以前、小学生の算数のテストで、答えは合っているのに習っていない約分をしたという理由のみでバツをつけた教師のことを書いた。
(「教師の質の問題? バカな採点をする教師がいるようだ」参照)
その時に「習う前の漢字が名前に使われている子どもが、その漢字を使って名前を書いたら、この教師はバツをつけるのだろか?」との疑問がわいたと書いた。その答えの一端となりそうなものを見つけた。
息子さんの算数の宿題でバツをつけられた母親がツイッターに上げていたもの。「ちょっと色々意味が分からない」とのコメントが添えられている(投稿自体は少し古いものだが)。
問題は「1袋8個入りのチョコが7袋と、ばらのチョコが17個あります。チョコは全部でいくつですか?」(一部ひらがなを漢字にしている)。
しき 8×7+17=73 答え 73こ
教師は8×7の下に赤線を引き「なにこれ?」と書いている。
母親は何が間違いなのか分からず、息子さんに再提出させたという。その結果、教師から返ってきた言葉は「かけ算をまだ習っていない」。
前回と同様、習っていないことをやると答えが合っていてもバツをつけるバカ教師。この宿題の正解は「8+8+8+8+8+8+8+17=73」でないと正解にしないという(だとすれば、8を7回も足すなど問題が良くないのは明らかだな)。
呆れるしかない。こういうバカが教師をやっている。自分の望む答えでないとバツをつける。それは「学問」とは言えない。以前書いた事例が希有なものかと思っていたら、どうやらこれが当たり前のようだ。
ところで、なんでこの事例が前回の疑問点の答えの一端かというと、このツイートのコメントに「小学生のころ、習っていない漢字を書いてはいけなかったから、いつまでも名前を漢字で書けなかった」とあったからだ。こんなことが現実に行われているとは・・・。
そこで、自分の名前に使われている漢字が何年生で習うか調べてみた(2020年度施行の学習指導要領による)。苗字の2文字は、ともに小学2年生で習うが、下の名前(一文字)は小学5年生でやっと習うようだ。
つまりオレは自分の名前をすべて漢字で書くには、小学5年生まで待たないといけないらしい。自慢ではないが、オレは小学校入学時すでに漢字で自分の名前を書けた。これは褒められはしても、ひらがなで書けなどと言われる筋合いはないと思う。
まあ幸いにも、オレはこんなことは言われたことなく育ったけどね。
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