年賀状を出すのをやめる宣言をする、いわゆる「年賀状じまい」をする人が増えてきており、いろいろなメディアでも報道されている。実はオレも今回の年賀状(元日に着いたと思う)に「最後」である旨記載し「年賀状じまい」を連絡した。

先輩もいれば同年代や後輩もいるため、どういう文章にするか相当悩んだ。失礼のないようにするのが基本だろうが、あまり杓子定規な表現もどうかなとか。悩みに悩んだ末、下記にした。

年賀状じまい
「勝手ながら本年をもちました皆様への年賀状によるご挨拶を控えさせていただくことにいたしました 今後はメールなどでご連絡をさせていただければ幸いです」

結局、当たり障りのない表現になった。何人か「喪中」の連絡をいただいているが、この方々には松の内が明けたら市販の「寒中お見舞い兼年賀状じまい」はがきで対応しようかな。メールでもいいんだろうけど、一応礼儀もわきまえておこうかなと。

「年賀状じまい」に踏み切った理由は「面倒くさい」がひとつ。年賀状のやり取りはしているが、それだけの人も多い。表現は悪いがお互いの「生存確認」みたいな面もあったと思う。まあ、ここは「もういいっか」ってこと。

ふたつ目の理由は、昨年10月1日から通常はがきが63円から85円に値上げされたこと。郵便物の減少や人件費及び集配運送委託費の増加などが理由とされるが、郵便事業が将来的に縮小していくことは明らかだ。そん中での大幅値上げは、むしろ負のスパイラルに陥るだろう。

個人的には日本郵便の合理化・効率化が見合っていないと感じている。諸々の事情があることは理解しているが「高すぎる」。

この値上げがなかったら「年賀状じまい」はしなかったと思う。「面倒くさいなぁ」と思いつつも、図柄を考え印刷していたと思うぞ。