まったりとスペシャル系

Tigerdream が真面目なことから いい加減なことまで、適当に綴っているブログ

カテゴリ: 2016 リオ五輪


閉会式 (1)
閉会式 (2)
南米大陸初の五輪であるリオデジャネイロ大会が閉幕した。

閉会式 (3)
閉会式 (4)
日本選手団も晴やかに入場。吉田沙保里も笑顔を見せていた。

閉会式 (5)
金色の帯を締めた小池東京都知事に五輪旗が引き継がれ、いよいよ4年後は東京五輪だ。小池知事は「バシッと決めたつもりだったが、旗をいただいた時に雨が激しくなり、ずぶぬれになりました」と苦笑い。返す返すも、舛添でなく良かった

東京とリオが繋がるカウントダウンパートでは、北島康介ら日本選手と「スーパーマリオ」や「ドラえもん」など日本のゲームやアニメの人気キャラクターが登場。

閉会式 (6)
渋谷のスクランブル交差点からリオに「マリオ」が瞬間移動する演出の後、安倍首相がマリオに扮して登場した。「日本のキャラクターの力を借り、日本のソフトパワーを示したかった」

閉会式 (7)
今大会、日本選手は金メダル12個、銀メダル8個、銅メダル21個の計41個のメダルを獲得。選手の頑張りの成果が大きく表れた。

柔道、競泳、体操、レスリングで安定的な成績にプラスし、卓球やバドミントンのメダルはジュニアからの育成の成果が表れた。また、シンクロの復活や400mリレーなど若手の活躍もあり、東京五輪への期待を膨らませた。

メダルには届かなかったが、男子7人制ラグビーはNZ、フランスを破っての4位や女子バスケの8強入りなど、大いに日本中を沸かせてくれた。

東京五輪への課題も多いが、つまらないことで揉めてる場合ではないということだけは明らかだ。


女子レスリングは金メダル4個、銀メダル1個と素晴らしい戦績だった。伊調は初の4連覇、吉田が決勝で敗れるなど、悲喜こもごもも。

ところで、女子レスリングを実況した日テレ・河村アナが、余りに酷くうんざりした。決勝が朝早くだったので、連日早起きして観ていたのに・・・。とにかく、試合と関係ないことばかりしゃべっている。やれ、子ども時代はとか、お父さんがどうの、お母さんがどうの、とか。

レスリングの試合時間は6分(2ピリオド制)。常に選手はいろいろな攻防を繰り広げており、余計なことをしゃべっている暇などない。余計なことをしゃべるなら黙っていてほしかった。

ある場面では、一生懸命選手のエピソードを話している最中に、大きく試合が動き、解説者が河村の言葉を遮って解説し始めたこともあった。

ネットでは河村の実況を「ポエム実況」と揶揄しているが、本当にうんざり。特に吉田沙保里の決勝の評判が悪い。

河村は、吉田の父・栄勝さんが2014年に亡くなっていることから
「はたして父とともに戦う6分間になるんでしょうか・・・力は2倍になるか」
「タックル!攻めのタックル!これは父栄勝さんが教え込みました」
「父親に教え込まれたタックルでいくか」
「私にとって3歳から磨いてきたレスリング、タックルは父から、本当に教え込まれた」
などなど、自分の言葉に酔ったような実況をしていたが、
「今! 目の前で!起こっている事を! 実況しろよ!」(ネットから)
この言葉がすべてを表している。

試合後も「栄勝さんに勝利を報告したかったその気持ち」とか、何回も繰り返し、もういい加減にしろよ! 状態。ベテランスポーツアナにありがちな、独りよがりな実況。

動きの少ない野球や駅伝の実況とは違うんだぞ!!

2度とこいつを使うな!!!!!


リオ五輪開幕前から流れている民放連のリオ五輪応援CM。民放キー局の女子アナ5人が登場し、「リオまで届け」とか言ってるやつ。地理上、日本の裏側にあたるリオに向かって、地面を叩いているのか何をしているのかよく分からないCM。

五輪中継の合間にガンガン流れるので、気分が悪い悪い。暑苦しいわ、ウザいわ。こんなセンスのないCMの制作会社はどこだ?

