3月14日は北米及び南米で皆既月食が観測された。日本では北海道・東北・関東北部の太平洋岸で、ほんの僅かな時間に小さな部分月食を見ることができた。「ほんの僅かな時間」とは、17時40分ころから3~10分間。この間だけしか見ることができなかった。
月食は13時前ころから始まり(月が半影に入る)、14時ころから本影に入り欠け始め、15時30分ころ皆既月食となった。その後16時30分ころに皆既月食は終了、徐々に月が現れ始める。ここまでは、日本では見ることはできなかった。
日本では17時40分ころ、右上がほんの少し欠けた状態で月が昇り始め(月出帯食)、そして17時50分ころには本影月食は終了している。その後、半影月食が1時間ほど続いたが、19時過ぎには月食は完全終了。
部分月食は東の空から月が出た直後のみの数分間。しかも北関東では太平洋岸でしか見られないため、群馬県在住者としてはまったく期待していなかった。案の定、雲もあったためまったく見えず。
もしかしたら半影月食の雰囲気は味わえたかもしれないが、頑張って観測しようというほどの元気はなし。

思い出したかのように、日付が15日に変わったあたりで満月の写真を撮ったのみ。ちなみに、3月の満月は「ワームムーン」。土からワーム(芋虫のような線形の虫)が顔を出す季節を表わしているのだろう。
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