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Tigerdream が真面目なことから いい加減なことまで、適当に綴っているブログ

カテゴリ: 2012 ロンドン五輪


今大会の日本選手団のメダル数は38個(金7、銀14、銅17)となり、2004年アテネ大会(37個)を上回る史上最多を記録した。

栄光の金メダリスト
 松本 薫 (柔道 女子57kg級)
 内村 航平 (体操 男子個人総合)
 小原 日登美 (レスリング 女子フリー48kg級)
 伊調 馨 (レスリング 女子フリー63kg級)
 吉田 沙保里 (レスリング 女子フリー55kg級)
 村田 諒太 (ボクシング 男子ミドル級)
 米満 達弘 (レスリング 男子フリー66kg級)

みんな素晴らしい金メダルだった。銀メダル、銅メダルも、すべて素晴らしい結果である。

卓球女子団体、バドミントン女子ダブルス、フェンシング男子団体、アーチェリー女子団体など、初メダルが非常に印象に残る。

ボクシングは44年ぶりの金メダル、女子バレーは28年ぶりの銅メダル、レスリング男子の24年ぶりの金メダルなど、雌伏の復活劇もあった。

大会前にJOCが、金メダル目標15個~18個を目標と公言し、大会が始ると柔道の不振もあり、目標を下方修正するといった、ドタバタがあった。

結局金メダルは、北京の9個にも及ばなかったが、全体を見れば最高の結果となった。いろんな競技で感動があったので、メダルだけがすべてではないけどね。


フリースタイル男子66kg級決勝で、米満達弘が金メダルを獲得した。レスリング日本男子の五輪優勝は、1988年ソウル五輪以来24年ぶり。

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米満は昨年の世界選手権で銀メダルを獲得しているので、ある程度金メダルの期待もあったが、女子の影に隠れて話題にはなってなかった。

米満の強さの原点はブルース・リー。映画「燃えよドラゴン」で、素手で敵をなぎ倒す俳優ブルース・リーに心を奪われた。現在もリングに上がる際、無意識にステップを踏むことがある。

愛読書は宮本武蔵の「五輪書」。型通りのレスリングは嫌いだったが、吸収した基本的な技を自分なりに応用する意義を教えてくれたという。

金メダルのためタックル磨き、そのタックルを生かすフェイントや組み手などを徹底して鍛えた。

見事な金メダルだ!!

男子レスリングは、ひと頃はお家芸で、金メダルを取って当たり前だったが、今回24年ぶりにもなるのね。

これを機に、男子も女子に負けないよう、注目種目に再浮上できるといいね。


ボクシング男子バンタム級の清水聡は、準決勝で昨年の世界選手権銀メダルの英国選手に判定負け。3位決定戦がないため銅メダル獲得となった。

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駒大時代に全日本フェザー級王者となり、北京大会に出場。初戦で敗退したものの、卒業前には有名ジムから1000万円の契約金も積まれた。しかし「五輪でメダルを目指すことの方が、自分にとって価値がある」と断り、ロンドンをめざしてきた。

今大会では2回戦で相手を6度も倒しながら、一度は判定負けとされる不可解なジャッジ。結局、判定が翻りレフェリーが大会から追放される、という騒動に巻き込まれた。

「出るからには金メダルを目指して頑張っていた。銅メダルを取れて、少しホッとしているけど、悔しい気持ちもある」

1968年のメキシコ大会を最後に、五輪のメダルから遠ざかっていた日本アマチュアボクシング界において、これは実に48年ぶりのメダル、しかも村田の金メダルとあわせ、初の1大会2メダルとなった。

春先には南海キャンディーズの「シズちゃん」こと、山崎静代が注目を浴びたものの、喧騒が過ぎるとボクシングの話題が報道されることはなかった。

でも、今回2人のメダリストを出したことで、アマチュアボクシングの知名度も大きく向上したことは言うまでもない。

メダリスト2人を筆頭に、関係者の功績は計り知れないと思う。


ボクシング男子ミドル級で、村田諒太が日本勢としては48年ぶりとなる金メダルを獲得した。

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村田は南京都高時代は高校5冠(選抜・インターハイ・国体)を達成。全日本優勝5度など計13冠。北京五輪の出場権を逃がし一度、引退。2009年に復帰すると、東洋大職員として働きながらアマの頂点にこだわった。そして初出場の五輪でつかんだ金メダル。