だからどうしてもNHKを観ちゃう。NHKならこのクソCMは流れないからね。だた、NHKは視聴者からのくだらないコメント・メッセージを流すのはやめてくれ。感動の押し売り的なものばかり。

あぁ~、やっぱりNHKもウザい。

それでも、試合の放送内容が良ければいいが、試合をぶち壊すような最悪の実況アナもいた。日テレの河村だ! (詳細は次回)


レスリング男子フリー57kgk級で樋口黎が銀メダルを獲得した。

樋口黎 (1)
樋口黎 (2)
世界デビューが五輪となった20歳の樋口は、元世界チャンピオンを次々に破り決勝へ進出。決勝では昨年の世界チャンピオン・ヒンチャガシビリ(ジョージア)に判定で敗れたが、得意の片足タックルで会場を大いにわかせた。

試合終盤にヒンチャガシビリの老獪な時間稼ぎにあい、逆転できなかったが、その将来性に期待を持たせる銀メダルだ。

本人も「自分のやっているスタイルは間違いなく、十分通用すると思った」と言っており、次の東京での活躍が期待される。


男子400mリレーで山県亮太、飯塚翔太、桐生祥秀、ケンブリッジ飛鳥の日本は37秒60の日本新記録(アジア新)をマークし、銀メダルを獲得した。銀メダルは陸上トラック種目では、男子として過去最高。

400mリレー (1)
400mリレー (2)
予選で37秒68の日本新(アジア新)を出した勢いそのままに、決勝でもタイムを上げ、驚きの銀メダル(優勝はジャマイカ)。米国(失格)にタイムで勝つという素晴らしさ。

実は400mリレーは陸上にとって数少ないメダル候補。近年では五輪、世界選手権で決勝進出を果たしている。

4人の走力は過去の日本メンバーでは最高レベルだが、100m9秒台の選手がひとりもいない日本にとって、バトンパスは生命線。外国選手の「とりあえず渡す」的なものに比べ、日本独自のアンダーパスは減速が少ない利点がある。

ボルトも準決勝(自身は出場せず)後に「(日本の)バトンの渡し方が素晴らしく驚いている」と話している。

緻密なバトンパスには定評のあった日本に、走力がレベルアップしてきたのだから、銀メダルもあながち「驚き」ではないのかもしれない。言い過ぎかな?


荒井広宙 (2)
50km競歩で3位でゴールしながら、カナダの抗議により失格処分とされた荒井広宙は、日本の抗議が認められ銅メダルを獲得した。

荒井は「予想外の展開だったが、メダルが確定してよかった」とほっとした表情で話した。

当該カナダ選手も「今回のことはレース後に、カナダの陸上競技連盟の判断で行われた。お互いぶつかることは競歩ではよくあること。競技の一部だと思ってます」と納得顔。

まっ、何にしても良かった。


シンクロチームでも銅メダルを獲得。日本シンクロの復活を印象つけた。

シンクロチーム (1)
シンクロチーム (2)
日本(乾、三井、箱山、丸茂、中村、中牧、小俣、吉田)は見事3位に入り、2004年アテネ五輪以来3大会ぶりの表彰台を決めた。

FRは「天照大神(あまてらすおおみかみ)」がテーマ。井村コーチによると、繁栄の幕開けを意味する演技だという。

これで、デュエットに続いての銅メダル。日本シンクロ復活を世界に印象つけた。しかしデュエット同様、上位2チーム(ロシア、中国)との差は大きく、逆にすぐ下のウクライナとは僅差。あっと言う間にひっくり返される点差だ。

シンクロチーム (3)
井村コーチ抜きではメダル争いすらできなかったシンクロ界。井村コーチ復帰後は、選手の頑張りもありメダルが取れたが、いつまでも井村コーチ頼みってわけにはいかないと思うけど・・・。


バドミントン女子シングルスで、奥原希望が銅メダルを獲得した。3位決定戦の相手が棄権したことによるが、シングルスでは男女通じて初の五輪メダルとなる。

奥原希望
「目標にしていたメダルには届いたが、終わり方が残念。もう1試合自分らしい試合がしたかった。素直に喜べない」と心境を明かした。

奥原はジュニア時代から「スーパー高校生」と呼ばれ、将来を嘱望されていた。五輪のメダルを取るまで順風満帆だったとは言えないんだろうけど、立派な銅メダルだと思う。次の東京では表彰台の1番高い所に上がって欲しい。

ところで、準々決勝で山口茜との日本人対決があったが、もったいなかった。どういう風にトーナメント表を決めているのか知らないが、同じ国の選手は決勝まで当らないようにするとかないのかね?


