ジャニーズ事務所が設置した「再発防止特別チーム」が、その調査結果を公表した。長期間にわたり前社長(ジャニー喜多川氏)が広範に性加害を繰り返していた事実が認められたとしている。
まあ、こんなことは数十年前から言われており(疑惑として)、何を今ごろになって上から目線で報道しているのか? 特に民放各局は、TV番組へのジャニーズ所属タレントの出演に支障が出ないことを優先していたのは明らかだろう。
稲垣吾郎、草彅剛、山口達也が逮捕された際など、「◯◯メンバー」なんて報じていた連中が、今になって「前社長の性加害がぁ~!」とか言っても何の説得力もない。今回だって、4月に被害を訴える男性が顔出し・実名で記者会見をしたからだろう。
オールドメディア連中は「メンバー」表記は社内規定(容疑者が釈放された後のルール)とか言っていたが、ジャニーズ事務所の「容疑者と書くな(言うな)」との要請に従った説が根強い。
また、社内でジャニーズ事務所に忖度した例も具体的に明らかになっている。以下、芸能リポータとして活躍した故梨本勝氏の証言。梨本氏は当時テレ朝のワイドショー「やじうまワイド」にレギュラー出演していた。
稲垣主演のドラマ放送を控えていたテレ朝は、梨本氏に対し「会見で質問しないように」とクギを刺し、さらには番組内でも「事件についてコメントしないように」と要請したという。これに激怒した梨本氏は、記者会見を欠席し抗議の意を示した。
上記はテレ朝の例だが、当の稲垣の記者会見では厳しい質問はほぼなく、稲垣も「反省してます」としか語らなかった。そんな会見なのに、翌日の各局ワイドショーは「稲垣吾郎メンバー、涙の記者会見」などと、お涙ちょうだいに報じていた。各局もジャニーズ事務所に忖度していたことが窺われる。
これ以外にも、ジャニーズを退所した元SMAPの3人が民放から冷遇されのは、ジャニーズ事務所の顔色を伺っていたのは周知のことだ。
そう言えば、山口達也がジャニーズを退所した後にバイクの飲酒運転で逮捕された際、「山口容疑者」と報じた新聞があったのには笑ったな。強制わいせつ(ジャニーズ所属時)では「山口メンバー」だったのに。ちなみに、その新聞は「捏造」で有名な新聞社だ。
こんな連中が過去の自らの報道姿勢への説明や反省なしに、ジャニーズ事務所を批判しているのを見ると違和感しかない。まあ、日ごろから「報道しない自由」を謳歌している連中だから、気にもしてないんだろうな。
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「また『メンバー』ですか・・・」
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