5月6日の未明(5月5日の深夜)に半影月食が見られた。と言うか見られるはずだったと言うべきか。残念ながら当日は曇り空で、クリアに見られなかった。

半影月食
今回は地球と月の位置関係から、月の左上あたりうから影がかかっていき、ピーク時には右下のわずかな部分を除き、月全体が地球の半影に覆われるというもの(図はウェザーニュースより)。

半影月食23.05.06
5月6日に日付が変わった0:10ころから食が始まり、ピークは深夜の2:20過ぎ。写真は1:00ころの月。薄い雲がかかり、ただのぼんやりとした満月(当日は満月)の写真になった。月は満月で明るいので、多少の雲がかかっていてもそれなりに見える。

これ以降天気はどんどん悪くなり、食のピークころは分厚い雲で月じたいが見えなくなるほどだった。こうなると、もう寝るしかない。もともと半影月食は肉眼では分かりづらく、明るいときとの写真などと比較して楽しむものだけど、それにしても残念だった。

ほぼ満月23.05.05
当日の天気が曇りなのは予報で分かっていたので、前日(5月5日未明)の写真も撮っておいた(99.9%のほぼ満月)。単純に比較は出来ないが、当日の方がなんとなく左上あたりが暗く見えるような「気がする」、と言うことにしておこう(苦笑)。

3年前の2020年1月11日の半影月食の時はいい感じで写真が撮れたので、今回もその再現をもくろんでいたのだが。今年は10月29日にも部分月食が見られるので、覚えていたら観察しよう。(「1月11日は半影月食」参照)