スーパーブルームーン 23.08.31
「スーパーブルームーン」の写真を見ながら、そう言えば「ウサギが餅をついている」って、どこを見て言ってるのだろうなどと、年甲斐もなく考えてしまった。

昔からそう言われているが、今まで気にもしないで生きてきた(笑)。多くの人がそうだと思うが。改めて月の写真を見たが、どうもよく分からない。いろいろ調べてみた。

スーパーブルームーン 23.08.31
「スーパーブルームーン」の写真を少し拡大し、右に90度回転させてみた。

餅をつくウサギ
色を塗ってみたら、「なるほど」と思う反面、想像力が豊かだなぁと。

ウサギが月にいるのは「帝釈天」の説話らしい(長いので省略)。また、餅をつくのは満月の望月から「もちつき」に転化したとか、ウサギが食べ物に困らないようになど、諸説ある。中国の「不老不死の薬を挽くウサギ」からとの説もある。

日本以外でも、月の模様をいろいろ例えているようだ。

本を読む女性
かに
「本を読む女性」(北ヨーロッパ)と「かに」(南ヨーロッパ)。これも「なるほど」と言った感じ。

薪を背負った人
「薪を背負う人」(ドイツ)。これは更に180度回転させている。

これ以外にも「吠えるライオン」(アラビア)、「ロバ」(南アフリカ)、「ワニ」(北米ネイティブアメリカン、南米、インド)、「大木とその下で休む男性」(ベトナム)など。オランダでは「悪行の報いとして幽閉された男」と、すごく具体的だ(苦笑)。

各国・地域でいろいろ「お国がら」(民俗学的なや伝説・伝承)が出ているようだ。今回、いろいろ調べてみて面白かった。星座(多くはプトレマイオスが考案したといわれている)もそうだが、やはり知識に基づく「発想力」が豊かだと、見えるものの見え方が違うということのようだ。

単に3つ並んだ星を、ギリシャ神話から「オリオンのベルト」とする知識と発想力。「月で餅をつくウサギ」にしても、同様に凡人には無理な発想だ。

*写真の色付けに、ガサツさが出ているのはご了承を。

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