学歴詐称疑惑の出ている伊東市の田久保真紀市長が、いったん辞職した上で改めて市長選に立候補する考えを明らかにした(7月7日会見)。「市民や関係者にご迷惑をおかけした。改めて判断を仰ぎたい」とのことだ。ただ、辞任の理由は明言しておらず、決して「学歴詐称」の責任をとってではないようだ。
この人の言っていることがよく分からない。「卒業ではなく除籍だった」と言いながら、議会関係者(市議会正副議長)に見せた「卒業証書」は本物と言う。そして「静岡地検に捜査してもらう」「捜査機関のほうにすべてお調べいただいて、その結果真実に近いかたちを市民のみなさんにお示しできる」だそうだ。
自分のことではないか。大学が「卒業していない」「除籍になっている」と言うなら、恐らく間違ってはいないだろう。大学がこの手の確認に対して、いい加減なことを言うことはないと断言できる。不本意なら再度詳細確認を行えばいいだけのこと。「捜査機関」だって暇じゃないぞ。
なぜ素直に「申し訳ありませんでした」と言えないのだろう。「故意」かどうかが問われるから、認めるに認められないのも理解できなくもないが・・・(犯罪行為を助長するわけではないが)。まあ「学歴を盛ってしまった」代償は大きいと言える。
一般論として、市長選に限らず候補者の経歴に「大学卒業」「大学中退」「大学除籍」と記されていた場合、投票行動に影響するものなのかな? 「学歴」はその人を判断・評価する第一歩ではあると思うが、そのすべてではないだろう。
この市長は市議をやっていたということも考慮すれば、「大学卒業」「大学中退」「大学除籍」でも投票行動には影響がなかったのではないかと思える。そう考えると「バカなことをやったなぁ」となる。ましてや合格(入学)はしているのだからね。
チラ見せした「卒業証書」らしき物を持ち出したのは、悪手中の悪手と言える。こういうその場しのぎの対応は決して好転しない良い例だ。最悪、犯罪行為と見なされる恐れもある。
ところで、本記事では大学名(固有名詞)は書いていない。これだけ報道されているので書いても支障はないのだろうが、一応配慮している、ただ誤解を恐れずに書くと、有名大ではあるが「学歴詐称」をするほどではない。
本人からすると学歴をよく見せようということよりも、自身が「卒業」できなかった(しなかった)ことを、今となっては後悔していることを示している様な気がする。だからと言っ「詐称」がダメなのは言うまでもないが。
オレも大学の卒業証書ってどうしたっけなと探してみた。捨てた覚えはないが、きちんと保管している覚えもなかった。数ヶ所当たったところ、古書を突っ込んでいる書棚に無造作に置かれていた(高校の卒業証書も同じ場所にあった)。少し埃を被っていたけど(苦笑)。
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