この金メダルの価値を一層高めているのは、階級がミドル級だということ。日本は軽量級はそこそこだが(プロでも)、中量級は世界に歯が立たなかった。

日本人としては、ある意味「奇跡的」なできごと。

村田は今後について、プロ転向も選択肢としてあることを示している。「これがゴールではない。それがアマなのか、プロなのか、もう1回五輪を目指すのか・・・」

協栄ジムの金平会長は「交渉できるのであれば、ぜひさせてもらいたい。プロのルールで戦わせたい。(契約金で)億以上の価値がある」と話すなど、各ジムの熱い視線が注がれている。


28年ぶり銅メダルを獲得した女子バレー。
今大会で使用されているボールは、実は日本製。広島県にある「ミカサ」というスポーツ用品メーカーが製造している。

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国際バレーボール連盟から、「ラリーが続き、見て楽しい試合になるように」と要望を受けて工夫を凝らしている。人工皮革を張り合わせた表面には、ゴルフボールのように直径1.5mmのディンプルが約8000個ある。

これで滑りにくく、よりレシーブしやすくなっている。

佐野、竹下を始めとし、日本チームが拾いまくったのは、ボールに秘密が隠されていた(もちろん実力や技術があってのこと)。粘りが持ち味の日本チームには、合っているボールだと思う。

こういうところで、日本の技術が生かされているのは、なんともうれしいことだ。


バレーボール女子3位決定戦で、韓国をセットカウント3-0で破り、1984年ロサンゼルス五輪以来となる銅メダルを獲得した。

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3位決定戦では迫田の活躍が目立ったが、銅メダル獲得の最大の功労者は、やはり木村だろう。レシーブが悪くサーブで狙われるとか、いろいろ言われたが、克服して良く頑張った。

28年ぶりのメダルは誇れることだけど、今後のことを考えると「粘りのバレー」には限界があるね。予選リークで、ロシア、イタリアにはまったく歯が立たず、準決勝のブラジル戦も同様。

粘って拾っても、相手の大砲に「バシーッ」って打たれておしまい。体格的な不利はどうしようもないからね。監督がi-Padを駆使してデータバレーを行っても、やっぱり限界がある。

日本女子バレーの活路は「粘りのバレー」しかないんだろうけど・・・。

最後に、セッターの竹下が結婚するみたいだね。お相手はプロ野球投手。小さい体で世界のNo1セッターなったことからも、きっといい奥さんになるね。


シンクロナイズドスイミングのデュエットで初めて表彰台を逃した日本は、チームでも5位に終わった。現状では実力通りで、主将は「今できる演技はできたと思う」と振り返った。

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日本は海外勢に比べて高さに難がある。それはメダルを取っていた時からの課題である。しかし技術と確実性で補ってきていた。ヘッドコーチは、「先輩たちと比べ、技の確実性が劣っている」ことを認めている。

採点競技は一度決まった格付けが大きく影響し、その印象を覆すのは簡単ではない。昨年の世界選手権で全種目5位に終わって以降、世界的にも日本の「位置」は決まっていたんだと思う。

多分誰もメダルを取れるとは考えていなかったんだろうし、、選手の挑戦も5番手が基準だったんだと思う。

日本も海外から振付師やコーチを招くなどの試行錯誤の末に、4位カナダとの差こそ縮めつつあるが、メダルへの道のりは見えない。

メダル有望種目に復活できるか、このまま世界から置いて行かれるか・・・。後者にならないよう頑張ってもらうしかないが・・・。


44年ぶりのベスト4まで進んだ男子サッカーだったが、1968年メキシコ大会以来の銅メダルへあと一歩届かず。試合後、選手たちはがっくりとピッチに崩れ落ちた。

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大会前の見通しからすれば、4位は上出来なんだけどね。ただ、メダルが取れるところまで行ったので、非常に残念だ。しかも、最後に韓国負けて終わるとは・・・。

めちゃくちゃイメージの悪い敗戦だ。負けてなお称賛された「なでしこ」に比べ、悔しいだけではすまない最後の戦いとなった。

ところで、試合後に竹島に関する「政治的パフォーマンス」をやった韓国選手は、五輪憲章違反なので永久追放にしろ!!


