
1月14日は今年最初の満月だった。1月の満月はアメリカの農事暦(ネイティブアメリカンが農作業などの時期を満月を基準に判断していた)で「ウルフムーン」と呼ばれる。これは「真冬の食糧不足を嘆く飢えた狼の遠吠え」にちなんで名付けられている。
満月の上方には火星が輝いている(さすがにデジカメでは撮れなかった)。日付が変わるころから火星は月の右側に移って行き、明け方には月の右下へ。
現在、火星は地球へ最接近しているタイミングにあたる。これは地球と火星の公転周期の差(地球365日、火星687日)からくる「地球の火星追い越し」時期に見られる現象となる。これは約2年2ヶ月ごとに訪れるので、それほど珍しい現象ではないけど。
そのため現在の火星は1等星よりも明るい上に、より赤みがかって見えるので分かりやすい(見つけやすい)。
満月と火星を見るついでに「冬の大三角形」(オリオン座ベテルギウス・おおいぬ座シリウス・こいぬ座プロキオン)や、「冬の大六角形(冬のダイヤモンド)」(おおいぬ座シリウス・こいぬ座プロキオン・ふたご座ポルックス・ぎょしゃ座カペラ・おうし座アルデバラン・オリオン座リゲル)を久しぶりに眺めてみた。
子どものころにワクワクしながら眺めていたことを思い出し、ちょっとしたノスタルジーに浸ったのだが、やはり寒さには勝てずにそそくさと終了となった。
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