6月3日にテレ朝の「大下容子ワイド! スクランブル」を観る機会があった。ザッピングしていた際に少し視聴した。ネタは中国の「ゼロコロナ」政策。上海でロックダウンが解除さただの、住民の不満が大きいなどと報じていた。

大下やコメンテーターなどの出演者は中国を礼賛するわけではないが、かと言って大批判するわけでもなく、中国に嫌われない程度の中途半端なコメントに終始していた。まあ、中国をまともに批判できない(しない)テレ朝らしいけど。

その中で習近平の話題になった際、新華社が放送している習の足跡みたいな番組に対し、「習主席 意外な素顔も」とテロップを付けていた。

3期目を狙う習の個人崇拝を促すような番組に対してである。習が「子どものころからレンガほど分厚い本を読んでいた」など、事実かどうかも分からない内容のプロパガンダ番組だ。そんなものに事実前提で「意外な素顔も」とテロップを付けるテレ朝。呆れるしかない。

しかも大下を始め、出演者の誰もこのプロパガンダ番組を批判しない。どこぞの「将軍さま」を彷彿させるような番組なのに。中国さまに嫌われまいと一生懸命ってところか。

それにしても、こんなテロップを見ると製作スタッフの中にはゴリゴリの親中国派がいることを窺わせる。別に共産主義者がいようが親中国派がいようが構わないが、そういうことを隠して「中立に放送してます」みたいなポーズはテレ朝の欺瞞をよく示している。

テレ朝の報道姿勢は「中国さまぁ~」「習近平さまぁ~」だと、はっきり示すのが筋だと思うぞ。いいじゃないか、それでも観る人は観るんだから。これなら、ただの局員(社員)が上から目線で反日発言をしまくる朝のワイドショーの方が、よっぽどテレ朝らしいと言えるな。

テレ朝関連(一部)
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