チアリーディングの日本選手権(JAPAN CUP)が8月26日~28日に代々木第1体育館で開催された。

新型コロナの影響で日程や競技内容が一部変更されていたが、今年は3年ぶりに8月末開催に戻った。2020年に新設された「チアフルダンス」部門は廃止されたようだ。

日本一を争う部門は昨年から復活した「自由演技」部門。選手の発声は事前録音だが、ほぼコロナ前に戻った感がある。もちろん、諸々のコロナ対策は施されてはいるけど。



高校生部門の優勝は箕面自由学園。3年連続22回目の優勝。
予選263.5点(決勝持ち点132.0点)、決勝246.0点、合計378.0点
(動画は予選の演技)

出だしのタンブリングのシンクロも綺麗だし、その後のリワインドエクステンションアラベスク(3基)も見事だ。箕面自由学園は毎年アラベスク系が本当に綺麗だ。トリプルツイストも連発で、もうツイストは普通にトリプルの時代になったのね。凄いわ。

最近はトータッチにツイスト入れる構成が多いが、個人的にはツイストなしが好きなので、ラスト(センター)をトータッチ(1-1-1)で締めたのは良かったと思う。

決勝では2回落下があり得点を下げたが、見事な優勝だ。




準優勝は梅花高。
予選221.0点(決勝持ち点110.5点)、決勝238.0点、合計348.5点
(動画は予選の演技)

ダブルツイストエクステンションリバティからアラベスク、さらにヒールストレッチへつなぐ序盤は素晴らしかったが、その後のトリプルツイストが2基とも落下。惜しかった。その後は梅花がよくやる回転させて持上げる(技名知らない)のも決まっていた。ラストのダブルツイストは後ろに飛んでいた。落下が響いて予選は僅差だが4位。

決勝は落下なしで得点を上げ、見事準優勝。優勝を狙っていたと思うので、残念な結果かもしれないが。


箕面自由学園が珍しく決勝で得点を落としたが、準優勝の梅花高とは30点差で優勝。梅花高もそうだが、予選、決勝の2回ともノーミス(落下なし)での演技は難しいと言うことだね。演技構成がこれだけ複雑、かつ高度になるとなおさらのことだ。