警視庁は児童買春・ポルノ禁止法違反(児童買春など)の疑いで、毎日新聞社の男性社員(56歳)を書類送検した。なお、起訴を求める「厳重処分」の意見を付けている。

毎日新聞 記事スクショ (1)
毎日新聞の記事(電子版)を見ると、「毎日新聞社の男性社員」「事件当時、毎日新聞グループホールディングス内部監査室長」との情報は出ているが、個人名は掲出していない。「厳重処分」を求める意見は付いているが、まだ書類送検されただけで起訴もされていないし、ましてや有罪判決を受けたわけでもない。現時点で匿名報道もしょうがないかな、とは思う。

しかし毎日新聞は過去に「実名での公表がなければ、事件の核心に迫り、社会での問題を共有することが難しくなる。行政や捜査当局などの権力行使をチェックすることも困難になる。実名公表が原則である」などと、ご高説を垂れている。

毎日新聞 記事スクショ (2)
これは吉本芸人が「オンラインカジノ」で賭博をしたとして警視庁から書類送検された時の記事だ。芸人6人はすべて実名(芸名含む)で書かれている。芸名だとしても、すべて本人が確認できる内容となっている。

こちらも起訴されるかも不明、起訴されて有罪となるかも不明な段階だ。毎日新聞の社員と何が違うのか? 違いは身内かどうかしかない。先に書いた毎日新聞の「実名報道」が原則だとの見解からしても、「身内には甘い」と言われても反論できないだろう。

毎日新聞は「警視庁の発表に従って報道した」と言うかもしれないが、それなら尚更当該人物の素性が分かる毎日なら実名報道しないといけないだろう。

以前、毎日はユーチューバーが書類送検された際、記事の写真として「パトカー」の写真をイメージ写真として掲載したことがある。これは「書類送検=犯罪確定」を強く印象付けようとする悪質な「印象操作」だ。これはユーチューバーが問われたのが、毎日新聞とお仲間の左翼団体への名誉毀損だったからなのは明らかだ。

毎日新聞 記事写真 (1)
毎日社員の書類送検を伝える記事に付けられているイメージ写真は「警視庁」の文字だ。なぜ「パトカー」じゃないのか? (ちなみに、吉本芸人の記事に付いているのは吉本の本店入口)。

記事に付けるイメージ写真の基準って何? 何もないだろう。その記事を書いた記者(もしくはデスク)が、被書類送検者から判断しているのだろう。ユーチューバーは貶めたい、社員は守りたい。守りたいのは毎日自身かもしれない。イメージがパトカーや毎日の社屋ではないことからも、それが窺える。

いずれにしても、毎日が碌でもないダブスタ・自己擁護をするクソ会社だということ。決して毎日憲章にあるような「社会正義に立脚」してもいないし、「公器としての使命を貫徹」してもいない。ましてや編集綱領にあるような「真実・公正な報道・評論によって国民の知る権利に応え」てもいない。

関連
 「毎日新聞の悪質な印象操作