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カテゴリ: 朝日新聞の妄言・虚言・戯言


X(旧ツイッター)で朝日新聞の記事が批判されていた。朝日の記事なんて捏造(ウソ)か印象操作、朝日思想に基づく偏向記事しかないのだから、普通の人が読めば批判しか出てこないのは当たり前。

ストレート記事ですら「角度をつけ」てるんだから、朝日なんか読んでも世の中のことはさっぱり分からない。それどころか誤解してしまうだろう。

批判されていた記事は「『AYA世代』のがん、女性が7割超 乳がんや子宮頸がん多く」(11月15日、署名は松本千聖)。国立がん研究センターと国立成育医療研究センターが発表したAYA世代(15~39歳)のがん患者数についてのデータの考察記事。考察は言い過ぎかな。

「女性では乳がんと子宮頸がんが多かった」とさらっと書いたことが、事情を知っている人間からすれば「カチン」ときたのだろう。

朝日は「子宮頸がんワクチンの副作用」を過大に記事化した(2013~2016年あたり)。しかもワクチンの副作用が科学的に判明したわけではなく、ワクチン摂取をした人のごく一部が不調を訴えたことが発端。特に斎藤智子は2年くらいの間に20本以上の「ワクチン悪玉論」記事を書いている。

これは朝日にありがちな「感情論」に終始した非科学的な煽り記事でしかなかったが(反原発、処理水問題などの論調とまったく同一)、摂取適齢期の子どもを持つ親御さんたちの不安をかき立てることになった。

その結果、厚労省は「積極的勧奨」を取り下げてしまった。日本人女性の接種率は1%程度に留まり(それ以前は70%以上)、がんで3,000人もの女性が亡くなり、それ以上の女性が子宮を失う状況になっている。厚労省は朝日の共犯でもある。

こういう朝日の悪行を知っている人からすれば、「女性では子宮頸がんが多かった」じゃねえよ。もっと言うこと(反省や謝罪)があるだろう! ってことになる。

ついでに別の記事も読んでみたら、もっと朝日らしい記事を見つけた。「『HPVワクチンと検診を』子宮頸がん予防、国がんセンターが報告書」(6月2日、署名は足立菜摘)。内容は国立がん研究センターが国内外の研究データなどをまとめた報告書の内容を記事にしたもの。

「海外では子宮頸がんの死亡率が下がっているのに対し、日本では横ばいであることを紹介。ワクチン接種や検診を継続して受ける意義を説明している」と、なんとも他人事な書き方。

何が「朝日らしい」かというと、記事中で「子宮頸がんのワクチン接種率は低く、検診受診率は43.7%にとどまる」という一節。なぜか摂取率は具体的数値を出さず、検診率のみ数字を出している。筆者の足立はワクチン摂取率が1%未満であることを知っているはずだ。知らなければ記者失格だ。

この1%未満は朝日にとって都合の悪い数字だ。朝日のせいでこんなことになっている。検診受診率の43.7%という数字も低いが、それほどぎょっとさせる数字ではない。

そう言えば、あの斎藤もWHOや欧州医薬品庁の「安全宣言」を一切報道しなかった。この足立もそうだが、自分らに都合の良いことは書くが、都合の悪いことは書かないという、今も昔も変わらない朝日の伝統。

実は朝日は2020年ころから、こそっと「子宮頸がんワクチンは有効」的な記事を書き始めていたのだ。これは誰の目にも明らかな「アリバイ作り」。相変わらず浅はかな新聞だ。

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 「朝日新聞がしれっと『子宮頸がんワクチンは有効』と言い出した
 「朝日新聞は過去の『薬害捏造』を反省してからものを言え!


ラグビーW杯は南アフリカの連覇で幕を閉じた。日本代表は惜しくも8強入りを逃したが、その頑張りに日本中が大きな拍手を送った。

ラグビーは一般的な他の競技と違って、代表選手に国籍条項がない。
(1)その国・地域で出生
(2)両親または祖父母のうち1人がその国・地域生まれ
(3)直前の5年間継続居住
(4)通算10年居住
のうち、どれか一つを満たせば選出可能だ。

今回の日本代表選手も33人のうち、外国出身の選手は16人にのぼる。リーチ・マイケルや具智元、ラファエレ、レメキなどは日本に帰化しているが、ラブスカフニやライリーなどは母国国籍だ。

これがラグビーなので、なにも問題もなければ気にすることもない。ただ、一部左派系メディアや文化人と称する人たちは、ラグビーのこうした特色を自分らの偏った思想の補強として利用している。つまりは「ラグビーの政治利用」だ。本当に辟易する。

朝日新聞は11月6日に唐突に「ラグビーW杯 多様な世界を広げたい」との社説を掲載した。W杯は10月28日に決勝が行われ、南アフリカNZとの激闘を制し2連覇を達成していた。閉幕から10日近く経って、何をいまさら?

朝日の社説は「国籍や人種、格差といった壁を乗り越えたい」で始まる。そして南ア主将のシヤ・コリシが同国初の黒人主将だと書く。そして、なぜか同国のアパルトヘイト政策と南アが準々決勝以降すべて1点差の試合を制したことを「彼の思いが凝縮されて映っているかのようだった」とこじつける。

シヤ・コリシ主将は前回のW杯(日本開催)時も既に主将だった。彼は主将として2連覇に貢献している。何をことさらに「黒人初の主将だ」などと書くのか。ラグビー界ではもう当たり前のことだ。

さらに、彼が黒人だということを過去の南アのアパルトヘイト政策と結びつけ、「彼の思いが凝縮されている」。こんなの印象操作以外の何物でもない。南アに対してもシヤ・コリシ主将に対しても失礼だろう。

実は朝日は4年前にコリシのことを書いている(「かつて『白人のスポーツ』 ラグビー南アに初の黒人主将」(2019年10月)。また引っ張り出してきたということ。

朝日は同様に日本代表選手にも「社会の多様性を考えるヒントにもなる」と書く。何が「社会の多様性」なのかは分からないが、朝日の考える「多様性」でしかない。左派系の自分たちの考えが絶対であり、他は認めないという「多様性」っぽいけど(苦笑)。

先に書いたように約半数が外国にルーツを持つ選手だが、日本代表選出をスポーツライクに(ドライ)に考えている選手はいない。みな本気で日本代表を誇りに思っている。だからリーチは外国出身の代表選手に「君が代」を教え練習もさせた。歌詞だけでなく、その意味もだ。「国歌の意味まで知ることが日本代表だと思います」という思いからだ。

2019年のW杯前には、代表選手は宮崎県日向市の大御神社を訪れている。ここには高さ約4m、周囲が約30mある日本最大級の「さざれ石」が祀られている。その前に立った選手たちは説明を聞き君が代を歌った。しかし、朝日はこれらのエピソードは絶対に報道しない。

さらに言えば、ラグビーではなぜ外国籍の選手が代表に選出できる規定になっているのか? という根本にも触れない。

多くの植民地をもっていたイギリス(ラグビー発祥)が、植民地出身者を代表に選出するかの判断をするときに認めたからというのは、その答えの半分だ。朝日もここまでは書くこともある。しかし、実質はイギリス人が植民地や統治国、居住先国の代表に選出されるため手段として、こういう規定になっているのだ。朝日はこちらは絶対に書かない。そこには「多様性」の欠片もなく、強国であるイギリス人の都合しかないからだ。

「多様な世界を広げたい」「国籍や人種、格差といった壁を乗り越えたい」などと言うなら、他のスポーツや五輪も「ラグビーを見習ったらどうか」って書けばいいのに。しかし朝日は絶対に書かない。なぜなら、「イギリス人が自国以外の代表に選出されるための手段」として始まったことを知っているからだ。

つまりは自分たちにとって都合の良い事実だけを並べて、自分たちに都合の良い論調にしているってこと。だから朝日を読んでも、物事はまったく理解できない。まあ、オールドメディアなんて似たり寄ったりだけどね。

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 「毎日新聞はラグビーW杯を政治利用するな!


パレスチナ暫定自治区のガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスが、突如イスラエルへの攻撃を開始(10月7日)。ハマスは5,000発超のロケット弾を発射。戦闘員数百人がイスラエル領内に侵入して少なくとも22ヶ所を襲い「市民を虐殺した」とされる。

イスラエルのネタニヤフ首相は「われわれは戦争状態にある」と宣言。同時に「ハマス全拠点を壊滅させる」と警告し、ガザ地区住民に即時退去を促した。

イスラエルと周辺国並びにパレスチナ勢力には、第二次大戦後のイスラエル建国(イギリスの二枚舌外交のつけ)から続く難題が立ち塞がる。なかなか日本人には理解しづらいことが多い。

イスラエル(ガザ地区)
ハマスはパレスチナ・ガザ地区を実効支配する武装組織。イスラエルの破壊と、その後のイスラム国家の樹立を目標に掲げている。2007年にガザ地区を掌握して以来、イスラエルと何度か交戦してきた。ガザ地区を実効支配するようになったのは、武装闘争を繰り返してきたからだ。

つまりハマスは一般的に言えば「テロ組織」でしかない。過去に「ISIL」(自称イスラム国)が、イラクやシリアの一部を実効支配して暴れ回っていたのと同様だ。現在、イスラム国はすべての占領地を失い、事実上の壊滅状態になっている。

朝日新聞もイスラエルとハマスの実質的な「戦争」開始に伴い、10月11日に社説「ガザ『戦争』 報復の連鎖 まず止めよ」で言及している。

当然ハマスを大批判しているのかと思いきや、「イスラエル軍との銃撃戦に発展する異例の事態だ」と妙なことを書く。「異例の事態」? 何を言ってるんだ。これは明確なテロ行為である。侵攻(侵略)と言ってもいい。いや、そう言うべきだろう。

朝日はハマスが民間人などを人質としたことに対し、「一般市民の殺害や誘拐は卑劣なテロ行為であり、容認できない。もし人質に危害を加えれば、国際的な孤立は必至と思い知るべきだ」と書く。ん? 一見尤もらしい言いようだが、イスラエル兵や国家機関への攻撃ならテロ行為ではないのか? それ以前に、なぜ戦闘行為を即刻止めろと書かない?

