朝日新聞が元毎日新聞記者・西山太吉氏が亡くなったに際し、西山を持ち上げるかのような社説を書いた。その中で「市民の知る権利がぁ~!」などと偉そうに書いているが、その実は朝日のダブスタでしかないと批判した。
(「朝日新聞の『知る権利がぁ~!』って恥ずかし過ぎる」参照)

朝日が「知る権利がぁ~!」と書いた翌日(3月1日)、朝日は自らの都合で事実を報道しなかった。まったく、どうしようもないクズ紙だ。

大阪市生野区の生野愛和病院近くで、車が歩道に乗り上げて走行を続け、病院脇の生け垣などに衝突して停車。通行人の女性2人が事故に巻き込まれ死亡するという痛ましい事故が発生した。

容疑者は「人をはねたことに間違いない」と容疑を認めているとともに、「事故現場手前でくしゃみをした瞬間、一瞬、気が遠くなってその後、どのように事故になったのか分からない」とも供述しているという。

さて、この事故の当事者を朝日は報じたか? (各紙ともWeb版から)

朝日新聞  無職、大山昌樹容疑者(3月1日 21:38)

時事通信  韓国籍の無職呉昌樹容疑者(3月1日 19:53)
共同通信  韓国籍の無職呉昌樹容疑者(3月1日 22:23)
産経新聞  無職、呉昌樹容疑者=韓国籍=(3月1日 20:30)
読売新聞  無職の男(3月1日 21:09)
毎日新聞  無職、大山昌樹容疑者(3月1日 20:27)

事故を起こしたのは在日の韓国籍の男だ。それに対し、朝日は通名でしか報道していない(毎日新聞も通名のみ、読売は匿名)。これって事実を報道していると言えるのか?

「国民の知る権利がぁ~!」(朝日は2月28日の社説では「市民」という左翼言葉を使っているが)に、自分たちは応えていると言えるのか? 過去から朝日は在日韓国人・朝鮮人の犯罪や事件を通名でしか報道しない。被疑者が反社認定されている指定暴力団の組長であってもだ。(「朝日新聞よ、なぜ事実を事実として報道しない?」参照)

朝日は自分たちの役割をどう公言してきたか。代表的なのは曽我豪(当時政治部長)の言葉だろう。「国民の『知る権利』の代理人として、私たち朝日新聞の責務は重い」。

これ以外にも「(記者の)取材活動は、民主主義社会の基盤となる国民の『知る権利』を支えている」(2019年2月22日社説)。「記者が真実に迫るのは、国民の知る権利に応えるためだ」(論説委員・前田史郎)。

もう笑うしかない。

「国民の知る権利」などと偉そうなことを言っておきながら、自らに都合の悪いことは報道しない。「国民の知る権利」より「朝日の報道しない権利」を優先していることが良く分かる。そして、報道しないことを「編集権」と言って誤魔化す。

「国民の知る権利が侵害される」とことあるごとに騒ぐ朝日が、実は「国民の知る権利を侵害している」という事実。こんなものは「報道」とは言えない。こんな新聞(メディア)が国民から信用されるはずもない。

朝日は「事実を事実として伝える」というメディアの基本中の基本からやり直さねばならないだろう。それなくして「新聞」などと名乗るな。まあ、朝日は昔から左翼の「プロパガンダ紙」でしかないのは周知の事実なので、どうでもいいこかもしれないが。