朝日新聞は5月1日から購読料を値上げした(朝夕刊セット4,400円 → 4,900円、統合版は3,500円 → 4,000円)。2021年7月に値上げをしたばかりなのに(朝夕刊セット4,037円 → 4,400円)。
(前回の値上げは「朝日新聞の値上げ理由には笑うしかない」参照)

今回の値上げを伝える「お知らせ」には次のような文言がある。「民主主義の基盤となる正確な情報を伝える使命を果たし、よりよい紙面作りに全力を尽くします」。思いっきり吹き出してしまう(爆)。

そう言えば、前回の値上げの時も「事実を正確に報じるという報道機関の使命を肝に銘じ」とか言っていたな。

正確な情報を伝える使命? 事実を正確に伝える報道機関の使命?

そんな朝日は、5月8日午後3時50分ごろに発生した東武鉄道西新井駅での缶破裂事件において、缶を置いた「中国籍の男」について朝日新聞のみが「外国人とみられる40代男性」と報道。朝日の「報道しない自由」が発動されている。
(「朝日新聞 今回の『報道しない自由』は『中国籍』」参照)

ちなみに、TV各局(関東キー局+NHK、テレ東)もすべてが「中国籍」であることを報じている。

こうなると朝日の「外国人とみられる40代男性」が、いかに異常なかが分かるというもの。ストレートニュース(現段階では)で事実を報道しないなどありえないことだ。

怪我人もでている事件の報道として適切とはまったく思わない。事実を報道することが自称とは言え報道機関名乗る朝日に課せられた義務のはずだ。「報道の自由」などと言う連中に限って、その裏にある「義務」や「責任」を無視ないし軽視する。そして「報道しない自由」は行使しまくる。連中はそれを「編集権」と呼んではばからない。

事実を伝えない新聞が「民主主義の基盤となる正確な情報を伝える使命」とか「事実を正確に報じるという報道機関の使命」などと言ってはいけない。こんな自称・新聞に年間6万円近い大金を支払う価値があるとは到底思えない。

ちり紙交換に出しても、トイレットペーパー10ロールにもならないぞ。