立憲民主党の蓮舫って相変わらずすぎて、いつも吹き出してしまう。

安倍元首相の国葬に関して、麻生太郎自民党副総裁が「いろいろな話がわんわん出ていたが、何時間もかけてずっと若い人なんかが並んで立っている、それが国葬の現場だ。その人たちの声がなぜ新聞やらマスコミには載らんのですか」との発言に早速噛みついている。個人的には何ら問題ない、至極まっとうな発言だと思うけど。

蓮舫は「他方で強制されない形の反国葬デモもありました。麻生さんの目には入っていないのでしょうか。(中略)法的根拠なき国葬が問題だと私たちは言っています。若い人の行列と、話をずらすのはやめた方がいい」とツイート。

国葬賛成・反対云々ではなく「法的根拠がない」のが問題だと言ってるんだということ。蓮舫の主張なのか立民の党としての公式見解なのか知らないが。いつまでも何を言ってるんだろう? でしかない。

内閣府設置法に基づく式典だと、何回も説明を受けているはずだが。内閣が閣議決定をすれば「国の儀式」「内閣の行う儀式・行事」が行えるんだけど。蓮舫が批判しているのは、国葬に関する法律を作れってこと? 内閣府設置法に基づいたものではダメと言っている? それともイチャモン?

内閣設置方法に基づく行事がダメとなると「全国戦没者追悼式」も「東日本大震災追悼式典」もダメだとなる。蓮舫がこれらの式典を「法的根拠がない」と批判したという話を聞いたことがない。

中曽根元首相の内閣・自民党合同葬(2020年10月)は批判したという人がいるかもしれないが、当時蓮舫が言っていたのは「コロナ感染症対策の予備費使用が適切か」ということで、「法的根拠がない」と批判していた記憶はない。支出する「サイフ」が問題で、支出自体を批判していない。支出の元は内閣設置法なんだけどね。

やっぱり、蓮舫の「法的根拠がない」って何を批判しているのか分からない。

強いて言うと、内閣府設置法に基づく式典は「国の儀式」と「内閣の行う儀式・行事」があり、先に例に出した式典は「内閣の行う儀式・行事」で、安倍元首相の国葬は「国の儀式」に該当する。これに噛みついている?

そうだとしても、内閣府設置法に帰着する。それ以上でも以下でもない。確かに一部左翼学者が「国の儀式が現時点で天皇の国事行為の儀式と国葬しかないのなら、強い違和感を覚える」(宮間純一)と言っているが、左翼の「違和感」でしかない。法律論に「違和感」って何?

ちなみに宮間は近代史の学者で、法学者ではない。こんなやつを批判のために引っ張り出してきているのは東京新聞。なるほどな(苦笑)。得てしてこういうヤツは、菅直人を国葬にすると言ったら大賛成するような立ち位置だからね(生前に言って申し訳ないけど)。

話がちょっと逸れたが、では蓮舫は「法律根拠」があったらいいのか? 多分そうじゃないだろう。国葬に関する法律を作ったら作ったで、批判するのは目に見えている。

結論として、蓮舫が批判しているのは「イチャモン」(苦笑)。