朝日新聞12月24日の社説「東京五輪総括 あるべき姿にほど遠い」は、朝日新聞の相変わらずの「自分のことは棚に上げて」「よく言うわ」でしかない。
東京五輪組織委員会が決算見通しや大会を振り返る報告書をまとめたのだが、朝日は「市民・納税者への説明責任を果たし、失敗から教訓を導き、将来に生かす。そんな『あるべき総括』からかけ離れた内容と言わざるを得ない」だそうだ(苦笑)。
「あるべき総括」ねぇ。そう言う朝日は「東京五輪を中止しろ」と社説で主張したことの「総括」はきちんとしたのか?
朝日は五輪最終盤にあたる8月7日・8日に世論調査を行っている。その中で東京五輪の開催について聞いたところ「(開催は)良かった56%、良くなかった32%」と、開催を支持した人が過半数を超える結果となった。
これに焦った朝日は五輪閉幕直後に「感じたスポーツの原点 でも「『開催して良かった』だけでは終われない」(スポーツ部部長・志方浩文)との記事を載せた。内容は「(五輪の)理念がぁ~!」とか「有観客だったらあちこちで混乱が起きただろう」とか。
無観客で開催済みなのに「有観客だったら」なんて仮定で批判するバカさ加減。
(「朝日新聞は『東京五輪を中止しろ!』の総括が必要だな」参照)
ちなみに、NHKが9月から10月にかけて行った調査でも、東京五輪の開催を「とても良かった」「良かった」合わせて78%に達している。
朝日の今回の社説も同様だ。自分たちの主張は国民の多くから受け入れられてないことに対して、何か言うことはないのか? 自分たちはすっとぼけているのに、他人を批判するのだけは得意だな。
「東京五輪中止」は朝日が仕掛けた政治闘争だ。さらには日本の国家としての国際的な威信を低下させようとする企みでもある。そして朝日は負けた(朝日は認めたくないだろうが)。朝日が東京五輪に対して何か言うのは、自らの「総括」をしてからだ。それなくして朝日に発言権はない。
最後に、オレは個人的に「総括」という言葉が大嫌いだ。日本語として嫌いなわけではなく、その言葉を「暴力行為の正当化」に使った極左団体があるからだ。可能なら「総まとめ」とか「締める」とか、別の言葉を使いたい。
しかし朝日は「総括」という言葉が大好きなようだ。朝日に限らず、極左は好んで「総括」を使う。朝日も極左だからしょうがないのかもしれない。
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