中秋の名月2022
9月10日は「中秋の名月」。

「中秋の名月」は旧暦(太陰太陽暦)の8月15日に見える月のこと。今年も昨年同様満月だった。ちなみに来年(2023年)も満月だが、その次に「中秋の名月」が満月になるのは2030年になる。

旧暦の日付は新月からの日数で決まるが、満月は太陽・地球・月の位置関係で決まる。特に月の公転軌道が楕円形であり、新月から満月までにかかる日数が13.9日から15.6日の間で変化し、必ずしも15日間ではない。そのため「中秋の名月」=「満月」になる年と、ならない年がでてくる。

さらに言えば、今年は「中秋の名月」(つまりは旧暦の8月15日)は9月10日だが、これも年により1ヶ月前後する。昨年は9月21日、来年は9月29日になる。この先で一番遅いのは2025年の10月6日。

日付としては多少の前後があるが、「中秋の名月」が見られると「もう秋だなぁ」と感じるようになる。不思議なもので昼間はまだ暑くても、朝晩はすっかり涼しくなる。

ここのところすっきりしない天気が続いており、当日から翌日未明にかけても薄雲が多かったのだが、一時晴れてくれたので「中秋の名月」をクリアに見ることができた。