7月はいくつか天文イベントがあり、ちょっと期待していた。ところが残念なことに悉く悪天候に阻まれてしまった。梅雨が早く明けたので、期待していたのだが・・・。
まずは7月7日の「七夕」。ご存じの通り、年に1度「織姫」と「彦星」が天の川を渡って会うことのできる日とされる。
「織姫(こと座のベガ)」と「彦星(わし座のアルタイル)」、それに「はくちょう座のデネブ」で構成される「夏の大三角」は7月7日でなくても見ることはできる。「夏の大三角」と言われるが、春から初冬まで見らる。とは言え、別にロマンチストではなけど7月7日に眺めたいものだ。しかし、残念ながら当日は雨だった。
ついでに、7月7日の雨のことを「催涙雨(さいるいう)」という。七夕しか会うことの出来ない織姫と彦星が天の川を渡れなくなり、流す涙になぞらえている(異説・他説あり)。
7月14日未明は「スーパームーン」だった。スーパームーンは、その年に地球に最接近した満月のこと。毎年スパームーンの写真を撮っているが、残念ながら当日(深夜から明け方)は曇り(一時雨)だった。
7月15日から19日にかけて、「月と土星・木星が接近」していた。土星や木星を写す手段(天体望遠鏡など)を持っていないので、肉眼で見て楽しむ程度の予定だったが。
狙いは7月15日・16日の月と土星、7月18日・19日の月と木星の接近だったが・・・。ことごとく曇りや雨など。
7月21日、22日の「火星食」。これはもともと火星が見えるか分からなかったのだが、やっぱり雨や曇りだった。昼間は晴れたんだけどね。
7月26日、27日の「月(細い月)と金星の接近」。7月は明け方の金星が明るき輝く(明けの明星)。この組合わせが見えるのは7月だけではないが、7月のイベントとして期待していた。
昼間晴れたりしたのだが、結局明け方は曇り空。金星はおろか、月も見えなかった。
最後は7月30日にピークを迎えた「みずがめ座δ(デルタ)南流星群」。30日はほぼ新月だったので、かなりの好条件で見ることができると思っていた。しかも、この日はやぎ座α(アルファ)流星群もピークを迎えていたので、1時間当たり15個以上見えるといわれていた。
そして当日は晴天。猛暑日になったくらいの好天気。ところが夕方から激しい雷雨になり、流星群がピークとなる21時ころには曇り空。なんというタイミングの悪さ。
流星群は30日がピークで、その前後でも普通に見られる。だが31日も8月1日も激しい雷雨。群馬県には大雨警報や土砂災害警報まで出る始末。もういいや。
7月の天文イベントは通常なら梅雨空に阻まれて見られないのが普通なのだが、今年は6月末に梅雨が明けたので期待していた。まあ、そう天気は都合良く期待通りにはならないという典型だった。
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