サッカーのW杯で、日本はドイツに続きスペインをも破り決勝トーナメント進出を決めた。日本中がサッカー日本代表の奮闘にエールを贈り、勝利を歓んでいる。

ところが、日本が活躍をすると途端に不機嫌になる連中がいる。左翼どもだ。連中の日本嫌いは徹底しており、常人では理解できない理由で難癖を付ける。

日本がドイツを破った後の11月26日には、東京新聞が日本の勝利を腐す記事を配信している。「『みんな、そんなにサッカー好きだった?』W杯ドイツ戦勝利でのお祭り騒ぎに戸惑う記者は考えた」がそれ。筆者は木原育子。

内容は「開幕前の注目度はいまひとつだった」のに、ドイツ戦勝利後には「日本代表のレプリカユニホームやタオルの売上げが、開幕前より9倍になった」。「三苫、堂安選手のユニホームが売れている」が、「多くのにわかファンは読めているのか?」的なことを書く。

そして「『カズ』『ヒデ』『ゴン』などの愛称で呼ばれるスターがいたころに比べ、今回の日本代表は知名度の低い選手が多い」「4年1度の2週間だけ盛り上がる日本」は、ドイツと違い「サッカー文化が真に社会に根付いていない」だそうだ。

別ににわかファンが湧いて出てきてもいいじゃないか。三苫や堂安が読めなくてもいいじゃないか。サッカーで盛り上がるのが4年に1度でもいいじゃないか。

東京新聞(筆者の木原)の言いたいことは「サッカー文化の根付いていない日本で、にわかファンどもが『ニッポン・ニッポン』と騒ぐことで、何となく世の中が盛り上がり『ナショナリズム』が高揚しちゃうじゃないか!」と言うこと。

だから記事の最後に左翼お抱え学者を連れてきて、「日本特有の同調圧力だ」「熱狂は怖さをはらむ」などと言わせる。

日本代表選手の頑張りを素直に称賛し、それを歓ぶ「にわかファンを含む多くの国民」の姿を、普通に報道すれば良いではないか? それがメディアの役割ではないのか。何にでも自らの思想(日本が嫌い)を盛り込むことは「報道」ではなく「主張」でしかない。「主張」が必ずしも悪いとは言わないが、意図的に自らの「主張」に誘導する様な記事は「報道」では絶対にない。

親会社が所有する中日ドラゴンズの優勝がかかった試合で、いつもはガラガラのナゴヤドームが満員になったら(つまりはにわかファンが押し寄せた)、東京新聞(木原)は今回と同じ趣旨の記事を書くのか? 中日ドランゴンズ選手のレプリカユニホームが10倍売れても、「それは同調圧力で怖い」と左翼学者に言わせるのか?

期待して待ってるよ。