突如イスラエルに大量のロケット弾を撃ち込み戦争を仕掛けたハマスに対し、戦闘を止めて即刻撤退しろと言わない朝日。イスラエルは自衛権のある独立国家だ。それに政府には自国民の生命と財産を守る義務がある。「攻められたら無抵抗で降伏しましょう」などという朝日を含む日本の左翼連中とは違うのだ。

ところが朝日は、「(人口)密集地のガザで、民間人の被害を伴わない空爆は不可能だ。地上侵攻に踏み切れば、双方の犠牲はさらに増えるだろう」と、暗に自重しろという。確かに民間人の犠牲はあってはならないが、だったら尚更ハマスへ「即刻攻撃を止めろ」と言うべきだろう。

そして朝日は「(イスラエルの行為が)パレスチナ人を絶望の淵に追い込んだ」。それが「今回理不尽な形で暴力が噴き出した背景にあることを忘れてはならない」と書く。つまりは「イスラエルが悪いんだ!」と結論づけている。だから朝日はハマスに「撤兵しろ」とは言わず、逆にイスラエルに「自重しろ」と言う。

先に書いたように中東問題の根は深い。難しい背景がいっぱいある。だからと言って、突如戦争を仕掛けられた側(イスラエル)が悪いんだから「報復の連鎖 まず止めよ」っておかしいだろう。

こんな「反イスラエル」思想丸出しの社説を書くなら、堂々と「ハマス頑張れ!」って書けばいいのに。朝日って相変わらずバカ丸出しだな。


朝日新聞とパチンコ
朝日新聞とパチンコ (2)
これは朝日新聞に掲載された記事に使われていた写真(勝手に使ってゴメンね)。ドル箱が景気良く積まれている。

記事は2018年1月のもので、12月31日の深夜に三重県でパチンコに興じる人たちのことを記事にしている。三重県は大晦日から元日にかけ、パチンコ店の夜通し営業が認められている。これは伊勢神宮への参拝者のトイレ問題の解決のためだが、実際にパチンコを打っているのは地元のお客さんだ。


日本においてカジノ解禁を含むIR関連法の議論は、古くは2000年代初頭から始まったが、現実的な姿になったのは2013年ころからである。このときに最初のIR推進法(正式名称ではない)を提出したのは自民・維新・生活である。生活とは小沢一郎率いる「国民の生活が第一」(今、小沢や森裕子は何を思う?)。

朝日新聞は2014年6月に社説「カジノ解禁? 危ない賭けには反対だ」で、カジノ解禁反対の論陣を張っている。理由は反社勢力に利用されるとか、ギャンブル依存性に陥る人が出てくるだとか、地域社会の治安への影響が心配だとか言う。

同じく2014年8月の別記事では、「厚労省が発表したところによると、ギャンブル依存症の疑いのある人が推計で536万人に上るという。これは世界的にも突出して高い」と書く。こんなに依存症の人がいるのに、カジノ解禁なんてとんでもない! と言うこと。

その後、IR推進法は2016年に成立。そして冒頭写真の記事が書かれた2018年の1月は、IR実施法(具体的な免許の話や入場料・入場制限などが決められた)が議論中(同年7月成立)。

そうすると先の朝日の記事は、コンビニの24時間営業が当たり前になっているので、パチンコ店を終夜営業にして伊勢神宮参拝者のトイレを確保する必要性はないと批判してるのかと思いきや、実はそうではない。地元の常連j客が「自然と交流する場」みたいな感じで好意的に書いている。

しかも「体力が続く限り、頑張りますよ」「充血した目をしきりに瞬きさせながら、台を一心に見つめる」「仕事終わりにパチンコ店に通うのが日課だ」などと、依存症を窺わせるようなことを平気で書く。

カジノはダメだが、パチンコはOKのご都合主義(ダブスタ)。

そしてIR実施法も同年7月に成立。すると、朝日はさっそく「カジノ法成立 賭博大国への危うい道」(7月21日社説)で大批判。朝日お得意の「カジノ法」などとレッテルを貼っているが、内容は「ギャンブルなんかダメだぁ~!」と「依存症がぁ~!」。

日本で数ヶ所にしかできず、入場料6000円で入場制限もあるカジノはダメだが、街のあちこちにあり無料で無制限に入場できるパチンコはOK。しかも現実に依存症と考えられる人が500万人を越えるパチンコ(他の公営ギャンブルも含むが)を、「地域の交流の場」などと持ち上げる。

こんなバカな論調を疑問に思わない論説委員連中の頭の中は、相当腐っていると言っていいだろう。まあ、在日コリアン隠しでもあるが、北朝鮮に上納されるパチンコの「上がり」が金一族の贅沢な暮らしを支え、ミサイルなどの開発費に充てられている現実(と言われている)をどう考えているのか。

そういえば、朝日は新型コロナ蔓延による非常事態の時に、パチンコはOKととれる記事を書いていたのには笑ったなあ。首都圏のパチンコ店が営業自粛の最中、茨城県では開店していたので、パチンコ好きが大挙して押し寄せたことがあった。

世間は営業しているパチンコ店や押し寄せる人たちに批判的だった。しかし朝日は間接的ではあるが、その時もパチンコを擁護した。とある人物に「パチンコに救われた」とか「世間の『不要』でも、自分には『要』ということもある」などと語らせていた。

ここまで来ると逆に清々しいくらいだ。

関連
 「朝日新聞よ、カジノに反対する前に言うことはないの?
 「朝日新聞はカジノ反対・パチンコ推奨のダブスタ
 「朝日新聞の「賭博大国」ってパチンコはいいのか?
 「朝日新聞が『パチンコは不要不急ではない!』


朝日新聞の日本維新の会批判が止まらない。朝日一推しの立憲民主党が日本維新の会に圧倒され、次期衆院選で野党第一党の座を奪われるのが確実な情勢なだけに、維新に少しでもダメージを与えたいということだ。

維新の会・馬場代表が共産党を「日本になくなったらいい政党」「ありえない空想の世界を真剣に考えている人たち」と発言したことを批判している。ある意味、この程度の「口撃」を社説で取上げて「政治と政治家に対する信頼を損ねるだけだ」などと論調する姿に、朝日の焦りが良く表れている。

だったら立民や共産党、朝日自身の安倍内閣への罵詈雑言はどうなのか。朝日は悪質な印象操作記事を乱発していたではないか。印象操作を通り越して捏造までしていたな。今もって、明らかな捏造に対しても謝罪はおろか、ダンマリを決め込んいるのはどうなのか。

朝日はすべての行動が「ダブスタ」「ご都合主義」なのだが、論説委員を始め記者連中にその自覚がないことは笑うしかない。

5月に8年も前の「セクハラ疑惑」を持ち出し批判した時もそうだ。これは地域政党・大阪維新の会の話なのに。8年前の大阪維新の会の対応を見直せと迫る朝日自身が、5年前に論説委員のセクハラ疑惑が持ち上がっていた。朝日は当時どういう対応をしたっけな?

何もしなかった。ダンマリを決め込み、ほとぼりが冷めるの待ったのだ。しかし同時期に持ち上がった財務事務次官(当時)のセクハラ疑惑には、口汚く批判していた。なんという素晴らしい「タブスタ」「ご都合主義」。そして見事な「ブーメラン」。結局、朝日は自社の論説委員のセクハラには、対外的には何も公表しなかった。
(「朝日新聞よ 5年前の論説委員のセクハラはどうなった?」参照)

そんな朝日が間接的ではあるが、立民を助けるために日本維新の会を批判する。ところが、やっぱり「タブスタ」「ご都合主義」であり「ブーメラン」となる。ここままで学習能力がない連中が論説委員をやっている。

朝日がどう後押しをしようが、立民がいつまでも野党第一党でいることは不可能だ。あれだけ極左偏向連中を集めては、多数の国民の支持は得られない。しかも何もやらないくせに(政策の素養もなく、確固たる国家感を持っているわけでもない)、口だけは一人前を気取る連中ばかりだ。

「給与住居てとう、通勤てとう、期末てとう、退職てとう」。ここに立民の売りである「生活者目線」を感じることはない。「子育て中のママ」を強調して当選した議員が「てとう」など気にしないで生活できる人間だったという笑い話。

朝日はこの件に関し、何も報道しなかったな(苦笑)。


ジャニーズ事務所が設置した「再発防止特別チーム」が、その調査結果を公表した。長期間にわたり前社長(ジャニー喜多川氏)が広範に性加害を繰り返していた事実が認められたとしている。

まあ、こんなことは数十年前から言われており(疑惑)、何を今さら感が強い。また、それを殊更に報道するオールドメディアには鼻白む思いだ。各紙・各局ともこの件には目をつむってきた現実がある。今になって「ジャニーズがぁ~!」って、何を言ってるんだとかしか思えない。

そんな中、朝日新聞が自社も含め今回の問題(特に過去の報道面)に関して調査(アンケート)していた。「ジャニーズ性加害問題、報じなかったマスコミに批判 各社の見解は」。対象は朝日・毎日・読売・産経の4紙と、日テレ・TBS・テレ朝・フジの関東キー局。

朝日は自社も「今回、被害を訴える当事者の方たちが記者会見を開くまで積極的に報じてきませんでした」「男性への性加害という問題に対する認識が不足していたことなどが根底にあったと思います」「ご批判は真摯に受け止めます」(野村周ゼネラルエディター兼東京本社編集局長)と、殊勝にも反省の弁を述べている。

それなのに朝日は他社・他局も同様だと、話を広げ自身の不作為を薄めようとする。言うなれば「報道しなかったのはうちだけじゃねえだろうが」と言うこと。実はこれ、昔からの朝日の得意技なのだ。

「佐村河内ゴーストライター事件」を覚えているだろうか? 全聾の作曲者で「現代のベートーベン」と持てはやされた佐村河内守氏が、ゴーストライターを使っていた問題だ(2014年)。各紙・各局とも佐村河内氏を持ち上げた記事を書きまくっていた。朝日も同様だった。

ところが、実はゴーストライターが作曲していたことがバレて(ゴーストライターが名乗り出た)、佐村河内氏はすっかり詐欺者扱いになった(まあ、自業自得だが)。

朝日は問題発覚を受け「佐村河内守氏問題への自戒」と言う記事を書いた(吉田純子、当時文化部、現在は編集委員)。これが今回(ジャニーズ問題)と同様で、「だまされたのは『私たち』であって『私』だけではない」と始める。そして「氏にとりわけ強い光を当てたのはNHKスペシャルだ」と、NHKが一番悪いんだと書く。

最後に「自戒の礎としたい」と書くが、「私だけが悪いんじゃないよ、みんなだよ。一番悪いのはNHKさ」。こんなやつが「自戒」などと書く恥ずかしさ。誰も信用しないだろう。

慰安婦捏造の植村隆も同様だ。当時は「慰安婦」と「挺身隊」は混同されており、どの社も同様だったと言う。植村の捏造の本質はこんな言葉遊びではなく、主語をぼかし「連行された」と書いたことだ。

朝日は昔から他社も同様だと言い訳し、「うちだけじゃない」と取り繕う。これがいかにバカな言い分かは小学生でも分かる。ある意味、吉田純子や植村隆は朝日の体質を体現しているだけなのだ。

そう言えば、TOKIOの山口達也が女子高生への強制わいせつを行った容疑で書類送検(のちに不起訴)されると、朝日は「山口メンバー」とか書いていた。後に山口がジャニーズを退所してからオートバイの酒気帯び事故を起こすと、今度は「山口容疑者」(後には「山口・元メンバー」)。ジャニーズ所属でないと「容疑者」かよ。

釈放後の表記の社内ルールだとか言いそうだが、起訴(略式含む)時に容疑が晴れているわけでもなく、勝手な言い分でしかない。

こういうことも含めて、「真摯に受け止めます」なんて誰も信用するわけがない。

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 「佐村河内守問題での朝日新聞の開き直り
 植村隆の記事は多数あり。


東京電力福島第一原発内に貯蔵されている処理水の海洋放出が、8月24日から始まった。廃炉に向けての大きな節目となる。

国内世論にも賛否両論あるが、反対論の多くは科学的根拠を無視した政治的意図を持っているように見える。ただの無知もいるかもしれないが。同様に中国や韓国の反対論も、特定の意図を持っていると考えた方がいいだろう。政府は科学的根拠を示して、きちんと反論していかねばならないのは言うまでもない。

そんな中、新聞各紙が本件を社説で論評した。それぞれの立ち位置がよく分かる内容となっている。はっきり言って、一番内容のないのが朝日新聞だ。悔しさいっぱいの涙目で、「オレは認めてねえぞ」と言ったところか。科学的な面(安全性)に関して、朝日の書き方がひときわ際立っている。

読売新聞(社説「処理水放出 万全の態勢で風評被害を防げ」)
「トリチウムは(中略)基準値以下の量なら海に流しても環境に影響はない。各国の原子力施設からも海洋放出されている」

産経新聞(主張「処理水の海洋放出 政府が責任もち完遂せよ」)
「原理上取り除けないトリチウムは残るがその放射線は弱く、自然界にも存在している。(中略)安全上の問題はない」