男子50km競歩で、荒井広宙(ひろおき)が銅メダルを獲得した! と思われたがレース後に失格処分となり、日本競歩界にとって五輪での初メダルは幻と消えた。

荒井広宙
昨年の世界選手権では、谷井孝行が銅メダル、荒井広宙が4位入賞しており、メダルが期待されていた競技だ。

荒井は先頭にくらいつき、トップと26秒差の3位でゴールしたが、レース後に他者を妨害したとして失格処分となった。4位のカナダ選手に抜かれた後、再度抜き返したときにカナダ選手と接触。これが妨害と判定されたようだ。

ちょうどこの場面をTVで観ていたが、これぐらいの接触はマラソンでもトラック競技でもよくあること。なんで? って感じだけど、運悪くカナダ選手がその直後によろけてバランスを崩し、荒井と差がついた。

このよろけは、ばてていたからのように見えたが、接触起因と判定されたようだ。

残念な結末となったが、最近競歩は世界的に上位に入っており、東京での初メダルも有望だと思う。

*日本チームは男子50km競歩で荒井が失格とされたことを不服とし、抗議の手続きを取ったことを明らかにした。


レスリング女子63kg級で川井梨沙子が金メダルを獲得した。

川井梨沙子 (1)
川井梨沙子 (2)
決勝は第1ピリオドから得点を重ね6-0で快勝。直前の53kg級決勝で吉田が敗れる波乱を見事打ち消した。

川井はもともと58kg級の選手だが、同階級には伊調馨がおり、悩んだ末に1階級上げる決断をした。伊調と吉田が長く世界レベルを維持しており、他の選手はそれを超えることを目指しながらも、現実的な対応も迫られていたんだね。

川井はまだ21歳と若いので当然東京を目指すことになると思うが、階級は本人が希望する58kg級に戻すことになりそうだ。東京では2連覇、2階級制覇をして欲しいね。

これで、レスリング女子の全階級が終了したが、金4個、銀1個の素晴らしい戦績だった。


レスリング女子53kg級で五輪4連覇を目指した吉田沙保里は決勝でヘレン・マルーリス(米国)に敗れた。伊調馨に続く五輪個人種目4連覇達成はならなかった。

吉田沙保里 (1)
吉田沙保里 (2)
決勝では第1ピリオドで1ポイント先取したが、第2ピリオドで4ポイントを失い逆転負けを喫した。吉田が負けるなんて、日本国民の誰一人として思ってなかっただろうから衝撃がはしった。

吉田は試合終了直後から号泣。「たくさんの人に応援してもらったのに銀で終わってしまって申し訳ない」と涙ながらに話した。こっちも、涙なしには観てられなかった・・・。

今回は選手団の主将でもあり、オレたち凡人には分からない重圧があったんだろうけど、そんなことは微塵も見せていなかっただけに・・・。

吉田は何度も「申し訳ない」を繰り返していた。柔道で銅メダルを取った選手が謝罪したことから、国内でもいろいろな意見があるけど、金メダルを目指していた選手に「銀メダルおめでとう」とは言いづらい。立派な成績なんだけどね。

吉田沙保里 (3)
やっぱり吉田には涙は似合わないなぁ。すべての重荷を外して、笑顔で帰って来てほしいね。


レスリング女子75kg級の渡利璃穏(りお)は、残念ながら初戦で2014年世界選手権2位のアリーネ・ダシルバフェレイラ(ブラジル)に敗れた。

渡利璃穏
昨年9月の世界選手権で、日本は6階級のうち5階級で五輪代表が内定。後輩の川井に敗れて出場できなかった渡利は五輪代表の座をつかむため、唯一出場権がない75kg級への転向を決意、本来の63kg級から2階級上げるため、決死の「増量」に取り組んだ。

