県立公園・群馬の森に設置されていた「朝鮮人労働者追悼碑」が2月に撤去されたのを受け、碑を管理していた「追悼碑を守る会」は解散を決めた。
群馬県が税金を支出して行われた「強制代執行」の費用2,062万円の費用に関しては「支払い能力がない」と回答している。「県の都合で行ったことで納得しがたい」との言い分も併せ、支払う気はさらさら無いようだ。
自らが行った行動(追悼集会という名の政治的集会)が発端であり、しかも裁判で負けているにもかかわらず、いつの間にか「被害者」のごとく振る舞う。碑の設置は同団体ではないが、碑を引継いで管理を行っているのだから費用負担の責任を負うのは当然だ。
権利は主張するが義務や責任は無視する。左翼特有の行動原理は、見ていて嘲笑ものだ。
そのくせ「追悼碑の再建を目指して後日、新団体を立ち上げる方針」とか言う。明らかな組織ロンダリングではないか。同じメンバーで同じことをするが、別の会(組織)だよと。別の会だから「請求されている撤去費用のことなんて知らない」と主張するためだろう。
じゃあ保守系の団体が同様のことを起こしたら「追悼碑を守る会」の人たちはどう思うだろう? 「県民の税金をなんだと思っているのか!」なぁ~んて絶対に言わないよな。「違う会を装っても責任から逃れることはできない!」なぁ~んてことも絶対に言わないよな。
そう言えば、何とか民主党という名の政党の連中が同じことをやってるな。旧民主党時代のことで批判されると「違う政党のことだ」と関係ないふりをするが、極まれに評価されるようなことがあれば「われわれ民主党が行った成果」だとか言っている。こういうお手本のようなことをやっている国会議員連中がいるんだから、みんな真似するわな。
ところで、この件を報じる朝日新聞は、明らかな組織ロンダリングを行うことに対して、まったくの無批判。会が望むように被害者ポジションで報じている。記事の署名が、あの恥を知らない高木智子だからしょうがないか(苦笑)。
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「群馬の森・朝鮮人追悼碑撤去 朝日新聞のバカな社説」
「群馬の森・朝鮮人追悼碑問題 管理団体は最高裁判決に従え!」
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など。
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