日刊ゲンダイが「言論機関の言論の自由を考える」(6月3日開催)と題されたシンポジウムに関して伝えていた。まず、このシンポジウムの主催者は「新聞労連」。極左労組だ。
パネラーに金平茂紀、青木理。これだけでも相当香ばしいメンバーだが、さらに朝日新聞と北海道新聞の記者までいる。もう満腹。
日刊ゲンダイの記事は、朝日新聞が社員の書籍出版を許可しなかったことを新聞労連は問題視していおり、パネラーの金平、青木も「言論・報道の自由がぁ~!」と批判しているというもの。
別に朝日をかばう気は無いが、朝日の社内規定に引っかかっただけのことだろう。それに内容(タイトルは「なぜ日本は原発をやめられないのか」)が不明の書籍に関して、何を言うことも出来ないと思うが。
ゲンダイの記事からは、朝日の不許可理由は分からない。金平や青木が理由を知っているとは思わない(部外者だから)。それなのに「言論の自由がぁ~!」と脊髄反射している。
ゲンダイの記事を読み進めると、政治評論家(元東京タイムズ編集局次長)・本澤二郎という人物の言葉が出てくる。「安倍政権からの言論弾圧の延長線上にあるのでしょうが、新聞社が萎縮すれば権力の思うツボ。これでは21世紀の大政翼賛会になってしまいます」。
あっ、なるほどね。ゲンダイの書きたかったことはこれか。安倍政権の「言論弾圧」が新聞社を萎縮させことの延長線上に、今回の事例はある。誰も物も言えない社会になってきている、ということらしい。アホらしい。
言論弾圧があったというなら、ゲンダイも金平・青木・本澤もどんどん記事にしなくてはいけなのではないか? なぜ書かない。ジャーナリスト失格だな(苦笑)。それに、お前らが好き勝手なことを元気に書いたり話したりできている現実はどう考えているのか?
まあ、こいつらのことを評すれば「生きた化石」。左翼活動華やかなりし頃が忘れられない連中でしかない。こいつらは「社会の右傾化」などと負け惜しみを言うが、社会に受け入れられなかっただけのこと。
イデオロギーはもちろんだが、こいつらのご都合主義が大きな理由だろう。「自分はいいが他人はダメ」「自分に甘く他人に厳しい」「他人は批判するが自分への批判は受け付けない」。お仲間連中の不祥事は隠蔽する(報道すらしない)。そんな連中が闊歩する社会を誰が望むか!
朝日記者が「なぜ日本は原発をやめられないのか」との書籍で訴えたかったことが、もし「それは原発が日本に必要だから」「もっと原発を増やして電気の安定供給を」という内容だったら、金平や青木は「言論・報道の自由がぁ~!」と声を上げるのか? まさか「そんなとんでも本を出させてはいけない」なんて言わないよな?
自分らにとって都合が良ければ「言論の自由を守れ!」だが、都合が悪いと「報道しない自由」を行使してきた連中が、何を戯言を言っているのか。「報道の自由」の裏には「報道の責任」が存在する。「報道の責任」とは「事実を報道する(つまりはウソを報道してはいけない)」だ。
自分たちに都合の悪いことは「報道しない自由」を謳歌している連中は、何も言う権利は無いと思うぞ。
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