立憲民主党の代表選が9月7日に告示され、野田佳彦元首相、枝野幸男前代表、泉健太代表、吉田晴美衆議院議員の4氏が立候補している。23日の臨時党大会で投開票が行われ、新代表が選出される。

同時期に行われている自民党総裁選(9月12日告示、27日投開票)の影に隠れ、残念ながら盛り上がりもいまいちのように見える。それでもお仲間メディアが一生懸命報道し、なんとか代表戦を取り繕っている感じだ。

そんなお仲間メディアであるTBSの9月14日の報道。「立憲民主党代表選 4候補が街頭で政治改革の決意アピール 政権交代など訴える」と題し、岡山市で行われた街頭演説会の様子を取り上げている。しかし、その内容が・・・。

野田義彦元首相
「金権にまみれた自民党、臭いものには蓋をする自民党、土台を壊していかなければいけない。自民党の政治文化を粉砕していく」

枝野幸男前代表
「裏金議員を堂々と(自民党総裁選の)推薦人のなかに並べる、なにも反省していない。自民党の欺瞞とごまかしを、しっかりとメスを入れていく」

泉健太代表
「自民党の裏金議員をどう判定しますか、レッドカードじゃないですか、皆さん。退場じゃないですか、退場させましょうよ」

吉田晴美衆院議員
「(自民党の総裁選の議論で)『政策活動費は廃止する』『防衛増税はやりません』、今度は『80歳まで年金支給できないかもしれない』、 いったいこの国はどこに向かっていくのでしょうか」

4氏そろいもそろって自民批判のみ。立民として何をやるのかさっぱり分からない。自民との政策の違いは何で、それをどう具体化していくのか? 経済施策は? 安全保障は? エネルギー問題は? いろいろ懸案事項があるだろう。

4氏の演説の内容はTBSが報道した内容そのままであり、これら自民批判以外のことも話しているのかもしれない。それならそれで、立民はTBSに抗議しないといけないのでは? われわれは自民批判だけじゃないよって。

党内の保守系と左派系でまったく言うことが違う安全保障政策(特に憲法改正など)。経済の「いろは」すら分からない経済音痴集団。再エネが基幹エネルギーになり得ると考えている議員すらいる無知党(就職して働いたことないの? と言いたい)。

元々が小池百合子に「排除」された左派系議員連中を、革マル枝野が集めた左翼政党だからしょうがない。政権を獲ろうではなく、左翼互助会でしかないんだから。保守系と言われる連中も、後から党の中身を分かって合流したのだから、選挙目当て以外の理由はない。つまりは互助会と選挙目当ての集まり。

そんな連中がまともな政策を持っているはずもなく、言うことは自民批判になるのは「自然の摂理」と言うこと。TBSが立民に求めているのは自民批判であって、政策ではないのだろう。むやみに政策らしきことを言うと、ぼろが出ることをTBSも分かっている。だから余計なことは報道しない。

立民の連中は他人の批判だけは得意だからね(笑)。自分がどうとかは頭から抜け落ちて、ひたすら他人を攻撃する姿を最近も目撃した。そして無様な結果に終わった。そんなことへの反省など何もない。またひたすら他人(他党)を批判・攻撃する。

その上、被害者ぶるのも上手いので自分の行動・発言に責任を取らないで逃げる。そんな政党が「政権交代を訴える」って、誰も笑えないギャグ以外の何物でもない。そう考えると、代表戦が自民総裁選に埋没して良かったのではないか? 自民と重複しない日程でやって大々的に報道されたら、みんな底が浅く中途半端な話しかできないのがバレるからね。