朝日新聞11月23日の社説「伊方原発 安全・安心は万全か」は、相変わらず朝日の「感情論に訴える」しか能の無い原発反対論だ。こんな社説を朝日信者は「そうだ、そうだっ!」って高揚して読んでいるのかと思うと、本当に気持ち悪い。

四国電力が伊方原発3号機を再稼働させると発表したことを受けて、四国電力は「あんなミスもした、こんなミスもした。だから再稼働は安心ではない」という短絡的なもの。確かにミスを指摘するのはいい。しかし、そのミスに対して原因分析はきちんとできているか。それに基づいた再発防止策はきちんと策定されているか。重要なのはこっちである。

朝日はこの点には一切触れないで、過去にミスをしたから「不安だ」と言っている。朝日の言うことを許容するなら、朝日はとっくの昔に廃刊していないとおかしい。

朝日は慰安婦捏造を「誤報」と言い張った。まあ「誤報」として逃げたのだが、こういう「ミス」をした朝日は安心な新聞社なのか? 朝日は第三者委の見解を原因分析・再発防止策としているようだが、世間はその身内感や不十分な分析を批判している。また、その後の論調が「誤報」をまったく反省していないから、今も批判されているのだ。

そんな朝日が「四国電力はミスをしたから不安だ。原発を動かすな」と書いている。だったら「朝日新聞はミスをした(本当は確信的捏造だが)から不安だ。新聞を出すな」ということになる。朝日はバカな新聞社だが、特大ブーメランを投げるのだけは上手い。ブーメランの名手と言えば、蓮舫か朝日かと言われる所以だ。

結局、朝日は伊方原発の再稼働を感情論で訴えるしかないことを、自ら暴露した。福島第一原発からの処理水を海洋排出する方針にも、同様の感情論でしか批判できていない。これも東電悪玉論を駆使している。

竹内敬二(退社、元編集委員)がウソ八百を書きなぐり、現在も村山知博(科学担当論説委員)や佐々木栄輔(編集委員)が「科学じゃない」と感情論で煽る。結果として「こんな東電に原発を動かす資格はない」と持っていく。今回の論調とまったく同じである。

逆に言えば、朝日は人間が感情で動くことをよく熟知しているとも言える。本来はその前提に正確な状況分析、科学的な技術論とデータ分析が必要なのは言うまでもないのだが、ここを端折って感情論のみが先行することの危うさ。

メディアがこういう手法をとることは非常に危険だ。朝日は自らの思想最優先でウソ・捏造記事を乱発する。世論を誘導するなどと傲慢な考えを持つ連中が、こういうことをしたら最早メディアとは呼べない。

だから極左連中のプロパガンダ紙と言われるのだ。