1日5食をノルマとし、吐く寸前まで食べるという生活。そんな減量よりつらい増量を乗り越えてたどりついた五輪だったが・・・。

今後どうするか決めていないと言うが、まだ若いので階級は別にして東京を目指して欲しい。


女子5000m
陸上女子5000m予選で、密集した集団の中でハンブリン(NZ)が転倒。すぐ後ろで巻き込まれたダゴスティノ(米国)がハンブリンに手を貸し、ともに立ち上がって走りだしたが、右膝を痛めたダゴスティノが再び転倒。今度はハンブリンが手を添えて一緒に走りだした。2人は励まし合いながら完走したが、16人中15位と16位だった。

「これが本当の五輪精神だ」と世界中で讃えられた。当初は2人とも予選敗退だったが、救済措置によりともに決勝進出が認められた(転倒の影響を受けたオーストラリア選手も救済)。

ハンブリンは「何が起きたのかと思ったら、手をかけられ『五輪だからゴールしなきゃ』と言われた。一生忘れられない」

ダゴスティノは「転んだ時は本能的に彼女を助けたけれど、神様が自分の心をそうさせたのだと思う。今回の五輪で経験した全ての時間はレースのパフォーマンスを超えたものになった」

*ダゴスティノは右膝の負傷のため、決勝を棄権した。


バドミントン女子ダブルスで高橋礼華、松友美佐紀の「タカマツ」ペアが見事に金メダルを獲得した。五輪初出場で日本バドミントン界初の五輪金メダルとなった。

「タカマツ」金メダル (1)
「タカマツ」金メダル (2)
「タカマツ」金メダル (3)
「タカマツ」ペアは第1セットを失うが、第2・第3セットを連取し逆転勝ち。特に第3セットは16-19からの5連続ポイントの粘りの逆転だった。

2人は高校時代からペアを組んでいる、バドミントン界では世界的にも珍しい長いコンビ歴を誇る。息の合ったコンビネーションが世界の頂点を極めたと言える。

前回のロンドンでは藤井瑞希、垣岩令佳組が銀メダルを獲得しているが、中国、韓国、インドネシアによる「無気力試合」騒動があり失格者が出たため、ラッキーな面もあった。
(「強豪国は大変だ -女子バドミントンダブルス無気力試合-」参照)

それと比べると「タカマツ」は世界ランク1位からの優勝で、文句のない金メダルだ。

バドミントン界は五輪前に男子選手の闇カジノ騒動があった。イメージダウンにもなったが、この金メダルで払拭できたね。


レスリング女子は、58kg級で伊調馨が4連覇を達成。48kg級の登坂絵莉、69kg級の土性沙羅も見事金メダルを獲得した。

女子レスリング金メダル
女子の初日に登場した3人が、いずれも金メダルを獲得するという、素晴らしいスタートとなった。

登坂絵莉 (1)
登坂絵莉 (2)
最後の最後まであきらめず、残り数秒での逆転劇だった。世界選手権3連覇中ということだったので、もっと楽に勝てるのかとお気楽に観ていたが、手に汗握ってしまった。

一瞬の隙見逃さず、左足に鋭いタックルを仕掛け、相手の体をグラウンドに倒して逆転。この時残り1秒くらい? 精神力もすげぇなぁ~。

伊調馨 (1)
伊調馨 (2)
伊調も苦戦の決勝だった。タックルにきた相手の動きを利用して後ろへ回り逆転したのは、残り5秒くらいだった。

試合後、伊調は喜びを爆発させるというよりは、ほっとした表情を浮かべていたのが印象的だった。周りが4連覇4連覇!と盛んに言う中、やぱり重圧がかかっていたんだろうね。

まあ、それでも勝つところが真の世界王者なのかも。それにしても、もの凄い偉業だ!

土性沙羅 (1)
土性沙羅 (2)
伊調と登坂はオレでも事前情報を持っていたが、土性に関してはまったく知らず。珍しい名字だなぁ~くらい。土性も最後の最後(30秒くらい)で逆転勝ち。泥臭いタックルだったけど、なんとなく彼女のイメージにピッタリだった(失礼)。

このタックルは、吉田沙保里の父・栄勝さん(故人)直伝。昨年の世界選手権では優勝報告が出来なかったが、今回の金メダルはいい恩返しになったと思う。

リオ五輪から女子は4階級から6階級に増えた。次は吉田沙保里も出てくるので、大いに期待できる。


卓球男子団体の水谷隼、吉村真晴、丹羽孝希の日本チームは、決勝で中国に敗れたが、堂々の銀メダルを獲得した。水谷は個人の銅メダルと合せ、今大会2つ目のメダルを獲得した。

