兵庫県知事選や議会の百条委員会の件で、極左活動家で「自称新聞記者」の望月衣塑子がN国党の会見に出かけて行き、立花党首に質問をしていた(11月29日の会見)。厳密には望月は東京新聞の記者としてではなく、ネットメディア「Arc Times」の記者として行っていたようだが。
一連のやりとりのすべてをYouTubeで視聴した。抜けがないように複数回見た。それにしても便利な世の中になったと思う。N国党の会見などという、いわばマイナーな会見(失礼! 立花は現在時の人だけど)が見られるのだから。
望月の質問が、立花を批判する側を代表するようなものばかりなのはしょうがない。望月の立ち位置を考えればそうなるだろう。自分の中でストーリーが出来ているようで、それに沿っているような質問になっていた。
それはそれで別にいいのだが、問題なのは望月が事実関係(特に百条委員会の件)や時系列を正しく認識していないことを自ら晒していたことだ。百条委員会が何について審議(議論)をしているのかすら理解していない。元県民局長が出した文書の内、いつの文書の何が対象なのかを理解せずに質問をしていたのには笑うしかなかった。
元県民局長がメディアや議員にばら撒いた最初の文書(7項目の告発とされるもの、3月12日))が対象なのに、望月は理解していなかった。その後(4月4日)兵庫県の「公益通報相談窓口」に出し直した文書は「公益通報」扱いになっている。
最初の文書が「公益通報」にあたるかも百条委員会での審議内容になる(結論はまだ出ていない)。望月はこの2件の文書の扱いを混同しており、さらに「公益通報」前提で質問をしている。情けないヤツだな。
このような事実関係・時系列を理解していない状態で質問するなと言いたい。しかも立花から事実誤認を指摘されると、さらっと質問を切り替えて話をはぐらかすところなど、「非を認めたら死ぬ病」にかかっている極左らしいところだ(ほんの一部は知らないことを認めたようにも聞こえたが)。
ただ、望月が自分の筋書きと異なる立花の回答に対し、しつこく絡む様子も見られなかったのは事実だ。これは少し意外な思い。口では立花の勝てないことを自覚していたのかな。しかし取材をする前段階の事実確認が不足していることは否めない。記者として恥ずかしいことだと思うぞ。
まあ、この後に質問した「Arc Times」の尾形聡彦があまりに酷かったので、望月がまともに見えたのかもしれない。ちなみに尾形は元朝日新聞記者。典型的な「自分は賢くて、出来る子」と勘違いしているヤツ。朝日に多いタイプだな(苦笑)。
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