岐阜県の陸上自衛隊・日野基本射撃場で、自衛官候補生の男(18歳)が自動小銃を発射し、自衛隊員2人が死亡、1人が重傷を負う事件が発生した。自衛官候補生は現行犯逮捕され、「教官に叱られた」などと供述しているという。はぁ、 ただのガキだ。
そう、ある意味ガキなのだ。言い方は悪いが、ガキが犯した犯罪は「少年法」の規定により裁かれる。少年法が適用されるのは、ご存じのように20歳未満。現在、民法の改正により「成人」は18歳以上。18・19歳は「特定少年」と位置づけられ、成人としての権利を持ちながら、責任は少年という大甘な規定となっている。
*少年はまず家裁に送致され、刑事裁判が妥当と判断されれば逆送され、成人と同様の裁判を受けることになる。死刑判決などの厳罰が出る可能性はあるが。
それは、朝日新聞などの左派勢力が、成人の18歳化に大反対したからだ。
そんな朝日新聞は、今回の自衛官候補生の事件を伝えるに際し、「自衛官候補生の男(18)」と表記している。なぜ朝日は「自衛官候補生の少年」と書かないのか?
朝日は「少年法」改正議論時、反対の理由として「少年は裁くのではなく、更生の道を示してあげるべきだ」とか偉そうに言っていたはずだ。なぜ、自衛官候補生だと18歳でも「少年」ではなく「男」となるのか?
朝日の従来からの論調で言えば、「自衛官候補生の少年(18)」と書かなくてはいけないのではないか? 「叱られた」からなどと供述しているガキなんだから、朝日的には「守るべき少年」なのではないのか? ここに朝日の自衛隊への本音が出ていると思わざるを得ない。
朝日の他の記事を確認すると「18歳の無職の少年」「高校3年生の少年(18)」「会社員の少年(18)」などが出てくる。「18歳の男」「男(18)」のような表記は確認できなかった。なぜ「自衛官候補生」のみ「男(18)」なのか?
また、「少年法改悪反対!」などと活動家目線で報じていた毎日新聞や東京新聞、テレ朝・TBSも同様で、「少年がぁ~!」などと言っていたことは、とうに忘れているようだ。こういうのをご都合主義とい言う。
ちなみに、各新聞社・TV局の表記。
朝日新聞 自衛官候補生の男(18)
読売新聞 自衛官候補生の男(18)
毎日新聞 事件直後:自衛官候補生の男性(18)、現在:自衛官候補生の男(18)
産経新聞 自衛官候補生の男(18)
東京新聞 自衛官候補生の男(18)
TBS 自衛官候補生の男(18)
テレ朝 18歳の自衛官候補生の男
NHK 18歳の自衛官候補生
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