卓球男子
中国戦は水谷が1ゲームを取る活躍をみせたが、他は勝てる雰囲気がなかった。香港やドイツとも、そんなに差があるように見えなかったので、今後もその大会での調子次第でメダルなしの可能性もある。

今回の銀メダルを今後の世界卓球や4年後の東京五輪につなげるには、相当な頑張りが必要な気がする(素人が失礼!)。

また、今まで女子の卓球に人気面で大きく後れを取っていたけど、この銀メダルでメディア露出も増えるだろう。男子卓球を人気競技にできるかも、今後にかかっているような気がする。

しかし、リオの銀メダルは堂々たるもので、日本男子卓球復活への第一歩となったと思う。


女子バスケ (3)
女子バスケ (2)
女子バスケ (1)
アテネ五輪以来12年ぶりの出場となった女子バスケットボールは、世界ランク16位。これは予選リーグ6国中最下位。

しかし、予選リーグ(A組)での日本の奮闘は素晴らしかった。
 世界ランク10位のベラルーシに勝利
 世界ランク7位のブラジルにも勝利
 世界ランク10位(ベラルーシと同位)のトルコには敗北
 世界ランク2位のオーストラリアには敗れるも大善戦。
 世界ランク4位のフランスを撃破

A組4位で準々決勝進出。特に、2位のオーストラリア戦は一時16点リードしており、大金星目前だったが、第4クオータで逆転されてしまった。

準々決勝は米国。米国は1996年アトランタ大会から五輪5連中。第2クオータ途中では2点差まで詰め寄ったが、以降は実力差が出てしまった。米国はベストメンバーで臨んできており、予選リーグでの日本の奮闘を危険視していたんだと思う。

それにしても、すべての国がランク上位の予選リーグで、3勝2敗と勝ち越して準々決勝へ進出。これだけでも素晴らしいのに、米国にも善戦。日本バスケが世界に通用することを証明した。

更なる飛躍のためには、スピードとシュートの精度、そしてスタミナを向上させる必要があるかな。

女子バスケの活躍・善戦と対照的だったのが女子バレー。

女子バレー
前回ロンドンで銅メダルを取っており、期待も大きかったのだろうが残念な結果だった。ちなみに、オレはこんなもんだろうと思っていたけど。

日本の世界ランクは5位!(意外に高いのね)
 世界ランク9位の韓国に1-3で完敗
 世界ランク28位のカメルーンに3-0で勝利
 世界ランク2位のブラジルに0-3で惨敗
 世界ランク4位のロシアにも0-3で惨敗
 世界ランク12位のアルゼンチンに3-0で勝利

2勝3負の負け越しで、なんとか準々決勝へ。準々決勝米国(世界ランク1位)戦では、見るべきところもなく0-3で惨敗。

ベテラン頼みで若手が育たず、嫌でも世代交代を進めないといけない状況なのに進んでいない。さらには、世界各国のパワーバレーにもまったく対応できず。

噂では、真鍋監督に代わり中田久美が後任の監督に就くという。「鬼軍曹」の異名を持つ中田ならやってくれそうなイメージだが・・・。


リオ五輪男子サッカーの準々決勝で、韓国はホンジュラスに0-1で敗れた。この試合で決勝ゴールを決めたエリス選手のSNSに韓国人が大挙押しかけ(数千件のコメント)、罵詈雑言の限りを浴びせている。

「ホンジュラスは独自の言語を持たない残念な国」
「貧しい国だと理解しろ」
や、黒人であることを侮辱する言葉も多くある。

エリス選手は、こんなゲスな韓国人に対して、インスタグラムに人差し指を口元に置き、「シー!」のポーズをとる自身の姿をアップした。差別表現を含む韓国人の中傷に対し、「もう止めときな!」と暗に警告する大人の対応をしたのだ。

しかし、相変わらず韓国人はやっぱり韓国人だ。韓国人は前回のロンドン五輪でも、同じことをやっている。詳細は下記を参照して欲しいが、まったくどうしようもない民族だ。
 「スイスサッカー選手ツイッター事件の裏側
 「あまりに酷い韓国ネット民