毎日新聞(社説「処理水あす海洋放出へ 誠意欠いた政治の無責任」)
「トリチウムの放射線は(中略)体内に取り込んでも水分として排出される。雨や川、水道水などにも含まれており、環境や生態への影響は確認されていない」

朝日新聞(社説「処理水の放出 政府と東電に重い責任」)
「IAEAが国際的な安全基準に合致するとの報告書を公表した。(中略)計画通りに運用される限り、科学的に安全な基準を満たすと考えられるが(後略)」

朝日だけ直接的に「安全だ」「問題ない」と言わない。「IAEAが言うのなら基準を満たすんじゃないの」。未だに「処理水」が科学的に「安全」「問題ない」と認めようとしない。「基準を満たす」って言うところに、朝日の悔しさが出ている。

事故直後からウソも交えた偏向記事を書きまくった朝日。悪質な印象操作の数々、自ら悪風評を煽りに煽りまくった朝日。朝日はずっとで「汚染水」と平気で書いてきた。さすがに批判され始めると「処理済み汚染水」と書いた。「処理水」と書き始めたのは最近のことだ。

朝日は自らのイデオロギーのために福島第一原発事故を利用してきた。政府や東電を常に批判できるようにしておくためには、「処理水」の処置が進んでは困るのだ。だから「汚染水」「処理済み汚染水」と書き風評を煽ってきた。

「科学じゃないんだ!」(編集委員・佐々木栄輔)と書き、「科学的に安全? 関係ないね」と、バカな論調してきた。その中には「原発は心配だ」(科学社説担当論説委員・村山知博)と科学抜きの個人の感想を書くバカな論説委員もいた。

朝日が「IAEAの報告書通りに運用されるなら、処理水放出は科学的に安全とされる基準を満たすと考えられる」と、遠回しながら「科学的に安全とされる基準を満たす」と感情論以外のことを初めて書いたのは、今年の7月9日のことである。

これはIAEAのグロッシ事務局長が来日し「(報告は)科学的で中立的なものだ。日本が決断するのに必要な要素がすべて盛り込まれている」と話したからだ。もう朝日が感情論でのみ煽ることが難しくなっただけのことである。

朝日自身が「科学的に安全」と認めたわけではないと示すため「基準を満たすと考えられる」と逃げたわけだ。確かに、先に書いたようにあれだけ科学を否定し、ウソ記事・悪質印象操作記事・風評を煽ってきたことは隠せないからね。

今後も朝日は悪風評を煽るだろう。ウソ記事や悪質印象操作記事で風評被害を招いてきたことなど気にもせず。まあ、それが朝日の朝日たる所以。

関連 
 「朝日新聞は科学よりもイデオロギーと感情優先
 「朝日新聞は福島第一原発の『処理水』を科学的にどう考えているのか?
 他、多数。


朝日新聞8月16日の社説「『終戦の日』 心に響かぬ首相の誓い」は、毎年のことながら「朝日史観」で書かれた中身のまったくない代物だ。

まあ朝日の社説なので、朝日が好きに書けばいい。どれくらいの一般国民から評価されるかなんて、朝日も気にしていないだろう。極左仲間と手を取り合い、小さい輪の中でチマチマ好きにやればいい。絶滅しても誰も困らない絶滅危惧種なんだから。

ただ、社説中に「戦後70年の安倍首相談話にも盛り込まれた『痛切な反省』と『心からのお詫び』を決して忘れてはならない」って何? あれだけ当時腐していた安倍首相の戦後70年談話。都合良く切り取りして使うなと言いたい。

朝日新聞は2015年8月15日の社説で安倍談話を酷評した。

「いったい何のための、誰のための談話なのか」と書きだし「この談話を出す必要がなかった。いや、出すべきではなかった。改めて強くそう思う」と書く。そして「いったい何のための、誰のための政治なのか。本末転倒も極まれりである。その責めは、首相自身が負わねばならない」で締められている。

ただの感情論に終始した、論理的や合祀的との言葉もいらない、思いつくだけの批判の言葉を並べた文章で、朝日論説委員連中の敗北感をよく示していた。朝日がこだわった「侵略」「植民地支配」「痛切な反省」「心からのおわび」の4点がセットになっていなかったからだ。

あの(直接的な)文言がない、この文言がないとステレオタイプの批判に終始し、直接話法と間接話法の使い分けも理解できず、直接的謝罪がないとか騒ぐ無様なものだった。

その上「あの戦争には何ら関わりのない、私たちの子や孫、そしてその先の世代の子どもたちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません」と、謝罪は最後だよと明言したことも気に入らなかったのだろう。

安倍戦後70年談話には、保守層でも意見の分かれた「お詫び」が入っている。「何の罪もない人々に、計り知れない損害と苦痛を、我が国が与えた事実」「深く頭を垂れ、痛惜の念を表すとともに、永劫の、哀悼の誠を捧げます」。そして村山戦後50年談話を引用する形(間接話法)で「我が国は、先の大戦における行いについて、繰り返し痛切な反省と心からのお詫びの気持ちを表明してきました」。

ただ文脈から見れば、村山戦後50年談話のような平身低頭で、媚び諂うような「自虐史観」丸出しの文章とは大きく違うことは明らかだ。先の大戦への反省を表明した歴代内閣の立場を引継ぎ、その上で日本は「積極的平和主義」で世界の平和と繁栄に貢献していくと表明した。

そんな安倍談話を朝日はこれでもか! と批判した。それなのに一部の文言を切り取って「安倍談話にも盛り込まれた」とは、あまりに酷い印象操作ではないか?

朝日は当時の批判を取り消し、素晴らしい内容だったと再評価してから引用するべきではないのか? 朝日の世論調査でも「安倍談話を評価する 40%」で「評価しない 31%」を上回っていた。当時、朝日はお得意の「ダンマリ戦法」でやり過ごすという無様な有様だったな。

8年も経ったら誰も覚えていないとでも思っているのかね。クズは何年経ってもクズだな(苦笑)。


8月6日から「夏の甲子園」(全国高校野球選手権大会)が開催されている。その翌日に朝日新聞は「記録的猛暑 いまと未来の命を守れ」との社説を載せた。内容は「再生可能エネルギーがぁ~!」と「水飲んで、クーラーつけて、家にいろ」という、実に朝日らしいものだった(笑)。

さらには、猛暑中での高校野球には一切触れないという、欺瞞に満ちたものだった。
(「朝日新聞が言う『命をまもれ」』に高校野球は含まれない」)

そんな朝日が8月11日に載せた社説が「猛暑と部活動 子の安全を守るために」。内容は文科省が「運動時は子どもに十分に水分を補給させるとともに、気温や湿度などから熱中症の危険度を示す『暑さ指数』を確認し、適切に中止などを判断するよう」求めたとのことから、「測定器の配備状況は、学校や地域で差がある。公立小中学校の体育館等の冷房整備率も、昨秋で12%だ。自治体が十分な対策を取れるよう、国は財政支援を充実させてほしい」と書く。

どこか他人事な書きっぷりに釈然としないまま読み進めていくと、さりげなく「全国高校野球選手権大会も暑さ指数を測定しており、今回は五回終了時に10分間の『クーリングタイム』を導入した。一番暑い時間帯を避ける日程の改革などの検討も続いている」と入れ込んできた。

「クーリングタイム」はまだしも、一番暑い時間帯を避ける日程の改革は「検討中」であって、実現すらしてないではないか。こういうのを対策内容として、いかにも「やってます」的に書く厚かましさ。

それに「暑さ指数を測定しており」と書くが、大会本部はその値を公表していない。特に午後の時間帯の試合時にどれくらいになっているのか? 朝日は「暑さ指数」を毎試合公表する必要があるのではないか?

各地の教育委員会、教育関係者、大会運営者などには「熱中症の知識を十分身につけ、子どもの安全を第一にした対応をとってほしい」と書く朝日。そんな朝日が共催する「夏の甲子園」では、「暑さ指数」を測っていると言いながら公表すらしない。

実は朝日は地方予選が佳境に入った7月19日に、地方大会を主催する各都道府県高野連に「熱中症に注意を」との通達を出している。その中で、山梨県の取り組みを例に記している。その内容は、
・WBGT34℃以上、観測気温40℃の場合 → 中止なども含めて別途検討
・WBGT31℃以上、観測気温38℃の場合 → 水分補給などをプラス
・WBGT28℃以上、観測気温35℃の場合 → 記載省略

一般的(環境省の指針)な「WBGT」の運動指針は、
・WBGT31℃以上、観測気温35℃ → 運動は原則中止
・WBGT28℃以上、観測気温31℃ → 厳重警戒(激しい運動は中止)

一般的な指針に照らし合わせると、朝日の通達は非常に甘いことが分かる。環境省の指針ではWBGT31℃以上は「特別な場合以外は中止」を推奨しているが、朝日は「5回終了後のグラウンド整備に加え、7回終了時に5分間試合を中断し水分補給の時間を設ける」。つまりは「水を飲ませりゃいいんだろう!」ってこと。

そしてWGBT34℃(気温40℃)で、やっと「別途検討」になっている。あくまで関係者で「検討する」であって、即中止判断ではない。

この通達内容を見る限り、試合を中止することは「ほぼない」と宣言しているに等しい。つまりは、どんなことがあっても日程は予定通り消化するということ。

朝日は炎天下(酷暑・猛暑)での児童・生徒の部活の安全性を考えている振りをしながら、高校野球も対策をやってるんだアピールをする。しかしそれが対策と呼べるような代物ではなく、逆に朝日の欺瞞性を暴く結果となっている。

これらから言えることは、朝日は現状の大会日程を変更などをするつもりはないということ。この時期(夏休み、お盆期間)にやるから朝日は潤えるのだ。朝日にとって重要なのは球児の安全・健康でもなんでもなく、自らの「あがり」でしかないから。


毎日暑い日が続いている。7月末から連日40℃近い最高気温を記録していた。そんな中、朝日新聞が「記録的猛暑 いまと未来の命を守れ」との社説を載せた(8月7日)。何が書いてあるのかと思い読んでみたら、見事なまでの「再生可能エネルギーがぁ~!」の一点張りだった(苦笑)。

百歩譲って「未来の命」を守るのに「再エネがぁ~!」でもいいが、「いまの命」を守ることに対し「水分を補給し、適切に冷房を使う。炎天下での外出をなるべくせずにすむような社会を作る」だってさ。「水飲んで、クーラーつけて、家にいろ」って社説に書くことか?

そんな「水飲んで、クーラーつけて、家にいろ」と書く朝日が主催する(日本高野連と共催)夏の高校野球が、この社説掲載日の前日から始まっている。

初日の第一試合から、動けなくなる選手が両チームから出た。それを伝えるスポーツ新聞などは、誰に忖度しているのか知らないが「暑さ」「熱中症」などの単語を使わない。そして朝日の言う「暑さ対策」をなぞる。やれ「クーリングタイム」を導入したとか、ベンチ裏のスペースに大型の送風機、冷凍庫、アイスベスト、ネッククーラーなどを用意したとか。

朝日は朝日で、熱中症の疑いがあった選手も「ベンチ裏で理学療法士が処置し、救護室や病院への搬送はなかった」と、軽症をアピールする。

社説中には「深刻な現実から目をそらさずに、正面から向き合う必要がある」との文言がある。そんな朝日が猛暑・酷暑の中での試合を強いる。矛盾なんてものではない。「深刻な現実から目をそらしている」のは朝日ではないのか? 「正面から向き合う必要がある」のも朝日ではないのか?

