立憲民主党の蓮舫が、また得意技のブーメランを披露した。どうしてこいつは学習効果がないと言うか想像力がないと言うか、なのだろう。

維新の会・中条きよし参院議員が、文教科学委員会で自身の新曲やディナーショーを宣伝したことに言及した有田芳生前参院議員のツイートを引用する形で、「小泉チルドレンと呼ばれる女性新人議員3人が国会内は撮影禁止にも関わらず予算委員会が始まる直前に自席でお互い写メを取り合い、大問題になったことを思い出しました」とツイート(11月16日)。

蓮舫 国会内写真撮影
国会内で写真撮影と言ったら、2010年に蓮舫自身がファッション誌の写真撮影を行い、問題となったことが思い起こされる。蓮舫は「議員活動の記録のため」との理由で一応撮影許可は得ていた。しかし蓮舫が着たのは「ヴァレンティノ」「アルマーニ」など高級ブランドの服で、総額3,000万円近いもの。

とても「議員活動」とは言えるものではなく、私的な宣伝や営利目的の撮影に当たると、参議院事務局や参院議長から注意を受けている(国会内での私的な宣伝や営利目的の撮影は許可されていない)。

蓮舫は「撮影場所について不適切だとの懸念を抱かせたとしたら、まったく本意ではないので率直におわびする」と謝罪していたのだが・・・。不承不承だったのだろう。本心は「許可をとっていたのだからまったく問題だと思ってない」なのだろう。そうでなければ、今回のツイートから当時の撮影の件が蒸し返されると想像できるはずだ。

蓮舫にはこういう想像力がまったくない。その場その場の批判ネタに飛びつき、後先考えないでツイートする。で、その批判が自分に跳ね返って直撃する。ブーメランの名手と言われる所以だ。

まあ「自分に対する自信」の現れなのかもしれないが、「自分に対する根拠なき自信」、つまりは「過信」だと思うけどね。蓮舫がこういう勘違いをするのには、朝日新聞などの左派系メディアが、必要以上に擁護する(庇う)からだ。

この写真撮影に関しても朝日新聞は当時大擁護していた。「いったい何が問題だったというのだろうか」「日頃の彼女らしさを生かしてうまく着こなしている」「議会は休会中で撮影も短時間だった」「『私的な宣伝、営業活動』という曖昧な規則」「政治家の自己表現としてのファッションは最も基本的で有力な手段だ」などなど(朝日新聞メディアビジネス局「広告朝日」、筆者は上間常正)。

蓮舫が何をやっても「よしよし、良い子良い子」と頭を撫でているのだから、そりゃあ蓮舫も勘違いするわな。特に「日頃の彼女らしさを生かしてうまく着こなしていた」は、問題の本質とは何の関係もない言い分で、朝日らしいと言えば朝日らしい(苦笑)。

だから蓮舫も民進党(当時)党首選出馬時、「私が党首になれば支持率は10%は上がるわ!」なんて言うほど自信過剰になれるのだろう。実際はまったく上がらなかったのは言うまでもないが(爆)。

蓮舫の国会議員としての実績って何かある? 「2位じゃダメなんですか?」発言しか思い出さない人も多いだろう。しかも、これも実績じゃないしね。