今年の「ユーキャン新語・流行語大賞」の年間大賞は「ふてほど」だという。これはTBSのドラマ「不適切にもほどがある」を略したものらしい。TVドラマなどまったく見ないので(と言うかTV自体をあまり見ない)、まったく知らない。
オレが知らないだけで世間で流行っていたのならまだしも、SNSを中心に「そんな略称聞いたことない」「流行した記憶がない」といった声が多い。授賞式に登壇した主演の阿部サダヲも「正直、『ふてほど』って自分たちで言ったことは一度もない」と発言している(本音かユーモア発言かは知らないが)。
過去にも「そんな言葉は流行ってない」ってのもあったし、「政治的思想(思惑)を入れ過ぎ」などとの批判もあった。年間大賞だけではなく、トップ10も同様の意見や批判が飛び交ってきた。
原因は選考委員の偏りなのは明らかだ。現在の選考委員は下記。
金田一秀穂(杏林大学教授)
辛酸なめ子(漫画家・コラムニスト)
パトリック・ハーラン(お笑い芸人)
室井滋(俳優・エッセイスト・富山県立高志の国文学館館長)
やくみつる(漫画家)、
大塚陽子(「現代用語の基礎知識」編集長)
過去には、鳥越俊太郎、姜尚中などの「香ばしい」著名人もいた。
このような選考委員の意見・見解などは、多くの批判に晒されている。理由は簡単。恣意的で中立性がなく、時に政治的プロパガンダを潜り込ませるからだ。そんな選考が世間の思いと同じになるはずがない。
恐らく多くの人が今年の流行語は? と聞かれたら「闇バイト」を選ぶのではないだろうか。「闇バイト」だと犯罪の用語として捉えられるので不適切だと判断されたのだろう。代わりに「ホワイト案件」と言葉を変えトップ10に入っている。これだと実態を表わさない。まあ、ネガティブ用語は難しいのは確かだ。
そうなると、個人的には「オールドメディア」。かなり以前から言葉としては多用されているが、先のアメリカ大統領選、兵庫県知事選と続く「オールドメディア」の偏向報道、事実を隠す報道の酷さから、改めて多くの人に周知されたのではないかと思う。
そんな「オールドメディア」が「SNSはウソばかり」「SNSを規制しろ」などと騒いでいることの滑稽さ。しかも未だに「捏造」「印象操作」まで行っているから始末に負えない。こんな連中の悪事をさらけ出す効果もあると思うので、やっぱり「オールドメディア」だな。
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