チアリーディングの日本選手権(JAPAN CUP)が、8月29日~9月1日に代々木第第1体育館で開催された。昨年に続き、今年も4日間での開催となった。

昨年から新型コロナの影響による様々な制限(声出し禁止、選手も応援も)も撤廃され、やっと元の姿に戻っている。やはりチアの「声」は、重要な役割を果たすと思うので。


高校生部門の優勝は箕面自由学園。5年連続24回目の優勝。
予選266.5点(決勝持ち点133.0点)、決勝272.0点、合計405.0点

相変わらず進化(というか難易度アップ)が凄いね。ダブルツイスト1-1-1って、もう距離を取るようになったのね。3基目はトリプルツイスト。その後も前転からの2-2-1、トータッチもハーフツイストを入れるのが当たり前になっているけど、見返したらワンハーフなのね。すごっ。

ダブルツイストエクステンションヒールストレッチからスイッチアラベスクの流れは、スムーズできれいだ。これを人の手の上でやってると思うと。さらにはラスト前のトップがミドルの上で行うダブルツイスト。これもいつ見てもすごい。決勝での270点超えは素晴らしいの一言。見事な優勝だった。



準優勝は如水館高。19年ぶりの準優勝らしい(古豪復活)。
予選253.5点(決勝持ち点127.0点)、決勝261.5点、合計388.5点

250点超えは箕面自由と梅花高くらいしか出せなかったが、予選・決勝とも250点超えは素晴らしい! 決勝の261.5点はチーム史上最高点。トリプルツイスト1-1-1をきれいに決めていたし、ハーフツイストトータッチは美しかった。



3位は梅花高。
予選266.5点(決勝持ち点133.5点)、決勝246.5点、合計379.5点
予選はトップ通過(箕面自由とは持ち点差0.5点)。

梅花はトリプルツイスト1-1-1を3基繰り出す構成(これは凄い)。残念ながら、決勝では1基崩れてしまった。それ以外に「時間規則違反(超過)」(確か10点減点)があったようで、決勝はまさかの246.0点、総合3位となってしまった。

トップ3常連の千葉明徳高は4位、目白研心高は5位だった。

優勝した箕面自由学園の総合得点は405.0点で、昨年の420.0点には及ばなかったが、それでも400点超えはすごい(満点が450点なので400点は得点率89%)。最近のチアは技の難易度はアップしているのに、完成度・実効性もアップしている(各校とも)。さらには連続性・スピード感、同調性(シンクロ)も向上しているすごさ。

ただ、時たま見る落下には危険なものも散見されるので、とにかく怪我だけは気をつけて欲しい。

*cheerちゃんさんの動画を使わせていただきました(https://www.youtube.com/@cheerch-wg3kp)。