先日、自宅からクルマを発進させたところTPMSのアラームが鳴った。見ると右のリアタイヤのみ空気圧が減少していた。空気圧値は2.1kgf/cm2(他の3輪は2.7前後)を表示している。「あれ? パンクかな」。
TPMSとは「Tire Pressure Monitoring System」の略で、タイヤの空気圧を常時監視する機器。センサー内蔵の信号送信機をエアバルブに取り付け、空気圧値やタイヤ内部温度を車内の受信機に送るシステム(写真は設置時のもの)。
以前、半年で2回もパンクしたことがあり(その内1度はバーストしてしまった)2021年に取り付けていた。
自分のクルマのタイヤ空気圧の適正値は2.4kgf/cm2だが、少し高めが好みなので通常2.7くらいにしている。そのためTPMSの下側閾値を2.2に設定しているので、2.1でアラームが鳴ったということ。
パンクかな? と思ったが、とりあえず電動空気入れでエアを入れてみた(まだ自宅だったので)。すると特に問題なく入ったのみならず抜けていくこともなかったが、そのままディーラーに持っていった。確認してもらうと、小さな釘が刺さっていた。
見た目に空気が抜けているほどのパンクならいざ知らず、こういう少し空気が抜けたくらいでは気づかない場合もある。今回TPMSのアラームが鳴ってくれたからパンクに気づくことができた。気づかないまま乗っていたら、最悪またバーストなんてことになっていたかもしれない。
高級車だと左右のタイヤ回転数からパンクなどの異常を検知するシステムが搭載されているものもあるが、大衆車や軽自動車だとそうはいかない。TPMSを付けておけば軽微なパンクでも、空気圧の低下を検知してくれるので安心材料になる。
値段は数千円から2万円近いものまであるが、あまり安い物(一部の外国業者製)は日本の電波法違反の場合もあるので注意が必要だ。必ず「技適マーク」があることを確認する必要がある。
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