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アテネ五輪は26歳、北京五輪では30歳でそれぞれ銅メダル。年齢的には下り坂になっても、若手と同じ練習をこなしてきた。

父で元プロレスラー・アニマル浜口の平吾氏と歩んできたレスリング人生。「ほとんどがつらい思いだった。それを無駄にしないように燃え尽きたい」とレスラー人生最後の舞台をロンドンと決めて臨んだが、厳しい結果となった。

「勝てると自分でも思った。精いっぱいやった」と言いつつも、
「このキュッと締まるレスリングシューズの感覚を感じながら、いつでも戦える状態で、これからも戦いたいって思った」。

泣きはらした目で、揺れる胸の内を語った。

「引退」を公言していた訳ではないので、厳密には「撤回」もないのだが・・・。まずはゆっくり休んで、それから結論を出してもいいと思うぞ。


女子サッカーは決勝でアメリカと対戦し、残念ながら1-2で敗れた。2点を先行されながらも後半1点を返し、その後も必死にゴールに迫ったが、あと一歩及ばなかった。

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去年のWカップはほんとに凌いだイメージしかなかったが、今回はアメリカに迫る部分もあった。

やっぱり世界ランク1位のアメリカは強いということ。WカップもPK戦での勝利だったしね。

それでも、銀メダルは誇れると思う。ブラジル、フランスを激破し、アメリカとも対等に戦えたということは、日本女子サッカーの力が世界最上位に位置していることの証明になった。

一部有力選手は、今回を機に一線から退きそうだが、若い力がいっぱいいるので安心だね。


ロンドン五輪の女子レスリング55kg級で、吉田沙保里が五輪3連覇を
した。霊長類最強女子(笑)と言われる吉田、貫禄の金メダル。

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5月のWカップで4年ぶりの黒星を喫し、連勝記録も止まったけど、やっぱり
吉田は最強だ。

今大会は、中距離から低空で飛び込んで倒す伝家の宝刀、高速タックルを
封印。守りのレスリングで戦っていたように見えたが、準決勝ではWカップで
敗れた19歳のロシア選手に雪辱を果たす。

女性旗手として、初めての金メダリストにも輝いた。旗手は金メダルを取れ
ないというジンクスを打ち破った。

「幸せです。レスリングやっていた良かった~」

これで「霊長類最強」と称されたアレクサンダー・カレリン(ロシア)がマーク
した、五輪と世界選手権の通算12連覇に並んだ。
9月の世界選手権(カナダ)に出場すれば、カレリン超えの可能性は大。

少し休めばとも思うが、偉大なカレリンを抜けるならと、吉田は出場するような
気がする。


レスリングの女子72kg級に浜口京子が登場。3度目の五輪出場の浜口は、過去の2大会はいずれも銅メダルを獲得。今大会での引退を示唆しており、自らの花道を金メダルで飾ってくれ。

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初戦の2回戦の相手はカザフスタンの選手。第1ピリオドは取られたが、第2ピリオドを取り返し1-1。第3ピリオドは延長戦。浜口が前に押して倒すも、相手が返し技で投げる。レフェリーとオフィシャルで判定が分かれたため、協議に。

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協議の結果、相手の3ポイントが認められ、浜口は初戦で敗れる。えぇ~っ!?

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父・アニマル浜口氏らの応援を背に頑張ったのだが・・・。

相手が決勝に進出した場合、敗者復活戦から銅メダルの可能性もあったが、残念ながらそれも叶わず。

うぅ~ん、多分最後の五輪、最後の試合になると思うので、勝って欲しかったんだけど・・・。


レスリングの女子63kg級で伊調馨が金メダルを獲得した。これで2004年アテネ、08年北京に続く五輪同種目3連覇となった。

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圧勝だったね。結局、決勝までの4試合で1ピリオドも与えず。

ロンドンに入って初日の練習で、左足首のじん帯を損傷。3本あるじん帯のうち1本半が切れて、痛み止めを打ったり、アイシングをしたり、選手村で治療を行っていた。しかし、幸いにも回復が早く、結果的に影響なかった(ように見える)。

「金を取って満足している」としながらも、「悔しい部分もあるから、うれしい部分と半々」と次元の違いを見せつけた。

五輪3連覇について「あんまりすごいとは思わない」。圧巻の試合内容にも「全部満足いく試合はたぶん一生ない」

さすが、世界の伊調!!

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ところで、レスリング日本勢が今大会で着用しているユニホームの胸の部分には、牙をむく黄金の虎が描かれ、「強さ」を表現している。

アジアで一番強い動物ということで、虎が選ばれている。最強女子レスリングチームに、このユニフォームはお似合いだ!


