自民党と公明党の連立協議が決裂し、公明党が離脱することになった。これを受け立憲民主党がなぜか勝手に「ソワソワ」し始めて笑ってしまった。どうやら、「足し算」すれば首班指名選挙で多数が取れると思い始めたようだ。
やめてくれよ。国政(国の将来)を担う準備も心構えもない人間に、任せるわけにはいかないのだ。自民党が「衆院選」「東京都議選」「参院選」と3連敗して、公明党を加えても衆参共に過半数を割る事態になっているにもかかわらず、何の準備もしてこなかったくせにしゃしゃり出てくるな。
だいたい、立民だって実質3連敗だぞ。衆院選は議席こそ増えたが、比例票まったく増えず。これは選択肢がない中の消去法で議席が増えただけのこと。
そんな野田は相変わらず「裏金議員がぁ~!」。自民党が萩生田氏を幹事長代行に起用したことを受け、「秘書が略式起訴されて罰金刑となった人が幹部に登用されているではありませんか」「裏金の問題は、もうけじめがついたことにするんですか」だそうだ。
国民のために何をやるかではなく、相変わらず批判しかできない。経済対策、安全保障、エネルギー問題、外交問題(対米・対中)等々、難問山積。やることは山ほどある。にもかかわらず「裏金がぁ~!」って、多くの国民は呆れている。
立民の前代表代行のひとりは、公設秘書の給与1,870万円を騙し取った詐欺容疑で懲役2年(執行猶予5年)の有罪判決を受けている前科1犯だ。既に執行猶予期間は満了し、国民の審判(選挙)も受けていることからけじめ(禊ぎ)は済んでいるとは言える。では、なぜ本人が起訴されたわけでもない自民党議員が要職に起用されると問題なのか? 衆院選で当選もしている。
現職の立民・幹事長も「われわれは黙っていない」と鼻息が荒いが、自分の「不記載」はどう考えているのか。金額が少ないからOK? じゃあ、れいわ議員の1,270万円を立民が批判したとは聞いたことがない。れいわ議員本人の「見苦しい」言い訳を許容しているのと同じだ。
自分たちが「前科1犯」「不記載議員」を要職に起用するのは問題ないが、自民党が「裏金議員」を起用するのはダメだということのようだ。それにしても「裏金」「不記載」を都合良く使い分けている時点で話にならないが。
野党第1党が「何でも反対の批判政党」だということが、日本の最大の不幸だということに野田自身が気づかないといけない。
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