2月22日にテレビ東京の「ローカル路線バス乗り継ぎ対決旅 陣取り合戦 in 群馬」が放送された(写真はテレ東HPから拝借)。群馬県が舞台とのことなので録画をしていおいた。今ころになってしまったが、やっと観た。3時間近い特番は録画しておいてもなかなか観られない・・・。
ちなみに「録画してまでも観たかった」でもなんでもなく、オレはTVをオンタイムでは観ない人間だということ。自分の生活リズムをTV中心にする必要はまったくないので。TV番組は録画しておいて、自分の空き時間に観ればいいという考え。録画ならCMは飛ばせるし、つまらなかったら早送りもできるし、とっとと観るのを止めることもできし。
TVで太川陽介を見るのはこの「ローカル路線バスシリーズ」しかないが、蛭子能収とやっていた「元祖バス旅」を越えるものはないね。いろいろ派生シリーズはあるけど。対決旅シリーズは太川と相手リーダーのキャラに頼っている感じしかしない。
前置きが長くなったが、今回の「陣取り合戦」の感想。
テレ東HPでは「群馬県内を縦横無尽に移動して陣を取り」とあったが、番組冒頭で「村ボーナス」(2ポイント)があると発表された段階で、両チームとも沼田市を目指すことは容易に想像ができた。
つまりは群馬県といっても、高崎市から渋川市の沿線と前橋市周辺、沼田市周辺しか出てこないんだろうなと思ったらその通り(草津温泉は出てきたが)。さらには2日目の昼過ぎから河合チームが川場村から昭和村に向かうと聞いて、「あっ、これはゴール(高崎観音山)できないな」と。これも思った通り。
結果論を言えば「村ボーナス」で沼田市に誘うのは、番組制作者の「引っかけ」だったかもね。太川は沼田市行きを河合に先行され右往左往していたが、沼田市に行かなくて正解だったことになる(もちろんこれも結果論)。
高崎市や前橋市周辺や観光地へ向かうバス路線くらいしか期待できない中で、少ないバス路線とタクシー(+徒歩)を上手く使ってという番組のコンセプトを考えれば、だいたい予想通りになるのはやむを得ないかな。
群馬県は県民ひとり当たりの自動車保有台数は全国1位(2019年)だということから分かるように、移動手段として自動車がないと生活できない県だ。最近は高齢化が進み、市町村内限定のコミュニティバスも増えたが、市町村をまたぐ路線は少ない(まあ、全国どこも同じようなものかもしれないが)。
個人的にはバス路線など何も知らないし興味もないが、出演者があくせくしながら頑張る姿を見るにつけ、それなりに楽しめたとは言える。でも群馬県内ロケとしては、はっきり言えばあまり新鮮味もなかった。
とは言え番組の楽しみ方は人それぞれで、しかも多くの視聴者は群馬県を「知らない」だろうから、群馬県がロケ地となり全国に紹介されるのは良いことだと思う。
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