レスリングの女子48kg級で小原日登美が、見事金メダルを獲得した。優勝した瞬間は、マットを叩き、何度もこぶしを突上げ喜びを爆発させた。

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小原は世界選手権の51kg級で2000年から2008年までで6度優勝。ただし、同級が五輪では実施されないため、五輪には縁がなかった。

2008年に引退したが、2010年48kg級で現役復帰。2010年、11年と世界選手権の48kg級を連覇。強さは折紙付だ。

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決勝まで危なげなく勝ち上がってきたが、決勝は先行される展開。しかし逆転で見事な金メダル!

自分の階級が五輪で採用されなかったため、いろんな苦労を味わったようだが、最高の舞台で最高の結果を残した。

五輪前から、五輪で引退と公言していたので、決勝が最後の試合。「自分のレスリング人生に悔いはない」

やり切ったというすがすがしさを残して、マットを降り普通の主婦に戻る?すっごく、かっこいいね!


男子サッカーは準決勝でメキシコに1ー3で逆転負けを喫した。

しかし、中国メディア・体壇網は、準決勝で敗れはしたものの「日本サッカーの明るい未来を見せつけた」と評する記事を掲載した。

記事は、今大会でスペインやエジプトを破った日本のU-23代表メンバーが「事実、この年代の最強布陣ではない」と指摘。マンUで活躍が期待される香川真司の他、宮市亮、大迫勇也、山崎亮平といった面々がいなかったことを挙げた。

「彼らがいれば、メキシコ戦は違う結果になった」とする一方で、日本が今大会で「多くの若手有望株にレベルアップの場を与えた」ことを特に注目すべき点とし、「今の日本のA代表で、若い世代が屋台骨を背負いつつある」ことを、「驚嘆すべき点」と論じた。

そのうえで「若い世代が泉のごとく噴出する状況は、日本サッカーの明るい将来を示すだけでなく、アジアの各チーム、ひいては世界の強豪が今後ますます日本に苦しめられるようになることを暗示している」とした。

おっ、こういう素直に日本を評価できるメディアが、中国にもあるのね。いいことじゃないの。


男子サッカーは準決勝でメキシコに1―3で敗れた。

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勝てる試合だったような気もするが、1-1で迎えた後半20分のミスが痛かった。メキシコのシュートをGKがキャッチしたので、気を許して目をそらしていたら、メキシコに得点が入っていた。

えっ?? 何があったの?? 状態。

残念ながら、女子に続く初の決勝進出は果たせなかったが、まだ3位決定戦があるので、何としても44年ぶりのメダルを勝ち取って欲しい。

でも、3位決定戦が、よりによって韓国。韓国がなりふり構わず、必死の形相で向かってくるのは目に見えている。やりずらっ!

韓国選手は早くも
「重圧は大きいが、勝たなければならない。日本に勝てば金メダルを獲得したのと同じくらいうれしいだろう。」
と語り、試合では120%の力を出し切ると宣言した。

それに、日本に勝てば銅メダルにプラスして、兵役免除という戦利品も獲得できる。

こりゃ、いやでもモチベーションが上がるわな。


カメルーン代表選手7人の行方が、分からなくなっているらしい。

行方不明になっているのは、ボクシング選手5人と、水泳と女子サッカーの選手各1人。

生活苦から逃れるための亡命かな。亡命と言えば聞こえはいいが・・・。でも、このままイギリスに滞在して職をみつけたとしても、不法就労者。

カメルーンといえば、男子サッカーはWカップ出場の常連国だけど、まだまだ貧しい国なんだね。

ひと昔前は、こういう話はよくあり、一部の国では選手を海外派遣しないなんてとこもあった。

まあ、逃げた選手が見つかった方がいいのか、よく分かんないけどね。


シンクロナイズドスイミングのデュエットで、日本ペアは5位に終わり、正式種目となった1984年のロサンゼルス五輪から続いていたメダルを逃した。

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日本ペアは、「強い日本を印象づけよう」と誓い合い、序盤から思い切り体を動かして水面を舞った。結果は、前日の予選FRよりも0.34点伸ばす93.54点をマークした。

しかし、TRとの合計で3位中国には6.7点も及ばず、優勝ロシアとは10点以上の大差がついた。

すでに世界選手権ではメダルを逃しており、ある意味当然の結果なんだけど、やっぱり残念だ。

メダルを死守していた種目の歴史はついに途絶え、「順位はこれまでの歴史を考えると悔しい。でもこれが私たちの現実で、受け止めなければ。」

選手は1日8時間以上の集中特訓で技を磨いてきた。それでも、技の難度が加速する世界との差を縮めることはできなかった。点差を見れば、縮まるどころか逆に開いている。

でも、選手はよくやった。現在の持てる力を発揮したと思う。

日本協会やコーチ陣が、メダルの歴史を選手に背負わせているようで気に入らない。上のコメントは、選手ではなく協会が言わないといけないだろ!


