか。都知事選後に政権交代の機運が大きくしぼんだのは、こういうことが大きく影響しているのではないか?
あんな連中が大手を振って闊歩する社会。想像したくもない!
*産経新聞の調査のみ、未だに「政権交代」が上回っている。「政権交代」46%、「自民政権の継続」39.3%(7月20日、21日調査)。