TV局関係者の非常識な行いがX(旧ツイッター)に投稿された(3月2日)。投稿によると、「(フジテレビの某番組と思われるが)一般住居の入り口を塞ぎ、敷地を勝手に使い、公道の歩行者通行の妨害をしていた」「道路使用許可書と実際の使用場所が異なっていた」という。
そして、確認のため撮影を一時的に中断するように伝えたが「みんなの道路だから撮影してもいいんです」「一般の方々と我々は違うんです。静かにしてください」などと言い撮影を続けたという。管轄の警察署に投稿者が電話すると、同様の通報が入っており事態を把握していたという。つまりは、この投稿者だけでなく多くの人が迷惑と感じ警察に通報していたということ。
投稿者の話ではあるが「一般の方々と我々は違うんです」とは、なんと傲慢なことか! 自社の敷地内なら何をやっても構わない。しかし公道を我が物顔で使い(許可場所以外を)、一般の民有地の敷地内にまで入り込み、そのくせ「一般の方々と我々は違うんです」とは。呆れて物も言えない。
このTV局はフジテレビ。制作会社はフジクリエイティブコーポレーション。番組はスーツに黒サングラス姿の「ハンター」と呼ばれる「鬼」が、芸能人を追いかけ捕まえる「鬼ごっこ番組」のようだ。
フジクリエイティブコーポレーションのHPを見ると、まるで他人事のような軽さの「撮影現場に関する記事について」とのリリースが載っている。だいたい、タイトルが反省していないことを良く表している。しかも、まず最初に言っているのが「日頃よりご協力、ご支援いただいております皆様」に心配かけただって(近隣住民への謝罪はその次)。
TV局の傲慢さは、その取材態度や取材地での悪行など数知れぬ。平成28年(2016年)の熊本地震の取材において、数々の悪行を行って非難を浴びている。しかも、その悪行をウソをついてまで擁護しようとしたヤツもいた。これもフジテレビ系列だったな。
傲慢な「TVマン」は過去から何も学んでいない。学ぼうとすらしていなのだろう。古き良き時代、もてはやされたTV。世間が「TVの撮影なら仕方がないか」などと大目に見てくれた時代もあった。そんな時代が忘れられない連中が、今やプロデューサーやディレクターになってるんだろう。
しかし「TVだから」なんて時代はとうに過ぎている。そんなことにすら気づいていない。こんな傲慢な連中が作っている番組の質が低いのは、容易に想像ができる。だからTV離れがますます進んでいるのだと思うぞ。TV業界全体が「謙虚」になる必要があるのは言うまでもない。
ちなみにフジテレビの予定を見ると、この「鬼ごっこ番組」は4月7日に放送予定とある。この回の撮影は2月に済んでおり、今回の撮影はその関連だといわれる(東スポから)。まあ、何の反省もなく放送するんだろうな。
*フジクリエイティブコーポレーションは「一般の方々と我々は違うんです」発言の真偽に関し、「お答えできません」と東スポに回答している。
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