12月19日は2021年最後の満月で、さらには今年最小の満月でもあった。一般的には最大満月を「スーパームーン」と言うが、最小満月には特に呼び名はない(一部のサイトでは「マイクロムーン」とか「ミニマムムーン」と書いていたが)。
実際の最小満月は19日の昼間の13:36で、地球との距離は約40万6,000km。最大満月(スーパームーン)は5月26日だったが、その距離は約35万7,000km。視直径で約12%小さく約22%暗くなるが、肉眼での判別は多分無理だろう。
アメリカの先住民は各月の満月に呼び名をつけていた(絵はウェザーニュースより)。これは季節を把握し農業のイベントに活用するため。12月は「コールドムーン」と言う。
日本でも「寒月」という言葉があるが、「冬の月」や「 寒い夜に光の冷たく冴えわたった月」との意味で、特に満月のみを表わすわけではない。また、冬の季語でもある。
今年は5月26日に「スーパームーンの皆既月食」、11月19日には「ほぼ皆既月食(約98%が欠ける)」があったのだが、いづれも薄曇りでいまいちのコンディションだった。最後の満月は晴天で良かったかな。
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「ほぼ皆既月食のブラッドムーンは雰囲気だけ見られた」
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