チアリーディングの日本選手権(JAPAN CUP)が、8月17日~20日に代々木第1体育館で開催された。4日間での開催は初めてとなる(従来3日)。

新型コロナの影響から様々な制約が設けられていたが、今回から基本的に撤廃。選手の声出し、観覧者の声出し応援などがOKとなった。


高校生部門の優勝は箕面自由学園。4年連続23回目の優勝。
予選283.5点(決勝持ち点142.0点)、決勝278.0点、合計420.0点
予選の283.5点は高校生部門史上最高得点である(動画は決勝演技)。

出だしのタンブリングは、相変わらずシンクロ率が高い。ダブルツイストエクステンションボーアンドアローからスイッチアラベスクを流れるように4基とも決める。そしてダブルツイスト1ー1ー1を2基、次いでトリプルツイスト1ー1ー1。すごいなぁ~。もうトリプルツイストを普通に決める時代になったのね。そう言えば、キックトリプルも普通に入ってていたね。

中盤のハーフツイストトータッチ1ー1ー1で3基目が落下してしまったが、その後も影響を最小限に抑え、倒立からのリワインドリバティ3基など問題なく決めた。最後も高いトータッチからトスアップで2ー2ー3を作ってて終了。

1ミス(落下)があっても278.0の高得点。こりゃ、すごいわ。ノーミスだった予選が史上最高得点(283.5点)なのも頷ける。



準優勝は梅花高。
予選245.5点(決勝持ち点123.0点)、決勝239.0点、合計362.0点
(動画は決勝演技)



3位は目白研心高。
予選231.0点(決勝持ち点115.5点)、決勝246.0点、合計361.5点
(動画は決勝演技)

2位の梅花高と3位の目白研心高は、わずか0.5点差の僅差。目白研心高は決勝演技では梅花高の得点を上回ったが、予選で安全規則違反による減点があったので、結果的にこれが響くこととなった。


それにしても箕面自由学園の合計得点420.0点はすごいね。満点が450.0点なので得点率93%! 記憶では2021年の箕面自由学園の275.0点が最高だったと思うので、落下のあった決勝もそれを上回っていることになる。個々の演技の難易度の高さが分かるというもの。

箕面自由学園だけに限らないが、技の高難度化が進み過ぎているように感じるので、大ケガだけはしないように気をつけてね。

*チアラブさんの動画を使わせていただきました(https://www.youtube.com/@CHEER-LOVE)。