こういう韓国人のアホさ加減は世界中に広まっており、韓国人と対戦すると、勝っても負けても嫌な思いをすると、みなが考えている。

自国に誇れるものがまったくないから、なんでも韓国発祥にして自尊心を満たそうとする(ウリジナル)。他国にスポーツで勝つことが大国の証だという変な意識が蔓延しているから負けると火病る。

世界中から嫌われていることを自覚した方がいいぞ、韓国さんよ。


男子棒高跳びで銀メダルを獲得したフランスのルノー・ラビレニが、自分に浴びせられたブーイングややじの嵐を非難した。

金メダルを争ったのがブラジルのチアゴ・ブラス・ダ・シウバだったことから、ブラジル人観客たちのやじや口笛が激しかった。

ラビレニは
「本当に気分を害した。観客の悪意を感じた。僕たちのスポーツでは、ああいう光景は絶対に起きない」
「ブラジル人がチアゴを応援するのは完全に理解できる。至って普通のことだ。でも、対戦相手への無礼は普通ではない」
「敬意もフェアプレーもない。これは五輪だ。五輪で敬意がなかったら、どこで得られる? スタジアムにいたブラジルの観衆には、非常にがっかりさせられ、悲しい気分になった」

地元選手が金メダルを争っていたので、ブラジル人も暑くなってしまったのだろうが・・・。

思い起こせば、これって韓国で行われる国際大会ではよくあることだ。特に日本人選手へのブーイングなどは酷いものだ。韓国人と戦うと勝っても負けても嫌な思いをするというのは、もう当たり前のことになっている。

今回の件では、五輪組織委員会がブラジル人の観戦マナーに問題があったことを認め、改善策を取る意向を表明している。翻って韓国ならどうだろう? きっと組織員会も「応援が勝利を後押しした」とか言うんじゃないかな。

韓国で国際大会を開いてはいけないんだ!正々堂々とか相手への敬意とか、まったくない国だから。(最後は話が逸れてしまったが)


シンクロデュエットで乾友紀子、三井梨紗子が銅メダルを獲得した。

シンクロデュエット (1)
シンクロデュエット (2)
ロンドンでメダルなしに終わった日本だが、復活の銅メダル。

ロンドン五輪時「シンクロの未来は暗い・・・」と言う記事を書いたが、昨年の世界水泳でデュエット、チームの両方で銅メダルをを取り、復活の兆しを見せていた。

笑顔の井村コーチ
やっぱり井村コーチの復帰が大きかったんだと思う。一昨年に復帰しすぐに昨年の世界水泳で結果を出し、リオでもメダルだ。井村コーチの練習はもの凄いらしく、昨年の世界水泳に向けた合宿では練習についていけないと辞退者が出るほどだった。
(「心臓が飛び出るひど緊張しなさい」参照)

とは言え、やっぱり選手の頑張りなくしては、この結果はなかったので乾、三井の2人には敬意を表したい。井村コーチが満面の笑みで2人を迎えていた姿も印象的だった。この日は井村コーチの◯◯歳の誕生日。良いプレゼントになった。

でも、上位のロシア、中国との点差は大きく、逆にすぐ下のウクライナ、スペインとの点差は僅か。ちょっとしたことでひっくり返る。世界のトップを維持するのは大変だけど、シンクロ完全復活を期待する。


卓球女子団体で福原愛、石川佳純、伊藤美誠の日本はシンガポールに3―1で勝ち、前回ロンドンの銀に続き見事に銅メダルを獲得した。

卓球女子団体 (1)
卓球女子団体 (2)
石川と福原
準決勝のドイツ戦は勝てる試合だっただけに、非常に残念だった。朝から4時間もずっ~っと観てたけど、我がことのように悔しかった。愛ちゃんは責任を感じているコメントをだしていたが、なんとかメダルを取れて本当に良かった!!

福原愛
愛ちゃんが涙を流す姿を見て、思わずもらい泣き。個人戦で準決勝まで行きながら結局メダルが取れず、団体戦終盤も負けているイメージの方が強かったけど。まとめ役も大変だったんだろうな。

石川佳純
団体戦での石川佳純は強かった! 全勝! 個人戦の初戦負けには驚いたが、よく気持ちを切り替えてここまで頑張ったと思う。

伊藤美誠
15歳の伊藤美誠も立派だった。最後は世界ランク4位にストレート勝ち。確かこの子もお母さんのスパルタで育てられたと思ったけど、準決勝では責任を感じて泣いていたけど(第1試合で大量リードから逆転負け)、今日は愛ちゃんとのダブルス、最後のシングルスと連勝。素晴らしい15歳だ!

