高崎市の県立公園「群馬の森」にある朝鮮人労働者追悼碑(以下、追悼碑)の設置更新を巡る訴訟で、最高裁は管理団体側の上告を棄却する決定をした。これにより、管理団体側の請求を棄却した東京高裁判決が確定した。
(「群馬の森 朝鮮人追悼碑『不許可は適法』判決は当然」参照)
2014年に設置許可の取り消しを求める「請願」を県議会が採択したころから、朝日新聞を始めとする左派系メディアが群馬版のみならず、社会面まで駆使し「不許可」批判記事を書いていた。
朝日は管理団体側の「政治的発言」「政治集会化」には触れず、「多様性を認めず同調を求める世の中の雰囲気がある」「安倍政権の下で続いてきた日韓・日朝の緊張状態が、市民レベルで具現化した」と、まったく本質と関係ない方向に話を持っていっていた。そして「ヘイトスピーチと同様だ」とまで。
朝日新聞は追悼碑問題を利用し自社のイデオロギーを主張したとも言える、とんでもない記事だった。読者を特定の結論へ誘導しようとする意図があからさま過ぎて(苦笑)。
そんな朝日新聞は、今回の最高裁「上告棄却」に関しては淡々と伝えるのみ。俗に言う「ベタ記事」扱い。不許可は「多様性を認めず」「安倍が悪く」「ヘイトスピーチ」とまで主張していたのに。当時の主張の是非も含め、なにか論調する必要があるのではないのか?
朝日は都合が悪くなると途端に無口になる(苦笑)。あれだけ本質論からかけ離れたイデオロギー剥き出しのトンチンカン記事を書いておきながらだ。こういう態度が新聞メディアの信頼性を損ねている。
ところが、管理団体側の抗議集会は大々的に報じている。その中で管理団体側の「撤去には応じない」「県が強制撤去するなら実力で阻止する」などという暴言を、何の批判もなく報じている。署名は北野隆一。
どういう神経をしてるんだ! 朝日は確定判決を無視する管理団体を支持しているかのような報道だ。未だに法律・判決より自社のイデオロギー優先なのか? なぜ朝日は判決に従い群馬の森からの撤去したうえで、他所や他の方法で慰霊を考えるべきだと書かない?
記事に署名している北野は「吉田(清治)証言が否定されても、慰安婦問題全体が『うそ』や『捏造』だったとは言えないということだ」とか「植村氏は語句を間違えただけなのです」とか書いていたヤツだ。
(「朝日新聞記者の慰安婦捏造に関する認識はこの程度」参照)
こんなことをやっているから、ロイタージャーナリズム研究所の「デジタルニュースリポート2022」(ニュースへの信頼度調査)で、朝日は並み居る競合他社を抑え見事「最下位」に輝いている(朝日・毎日・読売・産経・日経・地方紙)。
国民が不要と考えている証左だ。早く廃刊することをお勧めする。
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