朝日新聞の論説委員連中は日本が「普通の国」になることを極端に嫌い、「中国さまの奴属国」となることを本気で望んでいるような連中ばかりだ。

来年度予算案の防衛費が6.8兆円(今年度比+1.4兆円)となることに難癖をつけている(12月24日の社説「防衛費の膨脹 精査なき大盤振る舞い」)。まあ、朝日の言い分は今に始まったことではなく、ここのところ同じような論旨で社説を書きまくっている。朝日の危機感をよ表わしている。

トマホーク導入は「敵基地攻撃にも使え専守防衛を空洞化させる」し、「抑止力になるかも不明だ」とか書くが、朝日の本音は「北京に届いちゃうじゃないか!」でしかない。さらには「自衛隊が『盾』、米軍が『矛』という役割分担の変質にもつながりかねない」と書くが、この「矛盾論」はとっくに成り立たなくなっている。

中国は米国本土に届くICBMを保有している。米国が「日本の矛」として中国を攻撃した瞬間、米国は中国からの核も含めた攻撃を直接受けることになる。このリスクを米国が冒してまで「日本の矛」になることはない。

日米は連携して中国に対峙する必要があるが、いざというときは「米国が守ってくれる」は、もはや幻想に近い。同様に北朝鮮が米国本土に届くICBMの開発に躍起になっている現状は、近い将来には対北朝鮮へも対応できないことになると考えべきだのだ。

そういうことをあえて見ないで「矛盾(ほこたて)論」を持ち出す朝日は、「矛盾(むじゅん)」の元々の語源である「あることに関して2つのことが同時に成り立たないで対立している状態」そのもののことを言ってるに等しい。

安保法制制定時「米国の戦争に巻き込まれる!」などとバカな論調を繰り返した朝日。「集団的自衛権(しかも相当限定的)行使は憲法違反だぁ!」と発◯していた朝日。そんな朝日がしれっと「米軍が矛」として当たり前に日本の有事に参戦してくる前提でものを言う。

見苦しい論調で日本の防衛力強化に反対するなら、いっそのこと「中国さまに逆らうな」「中国さまの奴属国になればいい」と、そのまま書けばいいのに。「留学生を増やせ」「自国の価値観や文化によってよって相手を見方にせよ」、そうすれば国が守れると書いてきた朝日からすれば分かりやすい論調だと思うぞ。

そう言えば、中国が侵攻してきたときのために「中国語を勉強している」(自分だけは助けてもらうため)と言っていた自称・有識者がいたが、朝日の論説委員連中も同じことを考えているのではないか(苦笑)。

でも、あれだけ親中国路線で「中国さまの嫌がることは書くな!」とまで言った広岡知男でも、最期は助けてもらえなかった現実を見た方がいいと思うぞ(爆)。

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 など、多数。