朝日新聞に「デマや偽情報、動機は? 本社記者が『情報リテラシー』テーマに授業」との記事が載っていた(2月11日)。内容は朝日の記者が高校生相手に「情報リテラシー」について出張授業を行ったというもの。
「情報リテラシー」と言う場合の定義は、一般的には「目的に応じた情報収集を行い、適切な情報を取得、取捨選択して活用する能力」てな感じだろうか(多少のニュアンスの違いは人によってあるかもしれないが)。
記事を読むと、朝日の原田朱美記者(コンテンツ編成本部)が能登半島地震でSNS上に出回ったデマや偽情報を取り上げ、その動機や対応法などを解説したという。コンテンツ編成本部は記事や写真などを編集し、新聞紙面やウェブサイトに掲載する部署らしいが、朝日記者が情報リテラシー??? 面白すぎるぞ。
加計学園疑惑とやらを捏造した際の写真。「総理からの指示ではないが、こういう形にすれば総理からの指示があったかのように見えるよね」と書いてある部分は暗くグラデーション。コンテンツ編成本部って、こういうのを作っている部署かな(捏造加担部署?)。
こんなところの朝日記者が解説する「デマや偽情報」ねえ。能登半島地震ネタなど使わずに、「慰安婦捏造」「吉田調書の意図的曲解」「安倍晋三記念小学校」「KYって誰だ?」など、題材は自社にいっぱい眠っているではないか? そっちの方がよりシリアスな授業ができると思うぞ。
「情報リテラシー」で重要なことは、朝日を読まないこと。これに尽きるだろう。万が一読んだとしても、必ず他の媒体からの情報も併せて確認する。そして自ら判断する。言い換えれば、朝日のいかさま記事を見抜く判断力を養うことが「情報リテラシー」の基本中の基本だと思うぞ。
原田は昨年1月にも同校で同様の授業を行ったようだ。その際には記事に「情報源」が明示されていることの重要性を話したという。「情報源が分かれば記事を読んだ人も事実か事実でないか確認のしようがあるからです」だそうだ。原田自身は朝日の記事を見てどうかな? 自信を持って高校生に薦められるか?
原田の出張授業を記事化しているのは、実は本人ではなく「CSR推進部NIE事務局長」という肩書きがついている白銀泰。白銀自身も同様の出張授業を行っているようだ。最後に白銀のありがたいお言葉を紹介する。
「私はNIE、すなわち『教育に新聞ひいては新聞社を役立ててもらう活動』の責任者を務めています。新聞には知識や情操を豊かにする『養分』が詰まっているので、ぜひ読んで吸収してほしいです」「(情報発信者の心構えとして)批判は理想があってこそ。批判する自分自身にも厳しく」。
はははっ、ギャグのつもりか? まったく笑えないぞ! 白銀は自分の言葉を自分で理解してから話した方がいいぞ。
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