朝日新聞が自民党の歴史に詳しいという自称政治学者・御厨貴を連れてきて、未だに「安倍が悪い!」と語らせていた。呆れるとともに、苦笑を禁じ得なかった。御厨貴は東大の名誉教授だという。

朝日がお仲間を連れてきて、朝日の言いたいことをしゃべらせている構図。言っていることが「自称」政治学者のレベルでしかない。今回の自民党派閥の裏金疑惑が、35年前のリクルート事件に似ているといい、その後の政治改革が結局失敗だったという。

何を言ってるんだか。あれのどこが「政治改革」だったというのか? あんなものは小選挙区比例代表並立制にしただけの「選挙制度改革」でしかなかったのは明らか。あんなものに「期待や希望」を感じていたなら、相当のお花畑だ。

さらには、当時は新党できるなど政治に「ダイナミズム」があっただと。バカ丸出しだ。派閥内の政争に敗れた小沢が出て行っただけのこと。他の小党も同じだ。みんな自分の都合でしかない。その後の小沢を見れば分かるというもの。自分の思い通りに行かなかったら、ゴネて出て行くを繰り返しただけ。これが「政治改革」とか「ダイナミズム」なのか?

この程度の御厨だからなのか、「私は安倍晋三元首相の責任が大きいと思います」。まあ朝日からすれば、この一言を言わせるためだけに御厨を引っ張り出してきたわけだから当然か。この一言で、御厨は今後も朝日から都合良く使われることが確定した。

それにしても、何でも「安倍が悪い」って言ってればいいんだから、自称とは言え政治学者なんて楽なものだ。同じように朝日記者も楽なものだ。

代表的なのは高橋純子。すべての記事(多くはコラムだが)が「安倍ってなんか気持ち悪い。証拠はないけど『疑惑』ってレッテルを貼っちゃえ」で構成されていた。こいつのご都合主義は朝日そのものだし、「だって私が正しいから」も朝日そのもの(少し話が逸れてしまった)。

御厨貴に言っておくと、何人もの自称政治学者(大学教授が多い)が朝日に良いように使われてきた。朝日のご機嫌取りに精を出しているうちはいいが、みな使い捨てにされているぞ。肩書きだけは、みな立派だったな。

林香里のように「慰安婦捏造」に関して「朝日の報道は国際的に影響がなかった」と強硬に主張するくらい頑張れば、コラムの執筆陣のひとりとして囲ってもらえるかもしれないけど(笑)。