スーパーブルームーン 23.08.31
8月31日の満月は、今年見える満月のうちで最も大きな「スーパームーン」だった。さらに8月2日も満月だったため、同一月2回目の満月「ブルームーン」でもある。

「最大の満月」というのは、地球と月の距離が近いと言うこと。月の公転軌道は楕円なので、地球との距離は約36万kmから40万kmの間で変化する。今回は31日になったばかりの深夜0時54分ころ月が地球に約35.7万kmまで最接近し、10時36分に満月となった(写真の月は23時ころのもの)。

ちなみに、今年最小の満月は2月6日だった(天気が悪くて満月すら見られなかった)。最小と最大では見かけの直径が約14%も変化するが、もちろん肉眼で分かるレベルではない。同じ倍率で写真撮影ができれば分かるんだろうが。

また、月の満ち欠けの周期(平均29.53日)からの1年と地球の公転周期(1年)の差(約11日)から、同じ月内に満月が2回(つまり年13回)到来することがある。これは3年(2.7年平均)に1回くらい起こる。まあ、それなりに珍しい現象ではある。

「スーパームーン」や「ブルームーン」という呼び名は、科学的な定義が決まっているわけではなく、単に「そう呼んでいる」だけの言葉。