朝日が上から言う「命を守れ」って中に高校野球は含まれない。だって朝日にとって重要なのは自らの「上がり」だからね。


朝日新聞に福島第一原発の「処理水」放出に関しての世論調査結果が載っていた(7月17日)。それによると処理水の放出に「賛成51%、反対40%」だと言う。朝日の調査でも賛成が過半数を超えているのね。朝日があそこまで「悪質印象操作」を繰り返してきたにもかかわらず。

科学的知見など一切無視し「汚染水」や「処理済み汚染水」とか書いて、不安を煽ってきた朝日。科学的な議論になると勝てないから「科学を振りかざすな」などと、科学じゃないんだ(つまりは感情論なんだ)と言ってきた朝日。

悪風評を煽りに煽ってきた朝日が、海洋放出は「風評被害が拡大する」とか言う恥ずかしさ。厚顔無恥と言ってもよい。

そんな朝日が「処理水と中国 政治利用でなく対話を」(7月21日社説)で、中国が処理水の放出に反対し、日本の水産物に対する放射性物質の検査を厳格化したことを批判している。

その中で「安全と健康にかかわればこそ科学的知見に基づく冷静な対話が欠かせない。耳を塞ぎ、日本との争いに政治利用する中国政府の姿勢は問題だ」とまで書いている。この「中国政府」を「朝日新聞」に変えたら、すごくしっくりくるけど(苦笑)。

中国の報道官が福島第一原発に言及する際、朝日の記事から引用することが非常に多かった。それは中国が日本批判に使うのに勝手がいい記事ばかりだからだ。例えば朝日が「事故を起こした原発からの、溶け落ちた炉心の冷却に使った水であり」と書けば、翌日の中国外務省会見で報道官が同じ事を言うなどは常だった。

そんな批判仲間の中国を批判したのは、自社の世論調査結果で過半数が「処理水放出賛成」との結果が出たからだろう。では、これから朝日が放出賛成の論調になるかと言えば、それは絶対にならない。朝日の反原発イデオロギーは揺るがないからだ。

朝日としては福島第一原発は常に批判できる状態でいてくれないと困るからだ。そうでなければ、これまでウソ(印象操作ではなく明らかなウソ)も交えて書いてきた悪質な反原発記事が無駄になる。

事故直後から「プロメテウスの罠」や竹内敬二(OB,当時寺編集員)のウソ記事を垂れ流し、科学社説担当論説委員・村山知博の「原発は心配だ」、編集委員・佐々木栄輔の「科学、振りかざすのでなく」に代表される「感情論で煽る」。あっ、吉田所長調書の意図的曲解ってのもあったな。

さらには記者個人のSNSでも「原発事故による放射能の降り注ぐ下に生活をしていた事実」「首都圏の飲料水が汚染される」などとの妄想まで垂れ流した。

最近も、ろくに事故を知らない年代の記者に「双葉病院では自衛隊や警察が放射性物質に阻まれて救出活動ができず、約50人が衰弱して亡くなった」などと見え見えのウソ記事を書かせている(2021年)。

こんな朝日が世論調査の結果くらいで、「科学的知見」に基づいたことを書き始めるわけがない。朝日は朝日だということ。

中国を批判した社説で、最後に朝日はなんと言っているか。「強硬に強硬で対抗する愚は戒めたい」「丁寧な説明に一層力を入れるべきだ」だってさ。じゃあ、朝日が中国さまに対して、丁寧にかつ科学的に説明してくれよ。

どんなに科学的な説明をしても聞く耳を持たないのは朝日も同じだろう。朝日が批判する中国の姿は、実は朝日そのものだと言うこと。笑うしかない。

関連
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北朝鮮が7月24日夜、2発の弾道ミサイルを発射した。22日(巡航ミサイル)、19日(大陸間弾道ミサイル級)、12日(短距離弾道ミサイル2発)に続き、短期間での連続発射である。

朝日新聞は12日のミサイル発射を受け、14日に社説「北朝鮮ミサイル 対話糸口つかむ努力を」を書いている。

まあタイトルを見れば分かるように「日本を含む関係国は対話の糸口を探るべきだ」「北朝鮮を対話のテーブルに引き出す方策を講じるべきだ」と、朝日お得意の「話し合え、話し合え、話し合え」(苦笑)。

いつまで言ってんだ。もう40年も同じことを言っている。そればかりか社説中には「北朝鮮が対米勝利と位置づける記念日に向けて国威発揚を図る狙いもあったのだろう」などと一定の理解を示すような言葉も出てくる。どこまでクズ紙なんだ。

北朝鮮が求めているのは「金一族支配体制の維持」。これしかない。これを米国に認めさせることのみを目的として、核やミサイル開発を行っている。

イラクのフセインやリビアのカダフィーは、核を持っていなかったから惨めに惨殺された。最近ではプーチンがあれほどの暴挙に出ながらも、米国は手出しができない。核を持っているからだ。プーチンは結果的に金正恩を大きく後押ししたことになる。

そんな金正恩が一時ではあるが、米国(トランプ)と急接近したことがある(2018年)。当時の米国は金正恩の「斬首作戦」を計画していると、まことしやかに言われていた。実はこの前年、正恩が米国は本気だとビビった事件が起こった。

それは正恩が元山に滞在していた際、米国のB1B戦略爆撃機が北朝鮮の元山沖まで飛行したことだ。北朝鮮軍はこれに対し、何の反応も示せなかった。空軍のスクランブル発進もできなかった。北朝鮮軍はB1Bの飛行を、レーダーで捉えることができないからだ。

正恩はトランプに助けを求めた。ただ、韓国の文在寅が大甘な見立て(古い核研究施設を閉鎖すれば、米国は金一族支配を認める)を正恩に話し、正恩をそれを元に交渉したことで決裂になったが。

まあ、この会談や経緯に関しても、北朝鮮が大好きな朝日の論説委員・箱田哲也はやむにやまれず動いた金正恩に対して、「トランプの姿勢が『脈あり』に映った」「ここぞとばかり腰を上げた」などと、正恩を持ち上げていた。

こんな箱田が中心に書いている朝日の北朝鮮社説に、見るべきものがないのはないのは当然のことである。「話し合え」などと1億回唱えようと何の意味もないのだ。先に書いたとおり、北朝鮮は金一族の安全とその支配の継続しか頭にないからだ。

だから国民に餓死者が出ようと核やミサイルの開発・実験をやめることは絶対にない。ワシントンDCまで届くICBM(しかも核弾頭搭載)を複数保持できるまではやめない。

「軍事的な圧力を強めるだけでは、北朝鮮の核・ミサイル開発が止まらないのも直視すべき現実だ」と書く朝日に聞きたい。では「どう話し合えば止まるのか?」。それを書かずに、ただ「話し合え、話し合え、話し合え」って言っていればいい新聞記者って楽な商売だな(苦笑)。

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朝日新聞に「外国人同士でトラブル 搬送先病院に100人集結し混乱、逮捕者も」との見出しの記事が載った(7月5日)。記事の署名は浅田朋範。

内容は埼玉県川口市で、トルコ国籍の男性同士のトラブルを発端に、市内の病院付近に約100人の関係者が集まる騒ぎがあったというもの。埼玉県警は公務執行妨害の疑いや暴行の疑いで、トルコ国籍の男2人を現行犯逮捕したとも。

日本で暮らすトルコ人同士の揉め事と思いきや、厳密にはそうではない。トルコ人とトルコ国籍のクルド人の揉め事だったのだ。朝日は意図的に「外国人同士」とか「トルコ国籍の男性同士」などと、「クルド人」が関わっていることを隠している。

理由は簡単だ。朝日は「難民申請が認められない、かわいそうなクルド人」と、クルド人を日本の外国人(移民など)問題の「被害者の象徴」として報じているからだ。そんな中、刃物での切りつけや病院前で大勢での乱闘騒ぎなど、「人権問題の被害者」とは大きく違う姿がクローズアップされてはまずいからだ。

だから朝日は事実を報じない。朝日は自らのことを「国民の知る権利の代弁者」と言って憚らない。しかし実際は「朝日の報道しない自由」の方が上回っているのだ。

朝日は入管法改正に反対する記事でも「被害者のクルド人」的にクルド人を使っている。朝日にとってクルド人は「虐げられて」いないと困るのだ。しかしそんな朝日の思惑とは裏腹に、クルド人は川口市界隈で高級車を乱暴に乗り回し、夜でも大騒ぎするなど、地域住民に不安と恐怖を与えている。

そんな最中の刃物による事件と病院での乱闘騒ぎだ。朝日はクルド人の「クの字」も出したくないのだ。そう言えば、昨年12月に19歳のクルド人少年が死亡ひき逃げ事故を起こし、トルコに逃げようとしたが空港で逮捕された事件を朝日は報道したっけな?

ついでに、トルコから迫害されて難民申請しているようなクルド人が、トルコのパスポートを使って、普通にトルコに出国しようとした現実を朝日はどう考えているのやら。

今回の川口市の事件では朝日に限らず、左派系メディアは決して「クルド人」とは報道していない。そればかりか、さっそく「クルド人はいい人」「ただの若者のけんか」「けんかを止めようと病院に集まった」などとの提灯記事を書き始めた。呆れるしかない。

もちろん、日本で暮らす全てのクルド人の問題ではない。一部の問題だろう。だからと言って、朝日のこういう意図的な隠蔽報道が許されていいはずがない。しかも、こういうすぐにばれる隠蔽報道が、逆にクルド人全体への偏見をもたらす原因となっているのは明らかなのに。

浅はかな連中だ。

関連
 「朝日新聞『国民の知る権利 < 朝日の報道しない自由』
 「朝日新聞 今回の『報道しない自由』は『中国籍』


少年法の改正により「特定少年」と位置づけられた19歳・18歳の少年は、家裁から逆送され起訴されると、実名などの推知報道が可能となった。

自衛官候補生の男(18)が起こした小銃による殺傷事件に関して、週刊新潮が起訴前に男の実名報道を行った。これを機に、少年法改正後最初の起訴事案となった「甲府市放火殺人」の各紙報道について書いた(「『特定少年』の実名報道」)。

そこに見えたのはメディア各紙(各局)の苦慮という名のご都合主義だ。

朝日新聞を例に取る。朝日は「ジャーナリズムの基本は実名報道だ」と言う。ではなぜ特定少年の実名報道に苦慮するのか? 朝日が言うには、特定少年であっても更生をさせるべき少年だということ。次いでデジタルタトゥーの問題(半永久的に報道内容が残る)。

だから個別の事案(罪名だけで決めるのではなく、犯罪の状況、内容、社会に与えた影響の大きさ、少年の役割など)ごとに総合的に検討することにしたという(ゼネラルエディター補佐・延与光貞)。

朝日お得意の「なんとなく尤もらしい」言いよう。でもこれって、「朝日の都合で判断する」って言ってるだけ。もちろん、朝日が発行する新聞(ネット含む)なので、朝日が判断すればいいのは当然。

しかし、日頃から朝日は「国民の知る権利がぁ~!」と言い続けている。しかし実際には「国民の知る権利 < 朝日の報道しない自由」であることも周知だ。結局、「個別の事案ごとに総合的に判断する」と言いながら、「朝日の報道しない自由」がすべてに優先すると言うこと。

図らずもゼネラルマネジャー補佐・西川圭介が言っていることに尽きるかな。「(事件報道は)伝えられる側の不利益、伝える意味のバランスを考え、判断している」。

この言葉には妙に納得してしまった。朝日が在日韓国人・朝鮮人の犯罪を実名報道しない(通名のみ)のは「伝えられる側の不利益」から来るのね。朝日が社員の犯罪やセクハラなどをまったく報道しないのは「伝える意味のバランス(が悪い)」からなのね。

なるほど、なるほど。「国民の知る権利」は二の次三の次ということ。西川圭介って正直でいいじゃないか(苦笑)。


朝日新聞のある社説に沢村亙がコメントを書いていた。久しぶりに沢村の名前を見たのでプロフィールを確認してみたら、なんと! 2021年から論説委員になっていた。現在は論説主幹代理だそうだ。爆笑するしなかい。あの沢村が? 何かのギャグか!

