韓国の中央日報は、稼動を中断して定期検査を受けた慶尚北道慶州の月城原発4号機で、使用済み核燃料貯蔵槽にあった貯蔵水2.3トンが排水口を通じて海に放出されたと報じた(6月23日)。ただ放出された貯蔵水の放射線量は、一般人の年間線量限度を大きく下回るという。
一般人の年間線量限度を下回ると言うことは、人体に害がないと考えられる放射線量だったということで、そこに関しては良かったと言えるが、本件を日本の主要メディアはまったくと言っていいほうど報道していない。
調べた限り、読売・朝日・毎日・産経・日経の全国紙すべてのWeb版にない。共同・時事の通信社も配信していない。同様に福島第一原発の「処理水」放出を「汚染水」と批判していた国内の連中も無言だ。いったいなぜ?
人体に影響のないレベルだから騒がないのか? そんなことはないだろう。だって福島第一原発の放出も、安全性に何ら問題はない。と言うことは、韓国のことだから騒がないのだろう。韓国野党議員と一緒になって批判していた立民・社民・共産・れいわの議員連中。同じくどっかの大学教授や自称・評論家たち、どうした? 静かだな。
月城原発はもともと排水中に含まれるトリチウム量は、福島第一原発の「処理水」の3.2倍。今回は他の放射性物質も含む未処理の「使用済み核燃料貯蔵水」だ。
福島第一原発の「処理水」をいくら説明しても「完全に除去されているという立証がされていません。完全に除去されていないわけですから、それはもう処理汚染水というか、放射性物質は少量でも問題」(社民党・福島瑞穂)と言っているのだから、なぜ今回の月城原発の漏水に関してコメントを出さないのだ。今回の件は「大問題!」ではないのか?
簡単なことである。福島瑞穂ら「処理水」放出反対派は、政治的活動をしているだけだからだ。「原発」や「放射性物質」に対して何らポリシーがあるわけではなく、ただただ政府・体制批判がしたい極左活動家だからということ。
福島第一原発の「処理水」放出批判と同じトーンで今回の月城原発漏水の件を批判したなら、少しは見直してあげたのに。
こういう極左活動家の代名詞である「ご都合主義」「ダブスタ」を遺憾なく発揮している。普通なら恥ずかしいと考えるのだが、こういう連中に恥という言葉はない。恥を知らない人間が、一番恥ずかしいということ。
万が一、日本のどこかの原発で同様の事故(使用済み核燃料貯蔵槽からの漏水)があっても、人体に影響がないレベルだったら、この連中は批判はしないよな。
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