群馬県立公園「群馬の森」の東奥の方に「ロウバイ」が植栽されている。そのロウバイが見ごろを迎えている。

植栽されているのは「ソシンロウバイ」という種類。 ロウバイは花の中心部が暗紫色でその周囲が黄色だが、ソシンロウバイは花全体が黄色のが特長。ソシンロウバイはロウバイから生まれた品種で、よく目にする「ロウバイ」はソシンロウバイのケースが多い。


ロウバイ特有の甘くフルーティな香りを漂わせている。季節柄マスクを付けていたが、それでもロウバイの木があることが分かるほどの香を感じる。開花としては満開の一歩手前と言った感じだが、見ごろを迎えていると言って差し支えない。
ロウバイは正月を迎えるころにどの花よりも先に咲くことから、縁起の良い木とされているようだ。また、黄色く香りのよい花をつけることから、全体運や金運がアップするともいわれている。
ただし、ロウバイの種子には弱いながらもカリカンチンというアルカロイド系の毒(中枢神経を麻痺させる作用など)があるため、有毒な樹木として取り扱われているようだ。種子を誤って食べてしまうと、けいれんや呼吸困難を引き起こす可能性がある。
地面に落ちた種子を子どもやペットが食べてしまうと中毒を引き起こす可能性があることから「庭に植えてはいけない」ともいわれる。
ロウバイは「縁起の良い木」でもあり「庭に植えてはいけない木」でもあるようだ。
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