朝日新聞デジタルをパラパラ見ていたら、「悩みのるつぼ」というコーナー(?)が目に入った。俗に言う「お悩み相談」的なものらしい。朝日にこんなコーナーがあったんだと妙に感心。
目を引いたのは「器の小さな同僚とうまくやるコツは? 上野千鶴子さん『ありません』」との見出し。当然、上野千鶴子が回答者だったから。このご都合主義者がどんなことを言っているにか興味を持ったからだ。
相談内容は、職場(地方のお役所らしい)の40代男性の「上には媚びへつらい、下には威張る」的な、こざかしく器の小さい男性と仕事を円滑にしていくコツを教えてくれというもの。
まあ、面白くもなんともない相談内容だが、やはり上野の回答はひどいものだった。「とっても『男らしい』ですねえ」「こんなにわかりやすく『男らしい』男性」と相談内の男性を形容。上野のご都合主義爆発だな。
この回答の「男性」を「女性」と置き換えたらどうだろう? 上野は顔を真っ赤にして叫ぶんじゃないか。「ふざけるな! 男が考える女性らしさを押しつけるな!」って(相談内容は関係なく)。
上野が「男」という存在に対してどんな意見・感情を持っていても構わない。特に男社会と言われがちな会社・組織内の「男」に対して。しかし、それを全面に出して上野の思う「男」を「とっても『男らしい』ですねえ」などと揶揄することは、上野自身が一番やってはいけないことではないのか?
こんな古くさく滑稽な「男」が上野の周りには多かったということなのかもしれない。しかし、それをステレオタイプ的な知識の枠組みの中で、深く考えずに「男らしい」と言うこと自体が上野の限界とみるべきだろう。つまりは、上野らが熱心なフェミ界隈の活動も、この程度のものだと言える。
結局は「ダブスタ」「ご都合主義」で成り立っている「押しつけ」に過ぎない。
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