ロンドン五輪に限ったことではないが、多くの選手が試合前にヘッドフォンで音楽を聴き、精神を集中させている。

ロンドン五輪で多くの選手が使用しているのは「Beats by Dr.Dre」という台湾HTC社(傘下)の製品。

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HTC社はDr.Dreらによるヘッドフォン・ブランド・Beats by Dr.Dreを買収して、傘下に治めている。

ロンドン五輪のオフィシャルスポンサーである韓国サムスン社は、HTC社のヘッドフォンを使用禁止にするため、五輪委員会に圧力をかけた。HTC社はモバイルメーカで、スマートフォンなどではサムスンの競合相手。

五輪委員会は各国代表団に書面を送付し、公式スポンサーを尊重することの重要性を強調し、選手は公式スポンサーではない商品を宣伝することは許されない。五輪主催者は違反した選手を処罰、あるいは資格剥奪する権利を有すると記されている。

これにより、選手たちは会場内でのHTC社のヘッドフォンの使用を禁止されてしまった。

多くの選手たちはこれに反発しているが、どうしようもない。

五輪は多くの公式スポンサーにより成り立っており、スポンサーは自社製品の宣伝のため多額の費用を負担している。

これを商業主義と言えばその通り。五輪はスポーツの祭典であると同時に、一大商業イベントでもあるので。


ロンドン五輪のサッカー女子準決勝で、「なでしこ」はフランスを2-1で破り、初の決勝進出を決めた。

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フランスは攻撃的サッカーを展開し、試合中27本のシュートを放ったが、1点にとどまったのとは対照的に、ディフェンス中心でカウンターに徹したなでしこのシュートはたった4本だったが、2本がゴールネットを揺らした。

なでしこのカウンター中心のスタイルには、準々決勝で破ったブラジルの監督や選手からいやみな発言があったが、そんなのは負け惜しみであって、気にすることすら必要ない。

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27本ものシュートを、身を挺して防ぎ続けたのがGKの福元。特に71分、ネシブ選手のシュートを阻止したことについて、「信じられないほど鮮やかな防御だった」と仏紙パリジャン(電子版)も大絶賛!

これで銀メダル以上が確定し、アメリカとの決勝戦で金メダルをかける。Wカップの決勝ではPK戦の末勝利しているが、今回も厳しい戦いとなることが予想される。

でもここまで来たんだから、やっぱり金がいいね!!


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ついに卓球でメダルを取ったね。残念ながら、決勝で中国に負けてしまったが、見事な銀メダル!! それにしても、中国強すぎ。こりゃ歯が立たないや。

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2人の「天才卓球少女」福原愛、石川佳純に加えて平野早矢香を擁する団体は、本当に頑張ったと思う。

愛ちゃんが1セット取ったときには、涙が出てきた。「泣き虫愛ちゃん」なんて呼ばれていた頃からもう20年。ここまで来るとは思わなかった。

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準決勝では、北京の銀メダルメンバー3人をそろえたシンガポールを3-0で破って決勝進出を決めた。3試合目のダブルスで、シンガポールのボールがアウトした瞬間、全員が歓喜の涙を流していた。監督ももらい泣きしていた。

まだ決勝があるのに・・・とも思ったけど、メダルまでが長かったから、素直な感情表現としてよく理解できる。

1988年ソウル大会で、卓球が正式競技に採用されて以来、日本にとって悲願の初メダルとなったが、まだまだ中国の壁は高い。

中国以下は混戦で、今後も銀メダルを取れる可能性もあれば、逆にメダルなしになる可能性もある。2位は確実で、中国ともいい勝負ができるくらいになるといいけど。

とは言え、福原・石川・平野、よくやった! 本当にすばらしい銀メダルだ!!