沢村がオレの目にとまったのは2014年に朝日新聞が「慰安婦捏造記事」を「誤報」と、一応認めた際のゴタゴタ時だ。

池上彰が朝日に当時連載していた「新聞ななめ読み」というコラムの予定稿を、朝日がボツにしたのだ。池上の「朝日は謝罪しろ」的な内容が気に食わなかったからだ。池上は反発し、社外からも朝日に批判的が集まった。結局、社外からの批判の声に耐え切れなくなった朝日は、一転池上のコラムを掲載するというドタバタ劇を演じた。もう、みんな忘れてしまったかもしれないが。

そんなとき、沢村がツイッターで「多様な意見を載せる。その原則を守れと同僚たちが声をあげる。社が受け入れる。結果的にそうできたことに誇りを感じる」とツイートした。沢村は当時「朝刊編集長」という立場。会社の方針にたてついて、掲載させるよう動くことだってできたはずだ。それなのに、不掲載を受け入れ批判がでると掲載されて良かったって?

沢村は「多様な意見を載せる」などと自画自賛していたが、これが池上彰じゃなかったらどうだったんだ? 社会的に無名の学者的な人物だったら? 知らんぷりで言論封殺をしたのではないのか?

現に読者投稿欄「声」には、「誤報」を説明した日以降、その批判投稿は一切載らなかったではないか。確か2週間以上。そして、そのことに対しても批判が出ると、ソフトな批判投稿が載るようになった。

こんな沢村を作家の百田尚樹は「あはは。このツイートの主は朝日新聞の編集長らしい。店で万引きした商品を、元の棚に戻すだけで、誇りを感じるようなもんか。誇りのレベルが低すぎて^^」とツイートで揶揄した。その通りである。

それに、一言追加するなら「棚に戻したのは自分の意志ではなく、周りから非難されて戻しただけのこと」。

こんな沢村が論説委員だってさ。ここのところ社説の視点が過去にもまして狭視眼的になってきているのは、このせいかとも思ってしまう。

ちなみに朝日は「慰安婦捏造」に関して、現在も謝罪も何もしていない。当時、読者に対して誤報を「お詫び」しただけだ。さらには、お仲間を集めた自称・第三者委員会から「朝日の報道は国際的に影響がなかった」と提言させて、自らの責任には頬被りした。これを強硬に主張した林香里は、現在朝日にコラムニストとして囲われている。

沢村亙 関連
 「朝日新聞朝刊編集長・沢村亙の低レベルツイート
 「朝日新聞朝刊編集長・沢村亙の低レベルツイート その2
 「左端の朝日新聞から見れば、すべてが右だ


朝日新聞6月23日の社説「沖縄慰霊の日 記憶たぐる営みは今も」は、朝日の沖縄戦に関する考えは相変わらず偏っているなあとの感想。6月23日(昭和20年)は沖縄での旧日本軍の組織的な戦闘が終結した日とされ、現在は「異例の日」呼ばれている。

沖縄県の市町村などが、先の大戦における「沖縄戦」の記憶をたぐる営みを続けているという内容だ。記録、記憶を書籍にしたり講演会を開いたり様々だ。貴重な証言などを後生に伝えることは重要な活動だと思う。もちろん事実であることが前提だが。

そういう取り組みを紹介する中に、やはり朝日的思想に基づいた内容を突っ込むから、途端に内容が薄っぺらくていかがわしい物になってしまう。こういうのは逆に沖縄の人々に失礼だとも言える。

朝日が突っ込んでくるのは「沖縄は本土の捨て石にされた」。朝日はことあるごとに、この表現を使ってきた。他紙(毎日・東京・共同通信、及びその配信を受ける地方紙など)も追従している。

確かに地上戦が行われたのは沖縄のみだし、県民(一般人)の多くが亡くなっている。人数は9万4,000人から12万人ぐらいまで多少の幅があるが、いずれにせよ大人数であることに変わりはない。

さらには戦後も米軍に接収され、日本復帰が実現したのは昭和47年(1972年)のことだ。終戦から27年も経っていた。現在も基地負担(米軍、自衛隊)など、様々な面でのご苦労があることは承知している。ただ、基地がなければ沖縄が安全だとの論には賛成しないが。

当時の政府や軍部首脳が沖縄を盾にして本土を守ろうとしていたのは明らかだ。しかし、それは「捨て石」なのか? 捨て石とは囲碁において「意図的に相手に取らせることで利益を得るために打たれる石」のことである。

政府・軍部は沖縄を早々に明け渡して(つまり撤退して)も構わないとの方針で戦っていただろうか? 「捨て石」、つまりは沖縄を明け渡す前提で「そこそこ」に戦っていたのだろうか? そんなことはない。沖縄をどうにか防衛しようと最大限の努力をしていたと思う。

よく言われることではあるが、戦争最終盤には戦艦大和は片道切符(燃料)で沖縄に向かった。特攻部隊も連日知覧などから南方へ突撃して行った。「捨て石」にしては、多大の犠牲を払うことになったと言えるのではないか。

沖縄戦での軍人の戦死者は12万人を超える。軍隊(軍人)なのだからと言えばそうかもしれないが、「捨て石」にしては大き過ぎるのではないか。

別に沖縄戦を肯定する気はないし、沖縄の方々のご苦労を否定する気もない。ただ、沖縄は「捨て石にされた」とする朝日を始めとする左派系の言い分には賛同しない。また、現在の東アジア安全保障状況を意図的に無視し、日本全体が「戦争のできる国」を目指しているなどとする論調にもまったく与しない。


岐阜県の陸上自衛隊・日野基本射撃場で、自衛官候補生の男(18歳)が自動小銃を発射し、自衛隊員2人が死亡、1人が重傷を負う事件が発生した。自衛官候補生は現行犯逮捕され、「教官に叱られた」などと供述しているという。

この事件に関し、朝日新聞は社説「自衛官候補生 発砲の動機 解明を急げ」で論調している(6月15日)。ただ、その内容は朝日の自衛隊嫌いが露骨に出ている、何の建設的提言もない、ある意味「ただの自衛隊批判」でしかない代物だ。

冒頭で「国の防衛のために所持が認められている武器をこのように使うことなど、決して許されない。動機の解明を急ぐとともに、教育訓練のあり方を再点検し、再発防止につなげねばならない」とは書くものの、以後は「こんな不祥事があった」「こんな事故もあった」に終始する。

そして「(岸田内閣は)安保3文書を改定し、防衛政策の大転換に踏み切った。防衛費の『倍増』を打ち出し、敵基地攻撃能力の保有など、装備の拡充に力を入れる」と、話が「専守防衛がぁ~!」や「平和憲法がぁ~!」と言っているに等しい内容になっていく。今回の事件と何の関係があるんだ?

今回の事件を機に、これでもかと政府と自衛隊批判をした極左論説委員連中が悪目立ちしただけの、中身のない社説と言えるだろう。

個人的には、この事件を自衛隊の組織論で論じるのには、明らかに無理があると考えている。報道ベースでしかないが、「教官に叱られた」などと言っているガキの問題だと思う。ひとりのガキの問題を「自衛隊の組織としての問題だぁ~!」は違うだろう。

朝日以外の主要紙も社説で論調しているが、「徹底した原因究明と再発防止を」と言うだけ。それでも朝日よりは、多少ましな内容になっている。それは「人」に関して言及しているからだ。

読売「質の高い人材を確保するためには、隊員の待遇や職場環境を改善し、採用のあり方についても見直すことが必要だろう」。

毎日「自衛隊の活動の主役である『人』を育てるための教育訓練の重要性はますます大きくなっている」(具体論はないけど)。

実は朝日とは違う意味だが、朝日並みにダメなのが産経新聞だ。「安全面の対策や事前教育はしっかり行われている。だがこれらは事故防止のためのもので、悪意の発砲を防ぐための措置ではない」「発砲が故意のものであれば、現実には防ぎようがない」。

その通りである。産経の言い分は分かるのだが、だからこそ「教官に叱られた」で小銃を乱射するようなヤツが、その場にいてはいけないのだ。「それをどうやって?」が問われている。産経は「早く訓練を再開しろ」と書くのなら、具体論を提言しないと説得力がない。

現実的にこういうガキを採用段階でふるいに掛けるのは難しい。かと言って、教育だけでどうこうなるとも思えない。難しい問題だと理解している。

厳しい訓練や規律を要する自衛隊で、ほぼすべての隊員は問題なく日々行動している。また、多くの国民も自衛隊を信頼している。こういうひとりのガキのせいで、朝日ごときに自衛隊批判のネタを与えたことは非常に残念だ。


岐阜県の陸上自衛隊・日野基本射撃場で、自衛官候補生の男(18歳)が自動小銃を発射し、自衛隊員2人が死亡、1人が重傷を負う事件が発生した。自衛官候補生は現行犯逮捕され、「教官に叱られた」などと供述しているという。はぁ、 ただのガキだ。

そう、ある意味ガキなのだ。言い方は悪いが、ガキが犯した犯罪は「少年法」の規定により裁かれる。少年法が適用されるのは、ご存じのように20歳未満。現在、民法の改正により「成人」は18歳以上。18・19歳は「特定少年」と位置づけられ、成人としての権利を持ちながら、責任は少年という大甘な規定となっている。

*少年はまず家裁に送致され、刑事裁判が妥当と判断されれば逆送され、成人と同様の裁判を受けることになる。死刑判決などの厳罰が出る可能性はあるが。

それは、朝日新聞などの左派勢力が、成人の18歳化に大反対したからだ。

そんな朝日新聞は、今回の自衛官候補生の事件を伝えるに際し、「自衛官候補生の男(18)」と表記している。なぜ朝日は「自衛官候補生の少年」と書かないのか?

朝日は「少年法」改正議論時、反対の理由として「少年は裁くのではなく、更生の道を示してあげるべきだ」とか偉そうに言っていたはずだ。なぜ、自衛官候補生だと18歳でも「少年」ではなく「男」となるのか?

朝日の従来からの論調で言えば、「自衛官候補生の少年(18)」と書かなくてはいけないのではないか? 「叱られた」からなどと供述しているガキなんだから、朝日的には「守るべき少年」なのではないのか? ここに朝日の自衛隊への本音が出ていると思わざるを得ない。

朝日の他の記事を確認すると「18歳の無職の少年」「高校3年生の少年(18)」「会社員の少年(18)」などが出てくる。「18歳の男」「男(18)」のような表記は確認できなかった。なぜ「自衛官候補生」のみ「男(18)」なのか?