男子も決勝に残っているので、中国を何とかして欲しい。


体操男子種目別の跳馬で、白井健三が銅メダルを獲得した。

白井健三 (1)
白井健三 (2)
団体戦では使わなかった新技「伸身ユルチェンコ3回半ひねり」を繰り出し見事な銅メダル。特に1回目の新技は15.833点の全体トップをマークした。新技は「シライ2」と命名されることは確実だ。

前日の種目別の床では、ラインオーバの減点を恐れるあまり、跳躍が小さくなり、ミスの連鎖を招いた。それを踏まえ「開き直り」(本人談)で成功させた。

練習を含めてライン内に着地を収めたことが一度もなかった「シライ2」を本番で決めてしまうところが、恐るべし19歳。

記者会見では「強い意志を持って行動することが大事。どんなに厳しい状況であってもとりあえずやってみること。失敗覚悟でやることが成功に結びつく」

19歳のありがたいお言葉。心に刻もう。


棒高跳びの澤野大地が、1952年ヘルシンキ大会6位の沢田文吉以来、64年ぶりの7位入賞を果たした。

澤野大地 (1)
澤野大地 (2)
澤野は「素直に喜びたい」と笑顔。

前回のロンドンに出られず、昨年は右アキレス腱の内部断裂、今季は日本選手権に優勝はしたがリオ五輪の参加標準記録を突破できず。標準記録を突破したのは代表追加期限のわずか8日前。まさに執念でつかんだリオへの切符だった。

競技が大雨で一時中断、海外の有力選手が低調な記録で終わったのに対して、平静さを保ち続けられたのは、辛苦を乗り越えた35歳のベテランならではだった。


飛び込み用のプールの水が緑色に変色して話題になっている。

変色したプール (1)
隣りの競泳用プールの色と比べると、明らかに緑色に変色している。

大会関係者によると、工事業者が加えた過酸化水素が、水が緑色に変色した原因だと話している。まあ、簡単に言うと消毒不足で藻が生えたということ(笑)。

変色したプール (2)
未だにこの変色したプールで飛込競技が行われている。健康に影響はないのかね?

ところで、飛び込みの選手たちからは「沼」に飛び込んでいるようだと、不満の声が漏れている。

オーストラリアの選手
「競技はまだ続いているのだし、終わるまでに飛び込み用プールの状況も変えて欲しい」
「気持ち的なもので、とにかく不快。今は終わってくれてうれしい。これ以上、沼に飛び込みたくはないから」

ドイツの選手
「誰かがおならをしたような臭いが会場全体に漂っていた」

イタリアの選手
「衛生面が心配。自分たちに何も問題がなく、関係者がすぐに対処してくれるといいのだけれど」

ところが、これを楽しんでいるかのような選手もいる。
カナダの選手
「腕も脚もまだ2本ともついているし、笑顔でリオを去ります。緑の水は気になりません」

イギリスの選手
「私たちは、あらゆる状況に対応できなくちゃならない。外でやっているのだから、水が緑になるのは想定内。私としては、慣れ始めていたところだったから、入れ替えなかった判断は好都合だった」

まあ、いろいろな意見があるね。


柔道の強化委員長であり、リオ五輪選手団副団長の山下泰裕氏が柔道の好成績を振り返った。「斉藤の声が、頭の中に出てくるんだよ。『先輩、頼みます』ってね」。斎藤仁氏が亡くなる直前、病床で言われたのが「先輩、頼みますよ」だった。

ロンドンで惨敗した柔道界は、直後に女子選手への暴力的指導、指導者助成金の不正受給など次々と問題が発覚した。全日本柔道連盟の組織が刷新され、副会長となったのが山下氏。そのサポートをしたのが、当時強化委員長だった斉藤氏だった。信頼回復にはリオ五輪で結果を出すしかなかった。

