チアリーディングの高校選手権(2024年度)が1月25、26日に国立代々木競技場・第一体育館で開催された。大会形式は昨年のJAPAN CUPの決勝進出校をシード校とし、他の高校は予選(前日)を戦う方式で争われた。順位は決勝得点のみで決まる。

優勝は梅花高(6年ぶりの優勝)。272.5点の高得点。昨年のJAPAN CUPで予選1位ながら、決勝で3位に甘んじた屈辱を晴らした形となった。準優勝は如水館高(255.0点)。昨年のJAPAN CUPに続く準優勝。

常勝・箕面自由学園は3位(254.0点)。ここ数年270点を超える高得点を連発していたのだが。今回の254.0点も数年前なら十分優勝できる点数だが、如水館高の躍進もあって3位と不満足(だと思われる)な結果となった。コロナ禍で不参加だった大会以外では、3位はいつ以来だろうか? 創部間もない1990年代以来かも。


序盤でトリプルツイスト1-1-1を3基とも成功。動画の説明にあったが、3基成功は「高校生史上初」らしい。そう言えば、昨年のJAPANでも挑戦していた(惜しくも1基落下)が、見事に成功させたことになる。

その他でもツイストトータッチが綺麗だ(この技はあまり綺麗なのを見たことがない)。とにかく演技の細部まで完成度が高く、しかもノーミスで納得の272.5点。前回の優勝(2018年)が269.0点だったので、チーム最高得点かもね。

如水館高
如水館高の演技動画は見つけられず。申し訳ないが、演技内容は分からず。得点は255.0点。見事、昨年のJPAN CUPに続き準優勝。



大会に出場したDiv2チーム(2チーム)も含めてのまとめ動画。Div1チームの演技は7分40秒あたりから。

序盤のトータッチエクステンションリバティからヒールストレッチ4基、さらにリワインドエクステンションリバティ3基、そして距離をとったダブルツイスト1-1-1を2基とトリプルツイスト1-1-1(1基)の流れはさすがの構成。その後も伝統的に綺麗なダブルツイストエクステンションリバティからのアラベスク、リワインド2-2-1からのトップのダブルツイストなどを見事に決めた。

落下はなかったのでノーミスと言えるかもしれないが、残念ながらトップが揺れるシーンが数多く見られ、得点は254.0点(素晴らしい得点だけどね)。演技の完成度という面で梅花高などに劣ってしまったようだ。

ちなみに、DiV2出場のAチームは228.5点で優勝、Bチームは208.0点で3位。Aチームの228.5点数は、Div1でも4位に相当する。


箕面自由学園の動画は同校(同部)のサイトのものだが、余り見ることの出来ない大会直後の選手の様子や、監督・コーチの選手への言葉があるので是非ご覧いただきたい(10分30秒あたりから)。

8月のJAPAN CUPに向け梅花高・如水館高はもっと演技の精度を上げてくるだろう。箕面自由学園もこのままという訳ではない。4月入学の新入生の活躍もあるだろう。上位3校のみならず、もうJAPANが楽しみだ。