また、「少年法改悪反対!」などと活動家目線で報じていた毎日新聞や東京新聞、テレ朝・TBSも同様で、「少年がぁ~!」などと言っていたことは、とうに忘れているようだ。こういうのをご都合主義とい言う。

ちなみに、各新聞社・TV局の表記。
 朝日新聞 自衛官候補生の男(18)
 読売新聞 自衛官候補生の男(18)
 毎日新聞 事件直後:自衛官候補生の男性(18)、現在:自衛官候補生の男(18)
 産経新聞 自衛官候補生の男(18)
 東京新聞 自衛官候補生の男(18)
 TBS  自衛官候補生の男(18)
 テレ朝  18歳の自衛官候補生の男
 NHK  18歳の自衛官候補生
(全関連記事・放送を確認したわけではない)


朝日新聞に「議員のセクハラ 維新の対応が問われる」との社説が載った(5月29日)。日本維新の会内でセクハラ案件でもあったのかな? と思い読んでみた。すると、地域政党・大阪維新の会の話で、しかも8年前のことだという。

8年前のセクハラ案件を週刊文春が記事化し、表沙汰になった内容。当事者間や政党内部では「決着済み」だが、朝日新聞はそれを批判している。日本維新の会が朝日の推し政党である立憲民主党を圧倒し、次回衆院選では野党第一党になりそうなことから、何かあると維新を批判しているという実情がある。朝日からすれば「維新」と名の付く政党は批判の対象でしかない。

ところで、この社説は実に朝日らしい言える。「自分のことは棚にあげる」「他人に厳しく自分に甘い」「タブスタ・ご都合主義」、朝日を表す特徴的なキーワードのそろい踏みだ(笑)。

大阪維新の会の件は8年前で当事者間などでは決着済み。しかし朝日から言わせると「決着済みの過去の話だと、うやむやにすべきではない。深刻な人権侵害を防ぎ、女性の積極的な政治参加への障害を取り除いていくためにも、調査の徹底と検証が不可欠だ」。

確かに決着済みと言っても、当事者(特に被害女性側)には色々しがらみもあるだろうから、朝日の言っていることを100%否定はしない。しかし、偉そうなことを言っている朝日はどうなんだ?

5年前の2018年5月、奇しくも今回と同様週刊文春が朝日・論説委員のセクハラ疑惑を報じた。朝日(広報)は「当事者の立場や心情に配慮し、保護を優先する立場から、ご質問にお答えできない場合があることをご理解下さい」と文春に回答。

「当事者の立場や心情に配慮し、保護を優先」と言うからには、文春の記事がほぼ事実と認めたも同然だ。しかし朝日は、以後ダンマリ。皆が忘れ去るのをひたすら待つという手段に出た。

内部処罰をしたのかもしれないが、朝日は何も世間に公表せず。こんな朝日が8年前のことをネタに維新の会を批判する。おいおい、自分のことはどうなってるんだ? ダンマリでやり過ごしておきながら、他者は批判するのか?

同時期に財務事務次官(当時)のセクハラ疑惑があり、朝日は相当口汚く批判していた。その矛先は麻生太郎財務相(当時)にも向かった(直接関係ないのに)。朝日からすれば、使えるものは何でも使って、安倍内閣(当時)を批判したかったからだ。

そういう状況の中での自社疑惑なのに、完全ダンマリを決め込むとう実に清々しいほどの対応をした朝日。

8年前の大阪維新の会の対応を、現在のハラスメント感で見直し検証しろと言うなら、もちろん5年前の自社の対応を検証する必要があるだろう。これだけ社説で他者を批判するからには、当然必要なことだろう。

そうしないと、朝日が立民を応援するために維新の会を必要以上に叩くという政治的な行動だということがばれるぞ。「深刻な人権侵害を防ぎ」とか「女性の(社会活動への)障害を取り除いていくため」とか言うなら、なおさらのことではないのか?

「議員のセクハラ 維新の対応が問われる」とか言うなら、「論説委員のセクハラ 朝日新聞の対応が問われる」でもある。社説で朝日自身の取り組みを書いたらいかが。

関連
 「朝日新聞は自社のセクハラ疑惑にダンマリ
 「朝日新聞論説委員・高木智子のツラの皮の厚さ
 「朝日新聞こそハラスメント防止の先頭に立ったら?


朝日新聞は5月1日から購読料を値上げした(朝夕刊セット4,400円 → 4,900円、統合版は3,500円 → 4,000円)。2021年7月に値上げをしたばかりなのに(朝夕刊セット4,037円 → 4,400円)。
(前回の値上げは「朝日新聞の値上げ理由には笑うしかない」参照)

今回の値上げを伝える「お知らせ」には次のような文言がある。「民主主義の基盤となる正確な情報を伝える使命を果たし、よりよい紙面作りに全力を尽くします」。思いっきり吹き出してしまう(爆)。

そう言えば、前回の値上げの時も「事実を正確に報じるという報道機関の使命を肝に銘じ」とか言っていたな。

正確な情報を伝える使命? 事実を正確に伝える報道機関の使命?

そんな朝日は、5月8日午後3時50分ごろに発生した東武鉄道西新井駅での缶破裂事件において、缶を置いた「中国籍の男」について朝日新聞のみが「外国人とみられる40代男性」と報道。朝日の「報道しない自由」が発動されている。
(「朝日新聞 今回の『報道しない自由』は『中国籍』」参照)

ちなみに、TV各局(関東キー局+NHK、テレ東)もすべてが「中国籍」であることを報じている。

こうなると朝日の「外国人とみられる40代男性」が、いかに異常なかが分かるというもの。ストレートニュース(現段階では)で事実を報道しないなどありえないことだ。

怪我人もでている事件の報道として適切とはまったく思わない。事実を報道することが自称とは言え報道機関名乗る朝日に課せられた義務のはずだ。「報道の自由」などと言う連中に限って、その裏にある「義務」や「責任」を無視ないし軽視する。そして「報道しない自由」は行使しまくる。連中はそれを「編集権」と呼んではばからない。

事実を伝えない新聞が「民主主義の基盤となる正確な情報を伝える使命」とか「事実を正確に報じるという報道機関の使命」などと言ってはいけない。こんな自称・新聞に年間6万円近い大金を支払う価値があるとは到底思えない。

ちり紙交換に出しても、トイレットペーパー10ロールにもならないぞ。


5月8日午後3時50分ごろ、東武鉄道西新井駅の券売機の前で「パン」という爆発音とともに缶が破裂し女性がけがをした。また救助した女性駅員も液体に触れけがをしている。警視庁西新井署は缶を置いた「中国籍の男」の身柄を確保し、過失傷害の疑いも視野に調べている。

この事件を各紙はどう報道しただろうか(Web版)。

朝日新聞(5月8日 22:05) 外国人とみられる40代男性

産経新聞(5月8日 20:09) 中国籍の男(49)
共同通信(5月8日 21:26) 中国籍男性
時事通信(5月8日 22:31) 中国籍の男性(49)
毎日新聞(5月8日 22:54) 中国籍の40代男性
読売新聞(5月8日 23:27) 中国籍の男性(49)
(5月9日1:00ころの確認結果)

見て分かる通り、朝日新聞のみ「中国籍」を載せていない。西新井署からの発表を以て各紙は記事化しているはずなので、朝日のみ意図的に「中国籍」を隠したことになる。記事をUPした時間を見ても、朝日のみが「外国人とみられる40代の男性」としか情報を持っていなかったとは考えられない。

朝日は在日韓国人・朝鮮人の犯罪は通名でしか報道せず(国籍不記載)、日本人と誤認させるような記事しか書かない。中国籍も同様のようだ。じゃあ、朝日は外国籍の人の事件の場合、国籍を記載しないかと言うとそんなことはない。「ベトナム国籍」などの場合は普通に書いている。

つまりは特定国(韓国・北朝鮮・中国)のみ国籍を隠している。今回の缶破裂は事件ではあるが犯罪に問われるかは未確定だ。それでも「中国籍」を意図的に隠す。

こんな朝日が「(国民の)知る権利がぁ~!」などと社説を始め、ことあるごとに書く。「国民の知る権利を支える報道の自由」がジャーナリズムの基本だなどと、よくも言えたものだ、自分は「報道しない自由」を行使しまくっているのに。朝日の言う「知る権利がぁ~!」など、朝日のダブスタ・ご都合主義でしかない。

朝日新聞記者行動基準に「憲法21条が保障する表現の自由のもと、報道を通じて人々の知る権利にこたえることに記者の存在意義はある」とある。と言うことは、この記事に署名している御船紗子(東京社会部)は、記者としての存在意義がないということになるな。

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 他、多数。


KY事件 (2)
平成元年(1989年)4月20日、朝日新聞夕刊1面に「サンゴ汚したKYってだれだ」という自作自演の捏造記事が載った。そう4月20日は「朝日新聞KYの日」なのだ。朝日新聞の数々の捏造のうちのひとつだが、朝日新聞の体質をよく表わしている。

記事中で「80年代日本人の記念碑になるに違いない。百年単位で育ってきたものを、瞬時に傷つけて」と日本人を蔑む。

捏造が疑われた際、朝日新聞はろくな調査もせず全否定。否定しきれなくなると、元々あったKYをなぞっただけと言い訳。そして、どうにも逃げ切れなくなり、無傷のサンゴに傷をつけたと謝罪。

まさに、朝日新聞の「恥じない、精神の貧しさ、すさんだ心」を見せられた思いだ。

ちなみに、サンゴに傷を付けた本田嘉郎は当然クビになった。しかし「恥じない、精神の貧しさの、すさんだ心の・・・」と日本人を蔑んだ降幡賢一は、謝罪することもなく逃亡。優雅に記者生活を終えたことは、本当に腹立たしいことだ。

朝日新聞はこの「サンゴ事件」にも何ら反省することなく、その後も現在に至るまで捏造・ウソ、悪質印象操作を繰り返している。自らの「恥じない、精神の貧しさ、すさんだ心」を体現している恥ずかしい新聞だ。

朝日新聞の「サンゴ事件」を忘れてはならない。朝日新聞が廃刊になるまで、決して忘れてはならない。


和歌山県で選挙応援中の岸田首相に「パイプ爆弾」らしき物を投げつけた男が逮捕された(4月15日)。実際に爆発しており、非常に危険な状況であった。朝日新聞も早速16日の社説「岸田首相襲撃 民主主義揺るがす暴挙」で、「動機が何であれ、暴力で目的を果たそうとすることは許されず、民主主義の根幹を揺るがす暴挙以外の何ものでもない」などと書いている。

しかし、こんな社説は朝日の「アリバイ作り」でしかない。今後、徐々に容疑者の背後関係、動機につながる内容などが明らかになってくるに従い、朝日はそれをどう政府批判・自民党批判に持って行くかを考えるだろう。

安倍元首相が山上被告のテロ行為により凶弾に倒れた時も、直後には「民主主義の破壊許さぬ」(22年7月9日社説)などと事件を批判した。しかしその後は山上の「統一教会がぁ~!」をこれ幸いと利用し、テロ事件であることを意図的に隠し山上を擁護しまくった。

以後、山上の暴挙を批判することもなく、統一教会と自民との関係性ばかりを追求した(それもリップサービス的発言にかみつくなどの低レベルなもの)。さらには朝日御用学者を連れてきては山上について語らせ、統一教会と自民党批判に目が向くよう印象操作を繰り返した。

朝日が言う「動機が何であれ」からすれば、絶対に許されないのではないのか? なぜ以降は動機に基づいた擁護論に発展していくのか? 朝日の言うことが口先だけであり、しかもその場しのぎであることがよく分かる。

そんな中の沖縄県知事選(昨年8月)では、極左活動家の女性が自民党系候補者に「空の薬莢」を投げつける事件が起こっている。候補者などに怪我はなかったが、これが手製の銃や手製の爆弾、火焔瓶だったと思うとぞっとする事件だった。

同時期に安倍元首相の「国葬」を実施した場合に、岸田首相に危害を加えるよう呼びかける投稿をした男(48歳)が書類送検された(これも昨年8月)。男は「手製拳銃を作れる人に対する煽りの意味で投稿した」と供述している。

