X(旧ツイッター)で朝日新聞の記事が批判されていた。朝日の記事なんて捏造(ウソ)か印象操作、朝日思想に基づく偏向記事しかないのだから、普通の人が読めば批判しか出てこないのは当たり前。

ストレート記事ですら「角度をつけ」てるんだから、朝日なんか読んでも世の中のことはさっぱり分からない。それどころか誤解してしまうだろう。

批判されていた記事は「『AYA世代』のがん、女性が7割超 乳がんや子宮頸がん多く」(11月15日、署名は松本千聖)。国立がん研究センターと国立成育医療研究センターが発表したAYA世代(15~39歳)のがん患者数についてのデータの考察記事。考察は言い過ぎかな。

「女性では乳がんと子宮頸がんが多かった」とさらっと書いたことが、事情を知っている人間からすれば「カチン」ときたのだろう。

朝日は「子宮頸がんワクチンの副作用」を過大に記事化した(2013~2016年あたり)。しかもワクチンの副作用が科学的に判明したわけではなく、ワクチン摂取をした人のごく一部が不調を訴えたことが発端。特に斎藤智子は2年くらいの間に20本以上の「ワクチン悪玉論」記事を書いている。

これは朝日にありがちな「感情論」に終始した非科学的な煽り記事でしかなかったが(反原発、処理水問題などの論調とまったく同一)、摂取適齢期の子どもを持つ親御さんたちの不安をかき立てることになった。

その結果、厚労省は「積極的勧奨」を取り下げてしまった。日本人女性の接種率は1%程度に留まり(それ以前は70%以上)、がんで3,000人もの女性が亡くなり、それ以上の女性が子宮を失う状況になっている。厚労省は朝日の共犯でもある。

こういう朝日の悪行を知っている人からすれば、「女性では子宮頸がんが多かった」じゃねえよ。もっと言うこと(反省や謝罪)があるだろう! ってことになる。

ついでに別の記事も読んでみたら、もっと朝日らしい記事を見つけた。「『HPVワクチンと検診を』子宮頸がん予防、国がんセンターが報告書」(6月2日、署名は足立菜摘)。内容は国立がん研究センターが国内外の研究データなどをまとめた報告書の内容を記事にしたもの。

「海外では子宮頸がんの死亡率が下がっているのに対し、日本では横ばいであることを紹介。ワクチン接種や検診を継続して受ける意義を説明している」と、なんとも他人事な書き方。

何が「朝日らしい」かというと、記事中で「子宮頸がんのワクチン接種率は低く、検診受診率は43.7%にとどまる」という一節。なぜか摂取率は具体的数値を出さず、検診率のみ数字を出している。筆者の足立はワクチン摂取率が1%未満であることを知っているはずだ。知らなければ記者失格だ。

この1%未満は朝日にとって都合の悪い数字だ。朝日のせいでこんなことになっている。検診受診率の43.7%という数字も低いが、それほどぎょっとさせる数字ではない。

そう言えば、あの斎藤もWHOや欧州医薬品庁の「安全宣言」を一切報道しなかった。この足立もそうだが、自分らに都合の良いことは書くが、都合の悪いことは書かないという、今も昔も変わらない朝日の伝統。

実は朝日は2020年ころから、こそっと「子宮頸がんワクチンは有効」的な記事を書き始めていたのだ。これは誰の目にも明らかな「アリバイ作り」。相変わらず浅はかな新聞だ。

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