バレーボール女子準々決勝で、日本は3-2で中国に競り勝って、1988年ソウル五輪以来のベスト4進出。

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5セットとも、取っても取られても2点差という大熱戦!!

オレの女子バレーのイメージは「勝負弱い」。いつもいいところまでいくのに、最後の最後で競り負けるというパターン。

今日はまったく期待しないで見ていたら、3セット目も競り勝って2-1。おっ! もしや!!って思ったのもつかの間、4セット目を競り負けて、「あぁ~、いつものパターンだぁ!」。

ところが、最後の最後でいい意味で期待を裏切ってくれた。

次の準決勝はロシアvsブラジルの勝者と対戦。勝てば1984年ロサンゼルス大会以来のメダル。負けても3位決定戦がある。

ここまで来たら、なんとかメダルを取って欲しいが、期待を裏切るのが女子バレーだからなぁ~。


陸上男子100m決勝は、ジャマイカのウサイン・ボルトが9秒63の五輪新記録で、2大会連続の金メダル連続獲得した。

そのレース直前、観客席からペットボトルが投げ込まれるというハプニングがあった。

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ペットボトルはスターターが「セット」と合図した直後に、銀メダルを獲得したヨハン・ブレーク(ジャマイカ)の数メートル後方に落下。

レースに影響はなかったが、投げた男は迷惑行為の疑いで逮捕された。この男は投げる前、ボルトに罵声を浴びせていた。

どういう背景があるのか、単なる不埒者かは不明だが、世界が注目していたレースの邪魔をされずに良かった。

「ボルトにボトルを投げる」って、つまらないダジャレにもならない。


フェンシング男子フルーレ団体は、決勝でイタリアに敗れたが、団体で初のメダルとなる銀メダルを獲得した。

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北京での個人銀に続く、2個目のメダルとなった太田は、「今出せるものを全部出せた。この4人で組めたことを幸せに思う」と、団体での銀を誇った。

でも、団体代表は太田、千田、三宅の3人しかいないことになってる。4人目(写真の1番左)は誰??

淡路卓選手!

団体は基本的に3人が出場するため、JOCから3人が代表として認められた。ケガなどに備えて4人目の選手登録も認められているが、JOCは負担せず、フェンシング協会が渡航費を負担して淡路を派遣した。

そのため、淡路は選手団ユニホームも支給されず、選手村にも入ることもできないため、近くに部屋を借りている。そう、今回の日本選手団の一員としてカウントされていなかった。

しかし、イタリアとの決勝8試合目で三宅に代わって出場したので、日本代表として認められることになった。

代表3人と同じ練習をして、同じ苦労を味わってきたんだと思うので、最後に報われて本当に良かった!


ハンマー投げの室伏は、決勝で78m71cmを記録し、優勝したアテネ以来2大会ぶりの銅メダルを獲得した。

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1投目が時間オーバーのファールと判定され、普通なら動揺するところだが、鉄人はそんなことはものともせず、見事に結果を残した。

2004年アテネは、優勝者のドーピング違反による繰り上がりの金メダル。前回北京も違反者が出て、一度は3位に順位変更となりながら、結局は当初の5位に逆戻り。五輪ではいろいろあるということを、よく理解していたのだろう。

室伏も37歳。
「自分の年齢に勝てたことを誇りにしたい。チーム室伏で一丸となって取り組んできた成果だ」
「メダルの色はともかく、やってきたことに満足感がある」
「これが最後の五輪かもしれない。またゆっくり考えたい」

次のリオ五輪では41歳になるが、アジア大会5連覇の記録を持ち、「アジアの鉄人」と呼ばれた父・重信氏は41歳でアジア大会に優勝している。

投てき競技で、世界と互角に戦える稀有な存在だけに、まだまだ頑張ってもらいたい。


アーチェリー女子団体で銅メダルに輝いた早川、蟹江、川中の3人が帰国。

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美容整形が当たり前の韓国出身で、日本国籍を取得したエース早川は、自分へのご褒美として「アゴを削りたい。小学生のときからの夢なので」と笑った。

早川は韓国からの国籍変更者(帰化)だが、アーチェリーの助っ人として帰化したわけではないので、韓国に対して・・・なオレも認めている。

確かに早川は、韓国人特有(?)の顔をしており・・・。銅メダルの報奨金が100万円出るらしいが、それでは足りない?