いずれも朝日が言うところの「暴力で破壊する行為は、動機が何であれ戦後日本の民主政治へのゆがんだ挑戦であり、決して許すことはできない」だった。しかし、朝日はどちらの事件も「ベタ記事」でおしまい。論考もなし。朝日の言う「民主主義の破壊」などは口先だけだから「ベタ記事」なのは当然のこと。

その後も統一教会と自民党批判の社説は10本以上乱造しているが、逆に山上やテロ行為を批判する社説は0(ゼロ)。こういう事実からも、朝日が安倍元首相へのテロなど、何も感じてなかったことをよく示している。

今回も同様だろう。自分たちがテロ行為を隠しただけでなく、山上を散々持ち上げたことなど無かったかのように、表向きの批判社説を書いただけである。先にも書いたが「アリバイ作り」でしかない。

今後、容疑者の供述などが報じられてくるだろうが、朝日が「犯罪行為は許されないが、動機には汲むべき事情が認められる」とか、容疑者擁護の論調を始める姿が目に浮かぶわ。

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坂本龍一氏が亡くなった。ご冥福をお祈りする。早速、朝日新聞が坂本を気持ち悪いほど持ち上げる社説を書いている(4月6日「坂本さん逝く 当たり前にしゃべろう」)。この中で「一市民」だ「世界市民」だと、左翼用語連発で褒めちぎっている。まあ、それが坂本の立ち位置を良く表している。

朝日は「世の不条理を見つめ、おかしいと思うことには声をあげる」「それを変えるためなら迷わず行動する」などと、坂本の行動を評価する。その顕著な例が「反戦」「反原発」だと言う。

朝日が坂本を「これでもかっ!」と持ち上げる理由はここにあるのだろう。朝日と主義・主張が一致しているから。さらには、社説内に何気なく大江健三郎まで出てきて、朝日のお仲間は多いなぁと感じた次第だ(苦笑)。

そう言えば、坂本は原発廃止を訴える中で「たかが電気」と発言していたのを思い出す。現在、多くの国民は坂本の言う「たかが電気」のために厳しい懐事情となっている。多くの原発が止まっていることと、世界情勢などのために火力発電用燃料費が高騰しているせいだ。

朝日も「たかが電気」と考えているようだ。「再エネ、燃料高騰下で強み コスト相対的に安く 賦課金減額」(4月5日)とのタイトルの記事で、「再エネ付加金が今年度初めて下がることになった」のは「火力発電の燃料費が高騰する一方、太陽光・風力などのコストが相対的に安くなった」からで、それが「家庭の電気代を抑える要因になっている」と書く。

はぁ~っ? 何言ってんの。なんで一般国民が「再エネ賦課金」なんていう、菅直人のお友達を儲けさせるための原資を払わなければいけないのか! 多くの国民は電気料金自体の高騰と、この「再エネ賦課金」でバカ高い電気料金を払っているのだ(2月からは国の電気料金軽減措置により、一息ついた感じになってはいるが)。

世界情勢の影響を受け火力発電の燃料費が高騰している現在、電気料金を下げるには原発を稼働させる以外に、良い手立てはない。もちろん、安全の確認されたという前置詞が付くが。ただ、意味不明な安全基準は除外する必要があるだろう。

朝日が「(再エネコストの低下が)家庭の電気代を抑える要因になっている」などと書く肌感覚は、多くの国民にはまったく受け入れられないだろう。


北朝鮮の朝鮮中央通信が、最近やたらと金正恩の娘とされる女子(10歳くらい)を報道に登場させるようになっている。昨年11月の弾道ミサイル試射現場、今年に入ってからも軍事パレードや軍の宴会、ミサイル発射場などを父親と訪問している。

金正恩父娘 (1)
金正恩父娘 (2)
北朝鮮は名前を公表していないが、韓国(国情院)や金正恩の友人というデニス・ロッドマンによれば、彼女は第二子の「キム・ジュエ」さんだと言う。

国民の多くが飢えに苦しんでいるといわれる北朝鮮にあって、ふくよかにお育ちのようだ(苦笑)。金一族のための国なわけだから、「愛するお子様」「尊敬するお嬢さま」が良い物をたくさんお食べになられるのは当然のことだろう。金王朝存続のためだけに国家運営をやっているのだから、下々は生きるのにも大変だ。

福島みずほが自分の当選のためだけに党運営を行い、社民党を絶滅寸前の泡沫政党に突き落としたのと共通する思考だな。志位和夫が23年も委員長の座に居座り続けられる日本共産党も、党勢がじり貧になっている現状を見れば、やはり同じ思考なんだろう。

話を北朝鮮に戻すと、「娘の存在感が少しずつ高まりつつある」(2月26日、ソウル特派員・稲田清英)などと朝日は書き、異常なほどのワクワク感を醸し出している。「金正恩さまぁ~!」が普通にいる朝日からすれば、「地上の楽園」再びかもしれない。

朝日には残念なことかもしれないが「ジュエ」は後継者にはなり得ない。儒教国家の北朝鮮においては当たり前の考え方だ。ちょっと写っている写真を出したら韓国はおろか、朝日を始めとした日本のメディアまで騒いだので、良い「宣伝・工作」に使えるとなっただけのことだ。

さて、そんな北朝鮮で「ジュエ」狩りが行われているという。狩りと言っても名前狩り。米政府系のラジオ・フリー・アジアによると、定州市安全部が「ジュエ」という名前の女性を呼び出し改名を命じたという。また12歳の「ジュエ」の両親は安全部に呼び出され、改名と出生証(出生届)の取り換えを強いられたとのこと。

過去にも「キム・イルソン」(1974年)、「キム・ジョンイル」(1980年)、「キム・ジョンウン」(2011年)という最高指導者と同一名者は改名を強いられている。

これらからすれば「尊敬するお嬢さま」と同じ名前を持つ者が改名させられるのは当然のことと言える。後継者になるはずの第一子(長男)と同じ名前を持つ人も、今後改名させられることになる。

朝日はそんな国を「地上の楽園」と報じ、多くの人々を不幸のどん底に突き落とした。そんな責任を感じることもなく、朝日は今も親北朝鮮記者がろくでもない論評を書いている。典型的なのは論説委員・箱田哲也の「奇跡は奇跡的には起きない」(2018年7月13日の社説余滴)。(「朝日新聞・箱田哲也の甘ぁ~い北朝鮮分析」参照)

今回も先のソウル発「ジュエ」が登場する記事に箱田が反応していて笑ってしまった。もう中野晃ともども移り住んだらどうだ(苦笑)。中野晃は日本にも朝鮮戦争の責務があると書いたアホ。(「朝日新聞・中野晃の朝鮮戦争における日本の責任って?」参照)

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朝日新聞は何かというと「危機管理は最悪の事態を想定し対応策を検討するものだ」とご高説を垂れる。ところが安全保障面になると途端に「そんな想定は必要ない。対話で解決できる」などと言い出す。

時には「留学生を増やせばOK」「(日本の)価値観や文化を広めよ」と、誰もが「はぁ~?」としか言いようがないことを平然と社説に書く。特に中国が絡むと、そのバカな物言いは際限なく広がっていく。本当に分かりやすいご都合主義(ダブスタ)連中だ。

そんな朝日は中国の偵察用気球と見られるものを米国が撃ち落としたことに対し「気球への対処 慎重要する『撃墜』判断」(2月18日社説)で、米軍が撃墜した四つの飛行物体のうち三つは民生用の可能性が高い」「最初に撃ち落とした中国の気球も、風の影響でコースをはずれ、米本土に達した可能性が指摘される」と中国さまの言い分を無条件に垂れ流した。本当に恥ずかしい新聞だ。

今回、中国が米国本土に気球を飛ばしているというニュースを聞き、第二次大戦末期に日本が「風船爆弾」を飛ばしていたことを思い出した人もいるのではないか。日本も昭和19年(1944年)11月から、約1万基(個)もの風船爆弾を米国本土に向け飛ばしていた。

当時はすでに制空権を米国に握られ、本土各地が空襲の被害を受けていた。軍部がどれくらいの成果を狙っていたのかは知らないが、結果的に大きな損害を与えることはできなかったとされている。

約300基(個)が米国まで到達したとみられ、オレゴン州では6名の住民が死亡したというが、それ以外は山火事を引き起こした程度といわれる。しかし米国政府と軍は風船爆弾対策に多くの人々をさく羽目になっている。

米国が最も危惧したのは、風船爆弾に「生物兵器」「細菌兵器」(ペスト菌や炭疽菌)が搭載されていることだった。そのため米国政府は官民に厳重な報道管制を敷き、風船爆弾による被害を隠蔽した。

当然、日本はそのような生物兵器による攻撃などすることはなかった。戦争中とは言え日本にはモラルがあった(戦争というモラル無きものとの矛盾はあるが)。

戦後から現代にかけて旧日本軍の生物兵器や細菌兵器開発、また731部隊に関する様々な証言から、旧日本軍も研究・実験を行っていたことは否定しない。しかし事実関係の確認が必要なものも多い。例えば朝日が「旧陸軍の毒ガス実験」と報じたものはただの「煙幕実験」であり、明らかな誤報だ(朝日は認めていないが)。

話が少しそれたが、旧日本軍による風船爆弾は爆弾・焼夷弾しか搭載しなかった。それでも結果的に米国政府や軍部は大騒ぎになった。

旧日本軍の風船爆弾は積載量30kgで、しかも風任せだった。しかし中国の気球は積載量1トン、プロペラ付きで遠隔操縦可能である。今回は偵察用のため情報収集用・通信用のアンテナと、それらの駆動用電力を供給するソーラーパネルの搭載だったが、中国ならこれに何を積んでも不思議ではない。

何をとは、そう「生物兵器」「細菌兵器」だ。今後そういう安全保障面での懸念もあるから、米国は強硬と言われても撃墜したのだ。中国に米国の強い意志を見せる必要があるからだ。朝日は「撃墜は逆に地域の緊張を高める」などと書いたが、米国の安全保障に対する危機管理からすれば撃墜は当然のことになる。

中国は米国本土に到達するICBMを保有している。そんな中国が「気球爆弾」など飛ばす訳がないとの意見は、危機管理を甘く考える朝日的な考えだ。今回のように察知されずに米国本土に到達し、生物兵器をまき散らされたら米国は大パニックに陥るだろう(ICBMは撃ち込んだ瞬間に「最終戦争」になる)。

朝日は「地域の緊張を高める」とか「政治対話の強化を急げ」などと、安全保障意識の欠片もないこと言う。朝日は危機管理という言葉を使ってはいけない。

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 「朝日新聞『中国さまの気球を撃ち落とす? とんでもない!』


朝日新聞が元毎日新聞記者・西山太吉氏が亡くなったに際し、西山を持ち上げるかのような社説を書いた。その中で「市民の知る権利がぁ~!」などと偉そうに書いているが、その実は朝日のダブスタでしかないと批判した。
(「朝日新聞の『知る権利がぁ~!』って恥ずかし過ぎる」参照)

朝日が「知る権利がぁ~!」と書いた翌日(3月1日)、朝日は自らの都合で事実を報道しなかった。まったく、どうしようもないクズ紙だ。

大阪市生野区の生野愛和病院近くで、車が歩道に乗り上げて走行を続け、病院脇の生け垣などに衝突して停車。通行人の女性2人が事故に巻き込まれ死亡するという痛ましい事故が発生した。

容疑者は「人をはねたことに間違いない」と容疑を認めているとともに、「事故現場手前でくしゃみをした瞬間、一瞬、気が遠くなってその後、どのように事故になったのか分からない」とも供述しているという。

さて、この事故の当事者を朝日は報じたか? (各紙ともWeb版から)

朝日新聞  無職、大山昌樹容疑者(3月1日 21:38)

時事通信  韓国籍の無職呉昌樹容疑者(3月1日 19:53)
共同通信  韓国籍の無職呉昌樹容疑者(3月1日 22:23)
産経新聞  無職、呉昌樹容疑者=韓国籍=(3月1日 20:30)
読売新聞  無職の男(3月1日 21:09)
毎日新聞  無職、大山昌樹容疑者(3月1日 20:27)

事故を起こしたのは在日の韓国籍の男だ。それに対し、朝日は通名でしか報道していない(毎日新聞も通名のみ、読売は匿名)。これって事実を報道していると言えるのか?