男子の井上康生監督、女子の南條充寿監督とともに、斉藤氏の遺志を継いで五輪でのメダル獲得を目指してきた。井上監督の男泣きは、その象徴だと言える。

斉藤氏が亡くなって1年余り。男子は金2個を含む全階級でメダルを獲得した。女子も金1個、銅4個の成果を上げた。

「斉藤も『先輩、ありがとうございます』と言ってくれている」と山下氏は笑ったが、柔道再建もまだ道半ばだと思う。これからも山下氏は斉藤氏の「先輩、頼みます」の声を聞き、頑張らないといけない立場だ。大変だけど、頑張ってもらうしかない。


ボルト
陸上男子100mでウサイン・ボルト(ジャマイカ)が9秒81で同種目史上初の3連覇を達成した。

ボルトは今大会、200m、400mリレーとの3大会連続の3冠に挑んでいるが、まず1冠。このまま3冠を達成しそうだ。

山県亮太
ケンブリッジ飛鳥
日本勢は山県亮太、ケンブリッジ飛鳥はともに準決勝で、桐生祥秀は予選で敗退した。決勝進出タイムは10秒01までだったので、常に9秒台を出せるようにならないと、世界大会での決勝進出は難しい。「夢の9秒台」なんて言われているうちは、残念ながら厳しいね。


男子テニスシングルス3位決定戦で錦織圭がナダルに勝って銅メダルを獲得した。テニスのメダルは、1920年アントワープ五輪で熊谷一弥が銀メダルを2つ獲得して以来、96年ぶりの快挙となった。

錦織圭 (1)
錦織圭 (2)
錦織は第1セットを6-2で奪い、第2セットも5-2とリードしたが、そこからナダルの逆襲を許しタイブレークで失った。普通なら負けパターンだが、第3セットは6-3で押し切った。

ナダルはダブルスにも出場(金メダル)しており、体力的には錦織の方が有利だったと言える。とは言え、過去1度しか勝ったことのないナダルに勝利しての銅メダルには大きな価値がある。

第2セット後のトイレ休憩で、錦織がなかなか戻らず観客からブーイングがとんだが、トイレが遠かったというのが理由らしい。


レスリング男子グレコローマン59kg級で、太田忍が銀メダルを獲得した。

太田忍 (1)
太田忍 (2)
太田は1回戦で、前回ロンドン55キロ級金メダルのソリアン(イラン)に5−4の判定で逆転勝ち。続く2回戦でも世界選手権3位のケビスパエフ(カザフスタン)に6−0で判定勝ちする快進撃。

さらには、準決勝でも北京、ロンドン55キロ級銀メダリスト、ロフシャン・バイラモフ(アゼルバイジャン)にもフォール勝ちし決勝進出を果たした。

決勝は昨年の世界チャンピオンイスマエル・ボレロモリナ(キューバ)。次から次に強豪と当ってついに力付きたが、男子レスリングの連続メダル(1952年のヘルシンキ五輪)を16大会に伸ばした。

忍者レスラーとの異名を持つ太田の快進撃だった。


ゴルフ
ジャスティン・ローズ
1904年のセントルイス(米国)以来112年ぶりに実施された男子ゴルフはジャスティン・ローズ(英国)がトータル16アンダーで優勝した。2位は2打差でステンソン(スウェーデン)。ちなみに、日本の池田勇太は21位タイ、片山晋呉は54位。

世界ランキング4位までがいずれも欠場するなど、一部トップ選手が不在ではあったが、結局はビッグネームが上位を占めた。

ジカ熱が心配だとか、治安の悪さが心配だとか理由はいろいろあるが、まあ名誉しか得られない試合にリオまで行くより、次の試合に向けて英気を養いたいというのが本音だろう。

プロとしての判断としては間違っていないと思うが、ちょっと残念だったのは事実である。

最初から米国、欧州ツアーなどの日程に組み込んでおく必要があるね。次の東京五輪では、トッププレーヤーが勢ぞろいすることを期待する。


バドミントン男子シングルス予選リーグで、佐々木翔は1勝1敗で敗退が決まり、「このままたぶん、(現役を)終わっていく方向になると思うと」引退の意向を示した。

佐々木翔
佐々木はリオの出場権獲得が難しく4月に引退の意向だったが、メダル候補の桃田が賭博行為で登録を抹消されたことにより権利を得た。

前日に「コートで成仏したい」と話し、この一戦にかけたが、決勝トーナメント進出は果たせなかった。34歳のベテランは「自分の気持ち的には後悔はしていません」と涙を流した。

お疲れ様でした。

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