もっともアーチェリーは、引き手をアゴを支えに固定させてから弓を射るもの。代表スタッフは「アゴを削ると感覚が変わってしまう」と難色を示したが、半分冗談なんだろうから、「マジレス」するな(笑)。

そう言えば、「ゆるキャラ蟹ちゃん」としてプチブレイク中(?)の蟹江は、「お茶わんに温かいご飯を盛って食べたい」だってさ。

期待通りの答えをありがとう(笑)。


ロンドン五輪ボート女子エイトに出場したドイツ選手が、ネオナチ男性との交際を報じられ、予定を繰り上げて帰国した。(競技はすでに終了していた。)

ドイツの選手団長は「自主的に帰国した」と説明しているが、選手団のイメージ悪化を嫌って、帰国を促したとみられている。

交際男性は女子選手と同郷で、極右政党から州議会選挙に立候補したこともある。2人の交際は周囲では昨年から周知の事実で、五輪出場選手の選考に問題があったとの指摘が出ている。

ドイツ国内では、極右勢力の台頭は快く思われていないので、関係者もナーバスになっているんだろうけど。

もちろんドイツでも思想信条の自由は保障されており、どんな思想信条をもっていても、それが理由で不利益を被ることはない。でもこれは建前で、いろんな国で眉をしかめられる思想は存在する。

女子選手は、自分は極右思想の持ち主ではないと言っており、恋人の思想信条で、彼女が追い出されたとするなら、それはやり過ぎだと思う。


木崎16位、尾崎19位、重友はなんと79位。2大会連続の入賞者なし。惨敗という評価が多いが・・・。

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でも、こんなもんだと思うよ。

選考会で、初めから日本人1位を目指した走りをしているようじゃ、本番で勝てるわけがない。勝負できないような走りをしているヤツを選んでおいて、まさかメダルを期待していたわけじゃないだろう?

五輪で初めて採用された周回コースは起伏が多く、曲がり角は約100カ所。石畳や路地も走る特異さに加え、レース序盤は強い雨が降り気温も低かった。

この通常とは違った条件の中でも、五輪新記録で走ってしまうアフリカ選手に、日本人が勝てるわけがない。木崎と尾崎は2時間27分台で走っており、よく頑張った方じゃないの?

オレが思うに、この結果は「惨敗」ではなく、「必然」ということ。


ロンドン五輪のフェンシング男子フルーレ団体の準決勝が行われ、日本(太田雄貴、千田健太、三宅諒)は接戦の末、ドイツに41―40で勝ち、決勝に進出した。団体では初のメダル獲得が確定。

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見ていて、一部ルールが分かんないところもあったけど、こういう接戦は心臓によくない。ちょっと冷めて、どうせ最後は競り負けるんだろうな、と見ていたんだけど失礼した。

北京の銀メダリスト・太田が、最後の6秒から2点差を追いつく。最後の1点は残り1~2秒くらいだった。

延長もビデオ判定で太田のポイントが認められ、史上初の団体戦メダルを確定させた。

勝った瞬間、他のメンバーやコーチまで全身で喜びを爆発(!)させたなぁ~。

そう言えば、残り1秒で決勝点を奪われ、時間がおかしいと猛抗議した韓国女子選手の話を書いたが、フェンシングって1秒でもポイントが取れる競技なんだね。
(「女子フェンシング韓国選手 涙の猛抗議」参照。)


日本選手団の上村春樹団長が、中間総括の記者会見をした。金メダル数順位で「世界第5位以上」となるために金15~18個を目指していたが、現在のところ2個。

「非常に苦しい戦いになっている。15個を目指すには前半で6~8個を取っていなければならなかった。その要因は柔道。今後は北京五輪(9個)を何とか上回るようにしたい」と、大幅に下方修正した。

現在、日本の獲得メダルは、金2個、銀10個、銅12個であり、非常に素晴らしい数字だと思うけどね。

五輪史上初のメダルをとった女子バドミントンを筆頭に、女子重量挙げやアーチェリーなど大健闘だと思うよ。戦後最多のメダルを取った競泳も。

上村団長は、「金メダルにこだわりたい」と話し、期待する競技として、体操の種目別やサッカー、陸上ハンマー投げ、レスリングを挙げた。

「金メダルにこだわりたい」って言うけど、金メダルだけが国力を表すわけではないし・・・。国家丸抱えの中国じゃないんだからさ。

総メダル数では、中国、アメリカ、ロシアに次いで4位なんだから、何の不満があるの??

*メダル数は8月5日21:40現在

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