「国民の知る権利がぁ~!」(朝日は2月28日の社説では「市民」という左翼言葉を使っているが)に、自分たちは応えていると言えるのか? 過去から朝日は在日韓国人・朝鮮人の犯罪や事件を通名でしか報道しない。被疑者が反社認定されている指定暴力団の組長であってもだ。(「朝日新聞よ、なぜ事実を事実として報道しない?」参照)

朝日は自分たちの役割をどう公言してきたか。代表的なのは曽我豪(当時政治部長)の言葉だろう。「国民の『知る権利』の代理人として、私たち朝日新聞の責務は重い」。

これ以外にも「(記者の)取材活動は、民主主義社会の基盤となる国民の『知る権利』を支えている」(2019年2月22日社説)。「記者が真実に迫るのは、国民の知る権利に応えるためだ」(論説委員・前田史郎)。

もう笑うしかない。

「国民の知る権利」などと偉そうなことを言っておきながら、自らに都合の悪いことは報道しない。「国民の知る権利」より「朝日の報道しない権利」を優先していることが良く分かる。そして、報道しないことを「編集権」と言って誤魔化す。

「国民の知る権利が侵害される」とことあるごとに騒ぐ朝日が、実は「国民の知る権利を侵害している」という事実。こんなものは「報道」とは言えない。こんな新聞(メディア)が国民から信用されるはずもない。

朝日は「事実を事実として伝える」というメディアの基本中の基本からやり直さねばならないだろう。それなくして「新聞」などと名乗るな。まあ、朝日は昔から左翼の「プロパガンダ紙」でしかないのは周知の事実なので、どうでもいいこかもしれないが。


元毎日新聞記者の西山太吉氏が亡くなったそうだ。お悔やみを申し上げる。

西山は沖縄返還を巡る日米交渉に「密約」があったとする文書を「違法」な手段で入手し、懲役4ヶ月執行猶予1年の有罪判決を受けている。特に機密文書の入手方法は法的だけでなく、道義的にも許されないものだった。

そんな西山を朝日新聞は持ち上げるような社説を書いていた(「沖縄密約報道 政府の秘密体質いまも」2月28日)。

朝日は「本来なら、密約の有無こそがただされねばならなかったが、起訴状に『ひそかに情を通じ』と書かれたことで、世間は政府に真相を求めるよりも、情報の入手方法への批判が専らとなった」と書く。

密約を追求(つまりは政府を追及)するという目的があるのだから、入手方法に多少の「違法性」や「倫理観の欠如」は関係ないとでも言いたいのか? バカを言うな! それに起訴状に書かれた内容は「事実」ではないか。

朝日は一応「密約を暴いた西山さんの取材手法には問題があり」「情報源の秘匿を守れなかった事実も重い」とは書いているが、「だからといって、政府のうそが見過ごされていいわけではない」とも書く。朝日が得意の一見尤もらしく聞こえる詭弁。

関係のない2つの事柄を、あたかも関係があるかのごとく並べる。「適切(適法)な取材方法」と「取材源の秘匿」は記者にとって、最優先で守らなければならない必須事項だ。記者の倫理・モラルと言っても良い。これと「政府を追求する」という目的・動機は何の関係もない。

朝日にとって「政府を追及する」というのは「正義」かもしれないが。仮にそうだとしても「記者の倫理・モラル」と「朝日的正義の追求」とには何の関係もないことは明らかだ。

朝日は特定秘密保護法により、政府の秘密保持の体制はむしろ強化されていると言う。「モリカケ・サクラ」などは、政府内の隠蔽体質を如実に示すものだと強弁する。そして「粘り強い取材で真相に迫り、市民の『知る権利』に応える。メディアの責任の重さを改めてかみしめたい」だそうだ。

これが西山死去の報に際して、朝日が社説で言いたかったことだろう(国民ではなく左翼用語の「市民」を使っていて気持ち悪いが)。しかし余りのご都合主義的な物言いに、おもいっきり笑ってしまった。

朝日は2010年(平成22年)に発生した「尖閣ビデオ流出事件」の時、なんと社説に書いていたか。「仮に非公開の方針に批判的な捜査機関の何者かが流出させたのだとしたら、政府や国会の意思に反することであり、許されない」と書いた。

政府が「秘密」って決めたのだから、その意思に反することは許されないだってさ。 おやおや、偉そうに「市民の知る権利がぁ~!」と言っているのと大違いではないか。なんてことはない、尖閣ビデオ流出事件時は「悪夢の民主党政権」だったからだ。首相は菅直人。

自民党(自公含む)政権には「秘密保持が強化されている! 政府の隠蔽だぁ~!」と批判するが、民主党政権では「政府が秘密って決めたのだから従え」だって?

朝日得意のダブスタにしても、無責任な書き様ではないか。こういうことを恥ずかしいと思わないのが「朝日脳」のすごいところ。朝日の論説委員連中なんて所詮この程度だ。


*「尖閣ビデオ流出事件」
尖閣諸島付近で違法操業していた中国漁船が、取締中の海上保安庁の巡視船に体当たりをし逃亡を企て、それを撮影したビデオが政府の隠蔽にもかかわらず流出した事件。

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 「民主主義の危機?? 笑っちまうアホども


朝日新聞は「反原発」を社論にしている。だから今も毎日のようになにがしかの「反原発記事」が載る。2月21日には「『科学的には安全』なのに、反対されるのはなぜ? 高校生が考えた」という記事が載った。署名は福島総局の力丸祥子。

記事は福島県内の女子高生が「福島第一原発の処理水の海洋放出は『科学的には安全』なのに、反対の声があがるのはどうしてだろう。素朴な疑問を出発点に、福島の未来を考え問いかけた」と始まる。

「賛成派は国や東電が伝える科学的な安全や海洋放出することのメリットといった『正しい知識』に基づき、反対派は『正しい知識』を持っていない人と単純化して攻撃している」という。

この「賛成派が反対派を攻撃している」は明らかに力丸の考えなのだが、記事では主語をぼかし(朝日の得意技!)、ネット上での賛成・反対の議論からの帰結のようなニュアンスで書かれている。

しかも議論の帰結なら優劣の問題であるのに、そこに「攻撃」という語句を用いることで、賛成派による反対派への一方的な圧迫・圧力があるように印象操作を行っている。見え透いたセコい手法だ。

そして女子高生は「自分の中にも、これに近い思考回路があったかも」と考え、「対立の要因は、反対する人たちを理解しようという気持ちが足りないからではないか」と考えるようになったという。

記事は無料ではここまでしか読めないのだが、力丸のツイッターで結論らしきものが紹介されている。そこには「なぜ反対しているのかに目を向けて真摯に対応しなければ、本当の心配や不安を解消することができないと考えるようになった」。

なるほどね、実に朝日らしい。ある事象について、どう判断するかは千差万別・十人十色。「いろいろな考えあるので相手を理解しろ」と言われれば、なんとなく尤もらしく聞こえる。でも、これこそ朝日が「科学」を「感情論」にすり替えている証左と言える。

例えとして、「1+1=2」に対し「オレは2だとは思わない」という意見はどうだろうか。これに真摯に対応しなければ問題は解決しないのだろうか。個人的には「処理水問題」はこれに近いと考えている。

算数の問題としては、答えは「2」以外にはあり得ない。しかし原発の何から何までも許せないという人たちからすれば、何をどう説明しても絶対に理解することはない。「1+1=2」は「違う!」「ウソだ!」となる。

「1+1=2ではない!」という意見には閉口するしかない。しかしおそらく多いのは「東電や国の言っていること(濃度や環境・人体への影響など)はウソだ」。つまりは「どこかにウソがあるから、1+1=2は成り立たない」との理屈だろう。実際にSNSなどで見かける。

女子高生が先に書いたように考えるようになったのなら、それはそれで構わない。ただ「1+1=2ではない!」「どこかにウソがあるから1+1=2は成立しない」などの意見に対し、どう真摯に対応すればいいのだろうか? 「1+1=2」が説明しようがないように、「科学的に問題ない」も説明しようがない。

朝日は「誠心誠意、丁寧に説明しろ」と言う。ところが、そんな朝日は処理水の科学的安全性について一切言及しない。朝日の社論である反原発のためには「科学を振りかざすな」(編集委員・佐々木栄輔)と感情論に話をすり替える。「処理済み汚染水」「放射性物質を含んだ処理水」などと表記するのは、その典型と言えるだろう。

つまりは「丁寧に説明しろ」と言う朝日が、実は裏でその不安を「これでもかっ!」って程に煽りまくっているわけだ。本来のメディアの役割は「事実を事実として書く」ことだ。だから処理水も「科学的に安全」なのだから「風評を煽ってはいけない」と書かねばならないのは言うまでもない。

それがまっとうなメディアの責任だろう。

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 「朝日新聞は福島復興の邪魔が飯の種
 「朝日新聞は科学よりもイデオロギーと感情優先
 など多数。


朝日新聞は中国共産党の機関紙並みの論調で、米国で撃ち落とされた「軍事偵察用気球」を「民生用の可能性が高い」「風の影響でコースをはずれた」と強弁する社説を書いた。
(「朝日新聞『中国さまの言うことは絶対だ!』」参照)

その中で、政府(防衛省)が外国の無人の気球や飛行船が日本の領空に侵入した場合の武器使用の要件を緩和することを決めたことを批判している。「地域の緊張を高めることにもつながりかねない」「駆け足で方針を転換した今回の対応は、いかにも泥縄式だ」と。

そして、(過去の確認時に)河野太郎防衛相(当時)が「安全保障に影響はない」「(気球の針路は)気球に聞いてください」って言ってたじゃないかと書く。あ~ぁ、あの時の河野のバカ発言を朝日に利用されている。

領空侵犯は国家の主権を侵害するものだ。令和元年(2019年)の空自機による緊急発進(スクランブル)回数は947回で、うち中国機によるものは675回と70%を越える(領空侵犯でなくとも)。

また尖閣諸島海域では、平成29年(2017年)中国公船上空において小型無人機らしき物体1機が領空を侵犯する事案も発生している。このように中国のものと見られる無人機の飛来も多く、その対応も急がれている。

このような状況であるにも関わらず、朝日は「どうやって民生用ではない撃墜すべきものと識別するのか。航空自衛隊の戦闘機が対処する際に技術的な困難はないのか。多くの課題は残されたままだ」と。朝日が言いたいことは「中国さまの気球を撃ち落とすなどとんでもない!」ということ。で、言うに事欠いて「日中間の対話を強化しろ」だってさ。相変わらず過ぎて笑いも出ないわ。

日本からは偏西風の影響で中国大陸に気球を飛ばすことはほぼ不可能だが、仮に民生用(気象観測用とか)の気球を飛ばして、中国軍に撃ち落とされたとしたら朝日は何と書くだろう?

以下勝手な推定をすれば、「民生用であっても領空侵犯したのだから撃ち落とされて当然だ。他国領空に気球を飛ばすことなどあってはならない。領空侵犯は有事に発展することもあると心得よ」とか書くんだろうな。

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