新春の風物詩である箱根駅伝が1月2、3日に行われた。結果は駒沢大が優勝し、今年度の駅伝3冠を達成した。おめでとうございます。そんな中、ある意味で駒沢大以上に注目を集めたのが育英大。関東学連選抜の一員として1区を走った育英大4年・新田颯選手が快走したからだ。

新田颯選手
スタート後1km過ぎから飛び出しトップを独走。強豪校の選手たちを引き離し、黄色のユニフォームの「育英大学」の文字を全国に知らしめた。惜しくも終盤失速し、残り約1.5km地点で追い抜かれたが、トップと15秒差の3位でタスキをつないだ。新田選手は「悔いのない走りができて良かった」と笑顔で語った。

その育英大って群馬県(高崎市)にあると言う。はて、育英大なんてあったっけ? が正直な感想。

群馬県で「育英」と言えば、多くの人が思い浮かべるのが前橋育英高だろう。野球やサッカーの強豪校として知られる。個人的には「育英短大」があるのは知っていたので、4年制の大学になったのかな? と思った。

調べてみたら、前橋育英高や育英短大を運営する学校法人「群馬育英学園」が2018年に創設した新設大だった(短大はそのまま存続)。住所は短大と同じ高崎市京目町になっているので、「あぁ、あそこか」。

それにしても、これで育英大の認知度は大幅に増加したのではないかな。申し訳ないが、群馬県民でも知らない人の方が多かったと思う。単科大のようなので、知り合い(の家族など)が入学するなどしないと、知らなくてもしょうがないような気がする。

育英大のウェブページが一時アクセス過多で繋がりにくくなったらしい。箱根駅伝を視ていた多くの人が気になってアクセスしたのだろう。箱根駅伝恐るべし。今後は大学(チーム)として箱根駅伝に出場できるように頑張って欲しい。